7.4. Pod の配置ルール
Kubernetes は、宣言型の配置ルールに基づいて Pod の配置を行います。内部クラスターの Red Hat OpenShift Data Foundation ベースサービスの配置ルールは、以下のように要約できます。
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ノードには
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storageキーでラベルが付けられます。 - ノードは、擬似障害ドメインに分類されます (何も存在しない場合)。
- 高可用性が必要なコンポーネントは障害ドメインに分散されます。
- ストレージデバイスはそれぞれの障害ドメインでアクセスできる必要があります。
これにより、少なくとも 3 つのノードがあり、既存の トポロジーラベル が存在する場合にノードは 3 つの異なるラックまたはゾーン障害ドメインにある必要があります。
追加のデバイスセットには、3 つの障害ドメインのそれぞれにストレージデバイスがあり、Pod が消費するのに十分なリソースが必要になります。手動の配置ルールはデフォルトの配置ルールを上書きするのに使用できますが、通常この方法はベアメタルのデプロイメントにのみ適しています。
障害が発生した場合でも、CPU リソースおよび RAM リソースがすべての障害ドメインで利用できる状態を維持します。デフォルトでは、割り当ては 6 つの CPU および 15 GB の RAM です。このデフォルト設定への変更またはバッキングストアの追加は、リソース計画で考慮する必要があります。