2.3. Web IDE GitHub アクションで試す
Try in Web IDE GitHub アクション を GitHub リポジトリーワークフローに追加すると、レビュー担当者は Red Hat がホストする Eclipse Che でプルリクエストを迅速にテストできます。このアクションは、プルリクエストイベントをリッスンし、コメント、ステータスチェック、またはその両方を作成してファクトリー URL を提供することでこれを実現します。このファクトリー URL は、Red Hat がホストする Eclipse Che のプルリクエストブランチから新しいワークスペースを作成します。
Che ドキュメントリポジトリー (https://github.com/eclipse/che-docs) は、レビュー担当者がプルリクエストを迅速にテストする際にTry in Web IDE GitHub アクションが役立つ実際の例です。最近のプルリクエストに移動してファクトリー URL を開き、ワークフローを体験してください。
図2.2 Try in Web IDE GitHub アクションによって作成されたプルリクエストコメント。バッジをクリックすると、レビュー担当者がプルリクエストをテストするための新しいワークスペースが開きます。
図2.3 Try in Web IDE GitHub アクションによって作成されたプルリクエストステータスチェック。"Details" リンクをクリックすると、レビュー担当者がプルリクエストをテストするための新しいワークスペースが開きます。
2.3.1. GitHub リポジトリーワークフローへのアクションの追加
このセクションでは、Try in Web IDE GitHub アクションを GitHub リポジトリーワークフローに統合する方法について説明します。
前提条件
- GitHub リポジトリー
- GitHub リポジトリーのルートにある devfile。
手順
-
GitHub リポジトリーに、
.github/workflows
ディレクトリーを作成します (まだ存在しない場合)。 以下の内容で、
.github/workflows
ディレクトリーにexample.yml
ファイルを作成します。例2.1 example.yml
name: Try in Web IDE example on: pull_request_target: types: [opened] jobs: add-link: runs-on: ubuntu-20.04 steps: - name: Web IDE Pull Request Check id: try-in-web-ide uses: redhat-actions/try-in-web-ide@v1 with: # GitHub action inputs # required github_token: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }} # optional - defaults to true add_comment: true # optional - defaults to true add_status: true
このコードスニペットは、
redhat-actions/try-in-web-ide
コミュニティーアクションのv1
バージョンを実行するジョブを使用して、Try in Web IDE example
という名前のワークフローを作成します。ワークフローは、opened
アクティビティータイプのpull_request_target
イベント でトリガーされます。オプションで、
on.pull_request_target.types
フィールドからアクティビティータイプを設定し、ワークフローがトリガーされるタイミングをカスタマイズします。reopened
およびsynchronize
などのアクティビティータイプが役立つ場合があります。例2.2
opened
およびsynchronize
アクティビティータイプの両方でワークフローをトリガーするon: pull_request_target: types: [opened, synchronize]
-
オプションで、
example.yml
内でadd_comment
およびadd_status
GitHub アクション入力を設定します。これらの入力は Try in Web IDE GitHub アクションに送信され、コメントとステータスチェックを行うかどうかをカスタマイズします。
2.3.2. devfile の指定
ファクトリー URL によって作成されるワークスペースの開発環境を定義するために、リポジトリーのルートディレクトリーに devfile を指定することが推奨されます。これにより、ワークスペースには、プラグイン、開発コマンド、その他の環境セットアップなど、ユーザーがプルリクエストを確認するために必要なものがすべて含まれています。
Che ドキュメントリポジトリーの devfile は、明確に定義された有効な devfile の例です。