3.10. RBAC リソースの自動作成の無効化
Red Hat OpenShift Pipelines Operator のデフォルトインストールは、^(openshift|kube)-*
正規表現パターンに一致する namespace を除き、クラスター内のすべての namespace について複数のロールベースアクセス制御 (RBAC) リソースを作成します。これらの RBAC リソースの中で、pipelines-scc-rolebinding
SCC (security context constraint) のロールバインディングリソースは、関連する pipelines-scc
SCC に RunAsAny
権限があるため、セキュリティー上の問題となる可能性があります。
Red Hat OpenShift Pipelines Operator のインストール後にクラスター全体の RBAC リソースの自動作成を無効にするには、クラスター管理者は、クラスターレベルの TektonConfig
カスタムリソース (CR) で createRbacResource
パラメーターを false
に設定します。
TektonConfig
CR の例
apiVersion: operator.tekton.dev/v1alpha1 kind: TektonConfig metadata: name: config spec: params: - name: createRbacResource value: "false" ...
クラスター管理者または適切な権限を持つユーザーとして、すべての namespace の RBAC リソースの自動作成を無効にすると、デフォルトの ClusterTask
リソースは機能しません。ClusterTask
リソースを機能させるには、それぞれの意図された namespace について RBAC リソースを手動で作成する必要があります。