3.10. RBAC リソースの自動作成の無効化


Red Hat OpenShift Pipelines Operator のデフォルトインストールは、^(openshift|kube)-* 正規表現パターンに一致する namespace を除き、クラスター内のすべての namespace について複数のロールベースアクセス制御 (RBAC) リソースを作成します。これらの RBAC リソースの中で、pipelines-scc-rolebinding SCC (security context constraint) のロールバインディングリソースは、関連する pipelines-scc SCC に RunAsAny 権限があるため、セキュリティー上の問題となる可能性があります。

Red Hat OpenShift Pipelines Operator のインストール後にクラスター全体の RBAC リソースの自動作成を無効にするには、クラスター管理者は、クラスターレベルの TektonConfig カスタムリソース (CR) で createRbacResource パラメーターを false に設定します。

TektonConfig CR の例

apiVersion: operator.tekton.dev/v1alpha1
kind: TektonConfig
metadata:
  name: config
spec:
  params:
  - name: createRbacResource
    value: "false"
...

警告

クラスター管理者または適切な権限を持つユーザーとして、すべての namespace の RBAC リソースの自動作成を無効にすると、デフォルトの ClusterTask リソースは機能しません。ClusterTask リソースを機能させるには、それぞれの意図された namespace について RBAC リソースを手動で作成する必要があります。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.