第7章 buildah-ns Tekton タスクの使用
buildah-ns Tekton タスクは、Docker デーモンなどのコンテナーランタイムデーモンを必要とせずに、Open Container Initiative (OCI) イメージをビルドします。このタスクは buildah を使用し、ユーザー namespace の分離を適用してセキュリティーを強化します。
ビルドが成功すると、タスクによって次の結果が生成されます。
- 完全修飾イメージ名
- イメージの SHA256 ダイジェスト
buildah-ns タスクは機能的には標準の buildah Tekton タスクと同じですが、カーネルレベルでのコンテナーの分離を改善するために追加のセキュリティーメカニズムを適用します。
7.1. buildah と buildah-ns タスクの違い リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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buildah-ns タスクは、セキュリティーに重点を置いた次の変更を加えて標準の buildah タスクを拡張します。
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タスク名: タスクの名前は
buildahではなくbuildah-nsです。 アノテーション: タスクには、自動ユーザー namespace マッピングを有効にするセキュリティーアノテーションが含まれています。
io.kubernetes.cri-o.userns-mode: "auto" io.openshift.builder: "true"
io.kubernetes.cri-o.userns-mode: "auto" io.openshift.builder: "true"Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - セキュリティーモデル: ユーザー namespace の分離により、特権の分離が改善され、潜在的なコンテナーエスケープ脆弱性の影響が制限されます。