付録A イメージの設定パラメーター
以下のキーは、glance image-update
および glance image-create
の両コマンドの property
オプションに使用することができます。
$ glance image-update IMG-UUID --property architecture=x86_64
イメージのプロパティーを使用して設定した動作は、フレーバーを使用して設定した動作よりも優先されます。詳しい説明は、「フレーバーの管理」を参照してください。
対象コンポーネント | キー | 説明 | サポートされている値 |
---|---|---|---|
all |
アーキテクチャー |
ハイパーバイザーがサポートする必要のある CPU アーキテクチャー (例: |
|
all |
hypervisor_type |
ハイパーバイザーのタイプ |
|
all |
instance_uuid |
スナップショットイメージの場合に、このイメージを作成するのに使用したサーバーの UUID |
有効なサーバーの UUID |
all |
kernel_id |
AMI 形式のイメージをブートする際にカーネルとして使用する必要のある Image サービスに保管されているイメージの ID |
有効なイメージ ID |
all |
os_distro |
オペレーティングシステムのディストリビューションの一般名 (小文字。libosinfo project と同じデータボキャブラリーを使用)。このフィールドで認識済みの値のみを指定します。認識済みの値の検索で役立つように、非推奨の値を以下にリストします。 |
|
all |
os_version |
ディストリビューターによって指定されるオペレーティングシステムのバージョン |
バージョン番号 (例:「11.10」) |
all |
ramdisk_id |
AMI 形式のイメージをブートする際に ramdisk として使用する必要のある、Image サービスに保管されているイメージの ID |
有効なイメージ ID |
all |
vm_mode |
仮想マシンのモード。仮想マシンに使用されるホスト/ゲストの ABI (アプリケーションバイナリーインターフェース) を示します。 |
|
libvirt API ドライバー |
hw_disk_bus |
ディスクデバイスの接続先となるディスクコントローラーのタイプを指定します。 |
|
libvirt API ドライバー |
hw_numa_nodes |
インスタンスに公開する NUMA ノードの数 (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
整数。NUMA トポロジー定義の詳しい例は、「メタデータの追加」で「hw:NUMA_def key」を参照してください。 |
libvirt API ドライバー |
hw_numa_mempolicy |
NUMA のメモリー割り当てポリシー (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
「strict」に設定すると、インスタンスのメモリーが、バインディングされている NUMA ノードから割り当てられます (uma_nodes が指定されている場合にはデフォルト) 。「preferred」に設定すると、カーネルは別のノードを使用してフォールバックすることが可能となります。これは、「hw:numa_nodes」パラメーターが「1」に設定されている場合に有用です。 |
libvirt API ドライバー |
hw_numa_cpus.0 |
vCPU N-M から NUMA ノード 0 へのマッピング (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
整数のコンマ区切りリスト |
libvirt API ドライバー |
hw_numa_cpus.1 |
vCPU N-M から NUMA ノード 1 へのマッピング (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
整数のコンマ区切りリスト |
libvirt API ドライバー |
hw_numa_mem.0 |
N GB の RAM から NUMA ノード 0 へのマッピング (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
整数 |
libvirt API ドライバー |
hw_numa_mem.1 |
N GB の RAM から NUMA ノード 1 へのマッピング (フレーバーの定義はオーバーライドしません) |
整数 |
libvirt API ドライバー |
hw_qemu_guest_agent |
ゲストエージェントのサポート。 |
|
libvirt API ドライバー |
hw_rng_model |
乱数生成器をイメージのインスタンスに追加します。インスタンスのフレーバーを設定することにより、クラウド管理者は、デバイスの動作を有効化して制御することができます。デフォルトでは以下のように設定されます。
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|
libvirt API ドライバー |
hw_scsi_model |
VirtIO SCSI (virtio-scsi) の使用を有効にして、コンピュートインスタンスのブロックデバイスアクセスを提供します。デフォルトでは、インスタンスは VirtIO Block (virtio-blk) を使用します。VirtIO SCSI とは、より高いスケーラビリティーとパフォーマンスを提供する、高度な SCSI ハードウェア対応の準仮想化 SCSI コントローラーデバイスです。 |
|
libvirt API ドライバー |
hw_video_model |
使用されるビデオイメージドライバー |
|
libvirt API ドライバー |
hw_video_ram |
ビデオイメージの最大 RAM。フレーバーの |
整数 (MB 単位。例: 「64」) |
libvirt API ドライバー |
hw_watchdog_action |
サーバーがハングした場合に指定したアクションを実行する仮想ハードウェアウォッチドッグデバイスを有効にします。このウォッチドッグは、i6300esb デバイスを使用します (PCI Intel 6300ESB をエミュレート)。 |
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libvirt API ドライバー |
os_command_line |
デフォルトではなく、libvirt ドライバーで使用されるカーネルコマンドライン。Linux Containers (LXC) の場合は、この値が初期化の引数として使用されます。このキーは、Amazon カーネル、ramdisk、またはマシンイメージ (aki、ari、または ami) にのみ有効です。 | |
libvirt API ドライバーおよび VMware API ドライバー |
hw_vif_model |
使用する仮想ネットワークインターフェースデバイスのモデルを指定します。 |
設定したハイパーバイザーによって有効なオプションは異なります。
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VMware API ドライバー |
vmware_adaptertype |
ハイパーバイザーが使用する仮想 SCSI または IDE コントローラー |
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VMware API ドライバー |
vmware_ostype |
イメージにインストールされているオペレーティングシステムを示す VMware GuestID。この値は、仮想マシンの作成時にハイパーバイザーに渡されます。指定しなかった場合には、このキーの値はデフォルトで |
thinkvirt.com を参照してください。 |
VMware API ドライバー |
vmware_image_version |
現在は使用されていません。 |
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XenAPI ドライバー |
auto_disk_config |
true に指定した場合には、ディスク上の root パーティションは、インスタンスがブートする前に自動的にリサイズされます。この値は、Xen ベースのハイパーバイザーを XenAPI ドライバーと共に使用する場合にのみ Compute サービスによって考慮されます。Compute サービスは、イメージに単一のパーティションがあり、かつそのパーティションが |
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XenAPI ドライバー |
os_type |
イメージ上にインストールされるオペレーティングシステム。 XenAPI ドライバーには、イメージの |
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