第3章 GCS 認証情報ファイルの作成とダウンロード


バックアップに Google Cloud にアクセスし、使用するには、Block Storage サービスには Google 認証情報が必要です。サービスアカウントキー を作成して、これらの認証情報を Block Storage に提供することができます。

  1. Google アカウントで Google デベロッパーコンソール (http://console.developers.google.com) にログインします。
  2. Credentials タブをクリックします。そこから、Create credentials ドロップダウンメニューから Service account key を選択します。

    creds create

  3. 次の画面(サービスアカウントキーの作成)で、Block Storage サービスが Service account ドロップダウンメニューから使用するサービスアカウントを選択します。

    creds json compengine

  4. 同じ画面で、Keyの種類のセクションから JSON を選択し、作成 をクリックします。

    次に、ブラウザーはキーをデフォルトのダウンロード場所にダウンロードします。

    creds key

  5. ファイルを開き、project_id パラメーターの値を書き留めておきます。

    {
      "type": "service_account",
      "project_id": "cloud-backup-1370",
    ...

    /etc/cinder/Cloud-Backup.json キーは、4章環境ファイルの作成 で後ほど使用されます(特に project_id の値とファイルへの絶対パス)。

  6. 鍵ファイルを任意のコントローラーノードの /etc/cinder/ にコピーします。そこから、/etc/cinder/cinder.conf のキーファイルのユーザー、グループ、およびパーミッションを変更します。これにより、Block Storage サービスがこれを使用できるようにします。

    # cp Cloud-Backup.json /etc/cinder/
    # chown cinder:cinder /etc/cinder/Cloud-Backup.json
    # chmod 0600 /etc/cinder/Cloud-Backup.json
  7. 各コントローラーノードの同じ場所にキーファイルをコピーします(つまり、/etc/cinder/Cloud-Backup.json)。rsync -a を使用して、パーミッションと所有権の設定が保持されるようにします。

    # rsync -a /etc/cinder/Cloud-Backup.json root@CONTROLLERHOST:/etc/cinder/

    CONTROLLERHOST をターゲットコントローラーのホスト名に置き換えます。

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