第3章 GCS 認証情報ファイルの作成とダウンロード
バックアップに Google Cloud にアクセスし、使用するには、Block Storage サービスには Google 認証情報が必要です。サービスアカウントキー を作成して、これらの認証情報を Block Storage に提供することができます。
- Google アカウントで Google デベロッパーコンソール (http://console.developers.google.com) にログインします。
Credentials
タブをクリックします。そこから、Create credentials
ドロップダウンメニューからService account key
を選択します。次の画面(
サービスアカウントキーの作成
)で、Block Storage サービスがService account
ドロップダウンメニューから使用するサービスアカウントを選択します。同じ画面で、
Key
の種類のセクションからJSON
を選択し、作成
をクリックします。次に、ブラウザーはキーをデフォルトのダウンロード場所にダウンロードします。
ファイルを開き、
project_id
パラメーターの値を書き留めておきます。{ "type": "service_account", "project_id": "cloud-backup-1370", ...
/etc/cinder/Cloud-Backup.json キーは、4章環境ファイルの作成 で後ほど使用されます(特に
project_id
の値とファイルへの絶対パス)。鍵ファイルを任意のコントローラーノードの /etc/cinder/ にコピーします。そこから、/etc/cinder/cinder.conf のキーファイルのユーザー、グループ、およびパーミッションを変更します。これにより、Block Storage サービスがこれを使用できるようにします。
# cp Cloud-Backup.json /etc/cinder/ # chown cinder:cinder /etc/cinder/Cloud-Backup.json # chmod 0600 /etc/cinder/Cloud-Backup.json
各コントローラーノードの同じ場所にキーファイルをコピーします(つまり、/etc/cinder/Cloud-Backup.json)。
rsync -a
を使用して、パーミッションと所有権の設定が保持されるようにします。# rsync -a /etc/cinder/Cloud-Backup.json root@CONTROLLERHOST:/etc/cinder/
CONTROLLERHOST をターゲットコントローラーのホスト名に置き換えます。