2.5. Open vSwitch の OpenFlow インターフェイスの変更
Red Hat OpenStack Platform 13 では、Networking サービス (neutron) が使用する Python 2.7 と、Open vSwitch が OpenFlow ルールの管理に依存する python-ryu
ライブラリーとの組み合わせが、適切に機能しません。
neutron Open vSwitch (OVS) エージェントが OVS に接続する際にタイムアウトが発生する場合は、OpenFlow インターフェイスおよび OVS データベースオプションの値を変更する必要があります。
前提条件
- RHOSP 13 で Open vSwitch を使用している。
手順
アンダークラウドホストに stack ユーザーとしてログインして、カスタム YAML 環境ファイルを作成します。
例
$ vi /home/stack/templates/my-ovs-environment.yaml
ヒントOrchestration サービス (heat) は、テンプレートと呼ばれるプランのセットを使用して環境をインストールおよび設定します。カスタム環境ファイルを使用して、オーバークラウドの要素をカスタマイズすることができます。このファイルは、heat テンプレートをカスタマイズするための特別な種別のテンプレートです。
YAML 環境ファイルの
parameter_defaults
セクションに次の Puppet 変数を追加します。parameter_defaults: ExtraConfig: neutron::agents::ml2::ovs::of_interface: ovs-ofctl neutron::agents::ml2::ovs::ovsdb_interface: vsctl ...
重要単独のコロン (:) と値の間に空白文字を追加するようにしてください。
コア heat テンプレート、環境ファイル、およびこの新しいカスタム環境ファイルを指定して、
openstack overcloud deploy
コマンドを実行します。重要後で実行される環境ファイルで定義されているパラメーターとリソースが優先されることになるため、環境ファイルの順序は重要となります。
例
$ openstack overcloud deploy --templates \ -e [your-environment-files] \ -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/services/my-ovs-environment.yaml
関連資料
- オーバークラウドの高度なカスタマイズの Puppet: 個別のノードの Hieradata のカスタマイズ
- オーバークラウドの高度なカスタマイズの 環境ファイル
- オーバークラウドの高度なカスタマイズの オーバークラウド作成時の環境ファイルの追加