5.5. 変更した horizon イメージの生成
カスタムテーマの作成が完了したら、自分専用のテーマを有効にして使用する新たなコンテナーイメージを作成することができます。dockerfile により、元の horizon イメージをベースとして使用し、新たなコンテナーイメージを生成します。dockerfile の例を以下に示します。
このファイルを dockerfileという名前でご自分の horizon-themes ディレクトリーに保存します。
dockerfile を使用して新たなイメージを生成するには、以下のコマンドを実行します。
sudo podman build . -t "192.168.24.1:8787/rhosp15-rhel8/openstack-horizon-mytheme:0-1"
sudo podman build . -t "192.168.24.1:8787/rhosp15-rhel8/openstack-horizon-mytheme:0-1"
-t オプションで、生成されるイメージに名前およびタグを付けます。このオプションには、以下の構文を使用します。
[LOCATION]/[NAME]:[TAG]
[LOCATION]/[NAME]:[TAG]
- LOCATION
- これは通常、最終的にオーバークラウドがイメージをプルするのに使用するコンテナーレジストリーの場所です。ここでは、このイメージをアンダークラウドのコンテナーレジストリーにプッシュするので、この項目をアンダークラウドの IP アドレスおよびポートに設定します。
- NAME
-
一貫性を保つため、通常は元のコンテナーイメージと同じ名前で、その後はご自分のテーマの名前になります。この場合、
rhosp15-rhel8/openstack-horizon-mythemeになります。 - TAG
-
イメージのタグです。Red Hat では、基本的にこのタグに
versionラベルとreleaseラベルを使用し、この表記法に従うことを推奨します。このイメージの新しいバージョンを生成する場合には、releaseの数字を増やします (例:0-2)。
生成されたイメージをアンダークラウドのコンテナーレジストリーにプッシュします。
podman push 192.168.24.1:8787/rhosp15-rhel8/openstack-horizon-mytheme:0-1
$ podman push 192.168.24.1:8787/rhosp15-rhel8/openstack-horizon-mytheme:0-1
Red Hat OpenStack Platform を更新またはアップグレードする場合には、新しい horizon イメージにテーマを再度適用し、変更したイメージの新しいバージョンをアンダークラウドにプッシュする必要があります。