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5.6. 電源異常からの自動復帰の設定

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Bare Metal Provisioning サービス (ironic) には、ノードの電源、クリーニング、およびレスキューアボートの失敗を記録する文字列フィールド fault があります。

表5.1 Ironic ノードの異常
異常説明

power failure

電源の同期に失敗したため (リトライ回数の最大値の超過)、ノードはメンテナーンスモードに移行しています。

clean failure

クリーニング操作に失敗したため、ノードはメンテナーンスモードに移行しています。

rescue abort failure

レスキューアボート時のクリーニング操作に失敗したため、ノードはメンテナーンスモードに移行しています。

none

異常は発生していません。

Conductor は、このフィールドの値を定期的に確認します。Conductor が power failure の状態を検出し、ノードの電源の復旧に成功すると、ノードはメンテナーンスモードから抜け出し動作状態に戻ります。

注記

オペレーターが手動でノードをメンテナーンスモードに切り替えた場合には、Conductor が自動的にノードをメンテナーンスモードから移行させることはありません。

デフォルトの間隔は 300 秒ですが、hieradata を使用して director からこの間隔を設定することができます。

前提条件

手順

  • 以下の hieradata を追加して、カスタムの復帰間隔を設定します。

    ironic::conductor::power_failure_recovery_interval

    電源異常からの自動復帰を無効にするには、値を 0 に設定します。

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