第4章 Integration Test Suite (tempest) リソースのクリーンアップ
OpenStack Integration Test Suite (tempest) を使用してデプロイメントを検証する前に、--init-saved-state
フラグを指定して cleanup
コマンドを実行します。このコマンドは、環境をスキャンしてリソース (ネットワーク、ボリューム、イメージ、フレーバー、プロジェクト、ユーザーなど) を検出します。検出されたリソースは、saved_state.json
というファイルに保存されます。tempest cleanup
コマンドが実行すると、saved_state.json
ファイルに記録されていないすべてのリソースが削除されます。
前提条件
- Integration Test Suite のパッケージが含まれる OpenStack 環境。詳しい情報は、director を使用した Integration Test Suite のインストール を参照してください。
- OpenStack 環境に対応する Integration Test Suite 設定。詳細は、ワークスペースの作成 参照してください。
- 1 つ以上の完了した Integration Test Suite 検証テスト。
4.1. ドライランの実行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クリーンアップを実行する前にドライランを実行します。ドライランは、Integration Test Suite が実際にファイルを削除せずに、クリーンアップによって削除されるファイルをリスト表示します。dry_run.json
ファイルには、クリーンアップによって削除されるファイルのリストが含まれます。
手順
ドライランを完了します。
tempest cleanup --dry-run
# tempest cleanup --dry-run
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dry_run.json
ファイルをチェックして、クリーンアップにより環境に必要なファイルが削除されないようにします。