6.8. OVN トラブルシューティングコマンドのエイリアスの作成
ovn_controller
コンテナーで ovn-nbctl show
などの OVN コマンドを実行します。コンテナーはコントローラーノードおよび Compute ノードで実行します。コマンドへのアクセスを簡素化するには、エイリアスを定義するスクリプトを作成し source コマンドでスクリプトファイルを読み込みます。
前提条件
- デフォルトのメカニズムドライバーとして ML2/OVN を使用する Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント
手順
OVN コンテナーにアクセスするために必要な権限を持つユーザーとしてコントローラーホストにログインします。
例
$ ssh tripleo-admin@controller-0.ctlplane
実行する
ovn
コマンドが含まれるシェルスクリプトファイルを作成します。例
vi ~/bin/ovn-alias.sh
ovn
コマンドを追加して、スクリプトファイルを保存します。例
この例では、
ovn-sbctl
コマンド、ovn-nbctl
コマンド、およびovn-trace
コマンドがエイリアスファイルに追加されています。REMOTE_IP=$(sudo ovs-vsctl get open . external_ids:ovn-remote) NBDB=$(echo $REMOTE_IP | sed 's/6642/6641/g') SBDB=$REMOTE_IP alias ovn-sbctl="sudo podman exec ovn_controller ovn-sbctl --db=$SBDB" alias ovn-nbctl="sudo podman exec ovn_controller ovn-nbctl --db=$NBDB" alias ovn-trace="sudo podman exec ovn_controller ovn-trace --db=$SBDB"
- Compute ホストで、この手順のステップを繰り返します。
検証
source コマンドでスクリプトファイルを読み込みます。
例
# source ovn-alias.sh
コマンドを実行して、スクリプトファイルが正しく動作することを確認します。
例
# ovn-nbctl show
出力例
switch 26ce22db-1795-41bd-b561-9827cbd81778 (neutron-f8e79863-6c58-43d0-8f7d-8ec4a423e13b) (aka internal_network) port 1913c3ae-8475-4b60-a479-df7bcce8d9c8 addresses: ["fa:16:3e:33:c1:fc 192.168.254.76"] port 1aabaee3-b944-4da2-bf0a-573215d3f3d9 addresses: ["fa:16:3e:16:cb:ce 192.168.254.74"] port 7e000980-59f9-4a0f-b76a-4fdf4e86f27b type: localport addresses: ["fa:16:3e:c9:30:ed 192.168.254.2"]
関連情報
-
ovn-nbctl --help
コマンド -
ovn-sbctl --help
コマンド -
ovn-trace --help
コマンド