検索

オーバークラウドのパラメーター

download PDF
Red Hat OpenStack Platform 17.1

Red Hat OpenStack Platform オーバークラウドのコアテンプレートコレクションをカスタマイズするためのパラメーター

OpenStack Documentation Team

概要

このガイドには、Orchestration サービス (heat) を使用した OpenStack のデプロイメントで使用される可能性のあるパラメーターがリストされています。パラメーターと定義は上アップストリームのソースコードから抽出されており、リストされているすべてのパラメーターがサポートされる構成で使用できるわけではありません。

本ガイドについて

警告

このガイドは、アップストリームの OpenStack ソースコードに埋め込まれたコメントから自動的に生成されています。したがって、このガイドに記載されているすべてのパラメーターが実稼働環境でサポートされているわけではありません。実際にサポートされるパラメーターに関する情報を見つけるには、サポート対象のユースケースを説明する関連ガイドを参照してください。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ)

Red Hat ドキュメントに対するご意見をお聞かせください。ドキュメントの改善点があればお知らせください。

Jira でドキュメントのフィードバックを提供する

ドキュメントに関するフィードバックを提供するには、Create Issue フォームを使用します。Red Hat OpenStack Platform Jira プロジェクトで Jira Issue が作成され、フィードバックの進行状況を追跡できます。

  1. Jira にログインしていることを確認してください。Jira アカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成してフィードバックを送信してください。
  2. Create Issue をクリックして、Create Issue ページを開きます。
  3. Summary フィールドと Description フィールドに入力します。Description フィールドに、ドキュメントの URL、章またはセクション番号、および問題の詳しい説明を入力します。フォーム内の他のフィールドは変更しないでください。
  4. Create をクリックします。

第1章 オーバークラウドのパラメーター

オーバークラウドパラメーターを使用してオーバークラウド機能を変更できます。パラメーターを設定するには、選択したパラメーターとその値を環境ファイルの parameter_defaults セクションに追加し、openstack overcloud deploy コマンドでその環境ファイルを含めます。

第2章 オーバークラウドのコアパラメーター

オーバークラウドのコアパラメーターを使用して、一般的なオーバークラウド設定を変更できます。

パラメーター説明

AddVipsToEtcHosts

ネットワーク別の仮想 IP を各ノードの /etc/hosts に追加するには、True に設定します。デフォルト値は True です。

AdminPassword

OpenStack Networking (neutron) の監視、クエリー等に使用する keystone 管理アカウントのパスワード

CloudDomain

ホストに使用する DNS ドメイン。これは、アンダークラウドで設定されている overcloud_domain_name と一致する必要があります。デフォルト値は localdomain です。

CloudName

そのクラウドの DNS 名。デフォルト値は overcloud.localdomain です。

CloudNameCtlplane

そのクラウドのコントロールプレーンエンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.ctlplane.localdomain です。

CloudNameInternal

そのクラウドの内部 API エンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.internalapi.localdomain です。

CloudNameStorage

そのクラウドのストレージエンドポイントの DNS 名(例: ci-overcloud.storage.tripleo.org)。デフォルト値は overcloud.storage.localdomain です。

CloudNameStorageManagement

そのクラウドのストレージ管理エンドポイントの DNS 名。デフォルト値は overcloud.storagemgmt.localdomain です。

ControlFixedIPs

コントロールプレーンの固定仮想 IP を定義します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

ControlPlaneSubnet

アンダークラウドの OpenStack Networking (neutron) コントロールプレーンのサブネットの名前。デフォルト値は ctlplane-subnet です。

ControlPlaneSubnetCidr

コントロールプレーンネットワークのサブネット CIDR。このパラメーターは、ctlplane サブネットの cidr 属性から自動的に解決されます。

DeployedServerPortMap

ctlplane ネットワークまたはオーバークラウドの IP アドレス範囲から固定 IP を割り当てるために使用されます。

DeployIdentifier

このパラメーターを一意の値に設定すると、OpenStack Orchestration (heat) stack-update で設定を行うデプロイメントタスクが再度実行されます。

DeploymentServerBlacklist

トリガーされたデプロイメントからブロックリスト登録するサーバーのホスト名のリスト。

EndpointMapOverride

計算された EndpointMap をオーバーライドするのに使用することができます。

ExternalVirtualFixedIPs

ExternalVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します(例: [{ip_address:'1.2.3.4'}])。

ExtraConfig

クラスターに挿入する追加の hiera 設定

ExtraHostFileEntries

/etc/hosts に追記する追加のホストエントリーのリスト

GlobalConfigExtraMapData

各ノードで設定する追加の global_config_settings データのマッピング

HypervisorNeutronPhysicalBridge

各ハイパーバイザーで作成する Open vSwitch ブリッジ。このパラメーターのデフォルトは br-ex で、コントロールプレーンノードと同じです。これにより、Open vSwitch エージェントの設定が統一されます。通常、この値は変更する必要はありません。デフォルト値は br-ex です。

HypervisorNeutronPublicInterface

HypervisorNeutronPhysicalBridge に追加するインターフェイス。デフォルト値は nic1 です。

InternalApiVirtualFixedIPs

InternalApiVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

KeystoneRegion

エンドポイント用の OpenStack Identity (keystone) リージョン。デフォルト値は regionOne です。

NetConfigDataLookup

事前にプロビジョニングされたノードを使用している場合は、特定のノードの os-net-config マッピングを設定します。NetConfigDataLookup heat パラメーターの設定は、ノード定義ファイル overcloud-baremetal-deploy.yamlnet_config_data_lookup プロパティーと同等です。事前にプロビジョニングされたノードを使用していない場合は、ノード定義ファイルで NIC マッピングを設定する必要があります。

NetworkConfigWithAnsible

ansible フラグを含む NetworkConfig。デフォルト値は True です。

NeutronControlPlaneID

コントロールプレーンネットワークの ID または名前。デフォルト値は ctlplane です。

NeutronPhysicalBridge

外部ネットワークにアクセスするために作成する OVS ブリッジ。デフォルト値は br-ex です。

NeutronPublicInterface

外部ブリッジに接続するインターフェイス。デフォルト値は nic1 です。

NodeCreateBatchSize

ノード作成の最大バッチサイズ。バッチサイズは、32 ノードを超過しないことを推奨します。デフォルト値は 30 です。

NovaAdditionalCell

これがデフォルトのセルに追加するセルかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

NovaLocalMetadataPerCell

nova-metadata API サービスがセルごとにデプロイされていることを示します。この場合、マルチセルデプロイメントでのパフォーマンスとデータの分離性が向上します。OpenStack Networking (neutron) の設定方法に応じて、この設定の使用を検討する必要があります。ネットワークが複数セルにまたがる場合は、nova-metadata API サービスをグローバルに実行しなければならない場合があります。ネットワークがセル境界でセグメント化されている場合は、セルごとに nova-metadata API サービスを実行できます。セルごとに nova-metadata API サービスを実行する際には、対応する nova-metadata API サービスを参照するように各 OpenStack Networking (neutron) metadata-agent を設定する必要もあります。デフォルト値は false です。

PublicVirtualFixedIPs

PublicVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

RabbitCookieSalt

RabbitMQ クッキーのソルト。無作為に生成される RabbitMQ クッキーを強制的に変更するには、この値を変更します。デフォルト値は unset です。

RootStackName

スタック/プランの名前

ServerMetadata

オーバークラウドでノードを作成するために OpenStack Compute (nova) に渡される追加のプロパティーまたはメタデータ。OpenStack Compute (nova) メタデータ API 経由でアクセスできます。

StorageMgmtVirtualFixedIPs

StorageMgmgVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

StorageVirtualFixedIPs

StorageVirtualInterface ポートの IP 割り当てを制御します。値には [{ip_address:'1.2.3.4'}] の形式を使用します。

UndercloudHostsEntries

/etc/hosts に追記するアンダークラウドホストエントリーのリスト。この値には、デプロイの実行中に tripleoclient によって、アンダークラウドの HEAT_HOSTS エントリーの値が入力されます。

UpdateIdentifier

stack-update の実行中に前回使用されなかった値を設定すると、全ノードでパッケージの更新がトリガーされます。

第3章 ロールベースのパラメーター

オーバークラウドのロールベースのパラメーターを使用して、特定のオーバークラウドコンポーザブルロールの動作を変更できます。_ROLE_ はロール名に置き換えます。たとえば、_ROLE_Count には ControllerCount を使用します。

パラメーター説明

_ROLE_AnyErrorsFatal

config-download Ansible Playbook を実行する際に any_errors_fatal の値を設定します。デフォルト値は yes です。

_ROLE_ControlPlaneSubnet

このロールの ctlplane ネットワーク上のサブネット名デフォルト値は ctlplane-subnet です。

_ROLE_Count

1 つのロールにデプロイするノード数。デフォルト値は 1 です。

_ROLE_ExtraConfig

クラスターに挿入する、ロール固有の追加の hiera 設定

_ROLE_ExtraGroupVars

オプションの追加 Ansible グループ変数

_ROLE_HostnameFormat

ノードのホスト名の形式。%index% はノードのインデックス (例: 0/1/2) に、%stackname% はスタック名 (例: overcloud) に置き換えられる点に注意してください。デフォルト値は %stackname%-_role_-%index% です。

_ROLE_LocalMtu

アンダークラウドの local_interface に使用する MTU。デフォルト値は 1500 です。

_ROLE_MaxFailPercentage

config-download Ansible Playbook を実行する際に max_fail_percentage の値を設定します。デフォルト値は 0 です。

_ROLE_NetConfigOverride

os-net-config 設定のオーバーライドに使用されるカスタム JSON データ。アンダークラウドのカスタムネット設定を簡単に渡す手段を提供するために、tripleoclient の net_config_override パラメーターが使用するためのものです。

_ROLE_NetworkConfigTemplate

ROLE NetworkConfig テンプレート。

_ROLE_NetworkConfigUpdate

"True" に設定すると、オーバークラウドで既存のネットワークが更新されます。このパラメーターは、NetworkDeploymentActions で以前提供されていた機能を置き換えます。デフォルトでは "False" に設定されており、新規ノードのみネットワークが設定されます。これはロールベースのパラメーターです。デフォルト値は False です。

_ROLE_Parameters

サービスに提供される任意のロール固有のパラメーター

_ROLE_RemovalPolicies

特定リソースの削除が必要な更新の実行時に、そのロールの ResourceGroup から削除されるリソースのリスト

_ROLE_RemovalPoliciesMode

更新を実行する際の、ROLE ResourceGroup の RemovalPolicies に対する変更の処理方法。デフォルトモードの append の場合には、既存のブラックリストに追加します。update の場合には、ブラックリストを置き換えます。デフォルト値は append です。

_ROLE_SchedulerHints

OpenStack Compute (nova) に渡すオプションのスケジューラーヒント

_ROLE_ServiceNetMap

ロール固有の ServiceNetMap オーバーライド。提供されるマップは、ServiceNetMap を ROLE_ServiceChain リソースおよび _ROLE リソースグループに渡す際にグローバルの ServiceNetMap とマージされます。例: _ROLE_ServiceNetMap: NovaLibvirtNetwork: internal_api_leaf2

_ROLE_Services

ROLE のロール上にインストールする必要のある各サービスのネストされたスタックを表すサービスリソースのリスト (OpenStack Orchestration (heat) resource_registry で設定される)

第4章 デバッグパラメーター

以下のパラメーターにより、サービス単位でデバッグモードを設定することができます。Debug パラメーターは、全サービスのグローバルパラメーターとして機能し、サービスごとのパラメーターは個別のサービス上のグローバルパラメーターの効果をオーバーライドすることができます。

パラメーター説明

BarbicanDebug

OpenStack Key Manager (barbican) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

CinderDebug

OpenStack Block Storage (cinder) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

ConfigDebug

設定管理 (Puppet 等) をデバッグモードで実行するかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

デバッグ

全サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

DesignateDebug

Designate サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

GlanceDebug

OpenStack Image Storage (glance) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

HeatDebug

OpenStack Orchestration (heat) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

HorizonDebug

OpenStack Dashboard (horizon) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

IronicDebug

OpenStack Bare Metal (ironic) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

KeystoneDebug

OpenStack Identity (keystone) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

ManilaDebug

OpenStack Shared File Systems (manila) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

MemcachedDebug

Memcached サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

NeutronDebug

OpenStack Networking (neutron) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

NovaDebug

OpenStack Compute (nova) サービスのデバッグを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

OctaviaDebug

True に設定すると、OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) サービスのデバッグが有効になります。デフォルト値は false です。

第5章 カーネルパラメーター

カーネルパラメーターを使用して、カーネルの動作を変更できます。

パラメーター説明

BridgeNfCallArpTables

sysctl net.bridge.bridge-nf-call-arptables キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

BridgeNfCallIp6Tables

sysctl net.bridge.bridge-nf-call-ip6tables キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

BridgeNfCallIpTables

sysctl net.bridge.bridge-nf-call-iptables キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

ExtraKernelModules

読み込む追加のカーネルモジュールのハッシュ

ExtraKernelPackages

インストールする追加のカーネル関連パッケージのリスト

ExtraSysctlSettings

適用する追加の sysctl 設定のハッシュ

FsAioMaxNumber

カーネルは aio メモリーをオンデマンドで割り当て、この数により並列 aio リクエストの数が制限されます。制限が大きい場合の唯一の欠点は、悪意のあるゲストが並列リクエストを発行し、カーネルにメモリーを確保させる可能性があることです。この数を少なくとも 128 * (ホスト上の仮想ディスクの数) に設定します。Libvirt はデフォルトの 1M リクエストを使用して 8k ディスクを許可し、すべてのディスクが同時に aio リクエストにヒットした場合、最大で 64M のカーネルメモリーを使用します。デフォルト値は 0 です。

InotifyInstancesMax

sysctl fs.inotify.max_user_instances キーを設定します。デフォルト値は 1024 です。

InotifyIntancesMax

sysctl fs.inotify.max_user_instances キーを設定します。デフォルト値は 1024 です。

KernelDisableIPv6

sysctl net.ipv6.{default/all}.disable_ipv6 キーを設定します。デフォルト値は 0 です。

KernelIpForward

net.ipv4.ip_forward キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

KernelIpNonLocalBind

net.ipv{4,6}.ip_nonlocal_bind キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

KernelIpv4ConfAllRpFilter

net.ipv4.conf.all.rp_filter キーを設定します。デフォルト値は 1 です。

KernelIpv6ConfAllForwarding

net.ipv6.conf.all.forwarding キーを設定します。デフォルト値は 0 です。

KernelPidMax

sysctl kernel.pid_max キーを設定します。デフォルト値は 1048576 です。

NeighbourGcThreshold1

sysctl net.ipv4.neigh.default.gc_thresh1 の値を設定します。これは ARP キャッシュに保持されるエントリーの数の最小値です。キャッシュ内にあるエントリーがこの数より少ない場合、ガベージコレクターは実行されません。デフォルト値は 1024 です。

NeighbourGcThreshold2

sysctl net.ipv4.neigh.default.gc_thresh2 の値を設定します。これは ARP キャッシュに保持されるエントリーの数のソフト最大値です。エントリー数がこの値を超えても、5 秒間ガベージコレクターは実行されません。デフォルト値は 2048 です。

NeighbourGcThreshold3

sysctl net.ipv4.neigh.default.gc_thresh3 の値を設定します。これは ARP キャッシュに保持されるエントリーの数のハード最大値です。キャッシュ内にこの数を超えるエントリーがある場合、必ずガベージコレクターが実行されます。デフォルト値は 4096 です。

第6章 DNS (designate) パラメーター

DNS パラメーターを使用して、designate サービスを変更できます。

パラメーター説明

DesignateBindQueryLogging

BIND でのクエリーのロギングを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

DesignateManagedResourceEmail

ゾーン SOA に設定するメールアドレスを設定します。設定しない場合、サービスのデフォルトが使用されます。

DesignateMdnsProxyBasePort

外部/パブリックアクセスネットワーク上の MiniDNS プロキシーエンドポイントのベースポートを設定します。デフォルト値は 16000 です。

DesignateMinTTL

許可される最小の TTL を秒単位で設定します。デフォルト値は 0 で、パラメーターは未設定のままになります。デフォルト値は 0 です。

DesignateWorkers

Designate サービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

UnboundAllowedCIDRs

Unbound 経由でクエリーを実行できる CIDR のリスト。例: [192.0.2.0/24, 198.51.100.0/24]。

UnboundAllowRecursion

false の場合、Unbound は要求を再帰的に解決しようとしません。ローカル情報を使用したクエリーにのみ応答します。デフォルト値は true です。

UnboundDesignateIntegration

デプロイ済みのバインドされていないサーバーをデフォルトリゾルバーとして使用して neutron の設定を無効にするには、false に設定します。デフォルト値は true です。

UnboundForwardFallback

true の場合、転送されたクエリーが SERVFAIL を受信すると、Unbound は標準の再帰的解決としてリクエストを処理します。デフォルト値は true です。

UnboundForwardResolvers

Unbound に応答がない場合に Unbound が解決リクエストを転送する DNS リゾルバー IP アドレスのリスト (オプションのポートを含む)。例: [192.0.2.10, 192.0.2.20@53]。

UnboundLogQueries

true の場合、Unbound はクエリーリクエストをログに記録します。デフォルト値は false です。

UnboundSecurityHarden

true の場合、Unbound は Unbound サービスのセキュリティーに影響を与える可能性がある特定のクエリーをブロックします。デフォルト値は true です。

第7章 Bare Metal (ironic) パラメーター

ベアメタルパラメーターを使用して ironic サービスを変更できます。

パラメーター説明

AdditionalArchitectures

有効にする追加のアーキテクチャーのリスト

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

IPAImageURLs

IPA イメージの URL。形式は ["http://path/to/kernel", "http://path/to/ramdisk"] とする必要があります。

IronicAutomatedClean

自動消去を有効または無効にします。自動消去を無効にすると、セキュリティー上の問題が生じ、再ビルド時にデプロイメントに失敗する場合があります。この機能の無効化がもたらす影響を理解した上で、このパラメーターを False に設定してください。デフォルト値は true です。

IronicCleaningDiskErase

初回のデプロイメントおよび再デプロイメントの前に行うディスク消去の種類。完全に消去するには full を指定します。ディスクの metadata (パーティションテーブル) のみをクリーンアップするメタデータ。デフォルト値は full です。

IronicCleaningNetwork

ベアメタルノードの消去に使用するオーバークラウドネットワークの名前または UUID。初期のデプロイメント時 (ネットワークがまだ作成されていない時点) には provisioning に設定し、デプロイ後のスタック更新時に実際の UUID に変更します。デフォルト値は provisioning です。

IronicConductorGroup

OpenStack Bare Metal (ironic) Conductor グループの名前

IronicConfigureSwiftTempUrlKey

"direct" および "ansible" デプロイインターフェイスで使用する Swift の一時 URL を設定するかどうかを定義します。デフォルト値は true です。

IronicCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの "元" ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

IronicDefaultBootInterface

デフォルトで使用するブートインターフェイスの実装。何も設定しない場合は空のままにします。ハードウェアタイプが設定されたブートインターフェイスに対応していない場合は、機能しない可能性があります。これは、作成時のデフォルトをオーバーライドします。通常の状況では、有効なブートインターフェイスとハードウェアタイプの順序付けられた結合によりデフォルトが決まります。

IronicDefaultBootMode

ノードの driver_info、ケイパビリティー、または "instance_info" 設定でブートモードが明示的に要求されない場合に使用するデフォルトのブートモード。bios または uefi のいずれか。デフォルト値は uefi です。

IronicDefaultBootOption

ベアメタルインスタンスのブート方法。ローカルのブートローダーを使用するには local に設定します (パーティションイメージには grub2 が必要です)。PXE/iPXE を使用してコントローラーからインスタンスをブートするようにするには、netboot に設定します。デフォルト値は local です。

IronicDefaultDeployInterface

デフォルトで使用するデプロイインターフェイスの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空白のままにします。

IronicDefaultInspectInterface

デフォルトで使用する検査インターフェイスの実装。ハードウェア種別のデフォルトを使用する場合には、空白のままにします。

IronicDefaultNetworkInterface

デフォルトで使用されるネットワークインターフェイスの実装。フラットなプロバイダーネットワークを使用するには、flat に設定します。他のネットワーク種別と特定の高度なネットワーク機能を有効にするために OpenStack Bare Metal (ironic) が OpenStack Networking (neutron) ML2 ドライバーと対話するようにするには、neutron に設定します。IronicProvisioningNetwork を正しく設定する必要があります。デフォルト値は flat です。

IronicDefaultRescueInterface

使用するデフォルトレスキューの実装。"agent" レスキューには互換性のある RAM ディスクを使用する必要があります。デフォルト値は agent です。

IronicDefaultResourceClass

新しいノードで使用するデフォルトのリソースクラス

IronicDeployLogsStorageBackend

RAM ディスクログの保管に使用するバックエンドで、"local" または "swift" のいずれかです。デフォルト値は local です。

IronicDhcpv6StatefulAddressCount

DHCPv6 ステートフルネットワークでのプロビジョニング、クリーニング、レスキュー、または検査用に作成されるポートに割り当てる IPv6 アドレスの数。チェーンローディングプロセスのステージごとに、異なる CLID/IAID のアドレスが必要です。同一ではない識別子のために、ブートプロセスの各ステップが正常にアドレスをリースできるようにするために、ホスト用に複数のアドレスを確保する必要があります。デフォルト値は 4 です。

IronicEnabledBiosInterfaces

有効にする BIOS インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-bios'] です。

IronicEnabledBootInterfaces

有効にするブートインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipxe', 'pxe'] です。

IronicEnabledConsoleInterfaces

有効にするコンソールインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool-socat', 'no-console'] です。

IronicEnabledDeployInterfaces

有効にするデプロイインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['direct'] です。

IronicEnabledHardwareTypes

有効にする OpenStack Bare Metal (ironic) のハードウェア種別。デフォルト値は ['ipmi', 'redfish'] です。

IronicEnabledInspectInterfaces

有効にする検査インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-inspect'] です。

IronicEnabledManagementInterfaces

有効にする管理インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'noop', 'redfish'] です。

IronicEnabledNetworkInterfaces

有効にするネットワークインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['flat', 'neutron'] です。

IronicEnabledPowerInterfaces

有効にする電源インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'redfish'] です。

IronicEnabledRaidInterfaces

有効にする RAID インターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-raid', 'agent'] です。

IronicEnabledRescueInterfaces

有効にするレスキューインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['no-rescue', 'agent'] です。

IronicEnabledStorageInterfaces

有効にするストレージインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['cinder', 'noop'] です。

IronicEnabledVendorInterfaces

有効にするベンダーインターフェイスの実装。各ハードウェア種別に対して、少なくとも 1 つ適切な実装を有効にする必要があります。デフォルト値は ['ipmitool', 'no-vendor'] です。

IronicEnableNovaPowerNotifications

nova への電源状態変更コールバックのサポートを有効化/無効化します。デフォルト値は true です。

IronicEnableStagingDrivers

ステージングドライバーの使用を有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

IronicForcePowerStateDuringSync

同期中、電源状態を強制的に変更するかどうか。デフォルト値は true です。

IronicImageDownloadSource

"direct" デプロイインターフェイスのイメージ配信メソッド。Object Storage の一時 URL の場合には "swift" を使用し、ローカルの HTTP サーバー (iPXE 用と同じ) の場合には "http" を使用します。デフォルト値は http です。

IronicInspectorCollectors

IPA 検査コレクターのコンマ区切りリスト。デフォルト値は default,logs です。

IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver

新規検出されたノードに使用するデフォルトのドライバー (IronicInspectorEnableNodeDiscovery が True に設定されている必要があります)。このドライバーは、enabled_drivers に自動的に追加されます。デフォルト値は ipmi です。

IronicInspectorEnableNodeDiscovery

OpenStack Bare Metal (ironic) でイントロスペクションの RAM ディスクを PXE ブートする未知のノードを ironic-inspector が登録するようにします。新規ノードに使用するデフォルトのドライバーは IronicInspectorDiscoveryDefaultDriver パラメーターによって指定されます。このドライバーは、イントロスペクションのルールを使用して指定することもできます。デフォルト値は false です。

IronicInspectorExtraProcessingHooks

デフォルトリストに追記するプロセスフックのコンマ区切りリスト。デフォルト値は extra_hardware,lldp_basic,local_link_connection,physnet_cidr_map です。

IronicInspectorInterface

検査の dnsmasq がリッスンするネットワークインターフェイス。デフォルト値は br-ex です。

IronicInspectorIpRange

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これは、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって割り当てられる範囲と重なってはいけませんが、ironic-inspector に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがないため、設定は必須です。

IronicInspectorIPXEEnabled

検査に iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は true です。

IronicInspectorKernelArgs

OpenStack Bare Metal (ironic) インスペクターのカーネル引数。デフォルト値は ipa-inspection-dhcp-all-interfaces=1 ipa-collect-lldp=1 ipa-debug=1 です。

IronicInspectorStorageBackend

イントロスペクションデータを保存するためのストレージバックエンド。デフォルト値は none です。

IronicInspectorSubnets

検査プロセス中にノードに提供される一時的な IP 範囲。これらの範囲は、OpenStack Networking (neutron) DHCP によって提供される範囲と重なってはなりませんが、ironic-inspector API に戻るようにルーティングする必要があります。このオプションには有意なデフォルトがなく、設定は必須です。

IronicInspectorUseSwift

非推奨: 代わりに IronicInspectorStorageBackend を使用してください。イントロスペクションデータの保管に Swift を使用するかどうか。デフォルト値は true です。

IronicIpVersion

PXE ブートに使用する IP バージョン。デフォルト値は 4 です。

IronicIPXEEnabled

デプロイメントに PXE の代わりに iPXE を使用するかどうか。デフォルト値は true です。

IronicIPXEPort

iPXE の使用時にイメージの提供に使用するポート。デフォルト値は 8088 です。

IronicIPXETimeout

IPXE のタイムアウト (秒単位)。タイムアウトを無効にするには 0 に設定します。デフォルト値は 60 です。

IronicIPXEUefiSnpOnly

SNP (Simple Network Protocol) iPXE EFI を使用するかどうか。true に設定すると ipxe-snponly EFI が使用されます。デフォルト値は true です。

IronicPassword

Bare Metal サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

IronicPowerStateChangeTimeout

電源操作が完了するのを待機する秒数。つまり、ベアメタルノードが目的の電源状態になるまで待機します。タイムアウトとなると、電源操作は障害と見なされます。デフォルト値は 60 です。

IronicProvisioningNetwork

IronicDefaultNetworkInterfaceneutron に設定されている場合に、ベアメタルノードのプロビジョニングに使用されるオーバークラウドネットワークの名前または UUID。初期のデプロイメント時 (ネットワークがまだ作成されていない時点) には provisioning に設定し、デプロイ後のスタック更新時に実際の UUID に変更します。デフォルト値は provisioning です。

IronicRescuingNetwork

IronicDefaultRescueInterface が "no-rescue" に設定されていない場合に、ベアメタルノードのレスキューに使用される オーバークラウド ネットワークの名前または UUID。デフォルト値の "provisioning" は、初期のデプロイメント中 (ネットワークがまだ作成されていない間) はそのまま使用することができますが、デプロイメント後のスタックの更新時には実際の UUID に変更する必要があります。デフォルト値は provisioning です。

IronicRpcTransport

メッセージングブローカーや JSON RPC など、コンダクターと API プロセス間のリモートプロシージャーコールのトランスポート

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

PortPhysnetCidrMap

IP サブネット CIDR から物理ネットワークへのマッピング。physnet_cidr_map 処理フックが有効になっている場合、ベアメタルポートの physical_network プロパティーは、このマッピングに基づいて入力されます。例: PortPhysnetCidrMap: 10.10.10.0/24: physnet_a 2001:db8::/64: physnet_b.

第8章 Block Storage (cinder) パラメーター

ブロックストレージパラメーターを使用して cinder サービスを変更できます。

パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

AuthCloudName

認証に使用する clouds.yaml のエントリー。

CephClusterFSID

Ceph クラスター FSID。UUID でなければなりません。

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

CephConfigPath

Ceph クラスター設定ファイルがホストに保存されているパス。デフォルト値は /var/lib/tripleo-config/ceph です。

CephExternalMultiConfig

追加の外部 Ceph クラスターを設定する際に適用される追加のオーバーライドを記述するマッピングのリスト。このリストが空でない場合には、初回の実行と同じパラメーターを使用して count(list) の回数 ceph-ansible が追加を実行します。ただし、各マッピング内のそれぞれのパラメーターがデフォルト値を上書きします。以下の設定を使用した場合、2 回目の実行でも以前とすべて同じパラメーターで ceph2 クラスターを使用するようにオーバークラウドが設定されます。ただし、/etc/ceph/ceph2.conf の mon_host エントリーには、デフォルトの CephExternalMonHost ではなく以下の external_cluster_mon_ips の値が含まれます。以降の ceph-ansible の実行は、Ceph クライアントだけに制限されます。CephExternalMultiConfig を使用して、OpenStack Orchestration (heat) スタック内に追加の内部 Ceph クラスターをデプロイすることはできません。各リストのマッピングには、tripleo-heat-template パラメーターではなく ceph-ansible パラメーターが含まれている必要があります。- cluster: ceph2 fsid: e2cba068-5f14-4b0f-b047-acf375c0004a external_cluster_mon_ips: 172.18.0.5,172.18.0.6,172.18.0.7 keys: - name: "client.openstack" caps: mgr: "allow *" mon: "profile rbd" osd: "osd: profile rbd pool=volumes, profile rbd pool=backups, profile rbd pool=vms, profile rbd pool=images" key: "AQCwmeRcAAAAABAA6SQU/bGqFjlfLro5KxrB1Q==" mode: "0600" dashboard_enabled: false

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

CinderApiWsgiTimeout

OpenStack Block Storage (cinder) API WSGI の接続がタイムアウトするまでの秒数。デフォルト値は 60 です。

CinderBackupOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

CinderCronDbPurgeAge

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age)。デフォルト値は 30 です。

CinderCronDbPurgeDestination

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/cinder/cinder-rowsflush.log です。

CinderCronDbPurgeHour

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Hour)。デフォルト値は 0 です。

CinderCronDbPurgeMaxDelay

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

CinderCronDbPurgeMinute

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Minute)。デフォルト値は 1 です。

CinderCronDbPurgeMonth

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

CinderCronDbPurgeMonthday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

CinderCronDbPurgeUser

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (User)。デフォルト値は cinder です。

CinderCronDbPurgeWeekday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

CinderDefaultVolumeType

OpenStack Block Storage (cinder) のデフォルトボリュームタイプの名前。デフォルト値は tripleo です。

CinderEnableDBPurge

OpenStack Block Storage (cinder) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は true です。

CinderEnableIscsiBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の iSCSI バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は true です。

CinderEnableNfsBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の NFS バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

CinderEnableNVMeOFBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の NVMeOF バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

CinderEnableRbdBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の Rbd バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

CinderEtcdLocalConnect

OpenStack Block Storage (cinder) を A/A で実行する際に、Etcd ネットワークのローカル IP を使用して Etcd に接続するかどうかを定義します。true に設定すると、ローカルノード上の IP が使用されます。false に設定すると、Etcd ネットワークの仮想 IP が使用されます。デフォルトは false です。デフォルト値は false です。

CinderImageConversionNfsOptions

OpenStack Block Storage (cinder) イメージ変換ディレクトリー用に NFS 共有を使用する場合の NFS マウントオプション。デフォルト値は _netdev,bg,intr,context=system_u:object_r:container_file_t:s0 です。

CinderImageConversionNfsShare

設定すると、OpenStack Block Storage (cinder) イメージ変換ディレクトリーに NFS 共有が使用されます。

CinderISCSIAvailabilityZone

OpenStack Block Storage (cinder) iSCSI バックエンドのアベイラビリティーゾーン。このパラメーターを設定すると、デフォルトの CinderStorageAvailabilityZone がオーバーライドされます。

CinderISCSIHelper

cinder で使用する iSCSI ヘルパー。デフォルト値は lioadm です。

CinderISCSIProtocol

iSCSI に TCP (iscsi) または iSER RDMA (iser) を使用するかどうかを定義します。デフォルト値は iscsi です。

CinderLVMConfigureVG

LVM ドライバーが使用する cinder-volumes VG を設定するかどうか。無効にすると (False に設定すると)、cinder-volumes VG が他の方法で作成されていれば、LVM ドライバーは機能します。デフォルト値は true です。

CinderLVMLoopDeviceSize

cinder LVM ドライバーが使用するループバックファイルのサイズ。デフォルト値は 10280 です。

CinderNasSecureFileOperations

セキュリティーが強化された NFS ファイルの操作を有効にするかどうかを制御します。有効な値は autotrue、または false です。CinderEnableNfsBackend が true の場合に有効です。デフォルト値は false です。

CinderNasSecureFilePermissions

セキュリティーが強化された NFS ファイルへのアクセス権限を有効にするかどうかを制御します。有効な値は autotrue、または false です。CinderEnableNfsBackend が true の場合に有効です。デフォルト値は false です。

CinderNfsAvailabilityZone

OpenStack Block Storage (cinder) NFS バックエンドのアベイラビリティーゾーン。このパラメーターを設定すると、デフォルトの CinderStorageAvailabilityZone がオーバーライドされます。

CinderNfsMountOptions

OpenStack Block Storage (cinder) NFS バックエンドが使用する NFS マウント用のマウントオプション。CinderEnableNfsBackend が true の場合に有効です。デフォルト値は context=system_u:object_r:container_file_t:s0 です。

CinderNfsServers

OpenStack Block Storage (cinder) NFS バックエンドが使用する NFS サーバー。CinderEnableNfsBackend が true の場合に有効です。

CinderNfsSnapshotSupport

NFS ドライバーのスナップショットのサポートを有効にするかどうかを定義します。CinderEnableNfsBackend が true の場合に有効です。デフォルト値は false です。

CinderNVMeOFAvailabilityZone

NVMeOF OpenStack Block Storage (cinder) バックエンドのアベイラビリティーゾーン。このパラメーターを設定すると、デフォルトの CinderStorageAvailabilityZone がオーバーライドされます。

CinderNVMeOFTargetProtocol

ターゲットプロトコル。サポートされる値は nvmet_rdma および nvmet_tcp です。デフォルト値は nvmet_rdma です。

CinderPassword

cinder サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

CinderRbdAvailabilityZone

OpenStack Block Storage (cinder) RBD バックエンドのアベイラビリティーゾーン。このパラメーターを設定すると、デフォルトの CinderStorageAvailabilityZone がオーバーライドされます。

CinderRbdBackendName

OpenStack Block Storage (cinder) RBD バックエンド名のリスト。デフォルト値は tripleo_ceph です。

CinderRbdExtraPools

OpenStack Block Storage (cinder) の RBD バックエンドに使用する追加の Ceph プールのリスト。追加の OpenStack Block Storage (cinder) RBD バックエンドドライバーは、このリストの各プールに作成されます。これは、CinderRbdPoolName に関連付けられた標準の RBD バックエンドドライバーに追加されます。

CinderRbdFlattenVolumeFromSnapshot

スナップショットの依存関係を削除するために、スナップショットから作成された RBD ボリュームをフラット化する必要があるかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

CinderRbdMultiConfig

複数の RBD バックエンドを設定する際の設定のディクショナリー。ハッシュキーはバックエンドの名前で、値はそのバックエンドに固有のパラメーター値のディクショナリーです。以下のパラメーターが必須であり、CephExternalMultiConfig で定義された対応する値と一致する必要があります。CephClusterName (CephExternalMultiConfig エントリーの cluster と一致する必要があります) CephClusterFSID (CephExternalMultiConfig エントリーの fsid と一致する必要があります)。以下のパラメーターはオプションであり、対応するパラメーターのデフォルト値をオーバーライドします。CephClientUserName CinderRbdPoolName CinderRbdExtraPools CinderRbdAvailabilityZone CinderRbdFlattenVolumeFromSnapshot.

CinderRbdPoolName

cinder ボリュームに使用する Ceph プール。デフォルト値は volumes です。

CinderRpcResponseTimeout

cinder の RPC 応答のタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 60 です。

CinderStorageAvailabilityZone

OpenStack Block Storage (cinder) サービスのストレージアベイラビリティーゾーン。デフォルト値は nova です。

CinderVolumeCluster

cinder-volume サービスを active-active (A/A) 設定でデプロイするために使用するクラスター名。この設定は、OpenStack Block Storage (cinder) バックエンドドライバーが A/A 設定をサポートすること、および cinder-volume サービスが Pacemaker により管理されないことが条件です。これらの条件が満たされない場合には、クラスター名を空白のままにする必要があります。

CinderVolumeOptEnvVars

オプションの環境変数のハッシュ

CinderVolumeOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

CinderWorkers

Block Storage サービスのワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は、物理ノードにある仮想 CPU コア数と同じ数値です。

ClusterCommonTag

false に設定すると、Pacemaker サービスはコンテナーイメージ名にフローティングタグを使用するように設定されます (例: REGISTRY/NAMESPACE/IMAGENAME:pcmklatest)。true に設定すると、サービスは、cluster.common.tag/IMAGENAME:pcmklatest などのフローティング接頭辞も使用します。デフォルト値は false です。

ClusterFullTag

true に設定すると、Pacemaker サービスはコンテナーイメージ名に完全定数タグを使用します (例: cluster.common.tag/SERVICENAME:pcmklatest)。デフォルト値は true です。

DockerCinderVolumeUlimit

OpenStack Block Storage (cinder) ボリュームコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072'] です。

EnableEtcdInternalTLS

残りの内部 API ネットワークが TLS を使用している場合でも etcd および cinder-volume サービスが cinder のロックマネージャーに TLS を使用するかどうかを制御します。デフォルト値は true です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

MultipathdEnable

マルチパスデーモンを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

第9章 Ceph Storage パラメーター

Ceph Storage パラメーターを使用して Ceph Storage クラスターを変更できます。

パラメーター説明

CephAnsibleDisksConfig

ディスクの設定。デフォルト値は {'devices': [], 'osd_scenario': 'lvm', 'osd_objectstore': 'bluestore'} です。

CephAnsibleEnvironmentVariables

デフォルトをオーバーライドする Ansible 環境変数のマッピング

CephAnsibleExtraConfig

ceph-ansible Playbook の追加の変数

CephAnsiblePlaybook

実行する ceph-ansible Playbook へのパスのリスト。指定しない場合には、実施中の操作のタイプ (デプロイ/更新/アップグレード) に応じて Playbook が自動的に決定されます。デフォルト値は ['default'] です。

CephAnsiblePlaybookVerbosity

ansible-playbook コマンドに渡される、-v-vv 等に対応する数値。デフォルト値は 1 です。

CephAnsibleRepo

正しい ceph-ansible パッケージをインストールするのに使用すべきリポジトリー。この値を tripleo-validations で使用して、正しい ceph-ansible バージョンがインストールされていることを再確認することができます。デフォルト値は centos-ceph-nautilus です。

CephAnsibleSkipClient

このブール値 (true の場合) は、ceph-ansible タグの ceph_client を --skip-tags リストに追加することで、ceph-ansible クライアントロールの実行を防ぎます。デフォルト値は true です。

CephAnsibleSkipTags

スキップする ceph-ansible タグのリスト。デフォルト値は package-install,with_pkg です。

CephAnsibleWarning

特定のシナリオでは、警告は表示するがエラーにはしないためにこの検証パラメーターが必要です。パッケージはシステムにインストールされているがレポジトリーが無効なためです。デフォルト値は true です。

CephCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

CephClientKey

Ceph クライアントのキー。現在は、外部の Ceph デプロイメントでの OpenStack ユーザーキーリング作成のみに使用されています。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephClusterFSID

Ceph クラスター FSID。UUID でなければなりません。

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

CephConfigOverrides

ceph.conf にダンプする追加の設定

CephConfigPath

Ceph クラスター設定ファイルがホストに保存されているパス。デフォルト値は /var/lib/tripleo-config/ceph です。

CephDashboardAdminPassword

ダッシュボードコンポーネントの管理者パスワード

CephDashboardAdminRO

読み取り専用の管理ユーザーを設定するのに使用されるパラメーター。デフォルト値は true です。

CephDashboardAdminUser

ダッシュボードコンポーネントの管理ユーザー。デフォルト値は admin です。

CephDashboardPort

ceph ダッシュボードポートを定義するパラメーター。デフォルト値は 8444 です。

CephEnableDashboard

ダッシュボードのデプロイメントのトリガーに使用されるパラメーター。デフォルト値は false です。

CephExternalMonHost

外部で管理される Ceph Mon Host IP のリスト。外部の Ceph デプロイメントにのみ使用されます。

CephExternalMultiConfig

追加の外部 Ceph クラスターを設定する際に適用される追加のオーバーライドを記述するマッピングのリスト。このリストが空でない場合には、初回の実行と同じパラメーターを使用して count(list) の回数 ceph-ansible が追加を実行します。ただし、各マッピング内のそれぞれのパラメーターがデフォルト値を上書きします。以下の設定を使用した場合、2 回目の実行でも以前とすべて同じパラメーターで ceph2 クラスターを使用するようにオーバークラウドが設定されます。ただし、/etc/ceph/ceph2.conf の mon_host エントリーには、デフォルトの CephExternalMonHost ではなく以下の external_cluster_mon_ips の値が含まれます。以降の ceph-ansible の実行は、Ceph クライアントだけに制限されます。CephExternalMultiConfig を使用して、OpenStack Orchestration (heat) スタック内に追加の内部 Ceph クラスターをデプロイすることはできません。各リストのマッピングには、tripleo-heat-template パラメーターではなく ceph-ansible パラメーターが含まれている必要があります。- cluster: ceph2 fsid: e2cba068-5f14-4b0f-b047-acf375c0004a external_cluster_mon_ips: 172.18.0.5,172.18.0.6,172.18.0.7 keys: - name: "client.openstack" caps: mgr: "allow *" mon: "profile rbd" osd: "osd: profile rbd pool=volumes, profile rbd pool=backups, profile rbd pool=vms, profile rbd pool=images" key: "AQCwmeRcAAAAABAA6SQU/bGqFjlfLro5KxrB1Q==" mode: "0600" dashboard_enabled: false

CephExtraKeys

デプロイされた Ceph クラスター上に作成される追加の鍵を記述するマッピングのリスト。Ansible モジュール ceph-ansible/library/ceph_key.py を使用します。リストの各項目は次に例示する形式でなければなりません (例: name: "client.glance" caps: mgr: "allow *" mon: "profile rbd" osd: "profile rbd pool=images" key: "AQBRgQ9eAAAAABAAv84zEilJYZPNuJ0Iwn9Ndg==" mode: "0600")。

CephGrafanaAdminPassword

grafana コンポーネントの管理者パスワード

CephIPv6

IPv6 アドレスにバインドする Ceph デーモンを有効にします。デフォルト値は False です。

CephManilaClientKey

Ceph クライアントのキー。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephMsgrSecureMode

Ceph msgr2 セキュアモードを有効にし、Ceph デーモン間および Ceph クライアントとデーモン間の伝送時暗号化を可能にします。デフォルト値は false です。

CephOsdPercentageMin

デプロイメントの失敗を防ぐために、Ceph クラスター内で実行中でなければならない最低限の Ceph OSD パーセンテージ (ceph osd stat により確認する)。デプロイメントのエラーを早期に把握するために使用されます。この確認を無効にするには、この値を 0 に設定します。ceph-ansible から cephadm に移行したため、Wallaby では非推奨になりました。cephadm は OSD を帯域外で起動するだけで、起動待機中はデプロイメントがブロックされないため、これを行うことはできなくなりました。デフォルト値は 0 です。

CephPoolDefaultPgNum

RBD プールに使用するデフォルトの配置グループサイズ。デフォルトは 16 です。

CephPoolDefaultSize

デフォルトで適用される RBD コピーの最小レプリカ数。デフォルト値は 3 です。

CephPools

事前定義されたプールの 1 つの設定をオーバーライドするか、追加の設定を作成します。(例: { "volumes": { "size": 5, "pg_num": 128, "pgp_num": 128 } })。

CephRbdMirrorConfigure

ローカルプールとリモートプール間で設定のミラーリングを実施します。デフォルト値は true です。

CephRbdMirrorCopyAdminKey

すべてのノードに管理者の鍵をコピーします。デフォルト値は false です。

CephRbdMirrorPool

リモートクラスターにミラーリングするローカルプールの名前

CephRbdMirrorRemoteCluster

ローカルクラスターからリモート Ceph クラスターに与えられる名前。鍵は /etc/ceph ディレクトリーにあります。デフォルト値は not-ceph です。

CephRbdMirrorRemoteUser

rbd-mirror デーモンでは、ユーザーはリモートクラスターとの認証が必要です。デフォルトでは、この鍵は /etc/ceph/<remote_cluster>.client.<remote_user>.keyring にあります。

CephRgwCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

CephRgwClientName

RADOSGW サービスのクライアント名。デフォルト値は radosgw です。

CephRgwKey

RADOSGW クライアントの cephx キー。ceph-authtool --gen-print-key で作成することができます。

CephValidationDelay

検証チェックの間隔 (秒単位)。デフォルト値は 30 です。

CephValidationRetries

Ceph の検証の再試行回数。デフォルト値は 40 です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

CinderBackupBackend

使用する OpenStack Block Storage (cinder) バックアップバックエンドの省略名。デフォルト値は swift です。

CinderBackupRbdPoolName

Block Storage (cinder) のバックアップが有効な場合に使用するプール。デフォルト値は backups です。

CinderEnableRbdBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の Rbd バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

CinderRbdExtraPools

OpenStack Block Storage (cinder) の RBD バックエンドに使用する追加の Ceph プールのリスト。追加の OpenStack Block Storage (cinder) RBD バックエンドドライバーは、このリストの各プールに作成されます。これは、CinderRbdPoolName に関連付けられた標準の RBD バックエンドドライバーに追加されます。

CinderRbdPoolName

Block Storage (cinder) サービスに使用するプール。デフォルト値は volumes です。

DeploymentServerBlacklist

トリガーされたデプロイメントからブロックリスト登録するサーバーのホスト名のリスト。

GlanceBackend

使用する OpenStack Image Storage (glance) バックエンドの省略名。Ceph Storage を使用するには rbd に設定します。デフォルト値は swift です。

GlanceMultistoreConfig

追加の glance バックエンドを設定する際の設定のディクショナリー。ハッシュキーはバックエンドの ID で、値はそのバックエンドに固有のパラメーター値のディクショナリーです。複数の rbd および cinder バックエンドを設定することが可能ですが、file および swift バックエンドはそれぞれ 1 つに制限されます。(例: # Default glance store is rbd.GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: デフォルト rbd ストア # GlanceMultistoreConfig は 2 番目の rbd バックエンドおよび cinder # バックエンドを指定します。GlanceMultistoreConfig: rbd2_store: GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: 2 番目の rbd ストア CephClusterName: ceph2 # オーバーライド CephClientUserName (このクラスターが別の # クライアント名を使用する場合)。CephClientUserName: client2 cinder1_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-1 GlanceStoreDescription: First cinder store cinder2_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-2 GlanceStoreDescription: Seconde cinder store.

GlanceRbdPoolName

Image Storage (glance) サービスに使用するプール。デフォルト値は images です。

GnocchiBackend

使用する OpenStack Telemetry Metrics (gnocchi) バックエンドの省略名。swift、rbd、file、または s3 のいずれかにする必要があります。デフォルト値は swift です。

GnocchiRbdPoolName

Telemetry ストレージに使用するプール。デフォルト値は metrics です。

LocalCephAnsibleFetchDirectoryBackup

ceph-ansible フェッチディレクトリーからのデータのコピーを保持するアンダークラウド上のファイルシステムへのパス。Swift の fetch_directory バックアップの代替として使用します。パスは、config-download から Ansible を実行するユーザーが読み取り/書き込み可能でなければなりません。たとえば、mistral-executor コンテナーの mistral ユーザーは、/var/lib/mistral/ceph_fetch への読み取り/書き込みが可能です。

ManilaCephFSCephFSAuthId

Shared File System サービス (manila) の CephFS ユーザー ID。デフォルト値は manila です。

ManilaCephFSDataPoolName

ファイル共有のストレージに使用するプール。デフォルト値は manila_data です。

ManilaCephFSMetadataPoolName

ファイル共有のメタデータストレージに使用するプール。デフォルト値は manila_metadata です。

ManilaCephFSShareBackendName

ファイル共有ストレージの CephFS ファイル共有のバックエンド名デフォルト値は cephfs です。

NodeExporterContainerImage

Ceph NodeExporter コンテナーイメージ

NovaEnableRbdBackend

Compute (nova) 用の Ceph バックエンドを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

NovaRbdPoolName

Compute ストレージに使用するプール。デフォルト値は vms です。

第10章 Compute (nova) パラメーター

Compute パラメーターを使用して nova サービスを変更できます。

パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

AuthCloudName

認証に使用する clouds.yaml のエントリー。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

ContainerNovaLibvirtPidsLimit

nova_libvirt コンテナー PID のリミットを調整します (リミットを解除するには 0 に設定します) (デフォルトは 65536)。デフォルト値は 65536 です。

ContainerNovaLibvirtUlimit

OpenStack Compute (nova) Libvirt コンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'nproc=126960'] です。

CustomProviderInventories

Compute ロールのカスタムプロバイダーを記述するハッシュの配列。Format: 名前/uuid - 対象となるリソースプロバイダーは、UUID または名前で識別できます。さらに、値 $COMPUTE_NODE を UUID フィールドで使用して、サービスによって管理されるすべてのノードを識別できます。uuid または名前のいずれかのみ必須です。uuid または名前の両方を指定すると、特別な uuid $COMPUTE_NODE がテンプレートに設定されます。

inventories - オプション) カスタムプロバイダーインベントリーのハッシュ。total は必須プロパティーです。設定されていないその他のオプションのプロパティーには、デフォルト値が配置されます。既存のプロバイダーをオーバーライドすると、値は既存のインベントリーから保持されません。

traits - (オプション) 追加の traits の配列。例: ComputeParameters: CustomProviderInventories: - uuid: $COMPUTE_NODE inventories: CUSTOM_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS: total: 100 reserved: 0 min_unit: 1 max_unit: 10 step_size: 1 allocation_ratio: 1.0 CUSTOM_ANOTHER_EXAMPLE_RESOURCE_CLASS: total: 100 traits: - CUSTOM_P_STATE_ENABLED - CUSTOM_C_STATE_ENABLED.

DockerNovaComputeUlimit

OpenStack Compute (nova) コンピュートコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=131072', 'memlock=67108864'] です。

DockerNovaMigrationSshdPort

ドッカー nova 移行対象 sshd サービスがバインドするポート。デフォルト値は 2022 です。

EnableCache

memcached でキャッシュを有効にします。デフォルト値は true です。

EnableConfigPurge

director で生成されていない設定を削除します。アップグレード後に以前の設定が残らないようにするために使用します。デフォルト値は false です。

EnableInstanceHA

インスタンス HA の設定を有効にするかどうかを定義します。この設定には、Compute ロールへの PacemakerRemote サービスの追加が必要です。デフォルト値は false です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

GlanceBackendID

デフォルトのバックエンドの識別子。デフォルト値は default_backend です。

GlanceMultistoreConfig

追加の glance バックエンドを設定する際の設定のディクショナリー。ハッシュキーはバックエンドの ID で、値はそのバックエンドに固有のパラメーター値のディクショナリーです。複数の rbd および cinder バックエンドを設定することが可能ですが、file および swift バックエンドはそれぞれ 1 つに制限されます。(例: # Default glance store is rbd.GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: デフォルト rbd ストア # GlanceMultistoreConfig は 2 番目の rbd バックエンドおよび cinder # バックエンドを指定します。GlanceMultistoreConfig: rbd2_store: GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: 2 番目の rbd ストア CephClusterName: ceph2 # オーバーライド CephClientUserName (このクラスターが別の # クライアント名を使用する場合)。CephClientUserName: client2 cinder1_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-1 GlanceStoreDescription: First cinder store cinder2_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-2 GlanceStoreDescription: Seconde cinder store.

InstanceNameTemplate

インスタンス名の生成に使用するテンプレートの文字列。デフォルト値は instance-%08x です。

InternalTLSVncProxyCAFile

VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。デフォルト値は /etc/ipa/ca.crt です。

KernelArgs

ホストに適用するカーネル引数

LibvirtCACert

これは、libvirt 内の TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、libvirt 内のデフォルト CA のパス (/etc/pki/CA/cacert.pem) へのシンボリックリンクです。libvirt のバックエンドである GNU TLS の制限により、ファイルは 65 K 以下にする必要がある点に注意してください (そのため、システムの CA バンドルは使用できません)。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

LibvirtEnabledPerfEvents

これは、モニターとして使用することのできるパフォーマンスイベントリストです(例: cmt,mbml,mbmt)。ベースには Red Hat Enterprise Linux 7.4 を使用し、libvirt バージョンは 1.3.3 以上であることを確認します。また、通知を有効にし、cmt フラグをサポートする CPU を搭載したハードウェアを使用するようにしてください。

LibvirtLogFilters

libvirt デーモンでフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:libvirt 1:qemu 1:conf 1:security 3:event 3:json 3:file 3:object 1:util です。

LibvirtTLSPassword

TLS が有効な場合の libvirt サービスのパスワード

LibvirtTLSPriority

コンパイル時のデフォルト TLS 優先度文字列をオーバーライドします。デフォルト値は NORMAL:-VERS-SSL3.0:-VERS-TLS-ALL:+VERS-TLS1.2 です。

LibvirtVirtlogdLogFilters

virtlogd でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:logging 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVirtnodedevdLogFilters

virtnodedevd でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:qemu 1:libvirt 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVirtproxydLogFilters

virtproxyd でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:qemu 1:libvirt 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVirtqemudLogFilters

virtqemud でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:qemu 1:libvirt 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVirtsecretdLogFilters

virtsecretd でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:qemu 1:libvirt 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVirtstoragedLogFilters

virtstoraged でフィルターを定義して、カテゴリーログ出力ごとに異なるログレベルを選択します (詳しくは https://libvirt.org/logging.html を参照)。デフォルト値は 1:qemu 1:libvirt 4:object 4:json 4:event 1:util です。

LibvirtVncCACert

これは、VNC TLS に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA パス (/etc/pki/CA/certs/vnc.crt) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (InternalTLSVncProxyCAFile パラメーターで指定されている) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

LibvirtVNCClientCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

MemcachedTLS

Memcached サービスで TLS を有効にするには、True に設定します。すべてのサービスが Memcached TLS をサポートする訳ではないので、移行期間中、Memcached は 2 つのポート (MemcachedPort パラメーター (上記) で設定したポート、および TLS を使用しない 11211) をリッスンします。デフォルト値は false です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

MigrationSshKey

移行用の SSH 鍵。public_key および private_key の鍵を持つディクショナリーが必要です。値は SSH 公開/秘密鍵ファイルと全く同じでなければなりません。デフォルト値は {'public_key': '', 'private_key': ''} です。

MigrationSshPort

ssh を介したマイグレーションのターゲットポート。デフォルト値は 2022 です。

MultipathdEnable

マルチパスデーモンを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

MysqlIPv6

MySQL で IPv6 を有効にします。デフォルト値は false です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronPhysnetNUMANodesMapping

物理ネットワーク名 (キー) と NUMA ノード (値) のマッピング(例: NeutronPhysnetNUMANodesMapping: {'foo': [0, 1], 'bar': [1]})。ここで、foo および bar は物理ネットワークの名前で、これに対応する値は関連する numa_nodes のリストです。

NeutronTunnelNUMANodes

すべてのトンネル化ネットワークの NUMA アフィニティーを設定するのに使用します。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

NovaAdditionalCell

これがデフォルトのセルに追加するセルかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

NovaAllowResizeToSameHost

サイズ変更のために、宛先マシンがソースに一致することを許可します。デフォルト値は false です。

NovaApiHostStatusPolicy

NovaShowHostStatus パラメーターの設定値に対してカスタム API ポリシールールまたはロールを設定します。クラウドユーザーが Compute ホストステータスの設定されたレベルにアクセスするには、このロールが付与されている必要があり、そのためにはロールが RHOSP デプロイメントで作成されていなければなりません。デフォルト値は role:reader です。NovaShowHostStatus パラメーターを unknown-only に設定すると、指定された NovaApiHostStatusPolicy ロールを持つユーザーは、設定されたしきい値内で heartbeat が受信されない場合に、制限付きホストステータス UNKNOWN を表示できます。NovaShowHostStatus パラメーターを all に設定すると、指定されたロールを持つユーザーは、インスタンスの Compute ホストの UPDOWNMAINTENANCEUNKNOWN、および NONE ステータス表示できます。NovaShowHostStatushidden に設定すると、指定されたロールを持つユーザーはインスタンスの Compute ホストのステータスを表示できません。RHOSP 管理者のみが Compute ホストのステータスを表示できます。この機能を使用するには、使用している RHOSP 環境で SRBAC が有効になっていることを確認してください。openstack server list --long コマンドを使用する際にホストステータスを表示するには、python-openstackclient-6.0.0 以降がインストールされている必要があります。デフォルト値は role:reader です。

NovaApiMaxLimit

API クエリーごとに返されるオブジェクトの最大数。デフォルト値は 1000 です。

NovaAutoDisabling

nova-compute が自分自身を無効にするまでに許容される、連続したビルドエラー回数の最大値。デフォルト値は 10 です。

NovaComputeCpuDedicatedSet

ピニングされたインスタンス CPU のプロセスをスケジューリングできる物理ホスト CPU 番号のコンマ区切りリストまたは範囲。たとえば、NovaComputeCpuDedicatedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) および 15 を確保します。このオプションを設定する場合は、非推奨の NovaVcpuPinSet パラメーターを設定しないでください。

NovaComputeCpuSharedSet

非推奨の NovaVcpuPinSet オプションが設定されていない場合には、ピニングされていないインスタンスをスケジューリングできるホスト CPU および共有エミュレータースレッドポリシー hw:emulator_threads_policy=share が設定されたインスタンスのエミュレータースレッドをオフロードすべきホスト CPU を決定できるように、NovaComputeCpuSharedSet に物理ホスト CPU 番号のコンマ区切りリストまたは範囲を設定して仮想 CPU インベントリーを提供します。非推奨の NovaVcpuPinSet が設定されている場合には、共有エミュレータースレッドポリシー (hw:emulator_threads_policy=share) が設定されたインスタンスのエミュレータースレッドをオフロードすべきホスト CPU を決定できるように、NovaComputeCpuSharedSet にホスト CPU コアのリストまたは範囲を設定します。この場合、NovaVcpuPinSet は、ピニングされたインスタンスとピニングされていないインスタンスの両方をスケジューリングできるホスト CPU を決定できるように、仮想 CPU インベントリーを提供するのに使用されます。たとえば、NovaComputeCpuSharedSet: [4-12,^8,15] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) および 15 を確保します。

NovaComputeDisableIrqBalance

コンピュートノードで irqbalance を無効にするかどうかを定義します。特に、リアルタイム Compute ロールでは無効のままにします。デフォルト値は false です。

NovaComputeEnableKsm

コンピュートノードで KSM を有効にするかどうかを定義します。特に NFV のユースケースでは、無効のままにします。デフォルト値は false です。

NovaComputeForceRawImages

raw 以外の形式でキャッシュされたベースイメージを raw 形式に変換するには、"True" に設定します。I/O が遅いシステムや空き容量が少ないシステムを使用している場合は、"False" に指定して、圧縮の際の CPU 要件を軽減することで入力の帯域幅を最小限に抑えます。注記: CPU のボトルネックを防ぐために、Compute サービスは圧縮時にベースイメージからすべての圧縮を削除します。変換されたイメージには、セキュリティー上の問題となる可能性のあるバッキングファイルを含めることはできません。raw イメージ形式は、qcow2 などの他のイメージ形式よりも多くの領域を使用します。Raw ベースイメージは常に libvirt_images_type=lvm と併せて使用されます。デフォルト値は true です。

NovaComputeImageCacheManagerInterval

コンピュートノードでのベースイメージのキャッシュに影響を与えるイメージキャッシュマネージャーの実行間で待機する時間を秒単位で指定します。この期間は、remove_unused_base_images および remove_unused_original_minimum_age_seconds で設定された未使用のキャッシュイメージの自動削除に使用されます。

デフォルトの間隔である 60 秒で実行するには、"0" に設定します (推奨されません)。デフォルト値は 2400 です。

NovaComputeImageCachePrecacheConcurrency

イメージの事前キャッシュを同時にトリガーするコンピュートノードの最大数。イメージの事前キャッシュが要求されると、コンピュートノードはダウンロードの開始を指示されます。

数値が大きいと、compute が並行して機能し、操作完了までの時間が短縮される可能性がありますが、Image サービスにも DDoS が実行される可能性があります。数値が小さいと、順次操作が実行され、イメージサービスの負荷は低くなりますが、完了までの実行時間が長くなる可能性が高くなります。デフォルト値は 1 です。

NovaComputeImageCacheRemoveUnusedBaseImages

image_cache_manager_interval を使用して設定された間隔で使用されていないベースイメージをキャッシュから自動的に削除するには、"True" に設定します。イメージは、remove_unused_original_minimum_age_seconds を使用して指定された期間アクセスされなかった場合に unused と定義されます。デフォルト値は true です。

NovaComputeImageCacheRemoveUnusedResizedMinimumAge

未使用のサイズ変更されたベースイメージをキャッシュから削除する最短の期間を指定します (秒単位)。未使用のサイズ変更されたベースイメージは、この期間削除されません。デフォルト値は 3600 です。

NovaComputeLibvirtPreAllocateImages

libvirt インスタンスディスクに対する事前割り当てモードを指定します。次の有効な値のいずれかに設定します: - none - インスタンスの開始時にストレージはプロビジョニングされません。- space - ストレージはインスタンスの開始時に fallocate を使用して完全に割り当てられます。これによりスペースが確保され、I/O パフォーマンスも向上します。

CoW インスタンスディスクを使用しない場合でも、各インスタンスが取得するコピーはスパースであるため、インスタンスが ENOSPC でランタイムに予期せず失敗する可能性があります。インスタンスディスクに fallocate(1) を実行すると、Compute サービスは即時に、ファイルシステム内でイメージに領域を効率的に割り当てます (サポートされている場合)。ファイルシステムではランタイム時にブロックを動的に割り当てる必要がないため、ランタイムのパフォーマンスも向上し、CPU オーバーヘッドとファイルの断片化が軽減されます。デフォルト値は none です。

NovaComputeLibvirtType

Libvirt ドメインの種別。デフォルトは kvm です。デフォルト値は kvm です。

NovaComputeOptEnvVars

オプションの環境変数のリスト

NovaComputeOptVolumes

オプションのボリュームのリスト

NovaComputeStartupDelay

コンピュートノードがブートした後に nova-compute サービスの起動を遅延します。これは、インスタンス起動前およびオーバークラウドの再起動後に、ceph が正常に戻る機会を与えるためです。デフォルト値は 0 です。

NovaComputeUseCowImages

libvirt インスタンスディスクに cqow2 形式の CoW (Copy on Write) イメージを使用するには、"True" に設定します。CoW を使用する場合には、バッキングストアとホストのキャッシュによっては、各インスタンスが独自のコピー上で稼働することで、並行処理が改善される場合があります。raw 形式を使用するには、"False" に設定します。raw 形式は、ディスクイメージの共通の部分により多くの領域を使用します。デフォルト値は true です。

NovaCPUAllocationRatio

物理 CPU に対する仮想 CPU の割当て比率。デフォルト値は 0.0 です。

NovaCronArchiveDeleteAllCells

すべてのセルから削除されたインスタンスをアーカイブします。デフォルト値は true です。

NovaCronArchiveDeleteRowsAge

cron ジョブが削除されたインスタンスをアーカイブする (Age)。削除されたインスタンスエントリーをアーカイブする際の保持ポリシーを日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがアーカイブされることを意味します。デフォルト値は 90 です。デフォルト値は 90 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsDestination

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowsflush.log です。

NovaCronArchiveDeleteRowsHour

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Hour)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxDelay

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMaxRows

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Max Rows)。デフォルト値は 1000 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMinute

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Minute)。デフォルト値は 1 です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonth

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsMonthday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronArchiveDeleteRowsPurge

スケジュールされたアーカイブの直後にシャドウテーブルをパージします。デフォルト値は false です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUntilComplete

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Until complete)。デフォルト値は true です。

NovaCronArchiveDeleteRowsUser

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronArchiveDeleteRowsWeekday

cron ジョブが削除されたインスタンスを別のテーブルに移動する (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesAge

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Age)。シャドウテーブルをパージする際の保持ポリシーを、日数単位で定義します。0 は、シャドウテーブル内のその日以前のデータがパージされることを意味します。デフォルト値は 14 です。

NovaCronPurgeShadowTablesAllCells

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (All cells)。デフォルト値は true です。

NovaCronPurgeShadowTablesDestination

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/nova/nova-rowspurge.log です。

NovaCronPurgeShadowTablesHour

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Hour)。デフォルト値は 5 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMaxDelay

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMinute

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Minute)。デフォルト値は 0 です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonth

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesMonthday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

NovaCronPurgeShadowTablesUser

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (User)。デフォルト値は nova です。

NovaCronPurgeShadowTablesVerbose

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Verbose)。デフォルト値は false です。

NovaCronPurgeShadowTablesWeekday

cron ジョブがシャドウテーブルをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

NovaCrossAZAttach

インスタンスに異なるアベイラビリティーゾーンからの cinder ボリュームをアタッチできるかどうかを定義します。デフォルト値は true です。

NovaDefaultFloatingPool

Floating IP アドレスのデフォルトプール。デフォルト値は public です。

NovaDisableComputeServiceCheckForFfu

コンピュートノードがサービスレコードを更新する前に、新しいコントロールサービスが開始される Fast-Forward アップグレードを促進します。デフォルト値は false です。

NovaDisableImageDownloadToRbd

glance からのダウンロードおよび COW クローンの代わりに ceph へのアップロードが必要な場合は、インスタンスのブートを拒否します。デフォルト値は false です。

NovaDiskAllocationRatio

物理ディスクに対する仮想ディスクの割当て比率。デフォルト値は 0.0 です。

NovaEnableDBArchive

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をアーカイブする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は true です。

NovaEnableDBPurge

OpenStack Compute (nova) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は true です。

NovaEnableVirtlogdContainerWrapper

virtlogd が別のコンテナーで起動し、マイナー更新などの再起動を行わないように virtlogd ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は true です。

NovaEnableVTPM

列挙されたトラステッドプラットフォームモジュール (TPM) デバイスのサポートを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

NovaGlanceEnableRbdDownload

直接 RBD 経由で OpenStack Image Storage (glance) イメージをダウンロードするのを有効にします。デフォルト値は false です。

NovaGlanceRbdCopyPollInterval

イメージをローカル rbd ストアにコピーするよう要求した後、OpenStack Image Storage (glance) をポーリングする間隔 (秒単位)。デフォルト値は 15 です。

NovaGlanceRbdCopyTimeout

OpenStack Image Storage (glance) がローカル rbd ストアへのイメージコピーを完了するまで待機する全体の最大時間。デフォルト値は 600 です。

NovaGlanceRbdDownloadMultistoreID

NovaGlanceEnableRbdDownload が有効でデフォルトはオーバーライドする必要がある場合に、ロールに使用される GlanceMultistoreConfig のバックエンド ID であるハッシュキー。CephClientUserName または GlanceRbdPoolName が GlanceMultistoreConfig に設定されていない場合、それらのパラメーターのグローバル値が使用されます。

NovaHWMachineType

各ホストアーキテクチャーのデフォルトのマシンタイプを指定します。Red Hat は、ライブマイグレーション中の下位互換性のために、デフォルトをご使用の環境で最も低い RHEL マイナーリリースに設定することを推奨します。デフォルト値は x86_64=pc-q35-rhel9.0.0 です。

NovaImageCacheTTL

ホスト上のどのインスタンスもイメージを使用しなくなった後、nova Compute がキャッシュし続ける時間 (秒単位)。デフォルト値は 86400 です。

NovaImageTypeExcludeList

Compute サービスでサポートされるとは公開すべきでないイメージ形式のリスト。

NovaLibvirtCPUMode

設定する libvirt CPU モード。virt_type が kvm に設定されている場合、デフォルトでは host-model に設定されます。それ以外の場合は、デフォルトでは none に設定されます。デフォルト値は host-model です。

NovaLibvirtCPUModelExtraFlags

このパラメーターにより、CPU モデルを指定する際に、CPU 機能フラグを細かく指定することができます。cpu_mode を none に設定していない場合に限り有効です。

NovaLibvirtCPUModels

名前付きの libvirt CPU モデル (/usr/share/libvirt/cpu_map.xml に記載されている名前を参照)。cpu_mode="custom" および virt_type="kvm|qemu" の場合に限り有効です。

NovaLibvirtFileBackedMemory

ファイルベースのメモリーに利用可能な容量 (MiB 単位)。このパラメーターを設定する場合、NovaRAMAllocationRatio パラメーターおよび NovaReservedHostMemory パラメーターを 0 に設定する必要があります。デフォルト値は 0 です。

NovaLibvirtMaxQueues

libvirt max_queues を設定するためのパラメーターを追加します。マルチキューゲストの作成時に有効にできる virtio キューペアの最大数。割り当てられる virtio キューの数は、ゲストによって要求される CPU と定義される最大値のどちらか小さい方です。デフォルトの 0 は設定なしに対応します。デフォルト値は 0 です。

NovaLibvirtMemStatsPeriodSeconds

メモリー使用量の統計値表示期間 (秒単位)。ゼロまたは負の値の場合には、メモリー使用量の統計値表示が無効になります。デフォルト値は 10 です。

NovaLibvirtNumPciePorts

num_pcie_ports を設定して、インスタンスが取得する PCIe ポートの数を指定します。libvirt では、対象のインスタンスが取得する PCIe ポートの数をカスタマイズすることができます (pcie-root-port コントローラー)。一部はデフォルトで使用されますが、残りはホットプラグの使用に利用されます。デフォルトは 16 です。

NovaLibvirtOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

NovaLibvirtRxQueueSize

Virtio-net RX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtTxQueueSize

Virtio-net TX キューのサイズ。有効な値は、256、512、1024 です。デフォルト値は 512 です。

NovaLibvirtVolumeUseMultipath

ボリュームのマルチパス接続を有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

NovaLiveMigrationPermitAutoConverge

デフォルトは "True" で、移行のパフォーマンスが遅く完了しない可能性がある場合に、メモリーコピープロセスがインスタンスのメモリー書き込みよりも速くなるまでインスタンスの CPU の速度を低下させます。このフラグが True に設定され、ポストコピーが禁止または libvirt および QEMU のバージョンによりポストコピーが利用できない場合に限り、自動収束が使用されます。デフォルト値は true です。

NovaLiveMigrationPermitPostCopy

"True" の場合、移行の完了前に移行先ノード上でインスタンスがアクティブになり、転送する必要のあるメモリーの上限を設定します。Compute ロールがリアルタイムロールではない場合や、このパラメーターで無効になっている場合は、デフォルト設定によりポストコピーが有効になります。デフォルト値は true です。

NovaLiveMigrationWaitForVIFPlug

network-vif-plugged イベントを待機してからゲストの転送を開始するかどうかを定義します。デフォルト値は true です。

NovaLocalMetadataPerCell

nova-metadata API サービスがセルごとにデプロイされていることを示します。この場合、マルチセルデプロイメントでのパフォーマンスとデータの分離性が向上します。OpenStack Networking (neutron) の設定方法に応じて、この設定の使用を検討する必要があります。ネットワークが複数セルにまたがる場合は、nova-metadata API サービスをグローバルに実行しなければならない場合があります。ネットワークがセル境界でセグメント化されている場合は、セルごとに nova-metadata API サービスを実行できます。セルごとに nova-metadata API サービスを実行する際には、対応する nova-metadata API サービスを参照するように各 OpenStack Networking (neutron) metadata-agent を設定する必要もあります。デフォルト値は false です。

NovaMaxDiskDevicesToAttach

1 つのサーバーに接続できる最大ディスクデバイス数。サーバーがサポートするディスク数は、使用するバスによって異なることに注意してください。たとえば、ide ディスクバスは、アタッチされている 4 つのデバイスに制限されます。設定された最大値は、サーバーの作成、再構築、退避、取り消し、ライブマイグレーション、および接続時に実施されます。Operator は、サーバーをホストする Compute サービスのこのパラメーターを変更すると、サーバーにすでにアタッチされているデバイスの数より小さいと、リビルドが失敗する可能性があることを認識する必要があります。Operator は、コールドマイグレーション時にも、設定された最大値がインプレースのみ適用され、移動前に宛先がチェックされないことに注意してください。-1 は無制限を意味します。デフォルト値は -1 です。

NovaMkisofsCmd

ISO イメージの作成に使用するツールの名前またはパス。デフォルト値は mkisofs です。

NovaNfsEnabled

OpenStack Compute (nova) の NFS バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

NovaNfsOptions

nova ストレージの NFS マウントオプション (NovaNfsEnabled が true の場合)。デフォルト値は context=system_u:object_r:nfs_t:s0 です。

NovaNfsShare

nova ストレージをマウントするための NFS 共有 (NovaNfsEnabled が true の場合)

NovaNfsVersion

nova ストレージに使用する NFS バージョン (NovaNfsEnabled が true の場合)。NFSv3 は完全なロックをサポートしないため、NFSv4 バージョンを使用する必要があります。デフォルト値は 4.2 です。

NovaOVSBridge

Open vSwitch で使用する統合ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

NovaOVSDBConnection

OpenStack Compute (nova) が使用する OVS DB 接続文字列

NovaPassword

OpenStack Compute (nova) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NovaPCIPassthrough

PCI パススルーのホワイトリストパラメーターの YAML リスト

NovaPMEMMappings

仮想 PMEM 機能のバックエンドとしての PMEM namespace のマッピング。このパラメーターにより、Nova の pmem_namespaces 設定オプションが定義されます。PMEM 名前空間は、手動で作成するか、NovaPMEMNamespaces パラメーターと共に作成する必要があります。$LABEL:$NSNAME[|$NSNAME][,$LABEL:$NSNAME[|$NSNAME]] の形式で指定する必要があります。

NovaPMEMNamespaces

Ansible を介して ndctl ツールを使用して、ホストサーバーに PMEM 名前空間を作成します。$SIZE:$NSNAME[,$SIZE:$NSNAME…​] の形式で指定する必要があります。$SIZE は、"k" または "K" (KiB)、"m" または "M" (MiB)、"g" または "G" (GiB)、および "t" または "T" (TiB) の接尾辞に対応しています。注記: NVDIMM リージョンを適切に設定し、要求される名前空間用に十分な領域を確保する必要があります。

NovaRAMAllocationRatio

物理メモリーに対する仮想メモリーの割当て比率。デフォルト値は 1.0 です。

NovaReservedHostMemory

ホストプロセス用に確保されるメモリー。デフォルト値は 4096 です。

NovaReservedHugePages

NUMA ノード ID、ページサイズ (デフォルトの単位は KiB)、および確保されるページ数を表す有効なキーと値のリスト。例: NovaReservedHugePages: ["node:0,size:2048,count:64","node:1,size:1GB,count:1"] は、NUMA ノード 0 に 2 MiB のページを 64 ページ、NUMA ノード 1 に 1 GiB のページを 1 ページ、それぞれ確保することを意味します。

NovaResumeGuestsShutdownTimeout

ゲストがシャットダウンするのを待機する秒数。このパラメーターを 0 に設定すると、タイムアウトは発生しません (ゲストがシャットダウン要求に応答しない場合があるため、注意して使用してください)。デフォルト値は 300 秒 (5 分) です。デフォルト値は 300 です。

NovaResumeGuestsStateOnHostBoot

コンピュートホストのリブート時に実行中のインスタンスを起動するかどうか。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerAvailableFilters

OpenStack Compute (nova) がノードのフィルタリングに使用する利用可能なフィルターのリスト

NovaSchedulerDefaultFilters

ノードをフィルタリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルター配列。これらのフィルターはリスト順に適用されるため、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置して、フィルタリングプロセスを効率化します。

NovaSchedulerDiscoverHostsInCellsInterval

この値は、セルに追加された新規ホストの検出をスケジューラーが試みる頻度 (秒単位) です。デフォルト値の -1 は、定期タスクを完全に無効化します。OpenStack Bare Metal (ironic) を使用するデプロイメントには、このパラメーターを設定することを推奨します。デフォルト値は -1 です。

NovaSchedulerEnabledFilters

ノードをフィルタリングするために OpenStack Compute (nova) が使用するフィルターアレイ。OpenStack Compute は、これらのフィルターをリスト順に適用します。フィルタリングのプロセスがより効率的になるように、最も制限の厳しいフィルターを最初に配置します。

NovaSchedulerEnableIsolatedAggregateFiltering

この設定により、スケジューラーは、アグリゲートメタデータおよびインスタンスのフレーバー/イメージの要求される特性のマッチングに基づき、アグリゲートのホストを制限することができます。アグリゲートにキー trait:$TRAIT_NAME と値が必要な属性が設定されている場合、そのアグリゲートのホストにスケジューリングされるためには、インスタンスのフレーバー extra_specs またはイメージのメタデータにも trait:$TRAIT_NAME=required が含まれている必要があります。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerHostSubsetSize

スケジューラーが選択する最適なホストのサブセットのサイズ。デフォルト値は 1 です。

NovaSchedulerLimitTenantsToPlacementAggregate

この値により、placement を使用したテナントの分離が可能になります。これにより、ホストはテナントを分離したホストアグリゲートに属し、アベイラビリティーゾーンは特定のテナントセットでのみ利用できるようになります。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerMaxAttempts

インスタンスをデプロイする際のスケジューラーの最大試行回数。スケジューリング時に競合状態が発生しないように、一度にデプロイする予定のベアメタルノードの数以上に維持する必要があります。デフォルト値は 3 です。

NovaSchedulerPlacementAggregateRequiredForTenants

NovaSchedulerLimitTenantsToPlacementAggregate が true の場合、この設定でアグリゲートアフィニティーが設定されていないテナントを任意のホストにスケジューリング可能とするかどうかを制御します。アグリゲートを使用して一部のテナントだけを制限する場合は、このパラメーターを False に設定する必要があります。アグリゲートによりすべてのテナントを制限する場合は、このパラメーターを True に設定する必要があります。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerQueryImageType

この設定により、スケジューラーは、要求で使用されるイメージの disk_format をサポートするコンピュートホストの配置だけを要求するようになります。デフォルト値は true です。

NovaSchedulerQueryPlacementForAvailabilityZone

この設定により、スケジューラーは、アベイラビリティーゾーンのメタデータキーが受信したリクエストの提供する値に設定されたホストアグリゲートを検索し、配置結果をそのアグリゲートに制限するように要求することができます。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerQueryPlacementForRoutedNetworkAggregates

この設定により、スケジューラーは、要求されたネットワークまたはポートが OpenStack Networking (neutron) ルーティングネットワークに関連しているかどうかを確認できます。これには、関連するアグリゲートを配置で報告する必要があるため、要求されたアグリゲート内のホストのみが受け入れられます。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerShuffleBestSameWeighedHosts

同じ最善の重みを持つホスト間でインスタンスを分散できるようにします。デフォルト値は false です。

NovaSchedulerWorkers

OpenStack Compute (nova) スケジューラーサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

NovaShowHostStatus

NovaApiHostStatusPolicy パラメーターで設定されたロールが、インスタンスの Compute ホストのステータスにアクセスできるようにします。NovaShowHostStatus パラメーターを次の有効な値のいずれかに設定できます。hidden (デフォルト) を設定すると、RHOSP 管理者のみが Compute ホストのステータスにアクセスできます。all の場合、NovaApiHostStatusPolicy で設定されたロールに UP、DOWN、MAINTENANCE、UNKNOWN、および NONE の Compute ホストステータスが表示されます。unknown-only の場合、NovaApiHostStatusPolicy パラメーターで設定されたロールに UNKNOWN の Compute ホストステータスが表示されます。この機能を使用するには、使用している RHOSP 環境で SRBAC が有効になっていることを確認してください。openstack server list --long コマンドを使用する際にホストステータスを表示するには、python-openstackclient-6.0.0 以降がインストールされている必要があります。デフォルト値は hidden です。

NovaStatedirOwnershipSkip

所有者および selinux コンテキストを再帰的に設定する際に無視する nova_statedir からの相対パスのリスト。デフォルト値は ['triliovault-mounts'] です。

NovaSyncPowerStateInterval

データベースとハイパーバイザー間で電源の状態を同期する間隔。無効にするには -1 に設定します。これを 0 に設定すると、oslo.service で定義されたデフォルトのレート (60) で実行されます。デフォルト値は 600 です。

NovaVcpuPinSet

(非推奨) 仮想マシンプロセス用に確保する物理 CPU コアのリストまたは範囲。たとえば、NovaVcpuPinSet: [4-12,^8] は、コア 4 - 12 の範囲 (ただし 8 を除く) を確保します。このパラメーターは非推奨となっています。代わりに NovaComputeCpuDedicatedSet および NovaComputeCpuSharedSet を使用してください。NovaComputeCpuDedicatedSet および NovaComputeCpuSharedSet の代わりに NovaVcpuPinSet を引き続き使用する RHOSP デプロイメントのサポートが必要な場合は、Red Hat Customer Experience and Engagement チーム に連絡してサポート例外を取得してください。NovaVcpuPinSet をサポートされているパラメーターの NovaComputeCpuDedicatedSet および NovaComputeCpuSharedSet に更新する方法の詳細は、アップグレード用フレームワーク (16.2 から 17.1) ガイドの CPU ピニングパラメーターの更新 を参照してください。

NovaVGPUTypesDeviceAddressesMapping

インスタンスがキーとして取得できる vgpu タイプのマップと、対応するデバイスアドレスの値のリスト。たとえば、NovaVGPUTypesDeviceAddressesMapping: {nvidia-35: [0000:84:00.0, 0000:85:00.0], nvidia-36: [0000:86:00.0]} では、nvidia-35 および nvidia-36 が vgpu タイプと対応する値で、関連するデバイスアドレスの値のリストです。

NovaVNCCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

NovaVNCProxySSLCiphers

クライアントからの TLS 接続に許可する暗号を指定する OpenSSL 暗号設定文字列。暗号設定文字列の形式および許可される値の詳細は、OpenSSL ciphers コマンドの man ページを参照してください。

NovaVNCProxySSLMinimumVersion

許可される SSL/TLS プロトコルの最低バージョン。有効な値は defaulttlsv1_1tlsv1_2、および tlsv1_3 です。値が default の場合、基礎となるシステム OpenSSL のデフォルト値が使用されます。デフォルト値は default です。

NovaWorkers

Compute の Conductor サービスのワーカー数。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は 0 です。

OvsDpdkSocketMemory

NUMA ノードごとに割り当てるヒュージページメモリーの容量を設定します。目的の DPDK NIC に使用する PCIe スロットに最も近いソケットの使用が推奨されます。形式は "<socket 0 mem>, <socket 1 mem>, <socket n mem>" で、値は MB 単位で指定します。たとえば、"1024,0" となります。

PlacementAPIInterface

placement API に使用するエンドポイントインターフェイス。デフォルト値は internal です。

PlacementPassword

Placement サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

QemuCACert

このパラメーターは、qemu に使用する CA 証明書を指定します。このファイルは、デフォルト CA のパス (/etc/pki/qemu/ca-cert.pem) へのシンボリックリンクです。このパラメーターは、デフォルト (内部 TLSCAFile パラメーターがベース) が望ましくない場合に使用すべきです。現在のデフォルトは、TripleO のデフォルト CA である FreeIPA を反映しています。これは、内部の TLS が有効な場合にのみ使用されます。

QemuClientCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

QemuDefaultTLSVerify

TLS クライアント証明書の検証を有効/無効にするかどうか。このオプションを有効にすると、/etc/pki/qemu/ca-cert.pem に CA が署名した証明書がないクライアントは拒否されます。デフォルト値は true です。

QemuMemoryBackingDir

memoryBacking ソースがファイルとして設定されている場合に、そのソースに使用するディレクトリー。注記: 大容量のファイルがここに保存されます。

QemuServerCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

RbdDiskCachemodes

RBD バックエンドのディスクキャッシュモード。デフォルト値は ['network=writeback'] です。

UpgradeLevelNovaCompute

OpenStack Compute アップグレードレベル

UseTLSTransportForNbd

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt NBD の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は true です。

UseTLSTransportForVnc

true に設定して、EnableInternalTLS が有効な場合には、libvirt VNC の TLS トランスポートが有効となり、libvirt の関連するキーが設定されます。デフォルト値は true です。

VerifyGlanceSignatures

イメージの署名を検証するかどうか。デフォルト値は False です。

VhostuserSocketGroup

vhost-user ソケットディレクトリーのグループ名。デフォルトは qemu です。vhostuser モードが dpdkvhostuserclient (デフォルトモード) の場合には、qemu により vhost ソケットが作成されます。デフォルト値は qemu です。

第11章 Dashboard (horizon) パラメーター

Dashboard パラメーターを使用して horizon サービスを変更できます。

パラメーター説明

HorizonAllowedHosts

OpenStack Dashboard (horizon) が実行中のサーバーの IP/ホスト名のリスト。ヘッダーチェックに使用します。デフォルト値は * です。

HorizonCustomizationModule

OpenStack Dashboard (horizon) には、カスタマイズを行うためのグローバルオーバーライドメカニズムがあります。

HorizonDomainChoices

選択可能なドメインを指定します。ハッシュ配列が必要であり、ハッシュにはそれぞれ OpenStack Identity (keystone) ドメイン名と人間が読めるドメインの記述を含む 2 つの項目 (名前、表示) が含まれている必要があります。

HorizonHelpURL

Dashboard 上部には Help ボタンがあります。このボタンを使用して、ベンダーのドキュメントや専用のヘルプポータルにユーザーをリダイレクトすることができます。デフォルト値は http://docs.openstack.org です。

HorizonHstsHeaderValue

応答で HTTP Strict-Transport-Security ヘッダーを有効にします。

HorizonPasswordValidator

パスワード検証のための正規表現

HorizonPasswordValidatorHelp

パスワード検証のためのヘルプテキスト

HorizonSecret

Web サーバーの秘密鍵

HorizonSecureCookies

OpenStack Dashboard (horizon) で CSRF_COOKIE_SECURE / SESSION_COOKIE_SECURE を設定します。デフォルト値は false です。

HorizonSessionTimeout

horizon のセッションタイムアウトを秒単位で設定します。デフォルト値は 1800 です。

HorizonVhostExtraParams

OpenStack Dashboard (horizon) vhost 設定の追加パラメーター。デフォルト値: {'add_listen': 'true', 'priority': '10', 'access_log_format': '%a %l %u %t \\"%r\\" %>s %b \\"%%{}{Referer}i\\" \\"%%{}{User-Agent}i\\"', 'options': ['FollowSymLinks', 'MultiViews']}

MemcachedIPv6

Memcached の IPv6 機能を有効にします。デフォルト値は false です。

TimeZone

オーバークラウド上で設定するタイムゾーン。デフォルト値は UTC です。

WebSSOChoices

表示する SSO 認証の選択肢リストを指定します。各項目は、SSO の選択肢の ID および表示メッセージのリストです。デフォルト値は [['OIDC', 'OpenID Connect']] です。

WebSSOEnable

Web シングルサインオンのサポートを有効にします。デフォルト値は false です。

WebSSOIDPMapping

SSO 認証の選択肢から認証プロバイダーおよびプロトコルへのマッピングを指定します。認証プロバイダーおよびプロトコル名は、keystone で定義したリソースと一致している必要があります。デフォルト値は {'OIDC': ['myidp', 'openid']} です。

WebSSOInitialChoice

デフォルトで選択する認証の選択肢の初期値。デフォルト値は OIDC です。

第12章 Identity (keystone) パラメーター

ID パラメーターを使用して keystone サービスを変更できます。

パラメーター説明

AdminToken

OpenStack Identity (keystone) のシークレットおよびデータベースのパスワード

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

EnableCache

memcached でキャッシュを有効にします。デフォルト値は true です。

EnablePublicTLS

パブリックインターフェイスで TLS を有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は true です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

KeystoneAuthMethods

認証に使用するメソッドのリスト

KeystoneChangePasswordUponFirstUse

このオプションを有効にすると、ユーザーの作成時や、管理者がパスワードをリセットした場合に、ユーザーによるパスワードの変更が必要となります。

KeystoneCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの "元" ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

KeystoneCredential0

最初の OpenStack Identity (keystone) の認証情報キー。有効なキーでなければなりません。

KeystoneCredential1

2 番目の OpenStack Identity (keystone) の認証情報キー。有効なキーでなければなりません。

KeystoneCronTrustFlushDestination

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Log destination)。デフォルト値は /var/log/keystone/keystone-trustflush.log です。

KeystoneCronTrustFlushEnsure

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Ensure)。デフォルト値は present です。

KeystoneCronTrustFlushHour

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Hour)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTrustFlushMaxDelay

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Max Delay)。デフォルト値は 0 です。

KeystoneCronTrustFlushMinute

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Minute)。デフォルト値は 1 です。

KeystoneCronTrustFlushMonth

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Month)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTrustFlushMonthday

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Month Day)。デフォルト値は * です。

KeystoneCronTrustFlushUser

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (User)。デフォルト値は keystone です。

KeystoneCronTrustFlushWeekday

期限切れまたはソフト削除された信頼を消去するための cron (Week Day)。デフォルト値は * です。

KeystoneDisableUserAccountDaysInactive

ユーザーが認証なしでアカウントを使用し続けることのできる最大日数。この期間が過ぎるとアカウントは "非アクティブ" と見なされて自動的に無効 (ロック状態) になります。

KeystoneEnableDBPurge

OpenStack Identity (keystone) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は true です。

KeystoneEnableMember

アンダークラウドのデプロイメントに有用な member ロールを作成します。デフォルト値は False です。

KeystoneFederationEnable

フェデレーション認証のサポートを有効にします。デフォルト値は false です。

KeystoneFernetKeys

OpenStack Identity (keystone) Fernet 鍵とそれらのパスが含まれたマッピング

KeystoneFernetMaxActiveKeys

OpenStack Identity (keystone) Fernet 鍵リポジトリー内のアクティブなキーの最大数。デフォルト値は 5 です。

KeystoneLDAPBackendConfigs

keystone に設定した LDAP バックエンドの設定を含むハッシュ

KeystoneLDAPDomainEnable

ldap_backend の puppet keystone 定義を呼び出すトリガー。デフォルト値は False です。

KeystoneLockoutDuration

認証の最大試行回数 (KeystoneLockoutFailureAttempts で指定) を超過した場合にユーザーアカウントがロックされる秒数

KeystoneLockoutFailureAttempts

ユーザーの認証失敗がこの最大回数を超えると、KeystoneLockoutDuration で指定された秒数の期間ユーザーアカウントがロックされます。

KeystoneMinimumPasswordAge

ユーザーがパスワードを変更できるようになるまで、そのパスワードを使用する必要のある日数。これは、パスワードの履歴を消去して古いパスワードを再利用するためにユーザーがパスワードを直ちに変更するのを防ぎます。

KeystoneNotificationDriver

OpenStack Identity (keystone) で使用される Oslo 通知ドライバーのコンマ区切りリスト。

KeystoneNotificationFormat

OpenStack Identity (keystone) の通知形式。デフォルト値は basic です。

KeystoneNotificationTopics

有効にする OpenStack Identity (keystone) の通知トピック

KeystoneOpenIdcClientId

OpenID Connect プロバイダーとハンドシェイクする際に使用するクライアント ID

KeystoneOpenIdcClientSecret

OpenID Connect プロバイダーとハンドシェイクする際に使用するクライアントシークレット

KeystoneOpenIdcCryptoPassphrase

OpenID Connect ハンドシェイクのデータを暗号化する際に使用するパスフレーズ。デフォルト値は openstack です。

KeystoneOpenIdcEnable

OpenIDC フェデレーションのサポートを有効にします。デフォルト値は false です。

KeystoneOpenIdcEnableOAuth

OAuth 2.0 統合を有効にします。デフォルト値は false です。

KeystoneOpenIdcIdpName

OpenStack Identity (keystone) の IdP に関連付けられた名前

KeystoneOpenIdcIntrospectionEndpoint

mod_auth_openidc 用の OAuth 2.0 イントロスペクションエンドポイント

KeystoneOpenIdcProviderMetadataUrl

OpenID Connect プロバイダーのメタデータをポイントする URL

KeystoneOpenIdcRemoteIdAttribute

環境から認証プロバイダーのエンティティー ID を取得するのに使用される属性。デフォルト値は HTTP_OIDC_ISS です。

KeystoneOpenIdcResponseType

想定される OpenID Connect プロバイダーからの応答種別。デフォルト値は id_token です。

KeystonePasswordExpiresDays

パスワードが有効と見なされる日数。この期間が過ぎるとパスワードの変更が要求されます。

KeystonePasswordRegex

パスワードの強度要件の検証に使用される正規表現

KeystonePasswordRegexDescription

人が判読できる言語でパスワードの正規表現を記述してください。

KeystoneSSLCertificate

トークンの有効性を検証するための OpenStack Identity (keystone) 証明書

KeystoneSSLCertificateKey

トークンに署名するための OpenStack Identity (keystone) キー

KeystoneTokenProvider

OpenStack Identity (keystone) のトークン形式。デフォルト値は fernet です。

KeystoneTrustedDashboards

シングルサインオン用に信頼されるダッシュボード URL のリスト

KeystoneUniqueLastPasswordCount

これにより、新たに作成されたパスワードが一意であることを強制するために、履歴に保管する以前のユーザーパスワードのイテレーション数が制御されます。

KeystoneWorkers

OpenStack Identity (keystone) サービスのワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は、物理ノードにある仮想 CPU コア数と同じ数値です。

ManageKeystoneFernetKeys

director が OpenStack Identity (keystone) fernet キーを管理するかどうか。True に設定した場合には、fernet キーは OpenStack Workflow (mistral) 内の保存済みのキーレポジトリーの KeystoneFernetKeys 変数から値を取得します。false に設定されている場合には、スタックを作成した場合にのみキーが初期化され、その後の更新時にはキーには触れません。デフォルト値は true です。

MemcachedTLS

Memcached サービスで TLS を有効にするには、True に設定します。すべてのサービスが Memcached TLS をサポートする訳ではないので、移行期間中、Memcached は 2 つのポート (MemcachedPort パラメーター (上記) で設定したポート、および TLS を使用しない 11211) をリッスンします。デフォルト値は false です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

PublicSSLCertificateAutogenerated

公開 SSL 証明書を自動生成するかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

PublicTLSCAFile

TLS がパブリックネットワーク内のサービスに使用される場合に使用するデフォルトの CA 証明書を指定します。

SSLCertificate

PEM 形式の SSL 証明書 (キーなし) の内容

TokenExpiration

トークンの有効期限を秒単位で設定します。デフォルト値は 3600 です。

第13章 Image Storage (glance) パラメーター

Image サービスのパラメーターを使用して glance サービスを変更できます。

パラメーター説明

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

CephConfigPath

Ceph クラスター設定ファイルがホストに保存されているパス。デフォルト値は /var/lib/tripleo-config/ceph です。

CinderEnableNVMeOFBackend

OpenStack Block Storage (cinder) の NVMeOF バックエンドを有効にするかどうか。デフォルト値は false です。

CinderNVMeOFAvailabilityZone

NVMeOF OpenStack Block Storage (cinder) バックエンドのアベイラビリティーゾーン。このパラメーターを設定すると、デフォルトの CinderStorageAvailabilityZone がオーバーライドされます。

CinderNVMeOFTargetProtocol

ターゲットプロトコル。サポートされる値は nvmet_rdma および nvmet_tcp です。デフォルト値は nvmet_rdma です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

GlanceApiOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

GlanceBackend

使用する OpenStack Image Storage (glance) バックエンドの省略名。swift、rbd、cinder、または file のいずれかにする必要があります。デフォルト値は swift です。

GlanceBackendID

デフォルトのバックエンドの識別子。デフォルト値は default_backend です。

GlanceCacheEnabled

OpenStack Image Storage (glance) のイメージキャッシュを有効にします。デフォルト値は False です。

GlanceCinderMountPointBase

glance が cinder をストアとして使用し、cinder バックエンドが NFS の場合のマウントポイントベース。このマウントポイントは、glance ノードで NFS ボリュームがマウントされる場所です。デフォルト値は /var/lib/glance/mnt です。

GlanceCinderVolumeType

複数の Cinder ストアを Glance バックエンドとして設定する際に、各 Cinder ストアに必要な固有のボリュームタイプ。OpenStack Block Storage (cinder) でも同じボリュームタイプを設定する必要があります。関連する cinder ストアにイメージを追加しようとする前に、ボリュームタイプが cinder に存在している必要があります。ボリュームタイプが指定されていない場合、cinder のデフォルトのボリュームタイプが使用されます。

GlanceCronDbPurgeAge

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age)。デフォルト値は 30 です。

GlanceCronDbPurgeDestination

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/glance/glance-rowsflush.log です。

GlanceCronDbPurgeHour

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Hour)。デフォルト値は 0 です。

GlanceCronDbPurgeMaxDelay

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

GlanceCronDbPurgeMaxRows

削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーを消去する cron - Max Rows。デフォルト値は 100 です。

GlanceCronDbPurgeMinute

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Minute)。デフォルト値は 1 です。

GlanceCronDbPurgeMonth

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

GlanceCronDbPurgeMonthday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

GlanceCronDbPurgeUser

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (User)。デフォルト値は glance です。

GlanceCronDbPurgeWeekday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

GlanceDiskFormats

Glance で許可されるディスク形式のリスト。未設定のままにすると、すべての形式が許可されます。

GlanceEnabledImportMethods

有効なイメージのインポートメソッドのリスト。リスト内での有効な値は glance-directweb-download、または copy-image です。デフォルト値は web-download です。

GlanceIgnoreUserRoles

イメージメタデータのプロパティーを挿入する際に無視されるユーザーロールのリスト。デフォルト値は admin です。

GlanceImageCacheDir

イメージのキャッシュが使用するベースディレクトリー。デフォルト値は /var/lib/glance/image-cache です。

GlanceImageCacheMaxSize

キャッシュサイズの上限 (バイト単位)。これを超えると、cache-pruner がイメージのキャッシュをクリーンアップします。デフォルト値は 10737418240 です。

GlanceImageCacheStallTime

イメージがアクセスされないままキャッシュ内に留まることのできる時間 (秒単位)。デフォルト値は 86400 です。

GlanceImageConversionOutputFormat

イメージ変換プラグインの希望する出力フォーマット。デフォルト値は raw です。

GlanceImageImportPlugins

有効なイメージのインポートプラグインのリスト。このリスト内での有効な値は image_conversioninject_metadatano_op です。デフォルト値は ['no_op'] です。

GlanceImageMemberQuota

1 イメージあたりのイメージメンバーの最大数。マイナスの値を指定すると無制限に設定されます。デフォルト値は 128 です。

GlanceImagePrefetcherInterval

定期的なジョブ cache_images を実行する間隔 (秒単位)。デフォルト値は 300 です。

GlanceInjectMetadataProperties

イメージに挿入されるメタデータのプロパティー

GlanceLogFile

OpenStack Image (glance) のストレージからのメッセージのログ記録に使用するファイルのパス

GlanceMultistoreConfig

追加の glance バックエンドを設定する際の設定のディクショナリー。ハッシュキーはバックエンドの ID で、値はそのバックエンドに固有のパラメーター値のディクショナリーです。複数の rbd および cinder バックエンドを設定することが可能ですが、file および swift バックエンドはそれぞれ 1 つに制限されます。(例: # Default glance store is rbd.GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: デフォルト rbd ストア # GlanceMultistoreConfig は 2 番目の rbd バックエンドおよび cinder # バックエンドを指定します。GlanceMultistoreConfig: rbd2_store: GlanceBackend: rbd GlanceStoreDescription: 2 番目の rbd ストア CephClusterName: ceph2 # オーバーライド CephClientUserName (このクラスターが別の # クライアント名を使用する場合)。CephClientUserName: client2 cinder1_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-1 GlanceStoreDescription: First cinder store cinder2_store: GlanceBackend: cinder GlanceCinderVolumeType: volume-type-2 GlanceStoreDescription: Seconde cinder store.

GlanceNetappNfsEnabled

GlanceBackend: file を使用する場合は、Netapp がイメージストレージ用に NFS 共有をマウントします。デフォルト値は false です。

GlanceNfsEnabled

GlanceBackend: file を使用する場合は、イメージストレージ用に NFS 共有をマウントします。デフォルト値は false です。

GlanceNfsOptions

GlanceNfsEnabled が true の場合のイメージストレージの NFS マウントオプション。デフォルト値は _netdev,bg,intr,context=system_u:object_r:container_file_t:s0 です。

GlanceNfsShare

GlanceNfsEnabled が true の場合にイメージストレージ用にマウントする NFS 共有

GlanceNodeStagingUri

イメージのインポート時に使用するステージングロケーションを指定する URI。デフォルト値は file:///var/lib/glance/staging です。

GlanceNotifierStrategy

OpenStack Image Storage (glance) の通知キューに使用するストラテジー。デフォルト値は noop です。

GlancePassword

Image Storage サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

GlanceShowMultipleLocations

複数のイメージの保管場所を表示するかどうかを定義します (RBD または Netapp バックエンドでの Copy-on-Write のサポート)。セキュリティーリスクを伴う可能性があります。詳しくは、glance.conf を参照してください。デフォルト値は false です。

GlanceSparseUploadEnabled

GlanceBackend ファイル および rbd を使用する場合に、スパースアップロードを有効または無効にします。デフォルト値は false です。

GlanceStagingNfsOptions

NFS イメージインポートのステージングの NFS マウントオプション。デフォルト値は _netdev,bg,intr,context=system_u:object_r:container_file_t:s0 です。

GlanceStagingNfsShare

イメージインポートのステージングをマウントするための NFS 共有

GlanceStoreDescription

OpenStack Image Storage (glance) バックエンドのユーザー向け説明。デフォルト値は Default glance store backend. です。

GlanceWorkers

Image Storage サービスのワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

MultipathdEnable

マルチパスデーモンを有効にするかどうかを定義します。デフォルト値は false です。

NetappShareLocation

Image Storage 用にマウントする Netapp 共有 (GlanceNetappNfsEnabled が true の場合)

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

第14章 Key Manager (barbican) パラメーター

barbican サービスは、キーマネージャーのパラメーターを使用して変更できます。

パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

ATOSVars

ATOS クライアントソフトウェアのインストールに使用する atos-hsm ロール変数のハッシュ

BarbicanDogtagStoreGlobalDefault

このプラグインがグローバルのデフォルトプラグインかどうか。デフォルト値は false です。

BarbicanDogtagStoreHost

Dogtag サーバーのホスト名

BarbicanDogtagStoreNSSPassword

NSS DB のパスワード

BarbicanDogtagStorePEMPath

リクエストの認証に使用する PEM ファイルのパス。デフォルト値は /etc/barbican/kra_admin_cert.pem です。

BarbicanDogtagStorePort

Dogtag サーバーのポート。デフォルト値は 8443 です。

BarbicanKmipStoreGlobalDefault

このプラグインがグローバルのデフォルトプラグインかどうか。デフォルト値は false です。

BarbicanKmipStoreHost

KMIP デバイスのホスト

BarbicanKmipStorePassword

KMIP デバイスに接続するためのパスワード

BarbicanKmipStorePort

KMIP デバイスのポート

BarbicanKmipStoreUsername

KMIP デバイスに接続するためのユーザー名

BarbicanPassword

OpenStack Key Manager (barbican) サービスアカウントのパスワード

BarbicanPkcs11AlwaysSetCkaSensitive

常に CKA_SENSITIVE=CK_TRUE と設定します。デフォルト値は true です。

BarbicanPkcs11CryptoAESGCMGenerateIV

CKM_AES_GCM 暗号化メカニズムの IV を生成します。デフォルト値は true です。

BarbicanPkcs11CryptoATOSEnabled

PKCS11 の ATOS を有効にします。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoEnabled

PKCS11 を有効にします。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoEncryptionMechanism

暗号化に使用される Cryptoki メカニズム。デフォルト値は CKM_AES_CBC です。

BarbicanPkcs11CryptoGlobalDefault

このプラグインがグローバルのデフォルトプラグインかどうか。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoHMACKeygenMechanism

マスター HMAC 鍵を生成するのに使用される Cryptoki メカニズム。デフォルト値は CKM_AES_KEY_GEN です。

BarbicanPkcs11CryptoHMACKeyType

マスター HMAC 鍵の Cryptoki 鍵種別。デフォルト値は CKK_AES です。

BarbicanPkcs11CryptoHMACLabel

HMAC 鍵のラベル

BarbicanPkcs11CryptoLibraryPath

ベンダー PKCS11 ライブラリーへのパス

BarbicanPkcs11CryptoLogin

PKCS#11 セッションにログインするためのパスワード (PIN)

BarbicanPkcs11CryptoLunasaEnabled

PKCS11 の Luna SA HSM を有効にします。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoMKEKLabel

マスター KEK のラベル

BarbicanPkcs11CryptoMKEKLength

マスター KEK の長さ (バイト単位)。デフォルト値は 256 です。

BarbicanPkcs11CryptoOsLockingOk

クライアントライブラリーを初期化する際に CKF_OS_LOCKING_OK フラグを設定します。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoRewrapKeys

マスター HMAC 鍵を生成するのに使用される Cryptoki メカニズム。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoSlotId

使用する PKCS#11 トークンのスロット ID。デフォルト値は 0 です。

BarbicanPkcs11CryptoThalesEnabled

PKCS11 の Thales を有効にします。デフォルト値は false です。

BarbicanPkcs11CryptoTokenLabel

(非推奨) 代わりに BarbicanPkcs11CryptoTokenLabels を使用してください。

BarbicanPkcs11CryptoTokenLabels

使用するトークンのラベルのコンマ区切りリスト。これは通常 1 つのラベルですが、一部のデバイスには負荷分散および高可用性設定用に複数のラベルが必要な場合があります。

BarbicanPkcs11CryptoTokenSerialNumber

使用する PKCS#11 トークンのシリアル番号

BarbicanSimpleCryptoGlobalDefault

このプラグインがグローバルのデフォルトプラグインかどうか。デフォルト値は false です。

BarbicanSimpleCryptoKek

シークレットの暗号化に使用する KEK

BarbicanWorkers

barbican::wsgi::apache のワーカー数を設定します。デフォルト値は %{::processorcount} です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

LunasaClientIPNetwork

(オプション) OpenStack Key Manager (barbican) を設定する際に、ノードは FQDN ではなくこのネットワークからの IP を使用して HSM で登録されます。

LunasaVars

Lunasa クライアントソフトウェアのインストールに使用する lunasa-hsm ロール変数のハッシュ

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

ThalesHSMNetworkName

HSM がリッスンしているネットワーク。デフォルト値は internal_api です。

ThalesVars

Thales クライアントソフトウェアのインストールに使用する thales_hsm ロール変数のハッシュ。

第15章 ロードバランサー (octavia) パラメーター

パラメーター説明

OctaviaAdminLogFacility

管理ログメッセージに使用する syslog "LOG_LOCAL" ファシリティー。デフォルト値は 1 です。

OctaviaAdminLogTargets

管理ログメッセージを受信するための syslog エンドポイントのリスト (host:port コンマ区切りリスト)。

OctaviaAmphoraExpiryAge

未使用の Amphora が期限切れと見なされ、クリーンアップされるまでの秒単位の間隔。0 のままにすると、設定は設定されず、システムはサービスのデフォルトを使用します。デフォルト値は 0 です。

OctaviaAmphoraSshKeyDir

OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) が生成した SSH キーディレクトリー。デフォルト値は /etc/octavia/ssh です。

OctaviaAmphoraSshKeyFile

公開鍵ファイルのパス。ユーザーは、提供されたキーを使用して amphorae に SSH で接続できます。ほとんどの場合、ユーザーはユーザー centos (CentOS)、ubuntu (Ubuntu)、または cloud-user (RHEL) から root に昇格できます (amphora イメージの作成方法によって異なります)。amphorae にログインすると、負荷分散サービスをデバッグするなどの便利な方法が提供されます。

OctaviaAmphoraSshKeyName

SSH キーの名前。デフォルト値は octavia-ssh-key です。

OctaviaAntiAffinity

アンチアフィニティー機能がオンになっているかどうかを示すフラグ。デフォルト値は true です。

OctaviaCaCert

OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) CA 証明書データ。指定されている場合は、これにより、OctaviaCaCertFile で指定されたパスを使用して、ホスト上に証明書データを使用してファイルが作成または更新されます。

OctaviaCaKey

OctaviaCaCert で提供される証明書の秘密鍵。指定されている場合、これにより、OctaviaCaKeyFile で指定されたパスを使用して、ホスト上にキーデータを使用してファイルが作成または更新されます。

OctaviaCaKeyPassphrase

CA 秘密鍵のパスフレーズ

OctaviaClientCert

OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) クライアント証明書データ。指定されている場合は、これにより、OctaviaClientCertFile で指定されたパスを使用して、ホスト上に証明書データを使用してファイルが作成または更新されます。

OctaviaConnectionLogging

false の場合、テナント接続フローはログに記録されません。デフォルト値は true です。

OctaviaDefaultListenerCiphers

新しい TLS 対応リスナーの OpenSSL 暗号のデフォルトリスト。

OctaviaDefaultPoolCiphers

新しい TLS 対応プールの OpenSSL 暗号のデフォルトリスト。

OctaviaDisableLocalLogStorage

true の場合、ログは amphora ファイルシステムに保存されません。これには、すべてのカーネル、システム、およびセキュリティーログが含まれます。デフォルト値は false です。

OctaviaEnableDriverAgent

何らかの理由でドライバーエージェントを無効にする必要がある場合は、false に設定します。デフォルト値は true です。

OctaviaEnableJobboard

amphorav2 ドライバーの jobboard を有効にすると、amphora ドライバーのフロー再開が有効になります。デフォルト値は false です。

OctaviaFlavorId

flexible の nova フレーバーを作成するときに使用される OpenStack Compute (nova) フレーバー ID。デフォルト値は 65 です。

OctaviaForwardAllLogs

true の場合、amphora からのすべてのログメッセージは、非負荷分散関連のログを含め、管理ログエンドポントに転送されます。デフォルト値は false です。

OctaviaGenerateCerts

セキュリティーが問題とならない孤立したプライベートクラウドまたはシステムの amphora との安全な通信のための証明書の内部生成を有効にします。それ以外の場合は、OctaviaCaCert、OctaviaCaKey、OctaviaCaKeyPassphrase、OctaviaClientCert、および OctaviaServerCertsKeyPassphrase を使用して、OpenStack Load Balancing-as-a-Service (octavia) を設定します。デフォルト値は false です。

OctaviaJobboardExpirationTime

jobboard で要求したジョブの有効期限。デフォルト値は 30 です。

OctaviaListenerTlsVersions

新しい TLS 対応リスナーに使用する TLS バージョンの OpenSSL 暗号文字列のリスト。デフォルト値は ['TLSv1.2', 'TLSv1.3'] です。

OctaviaLoadBalancerTopology

ロードバランサーのトポロジー設定。

OctaviaLogOffload

true の場合、amphora からのログメッセージは管理ログエンドポントに転送され、コントローラーログとともに保存されます。デフォルト値は false です。

OctaviaLogOffloadProtocol

RSyslog ログのオフロード機能に使用するプロトコル。デフォルト値は udp です。

OctaviaMinimumTlsVersion

リスナーとプールに許可される最小の TLS バージョン。

OctaviaMultiVcpuFlavorId

複数の vCPU を備えた amphora の nova フレーバーの名前。デフォルト値は amphora-mvcpu-ha です。

OctaviaMultiVcpuFlavorProperties

active-standby トポロジーと垂直スケーリングのための複数の vCPU を備えた amphora の nova フレーバーを記述するディクショナリー。デフォルト値は {'ram': '4096', 'disk': '3', 'vcpus': '4'} です。

OctaviaPoolTlsVersions

新しい TLS 対応プールに使用する TLS バージョンのリスト。デフォルト値は ['TLSv1.2', 'TLSv1.3'] です。

OctaviaTenantLogFacility

テナントトラフィックフローログメッセージに使用する syslog "LOG_LOCAL" 機能。デフォルト値は 0 です。

OctaviaTenantLogTargets

テナントトラフィックフローログメッセージを受信するための syslog エンドポイントのリスト (host:port コンマ区切りリスト)。

OctaviaTimeoutClientData

フロントエンドクライアントの停止状態タイムアウト。デフォルト値は 50000 です。

OctaviaTimeoutMemberData

バックエンドメンバーの停止状態タイムアウト。デフォルト値は 50000 です。

OctaviaTlsCiphersProhibitList

OpenSSL 暗号のリスト。これらの暗号の使用はブロックされます。

RedisPassword

redis サービスアカウントのパスワード。

第16章 Messaging パラメーター

メッセージングパラメーターを使用してメッセージキューサービスを変更できます。

パラメーター説明

RpcCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

RpcPassword

メッセージングバックエンドのパスワード

RpcPort

メッセージングバックエンドのネットワークポート。デフォルト値は 5672 です。

RpcUserName

メッセージングバックエンドのユーザー名。デフォルト値は guest です。

RpcUseSSL

メッセージング用ホストへの SSL 接続を指定するためのメッセージングクライアントのサブスクライバーパラメーター。デフォルト値は false です。

第17章 Networking (neutron) パラメーター

ネットワークパラメーターを使用して neutron サービスを変更できます。

パラメーター説明

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

ContainerOvnCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

DerivePciWhitelistEnabled

pci パススルーホワイトリストの自動化を有効にするかどうか。デフォルト値は true です。

DhcpAgentNotification

DHCP エージェントの通知を有効にします。デフォルト値は false です。

DockerAdditionalSockets

Docker デーモンがバインドする追加のドメインソケット (他のコンテナーを起動するコンテナーにマウントするのに役立つ)。デフォルト値は ['/var/lib/openstack/docker.sock'] です。

DockerNeutronDHCPAgentUlimit

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

DockerNeutronL3AgentUlimit

OpenStack Networking (neutron) L3 エージェントコンテナーのユーザーリミット。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

DockerOpenvswitchUlimit

Openvswitch コンテナーの Ulimit。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

DockerPuppetMountHostPuppet

コンテナー化された puppet の実行で、ベアメタルホストのモジュールを使用するかどうか。デフォルトは true です。直接コンテナーからの puppet モジュールを使用するには、false に設定します。デフォルト値は true です。

DockerSRIOVUlimit

SR-IOV コンテナーの Ulimit。デフォルト値は ['nofile=16384'] です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

EnableVLANTransparency

True の場合には、プラグインが VLAN トランスペアレントネットワークの作成に対応していれば、そのタイプのネットワークの作成を許可します。デフォルト値は false です。

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

NeutronAgentDownTime

エージェントをダウンと見なす秒数。エージェントが完全にダウンしていることを確認するために、少なくとも NeutronGlobalReportInterval の 2 倍にする必要があります。デフォルト値は 600 です。

NeutronAgentExtensions

OpenStack Networking (neutron) エージェント用に有効化されている拡張機能のコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos です。

NeutronAllowL3AgentFailover

自動の l3-agent フェイルオーバーを許可します。デフォルト値は True です。

NeutronApiOptEnvVars

オプションの環境変数のハッシュ

NeutronApiOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

NeutronBridgeMappings

使用する論理ブリッジから物理ブリッジへのマッピング。デフォルト設定 (datacentre:br-ex) では、br-ex (ホスト上の外部ブリッジ) をプロバイダーネットワークが使用可能な物理名 datacentre にマッピングします (例: デフォルトのフローティングネットワーク)。これを変更する場合には、別のインストール後のネットワークスクリプトを使用するか、マッピングネットワーク名として datacentre を保持するようにしてください。デフォルト値は datacentre:br-ex です。

NeutronCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

NeutronCorePlugin

ネットワークのコアプラグイン。この値は、neutron.core_plugins の名前空間から読み込まれるエントリーポイントでなければなりません。デフォルト値は ml2 です。

NeutronDBSyncExtraParams

neutron-db-manage upgrade head コマンドに追記する追加のコマンドラインパラメーターの文字列

NeutronDefaultAvailabilityZones

リソースがアベイラビリティーゾーンヒントを設定せずに作成されている場合に、OpenStack Networking (neutron) が使用するデフォルトのネットワークアベイラビリティーゾーンのコンマ区切りリスト。設定されていない場合、OpenStack Networking (neutron) ネットワークサービスに対して AZ は設定されません。

NeutronDhcpAgentAvailabilityZone

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントのアベイラビリティーゾーン。設定されていない場合、OpenStack Networking (neutron) ネットワークサービスに対して AZ は設定されません。

NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers

dnsmasq フォワーダーとして使用するサーバーのリスト

NeutronDhcpAgentDnsmasqEnableAddr6List

ポートに同じサブネットに複数の IPv6 アドレスがある場合に、dhcp-host エントリーをアドレスのリストで有効にします。デフォルト値は true です。

NeutronDhcpAgentsPerNetwork

ネットワークごとにスケジュールする DHCP エージェントの数。デフォルト値は 0 です。

NeutronDhcpCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

NeutronDhcpLoadType

アベイラビリティーゾーン対応ネットワークスケジューラーへの追加。デフォルト値は networks です。

NeutronDhcpOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronDhcpServerBroadcastReply

DHCP 応答でブロードキャストを使用するための OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェント。デフォルト値は false です。

NeutronDnsDomain

ホスト名の構築に使用するドメイン。デフォルト値は openstacklocal です。

NeutronEnableARPResponder

OVS エージェントで ARP レスポンダー機能を有効にします。デフォルト値は false です。

NeutronEnableDnsmasqDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで dnsmasq を起動するように、dnsmasq ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は true です。

NeutronEnableDVR

分散仮想ルーター (Distributed Virtual Router) を有効にします。

NeutronEnableForceMetadata

True の場合には、DHCP は常に仮想マシンにメタデータをルーティングします。デフォルト値は false です。

NeutronEnableHaproxyDockerWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで haproxy を起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は true です。

NeutronEnableIgmpSnooping

IGMP スヌーピングを有効にします。デフォルト値は false です。

NeutronEnableInternalDNS

True の場合、仮想マシン間の名前解決を提供する内部 OpenStack Networking (neutron) DNS サーバーを有効にします。NeutronDhcpAgentDnsmasqDnsServers が設定されている場合、このパラメーターは機能しません。デフォルト値は false です。

NeutronEnableIsolatedMetadata

True の場合には、DHCP は常に分離ネット上でメタデータのサポートを許可します。デフォルト値は false です。

NeutronEnableKeepalivedWrapper

OpenStack Networking (neutron) が別のコンテナーで keepalived プロセスを起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は true です。

NeutronEnableL2Pop

OpenStack Networking (neutron) エージェントの L2 Population 機能を有効化/無効化します。デフォルト値は False です。

NeutronEnableMetadataNetwork

True の場合には、DHCP はメタデータネットワークを提供します。このパラメーターを True に指定するには、NeutronEnableIsolatedMetadata または NeutronEnableForceMetadata のいずれかのパラメーターも True でなければなりません。デフォルト値は false です。

NeutronExcludeDevices

network_device を、仮想ネットワークに使用してはならないエージェントのノード固有の仮想機能のリストにマッピングする <network_device>:<excluded_devices> のリスト。excluded_devices は、network_device から除外する仮想機能のセミコロン区切りリストです。マッピングの network_device が physical_device_mappings リストに表示されます。

NeutronFirewallDriver

OpenStack Networking (neutron) のセキュリティーグループ機能を有効にするためのファイアウォールドライバー。

NeutronFlatNetworks

フラットネットワーク名がプラグインで設定されるように指定します。デフォルト値は datacentre です。

NeutronGeneveMaxHeaderSize

Geneve カプセル化ヘッダーのサイズ。デフォルト値は 38 です。

NeutronGlobalPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Networking はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。デフォルト値は 0 です。

NeutronGlobalReportInterval

サーバーに状態を報告するノード間の秒数。NeutronAgentDownTime 未満である必要があります。NeutronAgentDownTime の半分以下にすると最適です。デフォルト値は 300 です。

NeutronInterfaceDriver

OpenStack Networking (neutron) DHCP エージェントインターフェイスドライバー。デフォルト値は neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver です。

NeutronL3AgentAvailabilityZone

OpenStack Networking (neutron) L3 エージェントのアベイラビリティーゾーン。設定されていない場合、OpenStack Networking (neutron) ネットワークサービスに対して AZ は設定されません。

NeutronL3AgentExtensions

OpenStack Networking (neutron) L3 エージェント用に有効化されている拡張機能のコンマ区切りリスト。

NeutronL3AgentLoggingBurstLimit

rate_limit あたりの最大パケット数。デフォルト値は 25 です。

NeutronL3AgentLoggingLocalOutputLogBase

エージェント側の出力ログファイルパス、デフォルトの syslog ファイル。

NeutronL3AgentLoggingRateLimit

1 秒あたりにログに記録されるパケットの最大数。デフォルト値は 100 です。

NeutronL3AgentMode

L3 エージェントのエージェントモード。legacy または dvr_snat のいずれかを指定する必要があります。デフォルト値は legacy です。

NeutronL3AgentRadvdUser

radvd に渡されるユーザー名。root 権限をドロップし、ユーザー ID を username および group ID を、ユーザー名のプライマリーグループに変更します。ユーザーを指定しないと、L3 エージェントを実行するユーザーが渡されます。"root" を指定すると、radvd が root として生成されるため、"username" パラメーターは渡されません。デフォルト値は root です。

NeutronMechanismDrivers

OpenStack Networking (neutron) テナントネットワークのメカニズムドライバー。デフォルト値は ovn です。

NeutronMetadataProxySharedSecret

スプーフィングを防ぐための共有シークレット

NeutronMetadataWorkers

OpenStack Networking (neutron) OVN メタデータエージェントのワーカープロセスの数を設定します。デフォルト値では設定が設定されないままになり、システムに依存するデフォルトが選択されます (通常はプロセッサーの数)。これにより、コア数の多いシステムでは多数のプロセスとメモリー消費が発生する可能性があることに注意してください。このようなシステムでは、負荷要件に一致するデフォルト以外の値を選択することを推奨します。

NeutronML2PhysicalNetworkMtus

物理ネットワークと MTU 値のマッピングリスト。マッピングのフォーマットは <physnet>:<mtu val> です。このマッピングにより、ML2 プラグインのデフォルト segment_mtu 値とは異なる物理ネットワーク MTU 値を指定し、特定のネットワークについて global_physnet_mtu からの値を上書きすることができます。

NeutronNetworkSchedulerDriver

アベイラビリティーゾーンに使用するネットワークスケジュールドライバー。デフォルト値は neutron.scheduler.dhcp_agent_scheduler.AZAwareWeightScheduler です。

NeutronNetworkType

OpenStack Networking (neutron) のテナントネットワークタイプ。デフォルト値は geneve です。この値を変更する場合は、新しい値がパラメーター OVNEncapType と一致することを確認してください。たとえば、ML2/OVN 環境で Geneve の代わりに VXLAN を使用する場合は、NeutronNetworkTypeOVNEncapType の両方が vxlan に設定されていることを確認します。デフォルト値は geneve です。

NeutronNetworkVLANRanges

サポートされる OpenStack Networking (neutron) ML2 および Open vSwitch VLAN マッピングの範囲。デフォルトでは、物理ネットワーク datacentre 上の VLAN を許可するように設定されています (NeutronBridgeMappings を参照)。デフォルト値は datacentre:1:1000 です。

NeutronOverlayIPVersion

全オーバーレイネットワークエンドポイントに使用される IP バージョン。デフォルト値は 4 です。

NeutronOVNLoggingBurstLimit

rate_limit あたりの最大パケット数。デフォルト値は 25 です。

NeutronOVNLoggingLocalOutputLogBase

エージェント側の出力ログファイルパス、デフォルトの syslog ファイル。

NeutronOVNLoggingRateLimit

1 秒あたりにログに記録されるパケットの最大数。デフォルト値は 100 です。

NeutronOVSAgentLoggingBurstLimit

rate_limit あたりの最大パケット数。デフォルト値は 25 です。

NeutronOVSAgentLoggingLocalOutputLogBase

エージェント側の出力ログファイルパス、デフォルトの syslog ファイル。

NeutronOVSAgentLoggingRateLimit

1 秒あたりにログに記録されるパケットの最大数。デフォルト値は 100 です。

NeutronOVSFirewallDriver

セキュリティーグループの実装に使用するファイアウォールドライバーのクラス名を設定します。指定可能な値は、システム設定により異なります。たとえば、noopopenvswitchiptables_hybrid です。デフォルト値である空の文字列を指定すると、デフォルトのサポート対象設定となります。

NeutronOvsIntegrationBridge

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

NeutronOvsResourceProviderBandwidths

<bridge>:<egress_bw>:<ingress_bw> タプルのコンマ区切りリスト。指定のブリッジで利用可能な帯域幅が指定の方向に表示されます。方向は、VM の視点から行われます。帯域幅は、1 秒あたりのキロバイト単位 (kbps) で測定されます。ブリッジは bridge_mappings に値として表示されるはずです。

NeutronOVSTunnelCsum

発信 IP パケットを転送する GRE/VXLAN トンネルのトンネルヘッダーチェックサムを設定または設定します。デフォルト値は false です。

NeutronOvsVnicTypeBlacklist

管理上の理由で OVS メカニズムドライバーにより OpenStack Networking (neutron) でのサポートが禁止されている仮想 NIC 種別のコンマ区切りリスト

NeutronPassword

OpenStack Networking (neutron) サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

NeutronPermittedEthertypes

OpenStack Networking (neutron) ファイアウォールで設定する追加の ethertype を設定します。

NeutronPhysicalDevMappings

<physical_network>:<physical device> のリスト。サーバーの network_vlan_ranges にリスト表示されるすべての物理ネットワークには、各エージェントの適切なインターフェイスへのマッピングが必要です。例: "tenant0:ens2f0,tenant1:ens2f1"。

NeutronPluginExtensions

有効な拡張プラグインのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,port_security,dns_domain_ports です。

NeutronPluginMl2PuppetTags

puppet での設定ファイルを生成するのに使用される puppet リソースタグ名。デフォルト値は neutron_plugin_ml2 です。

NeutronPortQuota

テナントごとに許容できるポート数。負の値は無制限を意味します。デフォルト値は 500 です。

NeutronRouterSchedulerDriver

アベイラビリティーゾーンに使用するルータースケジュールドライバー。デフォルト値は neutron.scheduler.l3_agent_scheduler.AZLeastRoutersScheduler です。

NeutronRpcWorkers

OpenStack Networking (neutron) サービスの RPC ワーカー数を設定します。このパラメーターを指定しないと、NeutronWorkers の値が用いられます。それも指定されていない場合には、デフォルト値は未設定のままとなり、システムに依存したデフォルトが選択されます (通常は 1)。

NeutronSecurityGroupQuota

テナントごとに許容できるセキュリティーグループ数。負の数は無制限を意味します。デフォルト値は 10 です。

NeutronServicePlugins

サービスプラグインのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は qos,ovn-router,trunk,segments,port_forwarding,log です。

NeutronSriovAgentExtensions

OpenStack Networking (neutron) SR-IOV エージェント用に有効化されている拡張機能のコンマ区切りリスト。

NeutronSriovResourceProviderBandwidths

<network_device>:<egress_bw>:<ingress_bw>:<ingress_bw> タプルのコンマ区切りリスト。指定のデバイスの利用可能な帯域幅が指定の方向に表示されます。方向は、VM の視点から行われます。帯域幅は、1 秒あたりのキロバイト単位 (kbps) で測定されます。デバイスは、physical_device_mappings に値として表示されるはずです。

NeutronSriovVnicTypeBlacklist

管理上の理由で SR-IOV メカニズムドライバーにより OpenStack Networking (neutron) でのサポートが禁止されている仮想 NIC 種別のコンマ区切りリスト

NeutronTunnelIdRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる GRE トンネリング ID の範囲を列挙した <tun_min>:<tun_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:4094'] です。

NeutronTunnelTypes

OpenStack Networking (neutron) テナントネットワークのトンネルタイプ。デフォルト値は vxlan です。

NeutronTypeDrivers

読み込むネットワーク種別ドライバーのエントリーポイントのコンマ区切りリスト。デフォルト値は geneve,vxlan,vlan,flat です。

NeutronVhostuserSocketDir

OVS 向けの vhost-user ソケットディレクトリー

NeutronVniRanges

テナントネットワークの割り当てに使用できる VXLAN VNI ID の範囲を列挙した <vni_min>:<vni_max> タプルのコンマ区切りリスト。デフォルト値は ['1:65536'] です。

NeutronWorkers

OpenStack Networking サービスの API および RPC ワーカー数を設定します。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

OVNAvailabilityZone

ovs db で設定する az オプション (例: [az-0, az-1, az-2])。

OVNCMSOptions

OVS データベースで設定する CMS オプション

OVNContainerCpusetCpus

コンテナーが使用することのできる CPU またはコアを、特定の CPU/コアに制限します。シングルコア (例: 0)、コンマ区切りのリスト (例: 0,1)、範囲 (例: 0-3)、またはこれらを組み合わせて (例: 0-3,7,11-15) 指定できます。可能な限り最高のパフォーマンスを得るには、選択したコアをゲストおよびハイパーバイザーから分離する必要があります。

OVNControllerImageUpdateTimeout

更新中、コンテナーイメージが更新されるまで待機する時間 (秒単位)。デフォルト値は 600 です。

OVNControllerUpdateTimeout

更新中、コンテナーが更新されるまで待機する時間 (秒単位)。デフォルト値は 600 です。

OVNDbConnectionTimeout

OVSDB 接続トランザクションのタイムアウト (秒単位)。デフォルト値は 180 です。

OvnDBSCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

OVNDnsServers

DNS フォワーダーとして使用するサーバーのリスト

OVNEmitNeedToFrag

MTU の不一致の場合に "need to frag" パケットを発行するように OVN を設定します。この設定を有効にする前に、ホストカーネル (バージョン >= 5.2) でサポートされていることを確認するか、コマンド ovs-appctl -t ovs-vswitchd dpif/show-dp-features br-int | grep "Check pkt length action" の出力を確認します。デフォルト値は false です。

OVNEnableHaproxyDockerWrapper

haproxy が別のコンテナーで起動するように、ラッパースクリプトを生成します。デフォルト値は true です。

OVNEncapTos

Open_vSwitch データベースインターフェイステーブルで指定されたとおり、OVN トンネルインターフェイスの option:tos に適用される値。この機能は OVN v21.12.0 からサポートされています。デフォルト値は 0 です。

OVNEncapType

OVN で使用されるカプセル化のタイプ。geneve または vxlan が可能です。デフォルト値は geneve です。この値を変更する場合は、新しい値がパラメーター NeutronNetworkType にもリストされていることを確認してください。たとえば、OVNEncapTypevxlan に変更する場合は、NeutronNetworkType のリストに vxlan が含まれていることを確認してください。デフォルト値は geneve です。

OvnHardwareOffloadedQos

ハードウェアオフロードポートの QoS サポートを有効にします。デフォルト値は false です。

OVNIntegrationBridge

OVN Controller が統合ブリッジとして使用する OVS ブリッジ名。デフォルト値は br-int です。

OvnMetadataCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

OVNMetadataEnabled

Metadata サービスを有効にする必要があるかどうかを定義します。デフォルト値は true です。

OVNNeutronSyncMode

OpenStack Networking (neutron) データベースと OVN データベースの同期モード。デフォルト値は log です。

OVNNorthboundClusterPort

OVN ノースバウンド DB サーバーのクラスターポート。デフォルト値は 6643 です。

OVNNorthboundServerPort

OVN Northbound DB サーバーのポート。デフォルト値は 6641 です。

OVNOfctrlWaitBeforeClear

すべてのオープンフロールールをクリアし、新しいルールをインストールする前に ovn-controller が起動時に待機する時間 (ミリ秒単位) を設定します。デフォルト値は 8000 です。

OVNOpenflowProbeInterval

OpenvSwitch 統合ブリッジへの OpenFlow 接続の停止状態検出間隔 (秒単位)。デフォルト値は 60 です。

OVNOvsdbProbeInterval

OVSDB セッションのプローブ間隔 (ミリ秒)。デフォルト値は 60000 です。

OVNQosDriver

OpenStack Networking (neutron) QOS サービスプラグイン用 OVN 通知ドライバー。デフォルト値は ovn-qos です。

OVNRemoteProbeInterval

検出間隔 (ミリ秒単位)。デフォルト値は 60000 です。

OVNSouthboundClusterPort

OVN サウスバウンド DB サーバーのクラスターポート。デフォルト値は 6644 です。

OVNSouthboundServerPort

OVN Southbound DB サーバーのポート。デフォルト値は 6642 です。

OVNStaticBridgeMacMappings

静的 OVN ブリッジの MAC アドレスマッピング。OpenStack Networking (neutron) ポートを作成することにより、一意の OVN ブリッジ MAC アドレスが動的に割り当てられます。OpenStack Networking (neutron) が使用できない場合 (スタンドアロンデプロイメントなど)、このパラメーターを使用して静的な OVN ブリッジの MAC アドレスを指定します。例: controller-0: datacenter: 00:00:5E:00:53:00 provider: 00:00:5E:00:53:01 compute-0: datacenter: 00:00:5E:00:54:00 provider: 00:00:5E:00:54:01.

OvsDisableEMC

OVS 完全一致キャッシュを無効にします。デフォルト値は false です。

OvsHwOffload

OVS ハードウェアオフロードを有効にします。この機能は、OVS 2.8.0 からサポートされています。デフォルト値は false です。

PythonInterpreter

python および ansible の動作に使用する python インタープリター。デフォルト値は、`$(command -v python3

 

command -v python)` です。

TenantNetPhysnetMtu

下層の物理ネットワークの MTU。OpenStack Networking (neutron) はこの値を使用して、全仮想ネットワークのコンポーネントの MTU を算出します。フラットネットワークおよび VLAN ネットワークの場合は、OpenStack Networking (neutron) はこの値を変更せずに使用します。VXLAN などのオーバーレイネットワークの場合は、OpenStack Networking (neutron) は自動的にこの値からオーバーレイプロトコルのオーバーヘッドを除算します。(network_data.yaml の Tenant ネットワークの MTU 設定で、このパラメーターを制御します)デフォルト値は 1500 です。

第18章 Object Storage (swift) パラメーター

オブジェクトストレージパラメーターを使用して swift サービスを変更できます。

パラメーター説明

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

MemcachedTLS

Memcached サービスで TLS を有効にするには、True に設定します。すべてのサービスが Memcached TLS をサポートする訳ではないので、移行期間中、Memcached は 2 つのポート (MemcachedPort パラメーター (上記) で設定したポート、および TLS を使用しない 11211) をリッスンします。デフォルト値は false です。

SwiftAccountWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftCeilometerIgnoreProjects

無視するプロジェクト名のコンマ区切りのリスト。デフォルト値は ['service'] です。

SwiftCeilometerPipelineEnabled

False に設定してオブジェクトストレージプロキシーの ceilometer パイプラインを無効にします。デフォルト値は false です。

SwiftContainerSharderEnabled

Swift コンテナー細分化サービスを有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

SwiftContainerWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの "元" ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

SwiftEncryptionEnabled

Swift 内の Data at Rest の暗号化を有効にするには、True に設定します。デフォルト値は false です。

SwiftHashPrefix

リング内でマッピングを決定するためのハッシングを行う際に追加のソルトとして使用するランダム文字列。

SwiftHashSuffix

リング内でマッピングを決定するためのハッシングを行う際にソルトとして使用するランダム文字列

SwiftMinPartHours

リバランスの後にリング内のパーティションを移動できるようになるまでの最小時間 (時間単位)。デフォルト値は 1 です。

SwiftMountCheck

ルートデバイスに誤って書き込まれないようにデバイスがマウントされているかどうかを確認します。デフォルト値は false です。

SwiftObjectWorkers

Swift アカウントサービスのワーカー数。デフォルト値は 0 です。

SwiftPartPower

Object Storage リングの構築時の Partition Power。デフォルト値は 10 です。

SwiftPassword

Object Storage サービスアカウントのパスワード

SwiftProxyNodeTimeout

swift-proxy からアカウント、コンテナー、オブジェクトサービスへのリクエストのタイムアウト。デフォルト値は 60 です。

SwiftProxyRecoverableNodeTimeout

swift-proxy から swift a/c/o サービスに移行する GET/HEAD リクエストのタイムアウト。デフォルト値は 30 です。

SwiftRawDisks

Object Storage バックエンドに使用する追加の RAW デバイス(例: {sdb: {}})。

SwiftReplicas

Object Storage リングで使用するレプリカ数。デフォルト値は 3 です。

SwiftRingBuild

Object Storage リングを管理するかどうか。デフォルト値は true です。

SwiftRingGetTempurl

リングのダウンロード元の一時的な Swift URL

SwiftRingPutTempurl

リングのアップロード先の一時的な Swift URL

SwiftUseLocalDir

リングの構築時に Object Storage サービスにローカルディレクトリーを使用します。デフォルト値は true です。

SwiftUseNodeDataLookup

永続的な命名を使用するには、NodeDataLookup をディスクデバイスに使用します。デフォルト値は false です。

SwiftWorkers

Object Storage サービスのワーカー数。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は 0 です。

第19章 Orchestration (heat) パラメーター

オーケストレーションパラメーターを使用して Heat サービスを変更できます。

パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

ClientRetryLimit

クライアントが一時的なエラーに対して再試行を行います。デフォルト値は 2 です。

EnableCache

memcached でキャッシュを有効にします。デフォルト値は true です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

EnforceSecureRbac

このオプションを True に設定すると、[oslo_policy] enforce_new_defaults[oslo_policy] enforce_scope を True に設定して、各 OpenStack サービスが Secure RBAC を適用するように設定されます。これにより、システムおよびプロジェクトスコープのサポートや keystone のデフォルトロール、管理者、メンバー、リーダーなど、OpenStack サービス全体で一貫性のある一連の RBAC ペルソナが導入されます。デプロイメント内のすべてのサービスがセキュアな RBAC を実際にサポートするまで、この機能は有効にしないでください。デフォルト値は false です。

HeatApiOptEnvVars

オプションの環境変数のハッシュ

HeatApiOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

HeatAuthEncryptionKey

heat-engine の認証暗号鍵

HeatConfigureDelegatedRoles

権限を委譲されたロールを作成します。デフォルト値は false です。

HeatConvergenceEngine

コンバージェンスアーキテクチャーの heat エンジンを有効にします。デフォルト値は true です。

HeatCorsAllowedOrigin

このリソースがリクエストの "元" ヘッダーで受け取るドメインと共有されるかどうかを示します。

HeatCronPurgeDeletedAge

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age)。デフォルト値は 30 です。

HeatCronPurgeDeletedAgeType

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age type)。デフォルト値は days です。

HeatCronPurgeDeletedDestination

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Log destination)。デフォルト値は /dev/null です。

HeatCronPurgeDeletedEnsure

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Ensure)。デフォルト値は present です。

HeatCronPurgeDeletedHour

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Hour)。デフォルト値は 0 です。

HeatCronPurgeDeletedMaxDelay

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

HeatCronPurgeDeletedMinute

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Minute)。デフォルト値は 1 です。

HeatCronPurgeDeletedMonth

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

HeatCronPurgeDeletedMonthday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

HeatCronPurgeDeletedUser

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (User)。デフォルト値は heat です。

HeatCronPurgeDeletedWeekday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

HeatEnableDBPurge

OpenStack Orchestration (heat) データベースでソフト削除された行をパージする cron ジョブを作成するかどうか。デフォルト値は true です。

HeatEngineOptEnvVars

オプションの環境変数のハッシュ

HeatEngineOptVolumes

マウントされるオプションのボリュームのリスト

HeatEnginePluginDirs

プラグインを検索するディレクトリーアレイ

HeatMaxJsonBodySize

OpenStack Orchestration (heat) API の JSON リクエスト本文の RAW データ型最大バイトサイズ。デフォルト値は 4194304 です。

HeatMaxNestedStackDepth

スタックのネスト深さの最大値。デフォルト値は 6 です。

HeatMaxResourcesPerStack

最上位のスタックごとに許容できる最大リソース。-1 は無制限に設定されます。デフォルト値は 1000 です。

HeatPassword

Orchestration サービスおよびデータベースアカウントのパスワード

HeatReauthenticationAuthMethod

長時間のタスクが完了するように、トークン期限切れ時の再認証を許可します。この設定は指定したあらゆるユーザートークンの有効期限に優先する点に注意してください。

HeatStackDomainAdminPassword

OpenStack Identity (keystone) の OpenStack Orchestration (heat) ドメインの管理者パスワード

HeatWorkers

OpenStack Orchestration (heat) サービスのワーカー数。ワーカー数が多いと、システムのプロセス数も増え、メモリーを過剰消費してしまう点に注意してください。CPU コア数が多いシステムでは、デフォルト以外の適切な値を選択することを推奨します。0 の場合は、OpenStack の内部デフォルト値 (ノードにある CPU コア数) に設定されます。デフォルト値は 0 です。

HeatYaqlLimitIterators

yaql 式がその評価に使用することのできるコレクションの最大要素数。デフォルト値は 1000 です。

HeatYaqlMemoryQuota

yaql 式がその評価に使用することのできる最大のメモリーサイズ (バイト単位)。デフォルト値は 100000 です。

MemcachedTLS

Memcached サービスで TLS を有効にするには、True に設定します。すべてのサービスが Memcached TLS をサポートする訳ではないので、移行期間中、Memcached は 2 つのポート (MemcachedPort パラメーター (上記) で設定したポート、および TLS を使用しない 11211) をリッスンします。デフォルト値は false です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

第20章 Shared File Service (manila) パラメーター

Shared File サービスのパラメーターを使用して manila サービスを変更できます。

パラメーター説明

ApacheCertificateKeySize

このサービスの証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを上書きします。

ApacheTimeout

Apache のタイムアウト (秒単位)。Apache が I/O 操作を待機する時間を定義します。デフォルト値は 90 です。

CephClusterName

Ceph クラスター名。デフォルト値は ceph です。

CephConfigPath

Ceph クラスター設定ファイルがホストに保存されているパス。デフォルト値は /var/lib/tripleo-config/ceph です。

CertificateKeySize

証明書の作成時に使用される秘密鍵のサイズを指定します。デフォルト値は 2048 です。

EnableSQLAlchemyCollectd

SQLAlchemy-collectd サーバープラグインを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

ManilaCephClientUserName

manila 統合用の Ceph クライアントのユーザー名。デフォルト値は manila です。

ManilaCephFSCephFSProtocolHelperType

cephfs バックエンドが有効な場合のプロトコル種別 (CEPHFS または NFS)。manila cephfs 環境ファイルにより設定します。デフォルト値は CEPHFS です。

ManilaCronDbPurgeAge

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Age)。デフォルト値は 30 です。

ManilaCronDbPurgeDestination

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Log destination)。デフォルト値は /var/log/manila/manila-rowsflush.log です。

ManilaCronDbPurgeHour

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Hour)。デフォルト値は 0 です。

ManilaCronDbPurgeMaxDelay

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Max Delay)。デフォルト値は 3600 です。

ManilaCronDbPurgeMinute

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Minute)。デフォルト値は 1 です。

ManilaCronDbPurgeMonth

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month)。デフォルト値は * です。

ManilaCronDbPurgeMonthday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Month Day)。デフォルト値は * です。

ManilaCronDbPurgeUser

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (User)。デフォルト値は manila です。

ManilaCronDbPurgeWeekday

cron ジョブが削除済みとマークされかつ $age よりも古いデータベースのエントリーをパージする (Week Day)。デフォルト値は * です。

ManilaEnabledShareProtocols

manila でのファイル共有の作成に許可されるプロトコルのリスト。これが設定されていない場合、リストは有効なストレージバックエンドにより推測されます。

ManilaIPv6

manila での IPv6 アクセスを有効にするには True に設定します。デフォルト値は False です。

ManilaPassword

Shared File サービスアカウントのパスワード

ManilaStorageAvailabilityZone

OpenStack Shared File Systems (manila) サービスのストレージアベイラビリティーゾーン。デフォルト値は nova です。

ManilaWorkers

manila::wsgi::apache のワーカー数を設定します。デフォルト値は、物理ノードにある仮想 CPU コア数と同じ数値です。

MemcacheUseAdvancedPool

高度な (eventlet に対して安全な) memcached クライアントプールを使用します。デフォルト値は true です。

NotificationDriver

通知の送信を処理する単一または複数のドライバー。デフォルト値は noop です。

第21章 時刻に関するパラメーター

time パラメーターを使用して time synchronization サービスを変更できます。

パラメーター説明

ChronyAclRules

NTP クライアントのアクセス制御リスト。デフォルトでは、どのクライアントも許可されません。デフォルト値は ['deny all'] です。

ChronyGlobalPoolOptions

chrony.conf で設定した NTP プールのデフォルトプールオプション。このパラメーターを指定すると、NtpIburstEnable、MaxPoll、および MinPoll は無視されます。

ChronyGlobalServerOptions

chrony.conf で設定した NTP サーバーのデフォルトサーバーオプション。このパラメーターを指定すると、NtpIburstEnable、MaxPoll、および MinPoll は無視されます。

EnablePackageInstall

デプロイ時にパッケージのインストールを有効にするには true に設定します。デフォルト値は false です。

MaxPoll

アップストリームのサーバーが NTP メッセージをポーリングする最大の間隔を 2 の累乗の秒数で指定します。設定可能な値は 4 から 17 です。デフォルト値は 10 です。

MinPoll

アップストリームのサーバーが NTP メッセージをポーリングする最小の間隔を 2 の累乗の秒数で指定します。最小のポーリング間隔のデフォルトは 6 (64 秒) です。設定可能な値は 4 から 17 です。デフォルト値は 6 です。

NtpIburstEnable

全 NTP ピアに対して iburst オプションを有効にするかどうかを指定します。iburst が有効な場合には、NTP サーバーに到達できなければ、NTP が 1 つではなく 8 つのパッケージのバーストを送信します。これは、初期同期を迅速化するために設計されています。デフォルト値は true です。

NtpPool

NTP プールのリスト。デフォルトは [] です。したがって、デフォルトでは NtpServer だけが使用されます。

NtpServer

NTP サーバーリスト。デフォルト値は ['0.pool.ntp.org', '1.pool.ntp.org', '2.pool.ntp.org', '3.pool.ntp.org'] です。

TimeZone

オーバークラウド上で設定するタイムゾーン。デフォルト値は UTC です。

第22章 アップグレードのパラメーター

アップグレードパラメーターを使用してアップグレードプロセスの動作を変更できます。

パラメーター説明

UpgradeInitCommand

アップグレードプロセスを初期化するためにすべてのオーバークラウドノード上で実行するコマンドまたはスクリプトのスニペット。たとえば、リポジトリーの切り替えなど。

UpgradeInitCommonCommand

アップグレードプロセスに必要な共通のコマンド。操作者は通常このパラメーターを変更する必要はなく、major-upgrade-composable-steps.yaml および major-upgrade-converge.yaml 環境ファイルで設定および設定解除されます。

UpgradeLeappCommandOptions

Leapp コマンドに追加するその他のコマンドラインオプション

UpgradeLeappDebug

Leapp の実行中にデバッグのアウトプットを出力します。デフォルト値は false です。

UpgradeLeappDevelSkip

開発/テスト環境で Leapp を実行する場合は、環境変数を設定して Leapp の確認を省略します。たとえば、LEAPP_DEVEL_SKIP_RHSM=1 と設定します。

UpgradeLeappEnabled

オペレーティングシステムのアップグレードに Leapp を使用します。デフォルト値は false です。

UpgradeLeappPostRebootDelay

マシンがリブートしてテストコマンドに応答するのを待つ最大の時間 (秒)。デフォルト値は 120 です。

UpgradeLeappRebootTimeout

Leapp による OS アップグレードフェーズのタイムアウト時間 (秒単位)。デフォルト値は 3600 です。

UpgradeLeappToInstall

Leapp によるアップグレード後にインストールするパッケージのリスト

UpgradeLeappToRemove

Leapp によるアップグレード時に削除するパッケージのリスト

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.