はじめに
Database-as-a-Service (DBaaS)を使用すると、デプロイメント、設定、またはバックアップなどの管理タスクについて心配することなく、OpenStack 環境でリレーショナルまたは非リレーショナルデータベースを簡単に使用できます。この機能は、ゲストデータベースイメージをプロビジョニングおよび管理する trove コンポーネントによって提供されます。
DEPRECATION NOTICE: Red Hat OpenStack Platform 10 以降、OpenStack Trove サービスは Red Hat OpenStack Platform ディストリビューションに含まれなくなります。お客様に実稼働に対応した DBaaS サービスを提供するために、信頼できるパートナーと協力しています。このオプションの詳細については、営業アカウントマネージャーにお問い合わせください。
DBaaS は、複数のサービスで設定されています。
- ゲストインスタンス上で実行され、データストアを管理しているゲストエージェントサービス。これには、新しいデータストアをオンラインにし、データベース操作を実行することが含まれます。
- Task Manager サービスは、インスタンスでプロビジョニング、管理、および操作を実行します。
-
RESTful API を提供し、ゲストエージェントまたはタスクマネージャーに API リクエストを転送します。DBaaS API へのコマンドラインインターフェイスは、
python-troveclient
パッケージに含まれるtrove
クライアントによって提供されます。 - ホストで実行され、ゲストインスタンスからのメッセージをリッスンしてホストに渡すための conductor サービス(ステータスの更新など)。
以下のデータベースプラットフォームがサポートされます。
- MySQL 5.5 および 5.6
- MariaDB 5.5 および 10
OpenStack Database-as-a-Service は、本リリースでは テクノロジープレビュー として提供しているため、Red Hat では全面的にはサポートしていません。これは、テスト用途にのみご利用いただく機能です。実稼働環境にはデプロイしないでください。テクノロジープレビュー機能の詳細は、対象範囲の詳細 を参照してください。