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6.2. NFS、CephFS、または CIFS 共有の作成

CephFS-NFS、ネイティブ CephFS、または CIFS 共有を作成して、データの読み取りと書き込みを行うことができます。

共有を作成するときは、共有プロトコルと共有のサイズをギガバイト単位で指定する必要があります。また、share-type、share-network、および name コマンドオプションを含めることもできます。 

$ openstack share create [--share-type <share_type>] \
        [--share-network <share_network>]  \
        [--name <share_name>] <share_protocol> <GB>
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コマンド例では、次の値を置き換えます。

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値説明必須または任意

<share_type>

指定の共有タイプに関連する設定を適用します。

任意です。共有タイプを指定しない場合は、default の共有タイプが使用されます。

<share_network>

共有ネットワークの名前

  • 共有タイプの driver_handles_share_servers が、true に設定されている場合は必須です。
  • 共有タイプの driver_handles_share_servers が、false に設定されている場合はサポートされません。
  • CephFS-NFS およびネイティブ CephFS ではサポートされません。これらのプロトコルは、driver_handles_share_servers が true に設定されている共有タイプをサポートしません。

<share_name>

共有の名前

任意です。共有に名前を付ける必要はなく、名前が一意である必要もありません。

<share_protocol>

使用する共有プロトコル

  • CephFS-NFS の場合は、<share_protocol> を nfs に置き換えます。
  • ネイティブ CephFS の場合は、<share_protocol> を cephfs に置き換えます。
  • NFS または CIFS プロトコルをサポートする他のストレージバックエンド (たとえば、NetApp または Dell EMC ストレージバックエンド) の場合は、<share_protocol> を nfs または cifs に置き換えます。

<GB>

共有のサイズ (ギガバイト単位)

必須。

6.2.1. DHSS=true での NFS または CIFS 共有の作成
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共有タイプの追加仕様である driver_handles_share_servers が true に設定されている場合、共有ネットワークに独自のセキュリティーサービスを追加して、NFS または CIFS 共有を作成およびエクスポートできます。ネイティブ CephFS プロトコルは共有ネットワークをサポートしません。

セキュリティーサービスを追加するには、まず共有ネットワークを作成する必要があります。CIFS 共有を作成する場合は、Active Directory サーバーを表すセキュリティーサービスリソースも作成する必要があります。その後、セキュリティーサービスを共有ネットワークに関連付けます。

NFS 共有を作成する場合は、共有で Kerberos または LDAP 認可を使用する場合を除き、セキュリティーサービスは必要ありません。

手順

  1. 共有ネットワークを作成します。 

    $ openstack share network create --name <network_name> \
    --neutron-net-id <25d1e65c-d961-4f22-9476-1190f55f118f> \
    --neutron-subnet-id <8ba20dce-0ca5-4efd-bf1c-608d6bceffe1>
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    • <network_name> は、NFS または CIFS 共有に使用する共有ネットワーク名に置き換えます。
    • neutron-net-id と neutron-subnet-id は、共有ネットワークの正しい値に置き換えます。

  2. Active Directory サーバーを表すセキュリティーサービスリソースを作成します。 

    $ openstack share security service create <active_directory> \
          --dns-ip <192.02.12.10> \
          --domain <domain_name.com> \
          --user <administrator> \
          --password <password> \
          --name <AD_service>
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    • 山かっこ <> の値を、セキュリティーサービスリソースに応じた適切な詳細情報に置き換えます。

  3. セキュリティーサービスリソースを共有ネットワークに関連付けます。 

    $ openstack share network set --new-security-service \
  <AD_service> <network_name>
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  4. NFS または CIFS 共有を作成します。

    • 10 GB NFS の例: 

      $ openstack share create --name <nfs_share> --share-type <netapp> \
    --share-network <nfs_network> nfs 10
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    • 20 GB CIFS の例: 

      $ openstack share create --name <cifs_share> --share-type dhss_true \
    --share-network <cifs_network> cifs 20
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      • 山かっこ <> の値を、NFS または CIFS 共有に応じた適切な詳細情報に置き換えます。

6.2.2. DHSS=false での NFS、CephFS、または CIFS 共有の作成
リンクのコピー

共有タイプの追加仕様である driver_handles_share_servers が `false` に設定されている場合、セキュリティーサービスがストレージシステム上で直接設定されているため、カスタムのセキュリティーサービスを使用できません。CIFS 共有では、アクセス制御を管理するために、ストレージシステムとともに Active Directory サーバーが必要です。そのため、管理者は CIFS 共有を使用するために Active Directory サーバーを事前に作成し、それをストレージシステムに関連付ける必要があります。

DHSS=false の場合、共有ストレージネットワークが事前に設定されているため、share-network コマンドオプションを使用せずに共有を作成できます。

手順

  • DHSS=false の場合は、NFS、ネイティブ CephFS、または CIFS 共有を作成します。これらの例では name を指定していますが、share-type または share-network は指定していません。default 共有タイプと設定済みの共有ストレージネットワークを使用します。

    • share-01 という名前の 10 GB NFS 共有を作成します。 

      $ openstack share create --name share-01 nfs 10
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    • share-02 という名前の 15 GB のネイティブ CephFS 共有を作成します。 

      $ openstack share create --name share-02 cephfs 15
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    • share-03 という名前の 20 GB CIFS 共有を作成します。 

      $ openstack share create --name share-03 cifs 20
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