第59章 カスタムタスクの登録
Red Hat Process Automation Manager は、カスタムタスクのワークアイテムと、ワークアイテムハンドラーが実行するコードと関連付ける方法を知っておく必要があります。作業項目定義ファイルは、名前と Java クラスによってカスタムタスクを作業項目ハンドラーにリンクします。ワークアイテムハンドラーの Java クラスは、Red Hat Process Automation Manager で利用できるように登録しておく必要があります。
サービスリポジトリーには、各種システムとプロセスを統合できるように、ドメイン固有のサービスが含まれています。サービスリポジトリーを使用する場合は、インポートプロセスでカスタムタスクが登録されるため、カスタムタスクの登録は、必要ありません。
Red Hat Process Automation Manager では、ビジネスプロセスが最低 1 つ含まれるプロジェクトには、デフォルトで WID ファイルが作成されます。ワークアイテムハンドラーの登録時に WID ファイルを作成したり、デフォルトの WID ファイルを編集したりできます。WID ファイルの場所とフォーマットに関する詳細は、57章ワークアイテム定義を参照してください。
サービスリポジトリーを使用しないデプロイメントの場合、ワークアイテムハンドラーは 2 種類の方法で登録できます。
- デプロイメント記述子を使用した登録
- Spring コンポーネント登録を使用した登録
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Business Central でデプロイメント記述子を使用してワークアイテムハンドラーで、カスタムタスクのワークアイテムを登録できます。
手順
-
Business Central で、Menu
Design Projects に移動して、プロジェクト名を選択します。 -
プロジェクトペインで Settings
Deployments Work Item Handlers の順に選択します。 - Add Work Item Handler をクリックします。
- Name フィールドで、カスタムタスクの表示名を入力します。
- Resolver リストから MVEL、Reflection または Spring を選択します。
Value フィールドに、リゾルバー-タイプをもとに値を入力します。
MVEL の場合には、
new <full Java package>.<Java work item handler class name>()
の形式を使用します。例:
new com.redhat.MyWorkItemWorkItemHandler()
Reflection の場合には、
<full Java package>.<Java work item handler class name>
の形式を使用します。例:
com.redhat.MyWorkItemWorkItemHandler
Spring の場合には
<Spring bean identifier>
の形式を使用します。例:
workItemSpringBean
注記値フィールドは自動的に入力できます。
- Save をクリックして変更を保存します。