第2章 Red Hat Quay 設定の免責事項


一部の機能と設定パラメーターは、Red Hat Quay のスタンドアロンデプロイメントでも Operator ベースのデプロイメントでも、積極的には使用または実装されていません。そのため、一部の機能を有効または無効にするフラグなどの機能フラグや、Red Hat サポートによって明示的に文書化されていない、または文書化が要求されていない設定パラメーターは、慎重に変更する必要があります。未使用の機能やパラメーターは、完全にテストまたはサポートされていない場合や、Red Hat Quay との互換性がない場合があります。未使用の機能パラメーターを変更すると、予期しない問題やデプロイメントの停止が発生する可能性があります。

スタンドアロンデプロイメントでの Red Hat Quay の設定は、Red Hat Quay の高度な設定 を参照してください。

Red Hat Quay Operator デプロイメントの設定は、OpenShift Container Platform での Red Hat Quay の設定 を参照してください。

2.1. Red Hat Quay 3.11 の設定更新

以下のセクションでは、Red Hat Quay 3.11 で追加された新しい設定フィールドについて詳しく説明します。

2.1.1. チーム同期の設定フィールド

OIDC 機能によるチーム同期のために、次の設定フィールドが追加されました。

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表2.1 チーム同期の設定フィールド

フィールド

説明

PREFERRED_GROUP_CLAIM_NAME

String

ユーザーのグループメンバーシップに関する情報を保持する OIDC トークンペイロード内のキー名。

チーム同期の例 YAML 設定

# ...
PREFERRED_GROUP_CLAIM_NAME: <example_claim_name>
# ...
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2.1.2. AWS S3 STS デプロイメントの設定フィールド

AWS STS for Red Hat Quay を設定する際に、次の設定フィールドが追加されました。これらのフィールドは、デプロイメント用に AWS S3 ストレージを設定するときに使用されます。

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表2.2 AWS S3 STS 設定フィールド

フィールド

説明

.sts_role_arn

String

AWS STS for Red Hat Quay を設定するときに必要な一意の Amazon Resource Name (ARN)。

.sts_user_access_key

String

AWS STS for Red Hat Quay を設定するときに必要な、生成された AWS S3 ユーザー秘密鍵。

.sts_user_secret_key

String

Red Hat Quay の AWS STS を設定するときに必要な、生成された AWS S3 ユーザー秘密鍵。

AWS S3 STS の例 YAML 設定

# ...
DISTRIBUTED_STORAGE_CONFIG:
   default:
    - STSS3Storage
    - sts_role_arn: <role_arn>
      s3_bucket: <s3_bucket_name>
      s3_region: <region>
      storage_path: <storage_path>
      sts_user_access_key: <s3_user_access_key>
      sts_user_secret_key: <s3_user_secret_key>
# ...
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