3.3. プルクライアントのリモート実行の設定


デフォルトでは、リモート実行はスクリプトプロバイダーのトランスポートメカニズムとして SSH を使用します。ただし、リモート実行にはプルベースのトランスポート機能があり、インフラストラクチャーが Capsule からホストへの発信接続を禁止している場合に使用できます。

これは、Capsule の pull-mqtt モードと、ホスト上で実行されるプルクライアントで設定されます。pull-mqtt モードを Katello エージェントから移行するように設定します。これは、非推奨のプルベースの転送方法です。

注記

pull-mqtt モードは、スクリプトプロバイダーでのみ機能します。Ansible およびその他のプロバイダーは、引き続きデフォルトのトランスポート設定を使用します。

このモードは Capsule ごとに設定されます。一部の Capsule は pull-mqtt モードを使用するように設定できますが、その他の Capsule は SSH を使用します。この場合、特定のホスト上の 1 つのリモートジョブがプルクライアントを使用し、同じホスト上の次のジョブが SSH を使用する可能性があります。このシナリオを回避するには、すべての Capsule が同じモードを使用するように設定します。

手順

  1. 関連する各 Capsule Server でプルベースのトランスポートを有効にします。

    # satellite-installer --scenario capsule \
    --foreman-proxy-plugin-remote-execution-script-mode pull-mqtt
  2. ポート 1883 で MQTT サービスを許可するようにファイアウォールを設定します。

    # firewall-cmd --add-port="1883/tcp"
    # firewall-cmd --runtime-to-permanent
  3. pull-mqtt モードでは、ホストは、登録先の Capsule にジョブ通知をサブスクライブします。したがって、Satellite Server が同じ Capsule にリモート実行ジョブを送信するようにすることが推奨されます。これを行うには、Satellite Web UI で Administer > Settings の順に移動します。Content タブで、リモート実行用に Capsule 経由で登録推奨 の値を Yes に設定します。
  4. Capsule にプルベースのトランスポートを設定したら、各ホストでも設定する必要があります。詳細は、ホストの管理リモート実行のトランスポートモード を参照してください。
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