3.3. セッションを使用した Hammer の認証
hammer 認証セッションでは、認証情報をキャッシュで保存するため、セッションの最初に一度だけ認証情報を入力する必要があります。この方法は、複数の hammer コマンドを含むスクリプトなど、複数の hammer コマンドを順次実行する場合に適しています。このようなシナリオでは Satellite の認証情報を一度入力すると、スクリプトは想定通りに実行します。hammer 認証セッションを使用する場合は、スクリプト自体に認証情報を保存せず、hammer 設定ファイル ~/.hammer/cli.modules.d/foreman.yml
に保存します。
セッションの使用方法は以下のようになります。
セッションを有効にするには、
:use_sessions: true
を~/.hammer/cli.modules.d/foreman.yml
ファイルに追加します。:foreman: :use_sessions: true
セッションを有効にすると、設定ファイルに保存している認証情報は無視されます。
セッションを開始するには、以下のコマンドを入力します。
# hammer auth login
Satellite 認証情報が求められ、ログインします。その認証情報は、セッションの有効期限が切れるまで持続するため、再要求はされません。
セッションのデフォルトの長さは 60 分です。必要に応じて時間を変更できます。たとえば、これを 30 分に変更するには、以下のコマンドを実行します。
# hammer settings set --name idle_timeout --value 30 Setting [idle_timeout] updated to [30]
セッションの現在のステータスを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# hammer auth status
セッションを終了するには、以下のコマンドを入力します。
# hammer auth logout