付録A Puppet クライアントを管理する際の Capsule Server スケーラビリティーの考慮事項


Puppet クライアントを管理するときの Capsule Server のスケーラビリティーは、CPU の数、実行間隔の分散、および Puppet 管理リソースの数によって異なります。Capsule Server では、ある時点で同時実行される Puppet エージェントの上限数が 100 となっています。100 を超える Puppet エージェントを同時実行すると、503 HTTP エラーが発生します。

たとえば、Puppet エージェントの実行が均等に分散されていて、実行間隔内のいかなる時点においても同時に実行される Puppet エージェントが 100 台未満であると仮定します。この場合、4 つの CPU を持つ Capsule Server は、各 Puppet クライアントに 10 個の Puppet クラスが割り当てられている中程度のワークロードで、最大 1250 - 1600 台の Puppet クライアントに対応できます。Satellite のインストール環境では、必要な Puppet クライアントの数に応じて、クライアントを支える Capsule Server の数をスケールアウトできます。

Puppet クライアントの管理時に Capsule Server をスケーリングする場合は、以下のことを前提とします。

  • Satellite Server に直接レポートする外部の Puppet クライアントはありません。
  • その他すべての Puppet クライアントは、Capsule Server に直接レポートします。
  • すべての Puppet エージェンの実行間隔が均等に分散されています。
注記

均等に分散されないと、Satellite Server をオーバーロードするリスクが高くなります。100 の同時要求の制限が適用されます。

以下の表は、推奨の 4 CPU を使用した場合のスケーラビリティーの制限を示しています。

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表A.1 4 CPU を使用した場合の Puppet のスケーラビリティー
1 つのホストあたりの Puppet 管理リソース数実行間隔の分散

1

3000 - 2500

10

2400  - 2000

20

1700  - 1400

以下の表は、最小 2 CPU を使用した場合のスケーラビリティーの制限を示しています。

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表A.2 2 CPU を使用した場合の Puppet のスケーラビリティー
1 つのホストあたりの Puppet 管理リソース数実行間隔の分散

1

1700 -  1450

10

1500 -  1250

20

850 -  700

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