第9章 Docker コンテナーの管理


Docker コンテナーは、アプリケーション分離のサンドボックスで、コンテナーイメージにはコンテナーの設定が格納されています。以下のセクションでは hammer を使用して Docker コンテナーをプロビジョニングする方法を示します。以下の手順を Web UI で行う手順は『Red Hat Satellite ホスト設定ガイド』を参照してください。

Red Hat Satellite では、コンテナーを Docker プロバイダータイプのコンピュートリソースのみにデプロイできます。コンテナーホストの作成方法については『Red Hat Satellite Host Configuration Guide』を参照してください。このホストをコンピュートリソースとして登録するには、以下のコマンドを実行します。

$ hammer compute-resource create
--name <cr_name> \
--organization-ids <org_ID1>,<org_ID2>... \
--location-ids <loc_ID1>,<loc_ID2>... \
--url <cr_url> \
--provider docker

以下の構文を使用してコンピュートリソースにコンテナーをプロビジョニングします。

$ hammer docker container create \
--name <container_name> \
--compute-resource-id <cr_ID> \
--repository-name <repo_name> \
--tag <tag> \
--command <command>

hammer compute-resource list の出力でコンピュートリソース ID を検索します。<repo_name> は、Docker イメージが含まれる同期リポジトリーの名前に置き換えます。これには、Docker Hub や内部のレジストリーを参照するカスタムリポジトリー (「カスタムリポジトリーの作成」) または公式の Red Hat イメージリポジトリーを指定することもできます。コンテンツビューからプロビジョニングする場合には、<repo_name> はコンテンツビューの名前に置き換えます。コンテンツビューへのイメージの追加に関する情報は「Docker イメージのコンテンツビューへの追加」を参照してください。

コンテナーを起動すると、コンテナーの作成時に --command オプションを指定したプロセスが開始されます。コンテナーを起動するには、以下のコマンドを実行します。

$ hammer docker container start --id <container_ID>

コンテナー関連のオプションの完全一覧は、hammer docker container --help コマンドの出力を参照してください。

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