第3章 リモートジョブの設定およびセットアップ
このセクションでは、リモートホストでジョブを実行するように Satellite を設定する方法を説明します。
リモートホストで適用するコマンドはジョブテンプレートとして定義する必要があります。ジョブテンプレートを定義した後はこれを複数回使用することができます。
3.1. ホストでのジョブの実行について
シェルスクリプトまたは Ansible タスクと Playbook を使用して、Capsules からリモートでホスト上でジョブを実行できます。これはリモート実行と呼ばれます。
作成したカスタムの Ansible ロール、またはダウンロードしたロールの場合、ロールを含むパッケージを Capsule のベースオペレーティングシステムにインストールする必要があります。Ansible ロールを使用する前に、ロールがインストールされている Capsule から Satellite にロールをインポートする必要があります。
通信は Capsule Server 経由で行われるので、Satellite Server にはターゲットホストへの直接のアクセスが不要で、スケーリングして多数のホストを管理できます。リモート実行は、SSH サービスを使用します。SSH サービスは、ターゲットホストで有効化され、実行されている必要があります。リモート実行 Capsule が、ターゲットホストのポート 22 にアクセスできることを確認してください。
Satellite は、Embedded Ruby (ERB) 構文ジョブテンプレートを使用します。詳細は、ホストの管理ガイドの テンプレート作成の参照 を参照してください。
シェルスクリプトおよび Ansible のジョブテンプレートが複数、デフォルトで含まれています。詳細は、「ジョブテンプレートのセットアップ」 を参照してください。
デフォルトでは、Satellite Server はリモート実行ではなく Katello エージェントを使用するように設定されています。この設定を変更するには、管理 > 設定 に移動し、コンテンツ をクリックして、Use remote execution by default の設定を変更します。
Capsule Server のベースオペレーティングシステムは、Satellite Server の内部 Capsule のクライアントであるため、このセクションは Capsule Server を含む Satellite Server に接続されるホストのすべてのタイプに適用されます。
複数のホストでジョブを一度に実行でき、コマンドで変数を使用すると、実行するジョブをより詳細に制御できます。ホストファクトとパラメーターを使用して、変数の値を設定できます。
さらに、コマンドの実行時にテンプレートのカスタム値を指定できます。
詳細は、「リモートジョブの実行」 を参照してください。