第6章 サポートされる標準およびプロトコル
Skupper は、お使いのサービスネットワークで以下のプロトコルをサポートします。
- TCP - デフォルト
- HTTP1
- HTTP2
サービスを公開または作成する際に、プロトコルを指定できます。以下に例を示します。
skupper expose deployment hello-world-backend --port 8080 --protocol <protocol>
$ skupper expose deployment hello-world-backend --port 8080 --protocol <protocol>
ここで、<protocol> は以下のいずれかになります。
- tcp
- http
- http2
指定するプロトコルを選択するときは、以下の点に注意してください。
-
tcpは TCP にオーバーレイされたすべてのプロトコルをサポートします。たとえば、tcpを指定すると HTTP1 および HTTP2 が機能します。 -
httpまたはhttp2を指定すると、クライアントから報告された IP アドレスにアクセスできない場合があります。 すべてのサービスネットワークトラフィックは、サービスネットワークをトラバースするために AMQP メッセージに変換されます。
TCP は単一のストリームメッセージとして実装され、HTTP1 および HTTP2 はリクエスト/レスポンスメッセージルーティングとして実装されています。
6.1. CLI オプション リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
オプションの完全なリストについては、Skupper Kubernetes CLI reference および Skupper Podman CLI reference のドキュメントを参照してください。
サイトを作成し、ログレベルを trace に設定すると、HTTP ヘッダーから機密情報を誤ってログに記録できます。
skupper init --router-logging trace
$ skupper init --router-logging trace
デフォルトでは、すべての skupper コマンドはログインしているクラスターと現在の namespace に適用されます。以下の skupper オプションでは、その動作を上書きし、すべてのコマンドに適用できます。
--namespace <namespace-name>コマンドを
<namespace-name>に適用します。たとえば、現在frontendnamespace で作業しており、backendnamespace のサイトを初期化する場合は、以下のコマンドを実行します。skupper init --namespace backend
$ skupper init --namespace backendCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow --kubeconfig <kubeconfig-path>-
kubeconfig ファイルへのパス - これにより、同じクライアントからクラスターに対して複数のセッションを実行できます。または、
KUBECONFIG環境変数を設定することです。 --context <context-name>- kubeconfig ファイルには定義されたコンテキストを含むことができ、このオプションを使用すると、それらのコンテキストを使用できます。