第1章 RHTAP スタンドアロン CLI の概要


RHTAP では、5 つのスタンドアロンの CLI を使用できます。これらは、RHTAP のコンポーネントまたは依存関係のいずれかである Red Hat 製品に同梱されています。

  • Red Hat Trusted Artifact Signer (RHTAS) は、ソフトウェアアーティファクトに署名して証明するセキュリティーツールです。Operator Lifecycle Manager を使用して、RHTAP 以降と同時にインストールできます。RHTAS では、次の CLI ツールを利用できます。

  • Red Hat Trusted Profile Analyzer (RHTPA) は、Software Bills of Materials (Software Bills of Materials) の作成を自動化し、その管理を支援します。RHTAP のインストール中に RHTPA をインストールできます。SBOM 生成に使用される CLI ツールは次のとおりです。

  • Red Hat Advanced Cluster Security (RHACS) は、RHTAP のインストール中に自動的にインストールおよび設定されます。RHACS ツールは、ソフトウェアアーティファクトをすべてスキャンし、早い段階で脆弱性を特定して対処します。RHACS で使用できる CLI は次のとおりです。

CLI バイナリーがアーキテクチャーで利用可能か確認するには、第 2 章 アーキテクチャー を参照してください。

1.1. RHTAS で利用可能な CLI

Cosign、Rekor、EC CLI のバイナリーは、RHTAS のコンポーネントとして提供されます。RHTAS をインストールしたら、OpenShift Web コンソールを使用して OpenShift クラスターからこれらのバイナリーをダウンロードできます。

Cosign

cosign は、コンテナーイメージに署名し、署名を検証するためのツールです。

Rekor

rekor ツールは、署名されたソフトウェアアーティファクトのメタデータを保存し、それらのアーティファクトの署名の透明性を提供するデータログです。Rekor CLI を使用すると、Rekor 透明性ログのエントリーを作成、検証、および照会できます。

EC

Enterprise Contract (EC) は、ソフトウェアサプライチェーンのセキュリティーを強化するツールです。これを使用して、コンテナーイメージの構築とテスト用のセキュリティーポリシーを定義および適用できます。

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