第2章 Jenkins にアプリケーションを追加する


アプリケーションの作成時に CI プロバイダーとして Jenkins を選択した場合は、アプリケーションを Jenkins に追加する必要があります。適切な統合により、パイプラインが CI/CD ワークフローと連携し、シームレスに動作するようになります。

前提条件

  • 環境に Jenkins がインストール、設定されている。
  • Jenkins ジョブの作成および管理に必要な権限がある。
  • RHTAP のインストール後のフェーズで、Jenkins パイプラインの 正しい認証情報を追加 している。
  • Jenkinsfile を確認して Jenkins 設定と一致しているようにする。たとえば、パイプラインを実行できる場所を制限するためにエージェント設定を更新する必要がある場合があります。
  • Jenkins エージェントに必要なバイナリーがインストールされている (gitcurljqyqbuildahsyftcosignpython3、および tree)。パイプラインの実行が開始時に失敗する場合は、1 つ以上のバイナリーが欠落していることを示している可能性があります。

手順

  1. Jenkins インスタンスにログインします。
  2. Jenkins ダッシュボードから、New Item を選択します。
  3. パイプラインジョブの名前を入力し、Pipeline プロジェクト (例: secure-jenkins) を選択します。

    注記

    パイプラインジョブの名前は、Jenkins CI を追加するアプリケーションの名前と一致する必要があります。名前が一致しないと、パイプラインは Jenkins 上で実行しれますが、RHDH には表示されません。

    1. (オプション) 別のパイプライン名を使用する場合は、ソースリポジトリーの catalog-info.yaml ファイルの jenkins.io/job-full-name フィールドを、選択したパイプライン名に更新します。
  4. OK を選択してジョブを作成します。
  5. Configure > General ページで Pipeline セクションに移動し、Definition ドロップダウンリストから Pipeline script from SCM を選択します。
  6. SCM ドロップダウンリストから Git を選択します。
  7. Repository URL フィールドに、Jenkins ソースリポジトリーの URL を入力します。

    1. Red Hat Developer Hub プラットフォームで、カタログから適切なアプリケーションを選択します。
    2. Overview タブに移動し、View Source を選択して、アプリケーションのソースコードが格納されているリポジトリーを開きます。
  8. Branches to build セクションで、*/main と入力します。
  9. Save を選択します。システムは live-jenkins (ジョブの名前) ページを表示します。
  10. Build Now を選択します。システムはビルドパイプラインを開始します。ビルドが完了するまで待機します。

    1. Stage View セクションで、Pipeline Overview を選択し、パイプライン実行を視覚化します。
    2. Pipeline Console を選択して、パイプライン実行の各ステージのライブログを確認します。

検証

アプリケーションを Jenkins と統合したら、Red Hat Developer Hub プラットフォームで Jenkins パイプラインのさまざまな側面を確認します。

  1. カタログから適切なアプリケーションまたはコンポーネントを選択します。

    • CI タブに移動して、Jenkins プロジェクトを表示します。適切な Jenkins ジョブは、Actions 列を使用して、ジョブの表示、再実行、および履歴の表示を行うことができます。システムは、最新の実行のステータスを含むジョブの概要を表示します。
    • CD タブに移動し、適切なカードを選択して、コミットメッセージ、作成者名、ArgoCD と GitOps により管理されるデプロイメント履歴などのデプロイメントの詳細を表示します。
    • カタログの Kind ドロップダウンリストから Resource を選択します。システムは Jenkins GitOps ジョブを表示します。適切な GitOps リソースを選択して確認します。
    • Topology タブに移動して、デプロイメント namespace 内でのアプリケーションのデプロイメントを視覚化します。

これらの手順を完了すると、アプリケーションと Jenkins がシームレスに統合され、効率的で信頼性の高い CI/CD ワークフローが実現します。





改訂日時: 2025-05-01

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