第5章 既知の問題


Red Hat Trusted Artifact Signer (RHTAS) のこのリリースで解決された既知の問題:

このリリースおよび RHTAS の以前のリリースで見つかった未解決の既知の問題のリスト:

Trillian CR ステータスの更新が失敗します
カスタムのレプリカ数を指定した後、Trillian カスタムリソース (CR) は CR 内の status.replicas フィールドを更新できません。この結果、定義されたレプリカの数と CR ステータスで報告される数が一致しなくなります。正しい数の Pod がデプロイされているにもかかわらず、ステータスフィールドにデフォルト値が誤って表示されるため、監視中に混乱が生じる可能性があります。この問題を回避するには、CR の status.replicas フィールドを手動で更新して、レプリカの実際の数と一致させます。この回避策の結果、ステータスフィールドにレプリカの数が正確に反映されるようになりました。
Cosign は TSA 認証チェーンをローテーションした後、署名されたタイムスタンプの検証に失敗します

cosign の現在のバージョンでは、Timestamp Authority (TSA) 証明書チェーンが 1 つだけであることを想定しています。TSA 証明書チェーンをローテーションする場合、TSA 証明書チェーン全体を個別のターゲットとして The Update Framework (TUF) に渡します。ローテーションプロセス中に、新しい TSA 証明書チェーンを新しい TUF ターゲットとして設定し、古い TSA 証明書チェーンを期限切れにすると、次のエラーメッセージが表示されます。

main.go:74: error during command execution: unable to load TSA certificates: TSA certificate chain must contain exactly one leaf certificate

現在、この問題に対する回避策はありません。

TSA 署名者キーと証明書チェーンのローテーションは、Red Hat OpenShift Container Platform または Red Hat Enterprise Linux の手順を参照してください。

Trusted Artifact Signer を別の OpenShift クラスターに復元すると、ownerReferences が失われる
RHTAS データを新しい Red Hat OpenShift クラスターに復元すると、コンポーネントの ownerReferences が失われます。これは、新しいクラスターに復元するときに Securesign UUID が変更され、各コンポーネントの ownerReferences が有効でなくなるため削除されるため発生します。この問題を回避するには、Securesign リソースが復元された後に提供された スクリプト を実行します。このスクリプトは、新しい Securesign UUID を使用して ownerReferences を再作成します。
アップグレード後は、Rekor Search UI にレコードが表示されない

RHTAS Operator を最新バージョンにアップグレードした後、メールアドレスで検索しても既存の Rekor データが見つかりません。Rekor Search UI が透過性ログをクエリーできるようにする backfill-redis Cron ジョブは、1 日 1 回、午前 0 時にのみ実行されます。この問題を回避するには、午前 0 時まで待つのではなく、backfill-redis ジョブを手動でトリガーできます。

コマンドラインインターフェイスから backfill-redis ジョブをトリガーするには、以下のコマンドを実行します。

$ oc create job --from=cronjob/backfill-redis backfill-redis -n trusted-artifact-signer
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これにより、不足しているデータが Rekor Search UI に戻ります。

別の OpenShift クラスターに復元した後に、Operator によりコンポーネントのステータスが更新されない

RHTAS 署名者データをバックアップから新しい OpenShift クラスターに復元すると、コンポーネントステータスリンクが想定どおりに更新されません。現在、securesign-sample-trillian-db-tls リソースを手動で削除し、コンポーネントのステータスリンクを手動で更新する必要があります。RHTAS Operator は、削除後、更新された securesign-sample-trillian-db-tls リソースを自動的に再作成します。

バックアップ手順が開始され、シークレットが復元されたら、securesign-sample-trillian-db-tls リソースを削除します。

$ oc delete secret securesign-sample-trillian-db-tls
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すべての Pod が起動したら、SecuresignTimestampAuthority のステータスファイルを更新します。

$ oc edit --subresource=status Securesign securesign-sample
$ oc edit --subresource=status TimestampAuthority securesign-sample
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