第1章 インポーターとは


Red Hat Trusted Profile Analyzer (RHTPA) のインポーターを使用すると、さまざまなリモートソースからアドバイザリーおよび脆弱性データ、Software Bill of Materials (SBOM) ドキュメントを取得できます。その後、RHTPA はこのデータを使用して、SBOM および Common Security Advisory Framework (CSAF) ドキュメントを分析する際に、より詳しい情報を提供します。

利用可能なインポーター

デフォルトでは、RHTPA には、Red Hat CSAF、Red Hat SBOM、Common Vulnerability and Exposure (CVE) リストバージョン 5、GitHub アドバイザリーデータベース、および Quay の 5 つのインポーターソースが設定されています。また、デフォルトでは、Red Hat CSAF、Red Hat SBOM、および Quay データインポーターが無効になっています。これらのインポーターは完了するまでに長時間かかる場合がありますが、これらのデータインポーターはいつでも有効化できます。Quay データインポーターは、Quay レジストリーをスキャンして、RHTPA が分析する既存の SBOM を探します。

スケジューリング

デフォルトでは、各インポーターソースの実行スケジュールは 1 日に設定されています。つまり、有効なインポーターソースは 1 日に 1 回実行されます。インポーターの最初の実行が正常に完了した後、次回の実行はインポーターのジョブが終了してから 24 時間後にスケジュールされます。

コンピューティングリソース

アプリケーションが安定し、想定通りに機能するように、Red Hat OpenShift Container Platform でコンピューティングリソースとそのリソースに対する制限を設定することが重要です。インポーターと API サーバーの両方のデプロイメントにおいて、デフォルトのリソース要求は 1 CPU と 8 GB の RAM です。デフォルトではリソース制限はありません。

安定性を犠牲にしてリソース要件を削減するか、ワークロードをサポートするためにクラスターにさらに多くのリソースを割り当てることができます。コンピューティング要件がワークロードをサポートするのに十分でない場合、Pod は起動に失敗したり、"Pending" 状態のままになったりする可能性があります。

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