3.2. リリースノート


このセクションでは、Red Hat Enterprise Virtualization の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。
BZ#1229177
この変更により、3.0 から 3.3 までのクラスターで VDSM を使用する機能が無効になりました。Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 では、クラスターの互換レベルが 3.0 から 3.3 で、かつ Manager のバージョンが 3.3 以前のサポートは廃止されました。Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.4 のサポートは、現在もテクニカルプレビューとして利用できます。
BZ#922744
この変更では、glusterfs-cli パッケージをインストールする必要があります。VDSM の仕様ファイルには、glusterfs-cli との依存関係はない点に注意してください。これは、glusterfs-cli がインストールされていなくても VDSM のインストールが成功し、glusterfs-cli パッケージは手動でインストールする必要があることを意味します。
BZ#1113159
Red Hat Enterprise Virtualization Manager Java SDK パッケージが必要とする HTTP が JBoss Enterprise Application Platform のリリース 6.3 と一致するように変更されました。新たな必須パッケージによって提供される JAR ファイルの場所は、 以前の場所とは異なるため、これらの場所に依存するスクリプトを使用するユーザーは、変更に応じて、そのスクリプトを更新する必要があります。たとえば、以下のようなスクリプトがあるとします。

  java -classpath \

  myapp.jar:\

  /usr/share/java/rhevm-sdk-java/rhevm-sdk-java.jar:\

  /usr/share/java/httpcore.jar:\

  /usr/share/java/httpclient.jar \

  my.app.Main

The script must be updated to the following:

  java -classpath \

  myapp.jar:\

  /usr/share/java/rhevm-sdk-java/rhevm-sdk-java.jar:\

  /usr/share/java/httpcomponents-eap6/httpcore.jar:\

  /usr/share/java/httpcomponents-eap6/httpclient.jar \

  my.app.Main

httpcore.jar および httpclient.jar ファイルの場所が、/usr/share/java から /usr/share/java/httpcomponents-eap6 に変更されている点に注意してください。
BZ#970711
今回のリリースでは、仮想マシンの移行中に発生するダウンタイムが報告されるようになりました。これは、仮想マシンの実行を移行元のホストから移行先のホストに転送するために必要な引渡し時間です (移行の最終段階)。

注記: この機能拡張の一環として、Manager とホスト間でより厳密なクロック同期が適用されるようになりました。以前のリリースでは、ホストの時刻が Manager の時刻から 5 分ずれるとアラートが表示されていました。今回のリリースでは、この値が 100 ミリ秒となりました。ダウンタイムを正確に報告するには、移行元/移行先ホストのクロック時刻が同じである必要があるのが、変更の理由です。このため、環境が適切に設定されていない場合には、多数の新規アラートが表示される可能性があります。設定オプション (engine-config で使用する) は、「HostTimeDriftInSec」から「HostTimeDriftInMS」に変更されました。
BZ#1117302
以前のリリースでは、「dwh_vm_disks_history_view」内の「vm_disk_actual_size_mb」のフィールドには、仮想マシンの現在のスナップショットの仮想マシンディスクサイズが表示されていましたが、この情報を収集しても ovirt-engine-history データベースにとっては無関係で、収集すべきなのは、仮想マシンが使用しているディスクの合計サイズ (全スナップショットを含む) であると判断されました。Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 より、このフィールドには仮想マシンディスクの合計サイズが表示されるようになりました。以前収集したデータは、正確ではないですが、保持されます。
BZ#1083523
以前のリリースでは、Red Hat Enterprise Virtualization には、Web ポータルから仮想マシンのグラフィカルコンソールにアクセスするには、ActiveX/Firefox SPICE プラグイン、Remote Viewer への .vv ファイル MIME タイプの関連付け (ユーザーインターフェースではネイティブと呼ばれる)、Web ベースクライアント (テクノロジープレビュー) の 3 つの方法がありました。今回のバージョンの Red Hat Enterprise Virtualization では、ブラウザー固有のプラグインは非推奨となり、よりユニバーサルな .vv ファイルの関連付けが推奨されるようになりました。この方法は、より柔軟性が高く (例: カスタム VNC ビューアーを使用してコンソールを表示する方法など)、ブラウザーの頻繁な変更や不安定な状態によって悪影響を受けません。

その結果、デフォルトの SPICE コンソールモードは、新規インストールした環境では変更され、ユーザーインターフェースのネイティブ設定となりました。アップグレードした既存の環境の場合は、この値は変わりませんが、engine-config ツールのグローバル ClientModeSpiceDefault パラメーターで設定することが可能です。
BZ#1109154
QEMU の機能による自動収束や Xor Binary Zero Run-Length-Encoding (XBZRLE) を使用して、仮想マシンのダウンタイムを短縮したり、移行中の収束を改善することが可能となりました。これは、グローバル (engine-config)、クラスター、仮想マシンの 3 レベルで構成される階層型の設定によってサポートされます。
BZ#1308634
Windows 7 クライアントマシンのローカルの USB デバイスで接続が失敗しないようにするには、Windows マシンに Microsoft セキュリティー更新 KB3033929 を更新してから、USB Development Kit Driver (spice-usbdk-win) をインストールしてください。spice-usbdk-win ドライバーのインストール前にこの更新を適用できなかった場合には、USB 接続が失われ、署名のないドライバーを報告するエラーが表示されます。

このセキュリティー更新に関する詳しい情報は https://technet.microsoft.com/en-us/library/security/3033929 を参照してください。
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