第2章 マイナーリリース間の更新
2.1. Red Hat Virtualization Manager の更新 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat Virtualization Manager の更新はコンテンツ配信ネットワーク (CDN) 経由でリリースされます。コンテンツ配信ネットワークから更新をインストールする前に、その更新に関連するアドバイザリーと、カスタマーポータル に掲載の最新版の『Red Hat Virtualization Manager リリースノート』および『Red Hat Virtualization Technical Notes』を必ずお読みください。
手順2.1 Red Hat Virtualization Manager の更新
- Red Hat Virtualization Manager マシンで、更新パッケージが利用可能かどうかを確認します。
engine-upgrade-check
# engine-upgrade-check
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 更新がない場合には、コマンドは
No upgrade
というテキストを出力します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記
更新があるにも拘らず、入手できない場合には、必要なリポジトリーが有効化されていることを確認してください。『インストールガイド』の「必要なエンタイトルメントのサブスクライブ」を参照してください。 - 更新が利用可能な場合には、コマンドが更新すべきパッケージを一覧表示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- setup のパッケージを更新します。
yum update ovirt\*setup\*
# yum update ovirt\*setup\*
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - Red Hat Virtualization Manager を更新します。
engine-setup
を実行すると、スクリプトは、ファイアウォールルールや PKI 証明書の更新、Data Warehouse データベースのバックアップなどの設定に関する質問を尋ねます。次にスクリプトは、ovirt-engine
サービスの停止、更新パッケージのダウンロード/インストール、データベースのバックアップ/更新、インストール後の設定の段階を経てから、ovirt-engine
サービスを起動します。注記
engine-setup
スクリプトは Red Hat Virtualization Manager のインストールプロセス中にも使用され、指定した設定値が保存されます。更新時には、設定のプレビューの際に保存された値が表示されますが、インストール後の設定変更にengine-config
を使用している場合には、表示される値が最新のものでない可能性があります。たとえば、インストール後にengine-config
を使用してSANWipeAfterDelete
をtrue
に変更している場合、engine-setup
による設定プレビューでは「Default SAN wipe after delete: False」と出力されますが、変更した値がengine-setup
により上書きされるわけではありません。engine-setup
# engine-setup
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要
更新プロセスには時間がかかる場合があるため、更新プロセスが完了するまでの時間を計算に入れて、一旦更新を開始したらプロセスを停止しないようにしてください。 - Manager マシンのベースオペレーティングシステムおよびインストールされているオプションパッケージを更新します。
yum update
# yum update
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要
いずれかのカーネルパッケージが更新された場合には、システムを再起動して更新を完了してください。