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Red Hat Virtualization 4.2

Red Hat Virtualization 環境の技術アーキテクチャー

Red Hat Virtualization Documentation Team

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概要

本リファレンスガイドでは、Red Hat Virtualization 環境に採用されている概念、構成要素、技術に関して解説しています。

第1章 はじめに

1.1. Red Hat Virtualization Manager

Red Hat Virtualization Manager により、仮想化環境を一元管理することができます。Red Hat Virtualization Manager へのアクセスには、複数の異なるインターフェースを使用することができます。各インターフェースは、それぞれ異なる方法で仮想化環境へのアクセスを円滑化します。

図1.1 Red Hat Virtualization Manager のアーキテクチャー

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Red Hat Virtualization Manager はグラフィカルインターフェースおよび Application Programming Interface (API) を提供しています。各インターフェースは Manager (Red Hat JBoss Enterprise Application Platform の埋め込みインスタンスにより提供されるアプリケーション) に接続します。Red Hat Virtualization Manager をサポートするコンポーネントは、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform の他にも数多くあります。

1.2. Red Hat Virtualization におけるホスト

Red Hat Virtualization 環境にはホストが 1 台または複数アタッチされます。ホストとは、仮想マシンが使用する物理ハードウェアを提供するサーバーです。

Red Hat Virtualization Host (RHVH) は、仮想化ホスト作成用にカスタマイズされた特殊なインストールメディアを使用してインストールされた、最適化されたオペレーティングシステムを実行します。

Red Hat Enterprise Linux ホストは、標準の Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行するサーバーで、インストール後に、ホストとしての使用を許可するように設定されています。

どちらのホストインストール方法を使用しても、同じように仮想化環境内の他のリソースと対話するホストが作成されるので、いずれも ホスト と呼ばれます。

図1.2 ホストのアーキテクチャー

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Kernel-based Virtual Machine (KVM)
Kernel-based Virtual Machine (KVM) は、Intel VT または AMD-V ハードウェア拡張機能を使用して完全仮想化を提供するロード可能なカーネルモジュールです。KVM 自体はカーネルスペース内で稼働しますが、その上で実行されるゲストは、ユーザースペース内の個別の QEMU プロセスとして稼働します。KVM によりホストは仮想マシンに対して物理ハードウェアを提供することができます。
QEMU
QEMU は、完全なシステムエミュレーションを提供するマルチプラットフォームのエミュレーターです。QEMU は、完全なシステム (例: 1 基または複数のプロセッサーを搭載した周辺機器付きの PC) をエミュレーションします。QEMU は異なるオペレーティングシステムの起動やシステムコードのデバッグに使用することができます。QEMU は、KVM および適切な仮想化拡張機能付きのプロセッサーと連動して、完全なハードウェア仮想化支援機能を提供します。
Red Hat Virtualization Manager ホストエージェント (VDSM)
Red Hat Virtualization では、VDSM が仮想マシンおよびストレージ上のアクションを開始し、ホスト間の通信も円滑化します。VDSM は、メモリーやストレージ、ネットワークなどのホストのリソースをモニタリングします。また、VDSM は、仮想マシンの作成、統計の集計、ログの収集などのタスクにも対応します。VDSM インスタンスは各ホスト上で実行され、再設定可能なポート 54321 を使用して Red Hat Virtualization Manager から管理コマンドを受信します。
VDSM-REG
VDSM は、VDSM-REG を使用して各ホストを Red Hat Virtualization Manager に登録します。VDSM-REG は、ポート 80 またはポート 443 を使用して VDSM-REG 自体の情報とそのホストに関する情報を提供します。
libvirt
libvirt は、仮想マシンおよびそれらに関連付けられた仮想デバイスの管理を容易にします。Red Hat Virtualization Manager が仮想マシンのライフサイクルコマンド (起動/停止/再起動) を開始する際には、VDSM が適切なホストマシン上に libvirt を呼び出してそれらのコマンドを実行します。
Storage Pool Manager (SPM)

Storage Pool Manager (SPM) はデータセンター内の 1 台のホストに割り当てられるロールです。SPM ホストには、データセンターの全ストレージドメインの構造メタデータを変更する単独の権限が付与されます。これには、仮想ディスク、スナップショット、テンプレートの作成/削除/操作が含まれます。また、Storage Area Network (SAN) 上のスパースブロックデバイスの割り当ても含まれます。SPM のロールは、同じデータセンター内の任意のホストに移行することが可能です。このため、ホストはすべて、データセンターで定義された全ストレージドメインにアクセスできる必要があります。

Red Hat Virtualization Manager は SPM を常に稼働状態に保ちます。ストレージ接続エラーが発生した場合には Manager が SPM ロールを別のホストに再割り当てします。

ゲストオペレーティングシステム

ゲストオペレーティングシステムは、修正を加えずに Red Hat Virtualization 環境内の仮想マシンにインストールすることができます。ゲストオペレーティングシステムおよびゲスト上のすべてのアプリケーションは、仮想化環境であることを意識せずに通常どおりに稼働します。

Red Hat は、仮想化デバイスへのアクセスを高速化/効率化することができる拡張デバイスドライバーを提供しています。Red Hat Virtualization Guest Agent をゲストにインストールして、管理コンソールに詳細なゲスト情報を提供することも可能です。

1.3. Manager をサポートするコンポーネント

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform は Java アプリケーションサーバーです。クロスプラットフォームの Java アプリケーションの効率的な開発とデリバリーをサポートするフレームワークを提供します。Red Hat Virtualization Manager のデリバリーには Red Hat JBoss Enterprise Application Platform を使用します。
重要

Red Hat Virtualization Manager に同梱されている Red Hat JBoss Enterprise Application Platform のバージョンは、Red Hat Virtualization Manager にサービスを提供する目的でカスタマイズされているため、その他のアプリケーションへのサービス提供には 使用できません。Manager に同梱されている Red Hat JBoss Enterprise Application Platform を別の目的に使用すると、Red Hat Virtualization 環境へのサービス提供機能に悪影響を及ぼします。

レポートおよび履歴データの収集

Red Hat Virtualization Manager には、ホスト/仮想マシン/ストレージのモニタリングデータを収集する Data Warehouse が含まれており、数多くの事前定義済みレポートを利用することができます。ユーザーは SQL をサポートする任意のクエリーツールを使用して環境を分析したり、レポートを作成したりすることができます。

Red Hat Virtualization Manager のインストールプロセスでは 2 つのデータベースが作成されます。これらのデータベースは、インストール中に選択した Postgres インスタンス上に作成されます。

  • engine データベースは、Red Hat Virtualization Manager が使用するプライマリーデータストアです。仮想環境の状態、設定、パフォーマンスについての情報は、このデータベースに保管されます。
  • ovirt_engine_history データベースには、engine オペレーションデータベースから経時的に収集した設定情報および統計メトリックが格納されます。engine データベース内の設定データは、毎分チェックされ、変更内容は ovirt_engine_history データベースに複製されます。データベースに加えられた変更内容をトラッキングすることによって、データベース内のオブジェクトに関する情報が提供されます。この情報により、Red Hat Virtualization 環境のパフォーマンスを分析して強化し、問題を解決することができます。

    ovirt_engine_history データベースをベースとしたレポート生成に関する詳しい説明は、『Red Hat Virtualization Data Warehouse Guide』「About the History Database」を参照してください。

重要

ovirt_engine_history データベースへのデータ複製は、RHEVM History Service (ovirt-engine-dwhd) によって実行されます。

ディレクトリーサービス
ディレクトリーサービスは、ユーザーおよび組織の情報を保管するための一元化されたネットワークベースのストレージを提供します。保管される情報の種類には、アプリケーションの設定、ユーザープロファイル、グループデータ、ポリシー、アクセス制御などが含まれます。Red Hat Virtualization Manager は Active Directory、Identity Management (IdM)、OpenLDAP、および Red Hat Directory Server 9 をサポートしています。また管理目的専用のローカルの内部ドメインもあります。この内部ドメインのユーザーは admin ユーザーの 1 つのみです。

1.4. ストレージ

Red Hat Virtualization は、仮想ディスク、テンプレート、スナップショット、ISO ファイルなどの格納に一元化されたストレージシステムを使用します。ストレージはストレージプールに論理的にグルーピングされ、このストレージプールはストレージドメインで構成されます。ストレージドメインとは、イメージを格納するストレージ容量とストレージの内部構造を記述するメタデータの組み合わせです。ストレージドメインには、データ、エクスポート、ISO の 3 タイプがあります。

各データセンターで必須なのはデータストレージドメインだけで、エクスポートドメインおよび ISO ドメインはオプションです。また、データストレージドメインは単一のデータセンター専用です。ストレージドメインは共有リソースなので、データセンター内の全ホストがアクセス可能である必要があります。

ストレージネットワークは Network File System (NFS)、Internet Small Computer System Interface (iSCSI)、GlusterFS、Fibre Channel Protocol (FCP)、または POSIX 準拠のネットワークファイルシステムのいずれかを使用して実装することができます。

NFS (およびその他の POSIX 準拠のファイルシステム) では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはすべて単純なファイルです。

SAN (iSCSI/FCP) ドメインでは、論理ボリュームマネージャー (LVM) によってブロックデバイスが 1 つのボリュームグループ (VG) に集約されます。各仮想ディスク、テンプレート、スナップショットは、VG 上の論理ボリューム (LV) です。LVM についての詳しい情報は、『Red Hat Enterprise Linux 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。

データストレージドメイン
データドメインは、環境内で稼働中の全仮想マシンの仮想ハードディスクイメージを格納します。仮想マシンのテンプレートおよびスナップショットもデータドメインに保管されます。データドメインは異なるデータセンター間では共有できません。
エクスポートストレージドメイン
エクスポートドメインは、データセンターと Red Hat Virtualization 環境の間でイメージをコピーしたり移動したりするのに使用する一時的なストレージリポジトリーです。エクスポートドメインは仮想マシンとテンプレートのバックアップにも使用できます。エクスポートドメインは、データセンター間で移動することが可能ですが、一度に 1 つのデータセンターでしかアクティブにできません。
ISO ストレージドメイン
ISO ドメインは、ISO ファイル (仮想マシンにオペレーティングシステムやアプリケーションをインストールするのに使用する論理 CD-ROM) を格納します。ISO ドメインは、物理 CD-ROM/DVD のライブラリーの代わりとなる論理エンティティーとして、データセンターでの物理メディアの必要性を排除します。ISO ドメインは異なるデータセンター間で共有することができます。

1.5. ネットワーク

Red Hat Virtualization ネットワークアーキテクチャーは、Red Hat Virtualization 環境の異なる要素間の接続を円滑化します。ネットワークアーキテクチャーはネットワーク接続をサポートするだけでなく、ネットワークの分離を可能にします。

図1.3 ネットワークアーキテクチャー

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Red Hat Virtualization では、ネットワークは複数の層に定義されます。配下の物理ネットワークインフラストラクチャーは、Red Hat Virtualization 環境のハードウェアと論理コンポーネントの間での接続を可能にするように配置/設定される必要があります。

ネットワークインフラストラクチャー層

Red Hat Virtualization のネットワークアーキテクチャーは、複数の共通ハードウェア/ソフトウェアデバイスに依存します。

  • ネットワークインターフェースコントローラー (NIC): ホストをネットワークに接続する物理ネットワークインターフェースデバイス
  • 仮想 NIC (VNIC): ホストの物理 NIC を使用して稼働する論理 NIC。仮想マシンのネットワーク接続が可能になります。
  • ボンディング: 複数の NIC を単一のインターフェースにバインドします。
  • ブリッジ: パケット交換網のパケット転送技術です。仮想論理ネットワークの基礎を形成します。
論理ネットワーク

論理ネットワークでは、環境要件に基づいてネットワークトラフィックを分けることができます。論理ネットワークの種類は次のとおりです。

  • 仮想マシンネットワークトラフィックを伝送する論理ネットワーク
  • 仮想マシンネットワークトラフィックを伝送しない論理ネットワーク
  • 任意の論理ネットワーク
  • 必須ネットワーク

すべての論理ネットワークは、必須または任意のいずれかに指定することができます。

仮想マシンネットワークトラフィックを伝送する論理ネットワークは、ソフトウェアブリッジデバイスとしてホストレベルで実装されます。デフォルトでは、Red Hat Virtualization Manager のインストール中に 1 つの論理ネットワーク (ovirtmgmt 管理ネットワーク) が定義されます。

管理者が追加できる他の論理ネットワークは、ストレージ専用の論理ネットワークとディスプレイ専用の論理ネットワークです。仮想マシントラフィックを伝送しない論理ネットワークでは、ホストに関連付けられたブリッジデバイスが存在せず、ホストのネットワークインターフェースに直接関連付けられます。

Red Hat Virtualization では、管理に関するネットワークトラフィックを移行に関するネットワークトラフィックから分離しています。これにより、ライブマイグレーション専用のネットワーク (ルーティングなし) が使用可能となり、またマイグレーションの実行中に、管理ネットワーク (ovirtmgmt) からハイパーバイザーへの接続が中断されないようになります。

異なる層の論理ネットワーク
論理ネットワークは、仮想環境の各層に異なる影響を及ぼします。

データセンター層

論理ネットワークはデータセンターレベルで定義されます。各データセンターには、デフォルトで ovirtmgmt 管理ネットワークがあります。これ以外の論理ネットワークはオプションですが、作成することをお勧めします。仮想マシンのネットワーク とカスタムの MTU はデータセンターレベルで設定できます。データセンターに定義された論理ネットワークは、その論理ネットワークを使用するクラスターにも追加する必要があります。

クラスター層

論理ネットワークは、データセンターから提供され、そのネットワークを使用するクラスターに追加する必要があります。デフォルトでは、各クラスターは管理ネットワークに接続されます。オプションとして、クラスターの親データセンターに定義されたクラスター論理ネットワークに追加することもできます。必須論理ネットワークがクラスターに追加された場合は、クラスター内の各ホストに対して必須論理ネットワークを実装する必要があります。必要に応じて、任意の論理ネットワークをホストに追加できます。

ホスト層

仮想マシン論理ネットワークは、該当するネットワークインターフェースに関連付けられたソフトウェアブリッジデバイスとしてクラスター内の各ホストに実装されます。仮想マシンの論理ネットワーク以外のネットワークでは、関連付けられたブリッジは存在せず、ホストのネットワークインターフェースに直接関連付けられます。Red Hat Virtualization 環境にホストを追加すると、そのホストのネットワークデバイスの 1 つを使用して管理ネットワークがブリッジとして実装されます。クラスターに追加されたその他の必須論理ネットワークは、クラスターに対して動作するように各ホスト上のネットワークインターフェースに関連付ける必要があります。

仮想マシン層

論理ネットワークは、物理マシンに対してネットワークを提供するのと同じ方法で、仮想マシンに提供することができます。仮想マシンの仮想 NIC は、仮想マシンを実行しているホストに実装された任意の仮想マシン論理ネットワークに接続できます。仮想マシンは、接続された論理ネットワークで利用可能な任意の他のデバイスまたは接続先に接続できます。

例1.1 管理ネットワーク

Red Hat Virtualization Manager インストール時には、ovirtmgmt という管理用論理ネットワークが自動的に作成されます。ovirtmgmt ネットワークは Red Hat Virtualization Manager とホスト間の管理トラフィック専用です。この他に特殊目的のブリッジが設定されていない場合は、ovirtmgmt が全トラフィックのデフォルトブリッジになります。

1.6. データセンター

Red Hat Virtualization において最も抽象度が高いのはデータセンターです。データセンターは次の 3 タイプのサブコンテナーで構成されるコンテナーです。

  • ストレージコンテナーは、ストレージドメインの接続情報など、ストレージタイプおよびストレージドメインに関する情報を格納します。ストレージはデータセンターに対して定義され、そのデータセンター内の全クラスターが使用可能です。1 つのデータセンター内のホストクラスターはすべて同じストレージドメインにアクセスできます。
  • ネットワークコンテナーは、データセンターの論理ネットワークに関する情報を格納します。これには、ネットワークアドレス、VLAN タグ、STP サポートなどの情報が含まれます。論理ネットワークはデータセンターに対して定義され、オプションとしてクラスターレベルで実装されます。
  • クラスターコンテナーは、クラスターを格納します。クラスターとは、AMD または Intel のプロセッサーの互換性があるプロセッサーコアを搭載したホストのグループのことです。クラスターは移行に関するドメインで、クラスター内の任意のホストに仮想マシンをライブマイグレーションすることができますが、別のクラスターのホストには移行できません。単一のデータセンターに複数のクラスターを格納し、各クラスターを複数のホストで構成することができます。

第2章 ストレージ

2.1. ストレージドメインの概要

ストレージドメインとは、共通のストレージインターフェースを使用するイメージの集合体です。ストレージドメインには、テンプレートおよび仮想マシン (スナップショットを含む) の完全なイメージ、ISO ファイル、およびそれら自体についてのメタデータが格納されます。ストレージドメインには、ブロックデバイス (SAN: iSCSI または FCP) またはファイルシステム (NAS: NFS、GlusterFS、またはその他の POSIX 準拠ファイルシステム) を使用することができます。

NAS では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはすべてファイルです。

SAN (iSCSI/FCP) では、仮想ディスク、テンプレート、スナップショットはそれぞれが 1 つの論理ボリュームです。ブロックデバイスは、ボリュームグループと呼ばれる単一の論理エンティティーに集約された後に、仮想ハードディスクとして使用するように、LVM (論理ボリュームマネージャー) によって分割されます。LVM に関する詳しい情報は『Red Hat Enterprise Linux 論理ボリュームマネージャーの管理』を参照してください。

仮想ディスクには 2 つの形式 (QCOW2 または RAW) のいずれかを使用することができます。ストレージのタイプは、スパースまたは事前割り当て済みに指定することができます。スナップショットは常にスパースですが、いずれの形式のディスクのスナップショットも作成することができます。

同じストレージドメインを共有する仮想マシンは、同じクラスターに属するホスト間で移行することができます。

2.2. ストレージドメインをバッキングするストレージのタイプ

ストレージドメインは、ブロックベースおよびファイルベースのストレージを使用して実装することができます。

ファイルベースのストレージ

Red Hat Virtualization がサポートするファイルベースのストレージタイプには、NFS、GlusterFS、その他の POSIX 準拠のファイルシステム、ホストのローカルストレージがあります。

ファイルベースのストレージは、Red Hat Virtualization 環境の外部で管理されます。

NFS ストレージは、Red Hat Enterprise Linux NFS サーバーまたはその他のサードパーティー製 NAS サーバーで管理されます。

ホストは、独自のローカルストレージファイルシステムを管理することができます。

ブロックベースのストレージ

ブロックストレージは、未フォーマットのブロックデバイスを使用します。ブロックデバイスは LVM (論理ボリュームマネージャー) によりボリュームグループに集約されます。LVM のインスタンスは全ホストで実行され、各 LVM インスタンスは他のホストで実行している LVM インスタンスを認識しません。VDSM は、ボリュームグループの変更をスキャンすることにより、クラスター化のロジックを LVM 上に追加します。変更が検出されると、VDSM はボリュームグループ情報をリフレッシュするよう各ホストに指示して、それらのホストを更新します。ホストは、ボリュームグループを論理ボリュームに分割し、論理ボリュームのメタデータをディスクに書き込みます。既存のストレージドメインにストレージ容量が追加された場合には、Red Hat Virtualization Manager は各ホストの VDSM を使用してボリュームグループ情報を最新の状態に更新します。

論理ユニット番号 (LUN) は個別のブロックデバイスです。LUN への接続には、サポートされているブロックストレージプロトコル (iSCSI、FCoE、SAS のいずれか) を使用することができます。Red Hat Virtualization Manager は、LUN へのソフトウェアの iSCSI 接続を管理します。その他すべてのブロックストレージ接続は、Red Hat Virtualization 環境の外部で管理されます。論理ボリュームの作成、拡張、削除や新規 LUN の追加など、ブロックベースのストレージ環境における変更は、専用に選択された Storage Pool Manager と呼ばれるホストの LVM によって処理されます。この変更は、VDSM によって同期され、クラスター内の全ホストにわたって更新されます。

2.3. ストレージドメインタイプ

Red Hat Virtualization でサポートされる 3 種類のストレージドメイン、および各ストレージドメインでサポートされるストレージのタイプは、以下のとおりです。

  • データストレージドメインには、Red Hat Virtualization 環境の全仮想マシンのハードディスクイメージを格納します。ディスクイメージには、インストールされているオペレーティングシステム、仮想マシンに保管されているデータ、仮想マシンによって生成されたデータなどが含まれる場合があります。データストレージドメインは、NFS、iSCSI、FCP、GlusterFS、POSIX 準拠のストレージをサポートしています。データドメインは、複数のデータセンター間では共有できません。
  • エクスポートストレージドメインは、データセンター間で移動するハードディスクイメージや仮想マシンテンプレート用の一時的なストレージを提供します。また、エクスポートストレージドメインは、仮想マシンのバックアップコピーを格納します。エクスポートストレージドメインは NFS ストレージをサポートしています。単一のエクスポートストレージドメインに複数のデータセンターがアクセスすることが可能ですが、一度に使用できるのは 1 つのデータセンターのみです。
  • ISO ストレージドメインは、イメージとも呼ばれる ISO ファイルを格納します。ISO ファイルは物理 CD/DVD の代わりとなります。Red Hat Virtualization 環境で一般的な ISO ファイルのタイプには、オペレーティングシステムのインストールディスク、アプリケーションのインストールディスク、ゲストエージェントのインストールディスクなどがあります。物理ディスクをディスクドライブに挿入して起動するのと同じように、これらのイメージを仮想マシンにアタッチして起動することができます。ISO ストレージドメインにより、データセンター内の全ホストが ISO を共有できるため、物理的な光学メディアを用意する必要性がなくなります。

2.4. 仮想ディスクのストレージ形式

QCOW2 形式の仮想マシンストレージ

QCOW2 は、仮想ディスク用のストレージ形式です。QCOW は QEMU copy-on-write の略です。QCOW2 形式は、論理/物理ブロック間のマッピングを追加することにより、仮想層から物理ストレージ層を分離します。各論理ブロックはその物理オフセットにマッピングされます。このマッピングによりストレージのオーバーコミットと仮想マシンのスナップショットが可能となり、各 QCOW ボリュームが配下の仮想ディスクに加えられた変更のみを表示します。

最初のマッピングは全論理ブロックからバッキングファイルまたはボリューム内のオフセットをポイントします。仮想マシンがスナップショットの後にデータを QCOW2 ボリュームに書き込むと、対象のブロックはバッキングボリュームから読み込まれ、新たな情報で修正されてから、新しいスナップショット QCOW2 ボリュームに書き込まれます。この後にマッピングが新たな場所をポイントするように更新されます。

RAW

RAW ストレージ形式は、QCOW2 よりもパフォーマンス面で優れており、RAW 形式で保管されている仮想ディスクにはフォーマッティングが適用されません。RAW 形式で保管されている仮想ディスク上の仮想マシンデータの操作には、ホストからの追加処理は必要ありません。仮想マシンが仮想ディスク内の特定のオフセットにデータを書き込むと、その I/O は、バッキングファイルまたは論理ボリュームの同じオフセットに書き込まれます。

外部で管理されている、ストレージアレイからシンプロビジョニングされた LUN を使用していない限り、RAW 形式では、定義されたイメージの全領域が事前割り当て済みである必要があります。

2.5. 仮想ディスク用ストレージの割り当てポリシー

事前割り当てストレージ
仮想ディスクに必要なストレージはすべて、仮想マシンの作成前に割り当てられます。仮想マシン用に 20 GB のディスクイメージが作成された場合は、そのディスクイメージは 20 GB のストレージドメイン容量を使用します。事前に割り当てられたディスクイメージは、拡張できません。ストレージを事前に割り当てておくと、ランタイム中にはストレージ割り当てが行われないため、書き込み時間が短縮されますが、柔軟性が犠牲になります。このようなストレージ割り当ての場合は、Red Hat Virtualization Manager がストレージをオーバーコミットする能力が低くなります。事前割り当てストレージは、ストレージのレイテンシーに対応しにくい I/O タスクを集中的に処理する仮想マシンに推奨されます。通常、サーバー仮想マシンがこのような条件に該当します。
注記

ストレージバックエンドによって提供されるシンプロビジョニング機能を使用している場合でも、仮想マシン用にストレージをプロビジョニングする際に管理ポータルから事前割り当てストレージを選択する必要があります。

スパース割り当てストレージ
仮想ディスクの上限サイズは、仮想マシンの作成時に設定されます。初期状態では、ディスクイメージはストレージドメインの容量を使用しませんが、仮想マシンがデータをディスクに書き込むと、上限に達するまで使用量は増えていきます。ディスクイメージ内のデータが削除されても、容量はストレージドメインに戻りません。スパース割り当てのストレージは、ストレージのレイテンシーに対してある程度の耐性があり、集中度が低/中程度の I/O タスクに使用する仮想マシンに適しています。通常、デスクトップ仮想マシンがこの条件に該当します。
注記

シンプロビジョニング機能がストレージバックエンドによって提供される場合には、このオプションを推奨のシンプロビジョニング実装として使用すべきです。ストレージはグラフィカルユーザーインターフェースから事前割り当てとしてプロビジョニングし、バックエンドソリューションにより提供されるシンプロビジョニング機能をそのまま活用します。

2.6. Red Hat Virtualization におけるストレージメタデータバージョン

Red Hat Virtualization では、ストレージドメインに関する情報はストレージドメイン自体にメタデータとして保管されます。ストレージメタデータの実装は、Red Hat Virtualization のメジャーリリースのたびに改善されています。

  • V1 メタデータ (Red Hat Virtualization 2.x シリーズ)

    各ストレージドメインには、そのストレージドメイン自体の構造と、仮想ディスクをバッキングしている全物理ボリュームの名前を記述したメタデータが格納されています。

    マスタードメインには追加で、ストレージプール内の全ドメインと物理ボリューム名のメタデータが格納されています。このメタデータの合計サイズの上限は 2 KB で、プール内に格納できるストレージドメイン数が制限されています。

    テンプレートおよび仮想マシンベースイメージは読み取り専用です。

    V1 メタデータは、NFS、iSCSI、FC ストレージドメインに適用可能です。

  • V2 メタデータ (Red Hat Enterprise Virtualization 3.0)

    ストレージドメインとプールのメタデータはすべて、論理ボリュームに書き込まれるのではなく、論理ボリュームタグとして保管されます。仮想ディスクのボリュームに関するメタデータは、ドメイン上の論理ボリュームに保管されます。

    物理ボリューム名は、メタデータには含まれなくなりました。

    テンプレートおよび仮想マシンベースイメージは読み取り専用です。

    V2 メタデータは、iSCSI および FC ストレージドメインに適用可能です。

  • V3 メタデータ (Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 以降)

    ストレージドメインとプールのメタデータはすべて、論理ボリュームに書き込まれるのではなく、論理ボリュームタグとして保管されます。仮想ディスクのボリュームに関するメタデータは、ドメイン上の論理ボリュームに保管されます。

    仮想マシンおよびテンプレートのベースイメージは、読み取り専用ではなくなりました。この変更により、ライブスナップショット、ライブストレージマイグレーション、スナップショットからのクローン作成が可能となりました。

    英語以外の言語で記述されたボリューム名に対する Unicode メタデータのサポートが追加されました。

    V3 メタデータは、NFS、GlusterFS、POSIX、iSCSI、FC ストレージドメインに適用可能です。

2.7. Red Hat Virtualization におけるストレージドメインの自動リカバリー

Red Hat Virtualization 環境内のホストは、各ドメインからのメタデータを読み取ることにより、データセンター内のストレージドメインをモニタリングします。データセンター内の全ホストが、ストレージドメインにアクセスできないことを報告すると、そのストレージドメインは非アクティブな状態となります。

Manager は、アクティブでないストレージドメインの接続を解除する代わりに、ストレージドメインが一時的なネットワークの停止などの理由により一時的にアクティブでない状態になっていると仮定し、5 分ごとにアクティブでないストレージドメインの再アクティブ化を試みるようになりました。

ストレージ接続中断の原因を取り除くために、管理者による操作が必要となる場合があります。ただし、接続が回復してからのストレージドメインの再アクティブ化は Manager が処理します。

2.8. Storage Pool Manager

Red Hat Virtualization では、ストレージドメインの内部構造の記述にメタデータを使用します。構造メタデータは各ストレージドメインのセグメントに書き込まれ、ホストは単一ライター/複数リーダーの構成をベースに、ストレージドメインのメタデータと連携します。ストレージドメインの構造メタデータは、イメージおよびスナップショットの作成/削除ならびにボリュームおよびドメインの拡張をトラッキングします。

データドメインの構造を変更することができるホストは、Storage Pool Manager (SPM) と呼ばれます。SPM は、ディスクイメージの作成/削除、スナップショットの作成/マージ、ストレージドメイン間でのイメージのコピー、テンプレートの作成、ブロックデバイス用のストレージ割り当てなど、データセンター内におけるすべてのメタデータ変更を調整します。SPM の役割を担うホストは、1 データセーターにつき 1 台です。SPM 以外のホストはすべて、ストレージドメインの構造メタデータを読み取ることしかできません。

ホストは、手動で SPM に選択するか、Red Hat Virtualization Manager により SPM に割り当てることができます。Manager は、SPM ホストの候補にストレージセントリックリースの引き継ぎを試行させることにより SPM ロールを割り当てます。このリースにより、SPM ホストはストレージメタデータの書き込みが可能になります。ストレージセントリックと呼ばれる理由は、Manager またはホストによりトラッキングされるのではなく、ストレージドメインに書き込まれるためです。ストレージセントリックリースは、マスターストレージドメインの leases と呼ばれる特殊な論理ボリュームに書き込まれます。データドメインの構造に関するメタデータは、metadata と呼ばれる特殊な論理ボリュームに書き込まれます。leases 論理ボリュームは、metadata 論理ボリュームへの変更を防ぎます。

Manager は VDSM を使用して、ホストに spmStart コマンドを実行します。これにより、そのホスト上の VDSM はストレージセントリックリースの引き継ぎを試みます。ホストは、引き継ぎに成功すると SPM となり、Red Hat Virtualization Manager が別のホストに SPM ロールを引き継ぐように要求するまで、ストレージセントリックリースを維持します。

Manager は、次のような場合に SPM ロールを別のホストに移行します。

  • SPM ホストがマスターストレージドメインにはアクセスできるが、全ストレージドメインにアクセスできない場合
  • SPM ホストがストレージへの接続を失ったために、リースを更新できない場合、またはリース容量が満杯なために書き込み操作を実行できない場合
  • SPM ホストがクラッシュした場合

図2.1 Storage Pool Manager による構造メタデータの排他的書き込み

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2.9. Storage Pool Manager の選択プロセス

Storage Pool Manager (SPM) ロールがホストに手動で割り当てられていない場合には、Red Hat Virtualization Manager が SPM 選択プロセスを開始して管理します。

まず、Red Hat Virtualization Manager はストレージセントリックリースを持つホストを確認するよう VDSM に要求します。

Red Hat Virtualization Manager はストレージドメインの初回作成以降の SPM 割り当て履歴をトラッキングします。SPM ロールの稼働状況は以下の 3 つの方法で確認します。

  • 「getSPMstatus」コマンド: Manager が VDSM を使用して、SPM のステータスが最後に割り当てられたホストをチェックすると、「SPM」、「Contending」、「Free」のいずれかの値が返されます。
  • ストレージドメインのメタデータボリュームには、SPM ステータスが最後に割り当てられたホストが記載されています。
  • ストレージドメインのメタデータボリュームには、SPM ステータスが最後に割り当てられたホストのバージョン情報が含まれています。

稼働中かつ応答可能なホストがストレージセントリックリースを維持している場合には、Red Hat Virtualization Manager は管理ポータルでそのホストを SPM として表示してそれ以上は何も行いません。

SPM ホストが応答しない場合は、そのホストは到達不可とみなされます。ホストに電源管理が設定されている場合は、ホストが自動的にフェンシングされます。電源管理が設定されていない場合には、手動でフェンシングする必要があります。SPM のロールは、前の SPM がフェンシングされるまで、新しいホストに割り当てることはできません。

SPM のロールとストレージセントリックリースが使用可能な場合に、Red Hat Virtualization Manager はそれらをデータセンター内で無作為に選択された稼働中のホストに割り当てます。

新規ホストへの SPM ロールの割り当てに失敗した場合には、Red Hat Virtualization Manager は、操作に失敗したホストの一覧にそのホストを追加し、これらのホストから SPM ロールの資格をなくします。このリストは、次回 SPM の選択プロセスを開始する際に消去されて、もう 1 度すべてのホストに SPM ロールの資格が与えられます。

SPM の選択が成功するまで、Red Hat Virtualization Manager は操作に失敗したホストの一覧に含まれていないホストを無作為に選択し、SPM およびストレージセントリックリースを引き継ぐ要求を継続します。

現行の SPM が応答なしの状態や SPM の責任を遂行できない状態になるたびに、Red Hat Virtualization Manager は SPM の選択プロセスを開始します。

2.10. Red Hat Virtualization の排他的なリソースおよび Sanlock

Red Hat Virtualization 環境の特定のリソースには、排他的なアクセスが要求されます。

SPM ロールは、そのようなリソースの 1 つです。複数のホストが SPM になると、同じデータが 2 つの場所から同時に変更される可能性があるため、データが破損する危険性があります。

Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 より以前のバージョンでは、safelease という VDSM 機能を使用して SPM が排他的に維持および追跡されていました。このリースは、データセンター内の全ストレージドメインにある特別な領域に書き込まれ、環境内のすべてのホストが、ネットワークに依存しない方法で SPM ステータスを追跡することが可能でした。VDSM のセーフリースでは、1 つのリソース (SPM ロール) の排他性のみが維持されました。

Sanlock は同じ機能を提供しますが、SPM ロールを、ロックできるリソースの 1 つとして扱います。これ以外のリソースもロックできるため、Sanlock にはより大きな柔軟性があります。

リソースのロックが必要なアプリケーションは、Sanlock で登録できます。登録されたアプリケーションは、Sanlock がアプリケーションの代わりにリソースをロックするように要求して、他のアプリケーションがそのリソースにアクセスできないようにすることが可能です。たとえば、VDSM は SPM ステータスをロックする代わりに、Sanlock にその処理を行うように要求します。

ロックは、lockspace のディスクで追跡されます。各ストレージドメインには 1 つの lockspace があります。SPM リソースのロックの場合、各ホストがライブ状態であるかどうか (ライブネス) は、ホストがストレージに接続したときに Manager から受け取った hostid を更新できるかどうか、ホストがタイムスタンプを定期的に lockspace に書き込むことができるかどうかにより、lockspace で追跡されます。ids 論理ボリュームは、各ホストの一意 ID を追跡し、ホストが hostid を更新するたびに更新されます。SPM リソースは、ライブ状態のホストのみが保持できます。

リソースは、leases 論理ボリュームのディスクで追跡されます。リソースは、リソースを取得したプロセスの一意な ID でディスク上のその表現が更新された場合に、取得された とみなされます。SPM ロールの場合、SPM リソースは SPM リソースを取得した hostid で更新されます。

各ホストの Sanlock プロセスは、リソースが取得されたことを確認するためにリソースを一度だけチェックする必要があります。最初のチェック後は、Sanlock は、ロックされたリソースがあるホストのタイムスタンプが古くなるまで lockspace を監視できます。

Sanlock は、リソースを使用するアプリケーションを監視します。たとえば、VDSM では SPM ステータスと hostid が監視されます。ホストが Manager から hostid を更新できない場合は、そのホストは lockspace のすべてのリソースに関して排他性を失います。Sanlock は、リソースが取得されなくなったことを示すようリソースを更新します。

SPM ホストが、一定期間ストレージドメインの lockspace にタイムスタンプを書き込むことができない場合、Sanlock のホストインスタンスは VDSM プロセスがそのリソースを解放するよう要求します。VDSM プロセスが応答する場合、そのリリースは解放され、別のホストが lockspace の SPM リソースを取得できます。

SPM ホスト上の VDSM がリソースを解放する要求に応答しない場合、ホスト上の Sanlock は VDSM プロセスを終了します。kill コマンドが失敗した場合、Sanlock は sigkill を使用して VDSM を終了しようとします。sigkill が失敗した場合、Sanlock は watchdog デーモン を使用してホストを再起動します。

ホスト上の VDSM が hostid を更新し、タイムスタンプを lockspace に書き込むたびに、watchdog デーモンは pet を受け取ります。VDSM がそのような処理を行えない場合、watchdog デーモン は pet を受け取らなくなります。watchdog デーモンが一定期間 pet を受け取らないと、ホストが再起動されます。この最終的な手段によって、確実に SPM リソースが解放され、別のホストが SPM リソースを取得できるようになります。

2.11. シンプロビジョニングとストレージのオーバーコミット

Red Hat Virtualization Manager は、仮想環境内でのストレージ使用を最適化するプロビジョニングポリシーを提供します。シンプロビジョニングポリシーにより、ストレージリソースのオーバーコミットや、仮想環境の実際のストレージ使用状況に応じたストレージのプロビジョニングを行うことができます。

ストレージのオーバーコミットとは、ストレージプール内で物理的に利用可能な容量を超えるストレージを仮想マシンに割り当てることです。通常、仮想マシンが使用するストレージは、割り当てられた容量を下回ります。シンプロビジョニングにより、仮想マシンは、定義されたストレージが完全に割り当てられているかのように稼働することができますが、実際に割り当てられているストレージ容量はごくわずかです。

注記

Red Hat Virtualization Manager は独自のシンプロビジョニング機能を提供していますが、ご使用のストレージバックエンドでシンプロビジョニング機能が提供されている場合には、その機能を使用することをお勧めします。

ストレージのオーバーコミットをサポートするには、論理ストレージの割り当てを実際のストレージ使用量と比較する閾値を VDSM で定義します。この閾値を使用して、ディスクイメージに書き込まれるデータが、そのディスクイメージをバッキングする論理ボリュームの容量を下回るようにします。QEMU は論理ボリューム内で書き込まれた最も高いオフセットを特定します。これは、ストレージの最大使用ポイントを指します。VDSM は QEMU がマークした最も高いオフセットをモニタリングして、使用量が所定の閾値を超過しないようにします。最高オフセットが閾値を下回っていると VDSM が示し続ける限り、Red Hat Virtualization Manager は、対象の論理ボリュームに稼働を続けるのに十分なストレージ容量が残っているものと認識します。

使用量が閾値を超えつつあることを QEMU が示すと、VDSM はディスクイメージが間もなく論理ボリュームのサイズに達することを Manager に伝達します。Red Hat Virtualization Manager は SPM ホストに論理ボリュームを拡張するように要求します。このプロセスは、そのデータセンターのデータストレージドメインに空き容量が残っている限り繰り返すことが可能です。データストレージドメインの空き容量がなくなった場合には、手動でストレージ容量を追加して拡張する必要があります。

2.12. 論理ボリュームの拡張

Red Hat Virtualization Manager はシンプロビジョニングを使用して、ストレージプール内の使用可能なストレージをオーバーコミットし、物理的に使用可能な容量を超えるストレージを割り当てます。仮想マシンは、動作に応じてデータを書き込みます。シンプロビジョニングされたディスクイメージを使用する仮想マシンによって書き込まれるデータは、いずれはディスクイメージをバッキングする論理ボリュームが格納できる容量を超えてしまいます。その際には、論理ボリュームが拡張されて追加のストレージが提供され、その仮想マシンは稼働状態を継続することができます。

Red Hat Virtualization では、LVM でシンプロビジョニングのメカニズムを提供します。QCOW2 形式のストレージを使用する場合には、Red Hat Virtualization はホストシステムのプロセス qemu-kvm に依存して、逐次的方法でディスク上のストレージブロックを論理ブロックにマッピングします。これにより、たとえば 1 GB の論理ボリュームで 100 GB の論理ディスクの定義が可能になります。qemu-kvm が VDSM によって設定された使用量の閾値を超えると、ローカルの VDSM インスタンスは論理ボリュームを 1 GB 拡張するように SPM に要求します。ボリューム拡張を必要とする仮想マシンを実行しているホスト上の VDSM は、追加領域が必要なことを SPM の VDSM に通知します。SPM が論理ボリュームを拡張し、SPM の VDSM インスタンスは、ホストの VDSM を使用してボリュームグループ情報をリフレッシュし、拡張操作が完了したことを認識します。これでホストは稼働を継続することができます。

論理ボリュームを拡張する際には、対象のホストは、他のどのホストが SPM であるかを知る必要はありません。そのホスト自体が SPM である可能性もあります。ストレージ拡張の伝達は、データストレージドメイン内の専用論理ボリュームであるストレージメールボックスを介して行われます。SPM による論理ボリューム拡張を必要とするホストは、ストレージメールボックス内にあるそのホスト用の所定箇所にメッセージを書き込みます。SPM は定期的に受信メールを読み、要求された論理ボリューム拡張を実行して、返信内容を送信メールに書き込みます。要求を送信後、ホストは 2 秒ごとに受信メールをチェックして応答を確認します。論理ボリューム拡張要求が成功したという返信を受け取ると、ホストはデバイスマッパー内の論理ボリュームマップをリフレッシュし、新たに割り当てられたストレージを認識します。

ストレージプールに提供されている物理ストレージがほぼ使い果たされると、複数のイメージで使用可能なストレージが不足してしまい、リソースの補充を行う手段がなくなります。ストレージプールがストレージを使い果たすと、QEMU は デバイスに使用可能なストレージが残っていないことを示す enospc error を返します。この時点で、実行中の仮想マシンは自動的に一時停止状態となるので、管理者が介入して、新規 LUN をボリュームグループに追加する必要があります。

ボリュームグループに新しい LUN が追加されると、SPM は追加ストレージを必要としている論理ボリュームにその LUN を自動的に分配します。追加リソースの自動割り当てにより、関連する仮想マシンは中断せずに稼働を継続し、また停止状態であった場合は稼働が自動的に再開されます。

第3章 ネットワーク

3.1. ネットワークアーキテクチャー

Red Hat Virtualization のネットワークについては、ネットワークの基礎用語、クラスター内のネットワーク、ホストのネットワーク設定に分けて説明します。ネットワークの基礎用語のセクションでは、ネットワークに使用する基本的なハードウェアおよびソフトウェアについて解説します。クラスター内のネットワークのセクションでは、ホスト、論理ネットワーク、仮想マシンなどのクラスターレベルのオブジェクト間でのネットワークの対話について記載しています。ホストのネットワーク設定のセクションでは、ホスト内のネットワークにサポートされている設定について説明します。

ネットワークを適切に設計/構築することにより、高帯域幅のタスクに適切な帯域幅が提供され、ユーザーインタラクションの機能を損なうような遅延は発生せず、仮想マシンを移行ドメイン内で問題なく移行できるようになります。ネットワークが適切に構築されていない場合には、許容できないような遅延が発生することや、ネットワークフラッディングにより移行やクローン作成が失敗する可能性があります。

3.2. ネットワークの基礎用語

Red Hat Virtualization は、以下の機能を活用して仮想マシン、仮想化ホスト、およびより広範なネットワーク間のネットワーク機能を提供します。

  • ネットワークインターフェースコントローラー (NIC)
  • ブリッジ
  • ボンディング
  • 仮想 NIC (VNIC)
  • 仮想 LAN (VLAN)

NIC、ブリッジ、仮想 NIC を使用することにより、ホスト、仮想マシン、ローカルエリアネットワーク、インターネットの間のネットワーク通信が可能となります。ボンディングおよび VLAN をオプションで実装すると、セキュリティー、耐障害性、ネットワークキャパシティーが強化されます。

3.3. ネットワークインターフェースコントローラー

NIC (ネットワークインターフェースコントローラー) とは、コンピューターをコンピューターネットワークに接続するネットワークアダプターまたは LAN アダプターのことです。NIC はマシンの物理層およびデータリンク層の両方で稼働し、ネットワーク接続を可能にします。Red Hat Virtualization 環境内の全仮想化ホストは、NIC を少なくとも 1 枚搭載していますが、2 枚以上の NIC を搭載している方がより一般的です。

1 枚の物理 NIC には、複数の仮想 NIC (VNIC) を論理的に接続することが可能です。仮想 NIC は、仮想マシンの物理ネットワークインターフェースとして機能します。仮想 NIC とそれをサポートする NIC とを区別するため、Red Hat Virtualization Manager は各仮想 NIC に一意の MAC アドレスを割り当てます。

3.4. ブリッジ

ブリッジとは、パケット交換ネットワークでパケット転送を使用するソフトウェアデバイスです。ブリッジングにより、1 枚の NIC の接続を複数のネットワークインターフェースデバイスが共有し、ネットワーク上で個別の物理デバイスのように表示することができます。ブリッジは、パケットのソースアドレスを確認して、適切なターゲットアドレスを決定します。ターゲットアドレスが決定されると、ブリッジはその場所を後で参照できるようにテーブルに追加します。これによりホストは、ブリッジのメンバーである、仮想マシンに関連付けされた仮想 NIC にネットワークトラフィックをリダイレクトすることが可能となります。

Red Hat Virtualization では、論理ネットワークはブリッジを使用して実装されます。IP アドレスを受け取るホスト上の物理的なインターフェースではなく、ブリッジを使用します。このブリッジに関連付けられる IP アドレスは、接続のためにブリッジを使用する仮想マシンと同じサブネット内になくても構いません。ブリッジを使用する仮想マシンと同じサブネット上にある IP アドレスをそのブリッジに割り当てると、ホストは論理ネットワーク内で仮想マシンによるアドレス指定が可能になります。原則として、Red Hat Virtualization ホストでは、ネットワークに公開されるサービスを実行することを推奨しません。ゲストはゲストの仮想 NIC を使って論理ネットワークに接続され、ホストはホストの NIC を使って論理ネットワークのリモート要素に接続されます。各ゲストには、DHCP を使用して、または静的に、仮想 NIC の IP アドレスを個別に設定することができます。ブリッジは、ホストの外部にあるオブジェクトに接続することはできますが、そのような接続は必須ではありません。

カスタムプロパティーは、ブリッジおよびイーサネット接続の両方に定義することができます。VDSM はネットワークの定義とカスタムプロパティーを設定ネットワークフックスクリプトに渡します。

3.5. ボンディング

ボンディングとは、複数のネットワークインターフェースをソフトウェアで定義したデバイス 1 つに集約することです。ボンディングされたネットワークインターフェースは、ボンディングで含まれているネットワークインターフェースカード (NIC) の伝送機能を統合して、1 つのネットワークインターフェースとして機能するため、単一の NIC よりも伝送速度が早くなります。また、ボンディング内の NIC すべてに障害が発生しない限り、ボンディング自体には障害が発生しないため、ボンディングすることで耐障害性が向上します。ただし、1 点制約があり、ボンディング内のすべてのネットワークインターフェースカードが同じオプションやモードをサポートするように、ネットワークインターフェースをボンディングする NIC は、必ず同じメーカーおよびモデルでなければなりません。

ボンディングのパケット分散アルゴリズムは、使用するボンディングモードによって決定されます。

重要

モード 1、2、3、4 は、仮想マシン (ブリッジ) および物理マシン (ブリッジなし) のネットワークタイプをサポートします。モード 0、5、6 は、物理マシン (ブリッジなし) のネットワークのみをサポートします。

3.6. ボンディングモード

Red Hat Virtualization は、デフォルトでモード 4 を使用しますが、以下にあげる一般的なボンディングモードに対応しています。

Mode 0 (round-robin policy)
このモードは、ネットワークインターフェースカードを順番に使用してパケットを送信します。パケットの送信は、ボンディングで最初に利用可能なネットワークインターフェースカードから、最後に利用可能なネットワークインターフェースカードまでループで使用をくり返します。それ以降のループでもすべて、最初に利用可能なネットワークインターフェースカードから使用されます。モード 0 では、ネットワークに対して耐障害性や負荷分散が提供されていますが、ブリッジと併用できないため、仮想マシンの論理ネットワークとの互換性はありません。
Mode 1 (active-backup policy)
このモードは、すべてのネットワークインターフェースカードをバックアップ状態に設定して、1 つだけアクティブなカードを残します。アクティブなネットワークインターフェースカードで障害が発生すると、バックアップに設定されていたネットワークインターフェースカードの 1 つが、障害の発生したインターフェースに代わって、ボンディング内で唯一のアクティブインターフェースになります。1 つ以上のポートでアドレスが表示されていると、有効なネットワークインターフェースカードの MAC アドレスを反映するためにボンディングの MAC アドレスが変更された場合に混乱が生じる可能性があり、このような混乱を避ける目的で、モード 1 のボンディングの MAC アドレスは、1 つのポートだけで表示されます。モード 1 は耐障害性を提供し、Red Hat Virtualization でサポートされています。
Mode 2 (XOR policy)
このモードは、送信元と送信先の MAC アドレスの XOR (排他的理論和) をネットワークインターフェースカードのスレーブ数で除算した剰余に基づいて、パケット送信に用いるネットワークインターフェースカードを選択します。この計算により、各送信先の MAC アドレスに必ず同じネットワークインターフェースカードが選択されるようにします。モード 2 は耐障害性と負荷分散を提供し、Red Hat Virtualization でサポートされています。
Mode 3 (broadcast policy)
このモードは、全パケットをすべてのネットワークインターフェースカードに送信します。モード 3 は耐障害性を提供し、Red Hat Virtualization でサポートされています。
Mode 4 (IEEE 802.3ad policy)
このモードは、任意の集約グループを作成し、このグループ内のインターフェースが速度およびデュプレックスの設定を共有します。モード 4 は、IEEE 802.3ad 仕様に従ってアクティブな集約グループ内のネットワークインターフェースカードをすべて使用します。このモードも、Red Hat Virtualization でサポートされています。
Mode 5 (adaptive transmit load balancing policy)
このモードは、ボンディング内の各ネットワークインターフェースカードの負荷に応じて発信トラフィックが分散され、現在のネットワークインターフェースカードが全着信トラフィックを受信するようにします。トラフィックの受信に割り当てられているネットワークインターフェースカードに障害が発生した場合には、着信トラフィックの受信ロールは別のネットワークインターフェースカードに割り当てられます。モード 5 はブリッジと併用できないため、仮想マシンの論理ネットワークとの互換性はありません。
Mode 6 (adaptive load balancing policy)
このモードは、モード 5 (adaptive transmit load balancing ポリシー) に IPv4 トラフィックの受信負荷分散を組み合わせたポリシーで、特別なスイッチ要件はありません。ARP ネゴシエーションを使用して受信負荷の分散を行います。モード 6 はブリッジと併用できないため、仮想マシンの論理ネットワークとの互換性はありません。

3.7. ボンディング用のスイッチ設定

スイッチ設定は、ハードウェアの要件により異なります。お使いのオペレーティングシステムにあったデプロイメントおよびネットワーク設定ガイドを参照してください。

重要

いずれのスイッチタイプの場合も、Cisco Port Aggregation Protocol (PAgP) プロトコル ではなく、Link Aggregation Control Protocol (LACP) プロトコルでスイッチボンディングを設定することが重要です。

3.8. 仮想ネットワークインターフェースカード

仮想ネットワークインターフェースカードは、ホストの物理ネットワークインターフェースカードをベースとした仮想ネットワークインターフェースです。各ホストには、複数のネットワークインターフェースカードが搭載されていますが、各ネットワークインターフェースカードを、複数の仮想ネットワークインターフェースカードのベースとして設定することができます。

仮想ネットワークインターフェースカードを仮想マシンにアタッチすると、Red Hat Virtualization Manager により、仮想ネットワークインターフェースカードのアタッチ先の仮想マシン、仮想ネットワークインターフェースカード自体、仮想ネットワークインターフェースカードのベースとなる物理ホストのネットワークインターフェースカードの間で複数の関連付けが作成されます。具体的には、仮想ネットワークインターフェースカードが仮想マシンにアタッチされると、仮想ネットワークインターフェースカードがベースとする物理ホストのネットワークインターフェースカード上で、新しい仮想ネットワークインターフェースカードと MAC アドレスが作成されます。そして、仮想ネットワークインターフェースカードのアタッチ後、初めて仮想マシンを起動すると、libvirt により、仮想ネットワークインターフェースカードに PCI アドレスが割り当てられます。次に、この MAC アドレスと PCI アドレスを使用して、仮想マシンの仮想ネットワークインターフェースカードの名前 (例: eth0) が取得されます。

テンプレートやスナップショットをベースに仮想マシンを作成する場合は、MAC アドレスを割り当てるプロセス、およびこれらの MAC アドレスと PCI アドレスを関連付けるプロセスが若干異なります。テンプレートやスナップショット用に PCI アドレスがすでに作成されている場合は、そのテンプレートやスナップショットをベースに作成した仮想マシン上の仮想ネットワークインターフェースカードは PCI アドレスの順に整理され、MAC アドレスがこの順に割り当てられます。一方、テンプレート用に PCI アドレスが作成されていない場合は、そのテンプレートをベースに作成した仮想マシン上の仮想ネットワークインターフェースカードには、その名前順に MAC アドレスが割り当てられます。スナップショット用に PCI アドレスが作成されていない場合は、そのスナップショットをベースに作成した仮想マシン上の仮想ネットワークインターフェースカードには、Red Hat Virtualization Manager が新しい MAC アドレスを割り当てます。

作成が済むと、ネットワークインターフェースカードがネットワークブリッジデバイスに追加されます。ネットワークブリッジデバイスは、仮想マシンを仮想マシン論理ネットワークに接続する手段です。

仮想化ホスト上で ip addr show コマンドを実行すると、そのホスト上の仮想マシンに関連付けられた仮想ネットワークインターフェースカードがすべて表示されます。また、論理ネットワークを強化するために作成されたネットワークブリッジや、ホストで使用されるネットワークインターフェースカードなどが表示されます。

[root@rhev-host-01 ~]# ip addr show
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 16436 qdisc noqueue state UNKNOWN
    link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
    inet 127.0.0.1/8 scope host lo
    inet6 ::1/128 scope host
       valid_lft forever preferred_lft forever
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000
    link/ether 00:21:86:a2:85:cd brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet6 fe80::221:86ff:fea2:85cd/64 scope link
       valid_lft forever preferred_lft forever
3: wlan0: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc mq state DOWN qlen 1000
    link/ether 00:21:6b:cc:14:6c brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
5: ;vdsmdummy;: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 4a:d5:52:c2:7f:4b brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
6: bond0: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 00:00:00:00:00:00 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
7: bond4: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 00:00:00:00:00:00 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
8: bond1: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 00:00:00:00:00:00 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
9: bond2: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 00:00:00:00:00:00 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
10: bond3: <BROADCAST,MULTICAST,MASTER> mtu 1500 qdisc noop state DOWN
    link/ether 00:00:00:00:00:00 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
11: ovirtmgmt: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UNKNOWN
    link/ether 00:21:86:a2:85:cd brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
    inet 10.64.32.134/23 brd 10.64.33.255 scope global ovirtmgmt
    inet6 fe80::221:86ff:fea2:85cd/64 scope link
       valid_lft forever preferred_lft forever

このコマンドでは、複数のデバイス (ループバックデバイス 1 つ (lo)、Ethernet デバイス 1 つ (eth0)、ワイヤレスデバイス 1 つ (wlan0)、VDSM ダミーデバイス 1 つ (;vdsmdummy;)、ボンディングデバイス 5 つ (bond0bond4bond1bond2bond3)、ネットワークブリッジ 1 つ (ovirtmgmt)) がコンソールに出力されます。

仮想ネットワークインターフェースカードはすべて、論理ネットワークのネットワークブリッジデバイスのメンバーです。ブリッジのメンバーシップは brctl show コマンドで表示することができます。

[root@rhev-host-01 ~]# brctl show
bridge name	bridge id		STP enabled	interfaces
ovirtmgmt		8000.e41f13b7fdd4	no		vnet002
							vnet001
							vnet000
							eth0

brctl show コマンドのコンソール出力から、virtio 仮想ネットワークインターフェースカードが ovirtmgmt ブリッジのメンバーであることが分かります。仮想ネットワークインターフェースカードが関連付けられている仮想マシンはすべて、ovirtmgmt 論理ネットワークに接続されています。eth0 のネットワークインターフェースカードも ovirtmgmt ブリッジのメンバーです。eth0 デバイスは、ホスト外部への接続を提供するスイッチに接続されています。

3.9. 仮想 LAN (VLAN)

VLAN (仮想 LAN) とは、ネットワークパケットに適用できる属性です。ネットワークパケットは、番号が付いた VLAN にタグ付けすることができます。VLAN は、スイッチレベルでネットワークトラフィックを完全に分離するのに使用するセキュリティー機能です。VLAN は完全に切り離されており、相互排他的です。Red Hat Virtualization Manager は VLAN に対応しており、VLAN トラフィックをタグ付けしてリダイレクトすることができます。ただし、VLAN の実装には VLAN をサポートするスイッチが必要となります。

スイッチレベルで、ポートに VLAN 指定が割り当てられます。スイッチは、特定のポートを起点とするトラフィックに VLAN タグを付けてそのトラフィックを VLAN の一部としてマークし、応答にも同じ VLAN タグが付けられるようにします。VLAN は複数のスイッチ全体に拡張することができます。スイッチ上の VLAN タグ付きネットワークトラフィックは、適正な VLAN に指定されたポートに接続されたマシン以外には完全に検出不可能です。任意のポートに複数の VLAN タグを付けることが可能です。これにより、複数の VLAN からのトラフィックを単一のポートに送信し、トラフィックを受信するマシン上でソフトウェアを使用して解読することができるようになります。

3.10. ネットワークラベル

ネットワークラベルを使用すると、論理ネットワークの作成/管理や、物理ホストネットワークインターフェース/ボンディングへの関連付けに伴う複数の管理タスクを大幅に簡素化することができます。

ネットワークラベルは、プレーンテキスト形式の人間が判読可能なラベルで、論理ネットワークまたは物理ホストネットワークインターフェースにアタッチすることができます。ラベルの長さには制限はありませんが、アルファベットの大文字/小文字、アンダースコア、およびハイフンを組み合わせる必要があり、スペースや特殊文字を使用することはできません。

論理ネットワークまたは物理ホストネットワークインターフェースにラベルをアタッチすると、以下のように、同じラベルがアタッチされた他の論理ネットワークや物理ホストネットワークインターフェースと関連付けされます。

ネットワークラベルの関連付け

  • ラベルを論理ネットワークにアタッチすると、その論理ネットワークは、その特定のラベルが付いた物理ホストネットワークインターフェースに自動的に関連付けられます。
  • ラベルを物理ホストネットワークインターフェースにアタッチすると、その特定のラベルが付いた論理ネットワークは、その物理ホストネットワークインターフェースに自動的に関連付けられます。
  • 論理ネットワークまたは物理ホストネットワークインターフェースにアタッチされたラベルを変更すると、ラベルを削除して新規追加したのと同じように機能し、対象の論理ネットワークまたは物理ホストネットワークインターフェースの間の関連付けが更新されます。

ネットワークラベルとクラスター

  • ラベル付きの論理ネットワークがクラスターに追加され、同じラベルが付いた物理ホストネットワークインターフェースがそのクラスター内にある場合には、論理ネットワークはその物理ホストネットワークインターフェースに自動的に追加されます。
  • ラベル付きの論理ネットワークがクラスターからデタッチされ、同じラベルが付いた物理ホストネットワークインターフェースがそのクラスター内にある場合には、論理ネットワークはその物理ホストネットワークインターフェースから自動的に削除されます。

ネットワークラベルとロール付き論理ネットワーク

  • ラベル付き論理ネットワークがディスプレイネットワークまたは移行ネットワークとして機能するよう割り当てられている場合には、その論理ネットワークは、IP アドレスを割り当てることができるように、物理ホストネットワークインターフェース上で DHCP を使用して設定されます。

    ロールネットワーク (例: 「移行ネットワーク」や「ディスプレイネットワーク」など) にラベルを設定すると、そのネットワークが全ホストに一括でデプロイされます。このようなネットワークの一括追加は、DHCP を使用して処理されます。この方法による一括デプロイは、静的アドレスを入力する方法よりも優先されます。これは、多数の静的 IP アドレスを入力する作業が性質上スケーラブルでないことが理由です。

3.11. クラスターネットワーク

クラスターレベルのネットワークオブジェクトには、以下が含まれます。

  • クラスター
  • 論理ネットワーク

図3.1 クラスター内のネットワーク

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データセンターとは、複数のクラスターの論理グループで、各クラスターは複数のホストの論理グループです。図3.1「クラスター内のネットワーク」は、単一のクラスターに含まれるリソースを示しています。

クラスター内のホストはすべて同じストレージドメインにアクセスすることができます。クラスター内のホストには、クラスターレベルで論理ネットワークが適用されます。仮想マシンの論理ネットワークを稼働させて仮想マシンに使用するには、Red Hat Virtualization Manager を使用してクラスター内の各ホストでネットワークを定義、実装しておく必要があります。その他のタイプの論理ネットワークは、そのネットワークを使用するホスト上にのみ実装することができます。

マルチホストネットワーク設定により、そのネットワークが割り当てられたデータセンター内の全ホストに、更新されたネットワーク設定が自動的に適用されます。

3.12. 論理ネットワーク

論理ネットワークにより、Red Hat Virtualization 環境はネットワークトラフィックをタイプ別に分離することが可能となります。たとえば、ovirtmgmt ネットワークは、Manager とホスト間の管理を目的とした通信に使用するために、Red Hat Virtualization のインストール中にデフォルトで作成されます。論理ネットワークは、要件が同じようなネットワークトラフィックをグループ化し、まとめて使用するのが一般的な用途です。管理者は多くの場合には、ストレージネットワークとディスプレイネットワークを作成して、各タイプのトラフィックを分離することによって、最適化やトラブルシューティングを行います。

論理ネットワークの種類は以下のとおりです。

  • 仮想マシンネットワークトラフィックを伝送する論理ネットワーク
  • 仮想マシンネットワークトラフィックを伝送しない論理ネットワーク
  • 任意の論理ネットワーク
  • 必須ネットワーク

すべての論理ネットワークは、必須または任意のいずれかに指定することができます。

論理ネットワークは、データセンターレベルで定義され、ホストに追加されます。必須論理ネットワークが動作するには、該当するクラスターの各ホストに対して論理ネットワークを実装する必要があります。

Red Hat Virtualization 環境内の各仮想マシン論理ネットワークは、ホストのネットワークブリッジデバイスによってサポートされるので、新しい仮想マシン論理ネットワークをクラスターに対して定義する場合は、論理ネットワークを仮想マシンで使用する前に、クラスター内の各ホストで適切なブリッジデバイスを作成する必要があります。Red Hat Virtualization Manager により、仮想マシン論理ネットワークに対して必要なブリッジが自動的に作成されます。

仮想マシン論理ネットワークデバイスをバッキングするために Red Hat Virtualization Manager によって作成されたブリッジデバイスは、ホストネットワークインターフェースに関連付けられます。ブリッジに含まれるホストネットワークインターフェースがネットワークに接続されている場合には、それ以降にブリッジに追加されるネットワークインターフェースはすべて、そのブリッジのネットワーク接続を共有します。仮想マシンを作成して特定の論理ネットワーク上に配置すると、仮想マシンの仮想ネットワークカードは、その論理ネットワークのブリッジに追加されます。これらの仮想マシンはお互いに通信を行ったり、そのブリッジに接続されている他のオブジェクトと通信を行ったりすることができます。

仮想マシンネットワークトラフィックに使用されない論理ネットワークは、ホストネットワークインターフェースに直接関連付けられます。

例3.1 論理ネットワークの使用例

Purple データセンター内の Pink クラスターに Red と White という 2 つのホストがあります。Red と White はいずれも、デフォルトの論理ネットワーク ovirtmgmt をすべてのネットワーク機能に使用していましたが、Pink 担当のシステム管理者は、Web サーバーのテスト用にネットワークを分離するため Web サーバーと一部のクライアント仮想マシンを別の論理ネットワーク (network_testing) に配置することにしました。

管理者は、まず Purple データセンターに論理ネットワークを定義し、次にその論理ネットワークを Pink クラスターに適用します。論理ネットワークは、ホストがメンテンナスモードに入っている状態で実装する必要があります。このため、管理者はまず実行中の仮想マシンをすべて Red に移行してから、White をメンテナンスモードに切り替えた上で、ブリッジに追加する物理ネットワークインターフェースに関連付けられている 仮想 NIC を編集します。選択した物理ネットワークインターフェースの リンクステータスDown から Non-Operational に変わります。Non-Operational のステータスになるのは、Pink クラスター内の各ホスト上の物理ネットワークインターフェースを network_testing ネットワークに追加して、クラスター内の全ホストで対象のブリッジを設定する必要があるためです。次に管理者は、White をアクティブ化して実行中の仮想マシンを Red から移行し、同じプロセスを Red で再度実行します。

物理ネットワークインターフェースにブリッジされた network_testing 論理ネットワークが White と Red の両方に適用されると、network_testing 論理ネットワークは Operational に変わります。これで仮想マシンがこの論理ネットワークを使用する準備が整ったことになります。

3.13. 必須ネットワーク、任意ネットワーク、仮想マシンネットワーク

必須ネットワークとは、クラスター内の全ホストで利用できる必要のある論理ネットワークのことです。ホストの必須ネットワークが非稼働状態になった場合には、そのホストで実行されている仮想マシンは別のホストに移行されます。移行の範囲は選択したスケジューリングポリシーによって異なります。この機能は、仮想マシンがミッションクリティカルなワークロードを実行している場合に役立ちます。

任意ネットワークとは、必須 ネットワークと明示的に宣言されていない論理ネットワークのことです。任意ネットワークは、ネットワークを使用するホストにのみ実装されます。このネットワークの有無によって、ホストの Operational のステータスが変わるわけではありません。任意ネットワークが非稼働状態になった場合には、そのネットワークで実行中の仮想マシンは別のホストに移行されません。これは、大量に仮想マシンを移行することで発生する不必要な I/O の過負荷を防止します。論理ネットワークを作成してクラスターに追加する際に、必須 ボックスがデフォルトで選択されている点にご注意ください。

ネットワークの 必須 プロパティーを 任意 に変更するには、管理ポータルでそのネットワークを選択し、クラスター タブをクリックして ネットワークの管理 ボタンをクリックし、必須 チェックボックスのチェックを外します。

仮想マシンネットワーク (ユーザーインターフェースでは 仮想マシンのネットワーク と呼ばれる) は、仮想マシンのネットワークトラフィックのみを伝送するよう指定された論理ネットワークです。仮想マシンネットワークは、必須または任意に指定することができます。任意の仮想マシンネットワークを使用する仮想マシンは、そのネットワークを使用するホストでのみ起動します。

3.14. 仮想マシンの接続性

Red Hat Virtualization では、仮想マシンの作成時に、その仮想マシンの NIC が論理ネットワークに配置されます。その時点から、仮想マシンは同じネットワーク上のその他の任意のターゲットと通信可能となります。

ホストの観点から見ると、仮想マシンが論理ネットワークに配置された時点に、仮想マシンの NIC をバッキングする仮想 NIC がメンバーとしてその論理ネットワークのブリッジデバイスに追加されます。たとえば、仮想マシンが ovirtmgmt 論理ネットワーク上にある場合には、その仮想 NIC は仮想マシンを実行しているホストの ovirtmgmt ブリッジのメンバーとして追加されます。

3.15. ポートミラーリング

ポートミラーリングは、任意の論理ネットワークおよびホスト上のレイヤー 3 ネットワークトラフィックを仮想マシン上の仮想インターフェースにコピーします。この仮想マシンは、ネットワークのデバッグとチューニング、侵入検出、同一のホストおよび論理ネットワーク上にある仮想マシンの動作のモニタリングに使用することができます。

コピーされるトラフィックは単一のホスト上の単一の論理ネットワークの内部トラフィックのみです。ホストの外部のネットワーク上のトラフィックは増加しませんが、ポートミラーリングを有効化した仮想マシンは他の仮想マシンよりもホストの CPU および RAM の使用率が高くなります。

ポートミラーリングは、論理ネットワークの仮想 NIC で有効化/無効化されます。ただし、以下の制約があります。

  • ポートミラーリングが有効になっているプロファイルを持つ仮想 NIC のホットプラグは、サポートされません。
  • 仮想 NIC プロファイルが仮想マシンにアタッチされている場合は、ポートミラーリングは変更できません。

上記の制約をもとに、専用の仮想 NIC プロファイルを追加して、そのプロファイルに対してポートミラーリングを有効化するように推奨します。

重要

ポートミラーリングを有効化すると、他のネットワークユーザーのプライバシーレベルが低くなる点に注意してください。

3.16. ホストのネットワーク構成

Red Hat Virtualization ホストの一般的なネットワーク構成タイプには、以下のような構成が含まれます。

  • ブリッジと NIC の構成

    この構成では、ブリッジを使用して単一または複数の仮想マシン (またはゲスト) をホストの NIC に接続します。

    Red Hat Virtualization Manager インストール時に自動生成される ovirtmgmt ネットワークは、この構成の一例です。ホストのインストール時に Red Hat Virtualization Manager が VDSM をホスト上にインストールします。VDSM のインストールプロセスで ovirtmgmt ブリッジが作成されます。このブリッジがホストの IP アドレスを取得して、Manager との通信が可能となります。

  • ブリッジ、VLAN、NIC の構成

    ブリッジと NIC の構成に VLAN を追加することにより、このネットワーク上でのデータ転送用にセキュアなチャネルを提供することができます。また、複数の VLAN を使用する単一の NIC に複数のブリッジを接続するオプションもサポートされます。

  • ブリッジ、ボンディング、VLAN の構成

    ボンディングにより、2 つ (またはそれ以上) の物理イーサネットリンクを結合した 1 つの論理リンクが作成されます。これにより、ボンディングモードに応じて NIC の耐障害性が向上する、帯域幅の拡張が期待できる、などのメリットが得られます。

  • 複数のブリッジ、複数の VLAN、NIC の構成

    この構成では、NIC が複数の VLAN に接続されます。

    たとえば、1 つの NIC を 2 つの VLAN に接続するには、2 つの VLAN のいずれかにタグ付けされているネットワークトラフィックをホスト上の NIC 1 つに渡すように、ネットワークスイッチを設定します。ホストは 2 つの仮想 NIC を使用して VLAN 別に VLAN トラフィックを分離します。適切な仮想 NIC をブリッジメンバーとすることで、いずれか一方の VLAN にタグ付けされたトラフィックは、個別のブリッジに接続されます。それぞれのブリッジには、さらに複数の仮想マシンが接続されます。

    注記

    複数の NIC をボンディングして複数の VLAN との接続を円滑化することもできます。この構成では、それぞれの VLAN が複数の NIC で構成されるボンディングで定義されます。各 VLAN には個別のブリッジが接続され、各ブリッジには単一または複数のゲストが接続されます。

第4章 電源管理

4.1. 電源管理とフェンシングについて

Red Hat Virtualization 環境は、電源管理とフェンシングを設定することで柔軟性および回復力が最も高くなります。電源管理を使用すると、Red Hat Virtualization Manager はホストの電源サイクルの操作を制御できるのに加えて、最も重要なのは問題が検出されたホストをリブートできるようになることです。フェンシングは、問題のあるホストをリブートして、稼働中の Red Hat Virtualization 環境から分離して、パフォーマンスの低下を防ぐのに使用します。フェンシングされたホストは、管理者の操作によって応答可能な状態に戻した後に、再度環境に復帰させることができます。

電源管理とフェンシングには、ホストのオペレーティングシステムには依存せずにホストを再起動するための特殊な専用ハードウェアを使用します。Red Hat Virtualization Manager は、ネットワーク IP アドレスまたはホスト名を使用して電源管理デバイスに接続します。Red Hat Virtualization では、電源管理デバイスとフェンスデバイスは同じデバイスを意味します。

4.2. Red Hat Virtualization におけるプロキシーを使用した電源管理

Red Hat Virtualization Manager はフェンスエージェントとは直接通信を行いません。その代わりに、Manager はプロキシーを使用して電源管理のコマンドをホストの電源管理デバイスに送ります。Manager は VDSM を利用して電源管理デバイスの操作を実行し、環境内の別のホストがフェンシングプロキシーとして使用されます。

以下のいずれかを選択することができます。

  • フェンシングが必要なホストと同じクラスター内にある任意のホスト
  • フェンシングが必要なホストと同じデータセンター内にある任意のホスト

有効なフェンシングプロキシーホストのステータスは UP または Maintenance です。

4.3. 電源管理

Red Hat Virtualization Manager は、非稼働状態または応答なしの状態となったホストを再起動したり、節電のために稼働率の低いホストの電源をオフにする準備をしたりすることができます。この機能は、電源管理デバイスが正しく設定されているかどうかに左右されます。Red Hat Virtualization 環境は以下のような電源管理デバイスをサポートしています。

  • American Power Conversion (apc)
  • IBM Bladecenter (Bladecenter)
  • Cisco Unified Computing System (cisco_ucs)
  • Dell Remote Access Card 5 (drac5)
  • Dell Remote Access Card 7 (drac7)
  • Electronic Power Switch (eps)
  • HP BladeSystem (hpblade)
  • Integrated Lights Out (iloilo2ilo3ilo4)
  • Intelligent Platform Management Interface (ipmilan)
  • Remote Supervisor Adapter (rsa)
  • Fujitsu-Siemens RSB (rsb)
  • Western Telematic, Inc (wti)

Red Hat では、HP サーバーの場合は ilo3 または ilo4 を、Dell サーバーの場合は drac5 または Integrated Dell Remote Access Controllers (idrac) を、また IBM サーバーの場合は ipmilan を使用することを推奨します。Integrated Management Module (IMM) は IPMI プロトコルを使用するので、IMM ユーザーは ipmilan を使用することができます。

注記

apc フェンスエージェントは、APC 5.x 電源管理デバイスをサポートしていません。代わりに apc_snmp フェンスエージェントを使用してください。

上記の電源管理デバイスと通信を行うために、Red Hat Virtualization Manager はフェンスエージェントを使用します。Red Hat Virtualization Manager では、管理者は環境内の電源管理デバイスに対して、そのデバイスが受け入れ、応答するパラメーターを指定してフェンスエージェントを設定することができます。基本設定オプションは、グラフィカルユーザーインターフェースを使用して設定することができます。特殊な設定オプションも入力できます。これは、未解析でフェンスデバイスに渡されます。特殊な設定オプションは所定のフェンスデバイス固有ですが、基本設定オプションはサポートされている全電源管理デバイスによって提供される機能を対象としています。全電源管理デバイスによって提供される基本的な機能は以下のとおりです。

  • Status: ホストのステータスを確認します。
  • Start: ホストの電源を投入します。
  • Stop: ホストの電源を切断します。
  • Restart: ホストを再起動します。実際には、stop、wait、status、start、wait、status として実装されます。

電源管理設定のテストは、初期設定完了時に 1 回、それ以降も機能が適切に稼働を継続するよう時々実行するのがベストプラクティスです。

環境内の全ホストで電源管理デバイスを適切に設定することにより、耐障害性が提供されます。フェンスエージェントにより、Red Hat Virtualization Manager は問題のあるホストのオペレーティングシステムを通さずホストの電源管理デバイスと通信し、そのホストをリブートすることにより、環境内のその他のリソースからホストを切り離すことができます。次に Manager は、問題の発生したホストが SPM ロールを保持している場合には、そのロールを再度割り当てて、他のホスト上の高可用性仮想マシンを安全に再起動することができます。

4.4. フェンシング

Red Hat Virtualization 環境におけるフェンシングとは、フェンスエージェントを使用して Manager により開始されて、電源管理デバイスにより実行されるホストの再起動のことです。フェンシングにより、クラスターはホストの予期せぬ障害に対応したり、節電や負荷分散、仮想マシンの可用性のポリシーを施行したりすることができます。

フェンシングは、Storage Pool Manager (SPM) のロールが常に稼働中のホストに割り当てられるようにします。フェンシングされたホストが SPM の場合には、その SPM ロールが解除されて、応答可能なホストに再割り当てされます。SPM ロールが割り当てられたホストは、データドメイン構造のメタデータの書き込みができる唯一のホストであるため、SPM ホストが応答なしの状態になり、フェンシングされていないと、その環境は仮想ディスクの作成や破棄、スナップショットの作成、論理ボリュームの拡張、およびデータドメイン構造のメタデータの変更が必要なその他すべてのアクションを実行する機能を失ってしまいます。

ホストが応答なしの状態となった場合には、そのホストで実行中の仮想マシンもすべて応答なしの状態になる可能性がありますが、応答なしのホストは、実行している仮想マシンの仮想マシンハードディスクイメージのロックを保持しています。第 2 のホストで仮想マシンを起動し、仮想マシンハードディスクイメージの書き込み権限を 2 番目のホストに割り当てようとするとデータが破損する可能性があります。

フェンシングにより、Red Hat Virtualization Manager は仮想マシンハードディスクイメージのロックが解除されていると想定することができます。これにより、Manager がフェンスエージェントを使用して問題のあるホストがリブートされていることを確認できます。この確認を受信すると、Red Hat Virtualization Manager は、データ破損のリスクを冒すことなく、問題のあるホストの仮想マシンを別のホストで起動することができます。フェンシングは高可用性仮想マシンの基盤です。高可用性に指定された仮想マシンは、データが破損しないことが確信できなければ、別のホストで安全に起動することはできません。

Red Hat Virtualization Manager は、ホストが応答なしの状態になった場合に、処置を取るまでに 30 秒の猶予期間を設けて、ホストが一時的なエラーから回復できるようにします。猶予期間を経過してもホストが応答なしの場合には、Manager は応答なしのホストのもたらす悪影響の緩和を自動的に開始します。Manager はホストの電源管理カードにフェンスエージェントを使用して、まずホストを停止し、停止したことを確認したら、ホストを起動して、起動の確認を行います。ホストのブートが完了すると、フェンシングされる前のクラスターに再度参加させるように試みます。ホストが応答なしの状態となった原因が再起動により解決している場合には、ホストは自動的に Up のステータスに設定され、再び仮想マシンの起動およびホスティングが可能となります。

4.5. ホストのソフトフェンシング

ホストは、予期しない問題が原因となって応答なしの状態になる場合があります。VDSM は要求に応答できませんが、VDSM に依存している仮想マシンは稼働を続け、アクセス可能な状態のままとなります。このような状況が発生した場合には、VDSM を再起動すると、VDSM が応答可能な状態に戻り、問題は解決します。

「SSH を介したソフトフェンシング」は、Manager が SSH を使用して、応答しない状態のホストで VDSM の再起動を試みるプロセスです。Manager が SSH を使用した VDSM の再起動に失敗した場合には、フェンシングは外部のフェンスエージェントの責任となります (外部のフェンスエージェントが設定されている場合)。

SSH ソフトフェンシングが機能するためには、ホストでフェンシングが設定および有効化されており、かつ有効なプロキシーホスト (同じデータセンター内にある、ステータスが Up の第 2 のホスト) が存在している必要があります。Manager とホスト間の接続がタイムアウトになると、次のような状態となります

  1. 初回のネットワーク障害発生時には、ホストのステータスが「connecting」に変わります。
  2. Manager は次に VDSM に対してステータス確認を 3 回試みるか、ホストの負荷によって決定される時間が経過するのを待ちます。この時間は、[TimeoutToResetVdsInSeconds (デフォルトは 60 秒)] + [DelayResetPerVmInSeconds (デフォルトは 0.5 秒)] * [ホスト上で実行中の仮想マシン数] + [DelayResetForSpmInSeconds (デフォルトは 20 秒)] * [1 (ホストが SPM として稼働している場合) または 0 (ホストが SPM としては稼働していない場合)] の計算式で決定されます。VDSM が応答する時間を最大限にするために、Manager は上記のオプション (VDSM のステータス確認を 3 回試みる、または上記の計算式で決定される時間の経過を待つ) でいずれか長い方を選択します。
  3. この時間が経過してもホストが応答しない場合には、SSH を介して vdsm restart が実行されます。
  4. vdsm restart を実行しても、ホストと Manager 間の接続が再度確立されない場合には、ホストのステータスが Non Responsive に変わります。電源管理が設定されている場合には、フェンシングは外部のフェンスエージェントによって引き継がれます。
注記

SSH を介したソフトフェンシングは、電源管理を設定していないホストに対しても実行することが可能です。これは、「フェンシング」とは異なります。フェンシングは、電源管理が設定されたホストでしか実行することはできません。

4.6. 複数の電源管理フェンスエージェントの使用

単一のエージェントは、プライマリーエージェントとして扱われます。フェンスエージェントが 2 つある場合には、セカンダリーエージェントが有効になります (例: デュアルパワーのホストで、各電源スイッチに、同じ電源スイッチに接続されたエージェントが 2 つある場合)。エージェントは、同じタイプまたは異なるタイプを使用することができます。

1 台のホストに複数のフェンスエージェントがあると、フェンシングプロシージャーの信頼性が高くなります。たとえば、ホストに単一のフェンスエージェントしかない場合には、そのフェンスエージェントに障害が発生すると、ホストは手動でリブートするまで非稼働状態のままとなります。そのホストで実行されていた仮想マシンは一時停止され、元のホストが手動でフェンシングされてからでないと、クラスター内の別のホストにフェイルオーバーされません。複数のエージェントがある場合には、第 1 のエージェントに障害が発生しても、第 2 のエージェントを呼び出すことができます。

1 台のホストで 2 つのフェンスエージェントが定義されている場合には、「同時」または「順次」のフローを使用するように設定することができます。

  • 同時: ホストが停止するには、プライマリーエージェントとセカンダリーエージェントの両方が停止のコマンドに応答する必要があります。一方のエージェントが起動のコマンドに応答すると、ホストが起動します。
  • 順次: ホストの停止または起動には、プライマリーエージェントが最初に使用され、それが失敗した場合にセカンダリーエージェントが使用されます。

第5章 負荷分散、スケジューリング、移行

5.1. 負荷分散、スケジューリング、移行

個々のホストのハードウェアリソースには限りがあり、障害の影響を受けやすい状態です。このため、複数のホストをクラスターにグループ化して、実質的に共有リソースを 1 つにまとめ、障害の発生やリソース消費を軽減します。Red Hat Virtualization 環境では、負荷分散ポリシー、スケジューリング、移行などを使用して、ホストリソースの需要の変化に対応します。Manager により、クラスター内の全仮想マシンの負荷が 1 台のホストだけにかからないようにできます。また逆に、Manager が稼働率の低いホストを認識して、そのホストから仮想マシンを別のホストに移行して、管理者がそのホストをシャットダウンして節電できるようにすることも可能です。

使用可能なリソースは、以下の 3 つのイベントでチェックされます。

  • 仮想マシンの起動: リソースをチェックして、仮想マシンを起動するホストを決定します。
  • 仮想マシンの移行: リソースをチェックして、移行先となる適切なホストを決定します。
  • 経過時間: 一定の間隔でリソースをチェックし、各ホストの負荷が、クラスター負荷分散ポリシーに適合しているかどうかを確認します。

Manager は、クラスターを対象とする負荷分散ポリシーを使用して、クラスター内のホスト間における仮想マシン移行をスケジュールすることにより、使用可能なリソースの変化に対応します。負荷分散ポリシー、スケジューリング、仮想マシン移行の間の関係については、以下のセクションで説明します。

5.2. 負荷分散ポリシー

負荷分散ポリシーは、1 つのクラスターに対して設定します。クラスターには単一または複数のホストが含まれ、各ホストのハードウェアパラメーターや使用可能なメモリー容量が異なる場合があります。Red Hat Virtualization Manager は負荷分散ポリシーを使用してクラスター内のどのホストで仮想マシンを起動するかを決定します。また、負荷分散ポリシーにより、Manager は仮想マシンを使用率の高いホストから使用率の低いホストにいつ移動するかを決定することもできます。

負荷分散のプロセスは、データセンター内の各クラスターに対して毎分実行されます。このプロセスにより、使用率が高いホスト、使用率が低いホスト、および仮想マシンの有効な移行先を判断します。これは、管理者が特定のクラスターに対して設定する負荷分散ポリシーに基づいて決定されます。負荷分散ポリシーには、vm_evenly_distributedevenly_distributedpower_savingnone、および cluster_maintenance のオプションがあります。

5.3. 負荷分散ポリシー: vm_evenly_distributed

仮想マシン均等配分負荷分散ポリシー (vm_evenly_distributed) では、仮想マシン数をベースに、ホスト間で仮想マシンが均等に配分されます。HighVmCount は各ホストで実行可能な最大仮想マシン数のことで、この値を超えるとホストが過負荷の状態であるとみなされます。このポリシーでは、管理者はホストで実行することができる仮想マシンの最大数を設定することができます。また、稼働率の最も高いホストと最も低いホストの間での仮想マシン数の差異の最大値 (この値を含む) も設定することできます。クラスター内の全ホストで仮想マシン数がこの移行閾値 (MigrationThreashold) 内に収まる場合は、このクラスターはバランスが取れた状態となります。また、管理者は、SPM ホスト上で仮想マシン用に確保されるスロット数に関する設定を行うこともできます。SPM ホストの負荷が他のホストよりも低くなるように、この変数で SPM ホストが他のホストよりもどれだけ少ない数の仮想マシンを実行するかを定義します。ホストが HighVMCount (最大仮想マシン数) を超える数の仮想マシンを実行しており、仮想マシン数が MigrationThreshold の範囲外となるホストが少なくとも 1 台ある場合には、仮想マシンは、CPU 使用率が一番少ないクラスター内のホストに 1 台ずつ移行されます。クラスター内の全ホストの仮想マシン数が移行閾値内に収まるまで、仮想マシンは 1 度に 1 台ずつ移行されます。

5.4. 負荷分散ポリシー: evenly_distributed

図5.1 均等配分スケジューリングポリシー

RHV SchedulingPolicies 444396 0417 ECE EvenlyDistributed

均等配分負荷分散ポリシー (evenly_distributed) では、CPU 負荷の少ない順または利用可能なメモリーの多い順に、新規仮想マシン用のホストが選択されます。所定の時間クラスター内のホストに許容される最大 CPU 負荷および最小利用可能メモリーが、このスケジューリングポリシーのパラメーターで定義されます。これらの制限値を超えると、環境のパフォーマンスが低下します。このポリシーにより、管理者は仮想マシン実行に関するこれらの閾値を設定することができます。ホストが定義した最大 CPU 負荷または最小利用可能メモリーに達し、その状態が所定の時間続くと、どちらの閾値に達しているかに応じて、そのホスト上の仮想マシンは同じクラスター内で CPU 負荷が最小または利用可能なメモリーが最大なホストに 1 台ずつ移行されます。ホストのリソースは毎分チェックされ、ホストの CPU 負荷が定義した上限を下回るまで、またはホストの利用可能なメモリーが定義した下限を上回るまで、仮想マシンが 1 回に 1 台ずつ移行されます。

5.5. 負荷分散ポリシー: power_saving

図5.2 省電力スケジューリングポリシー

RHV SchedulingPolicies 444396 0417 ECE PowerSaving

省電力負荷分散ポリシー (power_saving) では、CPU 負荷の少ない順または利用可能なメモリーの多い順に、新規仮想マシン用のホストが選択されます。所定の時間クラスター内のホストに許容される最大 CPU 負荷および最小利用可能メモリーが、このスケジューリングポリシーのパラメーターで定義されます。これらの制限値を超えると、環境のパフォーマンスが低下します。省電力パラメーターにより、所定の時間クラスター内のホストに許容される最小 CPU 負荷および最大利用可能メモリーも定義されます。この範囲を外れると、引き続きホストを運転することが電力の非効率な使用とみなされます。ホストが最大 CPU 負荷または最小利用可能メモリーに達し、その状態が所定の時間続くと、どちらの閾値に達しているかに応じて、そのホスト上の仮想マシンは CPU 負荷が最小または利用可能なメモリーが最大なホストに 1 台ずつ移行されます。ホストのリソースは毎分チェックされ、ホストの CPU 負荷が定義した上限を下回るまで、またはホストの利用可能なメモリーが定義した下限を上回るまで、仮想マシンが 1 回に 1 台ずつ移行されます。ホストの CPU 負荷が定義した最小値を下回ると、またはホストの利用可能なメモリーが定義した最大値を上回ると、そのホスト上の仮想マシンはクラスター内の他のホストに移行されます (移行先ホストの CPU 負荷の上限値および利用可能なメモリーの下限値に違反しない範囲で)。使用率の低いホストの仮想マシンがすべて移行されると、Manager が自動的にホストマシンをシャットダウンして、負荷分散で必要になった場合やクラスター内に未使用のホストが不足した場合には再起動します。

5.6. 負荷分散ポリシー: none

負荷分散ポリシーを選択していない場合、仮想マシンはクラスター内で CPU 使用率とメモリー使用率の最も低いホストで起動します。CPU 使用状況を判断するには、仮想 CPU 数と CPU 使用率を考慮に入れた複合メトリックを使用します。このアプローチは、ホストを唯一選択できるタイミングが新規仮想マシンの起動時のみであるため、可変性が最も低い方法です。ホストに対する需要の増加を反映して、仮想マシンが自動的に移行されることはありません。

管理者は、仮想マシンの適切な移行先となるホストを決定する必要があります。仮想マシンは、ピニングを使用して特定のホストに関連付けすることも可能です。ピニングは、仮想マシンが他のホストに自動的に移行されるのを防ぎます。リソースの消費率が高い環境では、手動の移行が最適の方法です。

5.7. 負荷分散ポリシー: cluster_maintenance

クラスターメンテナンススケジューリングポリシー (cluster_maintenance) では、メンテナンス作業を実施中のクラスター内のアクティビティーが制限されます。このポリシーが設定された場合は、以下の状況となります。

  • 高可用性の仮想マシンを除き、新たな仮想マシンは起動しません。(ユーザーは高可用性の仮想マシンを作成し、それらを手動で起動することができます。)
  • ホストで障害が発生すると、高可用性の仮想マシンは適切に再起動し、その他の仮想マシンも移行することができます。

5.8. 高可用性仮想マシンの確保

高可用性 (HA) 仮想マシンの確保ポリシーでは、高可用性仮想マシン用のクラスターの容量を Red Hat Virtualization Manager によりモニタリングすることができます。Manager は、個別の仮想マシンに高可用性としてフラグを立てることができるため、ホストで障害が発生した場合、これらの仮想マシンは別のホストで再起動されます。このポリシーは、クラスター内のホスト全体で、高可用性の仮想マシンの負荷を分散し、クラスター内のホストに問題が発生した場合は、残りのホストがクラスターのパフォーマンスに影響を与えることなく、高可用性の仮想マシンの負荷の移行をサポートします。高可用性仮想マシンの確保が有効な場合には、既存のホストで予期しないエラーが発生した際に Manager により高可用性仮想マシンの移行に適した容量がクラスター内で確保されます。

5.9. スケジューリング

Red Hat Virtualization においてスケジューリングとは、Red Hat Virtualization Manager が新規または移行対象の仮想マシンのターゲットとしてクラスター内のホストを選択する方法のことを意味します。

ホストが仮想マシンの起動先もしくは他のホストから移行される仮想マシンの受け入れ先の対象となるには、十分なメモリー空き容量があり、かつ CPU が仮想マシンの起動先/移行先となるための要件を満たしている必要があります。CPU が過負荷の状態にあるホストでは仮想マシンは起動しません。デフォルトでは、80% 以上の負荷が 5 分間続いた場合に、ホストの CPU が過負荷状態にあるとみなされます。ただし、これらの値はスケジューリングポリシーを使用して変更することができます。複数のホストが対象のターゲットである場合には、そのクラスターの負荷分散ポリシーに基づいて 1 台が選択されます。たとえば、evenly_distributed ポリシーが採用されている場合には、Manager は CPU 使用率が最も低いホストを選択します。power_saving ポリシーが採用されている場合には、上限閾値と下限閾値の間で CPU 使用率が最も低いホストが選択されます。そのホストの Storage Pool Manager (SPM) のステータスも、仮想マシンの起動先/移行先となる適格性に影響を及ぼします。SPM でないホストの方が優先されます。たとえば、あるクラスター内のホストが SPM ロールを保持している場合、そのクラスター内で最初に起動される仮想マシンは、SPM ホストでは実行されません。

5.10. 移行

Red Hat Virtualization Manager は移行を使用してクラスターの負荷分散ポリシーを有効にします。仮想マシンの移行は、クラスターの負荷分散ポリシーとクラスター内のホストに対する現在の需要に応じて実行されます。移行は、ホストがフェンシングされたり、メンテナンスモードに切り替えられたりした時に自動的に実行されるように設定することができます。Red Hat Virtualization Manager は最初に、CPU 使用率が最も低い仮想マシンを移行します。これはパーセンテージで算出され、RAM の使用状況や I/O 操作については考慮されません。ただし、CPU 使用率に影響を及ぼす I/O 操作は例外となります。CPU 使用率の同じ仮想マシンが複数ある場合には、Red Hat Virtualization Manager が仮想マシンの CPU 使用率を確認するために実行するデータベースクエリーで最初に返された仮想マシンが 1 番目に移行されます。

デフォルトで、仮想マシンの移行には以下の制限があります。

  • 52 MiBps の帯域幅制限が各仮想マシンの移行に課せられます。
  • 移行は、仮想マシンメモリー 1 GB につき 64 秒後にタイムアウトされます。
  • 240 秒間進捗がない場合には、移行は中断されます。
  • 同時移行を行う場合の移行元のホスト数は、各ホストの CPU コア 1 つにつき 1 台、もしくは 2 台のいずれか小さい値の台数に制限されます。

移行設定の調整に関する詳しい情報は、「Understanding live migration "migration_max_bandwidth" and "max_outgoing_migrations" parameters in vdsm.conf」を参照してください。

第6章 ディレクトリーサービス

6.1. ディレクトリーサービス

Red Hat Virtualization プラットフォームでは、ユーザーの認証および承認についてはディレクトリーサービスに依存します。VM ユーザーポータル、管理ポータル、REST API を含む全 Manager インターフェースとの対話は、認証済み/承認済みのユーザーのみに限定されます。Red Hat Virtualization 環境内の仮想マシンは、同じディレクトリーサービスを使用して認証/承認を行うことができますが、認証/承認ができるように設定しておく必要があります。Red Hat Virtualization Manager での使用がサポートされているディレクトリーサービスのプロバイダーには、Identity Management (IdM)、Red Hat Directory Server 9 (RHDS)、Active Directory (AD)、および OpenLDAP があります。Red Hat Virtualization Manager は、以下のような目的でディレクトリーサーバーに接続します。

  • ポータルへのログイン (ユーザー、パワーユーザー、管理者、REST API)
  • クエリーによるユーザー情報の表示
  • ドメインへの Manager の追加

認証とは、データの生成者とその生成されたデータの整合性を検証/識別することです。プリンシパルとはアイデンティティーの検証を受ける側で、検証者とはプリンシパルのアイデンティティーの確認/保証を要求する側です。Red Hat Virtualization の場合は、Manager が検証者で、ユーザーがプリンシパルとなります。データの整合性とは、受信したデータがプリンシパルによって生成されたデータと同じであると保証することです。

機密性と承認は、認証と密接な関係にあります。機密性とは、目的の受信者以外にデータが開示されないように保護することです。強固な認証メソッドでは、オプションで機密性に対応します。承認により、プリンシパルが操作を実行可能かどうかが判断されます。Red Hat Virtualization では、ディレクトリーサービスを使用してユーザーとロールを関連付けし、それに応じて承認を行います。承認は通常、プリンシパルが認証された後に行われ、承認の際にベースとする情報は、検証者にとってローカルの場合もリモートの場合もあります。

インストール中には、Red Hat Virtualization 環境の管理用にローカルの内部ドメインが自動的に設定されます。インストールの完了後には、ドメインの追加が可能になります。

6.2. ローカル認証: 内部ドメイン

Red Hat Virtualization Manager は、インストール中に、制限付きの内部管理ドメインを作成します。このドメインは、ディレクトリーサーバー上のディレクトリーサービスユーザーとしてではなく、Red Hat Virtualization PostgreSQL データベース内のキーに基づいて存在するので、AD や IdM ドメインとは異なります。また内部ドメインには、admin@internal の 1 ユーザーしかいない点も外部ドメインとは異なります。このアプローチを使用して、初回の認証を行うことにより、完全に機能するディレクトリーサーバーなしに Red Hat Virtualization を評価することができるのに加えて、外部ディレクトリーサービスに伴う問題のトラブルシューティングに管理アカウントを確実に使用できるようになります。

admin@internal ユーザーは、環境の初期設定を行うユーザーです。これにはホストのインストールや受け入れ、外部の AD/IdM 認証ドメインの追加、外部ドメインのユーザーに対するパーミッションの付与などが含まれます。

6.3. GSSAPI を使用したリモート認証

Red Hat Virtualization におけるリモート認証とは、Red Hat Virtualization Manager の外部で処理される認証のことを意味します。リモート認証は、AD、IdM、または RHDS ドメイン内部から Manager に接続するユーザーまたは API を対象に使用されます。RHDS、AD、または IdM ドメインに参加するには、管理者が engine-manage-domains ツールを使用して Red Hat Virtualization Manager の設定を行う必要があります。これには、システムをドメインに参加させるのに十分な権限を使用して、ドメインのアカウントの認証情報を RHDS、AD、または IdM ディレクトリーサーバーから Manager に提供する必要があります。ドメインに追加した後には、Red Hat Virtualization Manager がディレクトリーサーバーに対してパスワードを使用してドメインユーザーの認証を行うことが可能となります。Manager は Simple Authentication and Security Layer (SASL) と呼ばれるフレームワークを使用します。このフレームワークは Generic Security Services Application Program Interface (GSSAPI) を使用してユーザーのアイデンティティーをセキュアに検証し、そのユーザーに提供されている承認レベルを確保します。

図6.1 GSSAPI 認証

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第7章 テンプレートとプール

7.1. テンプレートとプール

Red Hat Virtualization 環境は、テンプレートとプールなど、ユーザーへの仮想マシンのプロビジョニングを簡略化する管理者向けツールを提供しています。テンプレートとは、既存の事前設定済み仮想マシンをベースに管理者が新規仮想マシンを迅速に作成できるようにするショートカットで、オペレーティングシステムのインストールや設定作業を省略できます。特に、テンプレートはアプライアンスのように使用する仮想マシン (例: Web サーバー仮想マシン) に便利です。特定の Web サーバーのインスタンスを多数使用している組織の場合には、管理者がテンプレートとして使用する仮想マシンを作成し、オペレーティングシステム、Web サーバー、補助パッケージをインストールし、独自の設定変更を適用します。これで管理者は実際に使用できる仮想マシンをベースにテンプレートを作成し、そのテンプレートを使用して全く同じ仮想マシンを必要に応じて新規作成できるようになります。

仮想マシンプールは、任意のテンプレートをベースにした仮想マシンのグループです。これにより、ユーザーへのプロビジョニングを迅速に行うことができます。プール内の仮想マシンを使用するためのパーミッションは、プールレベルで付与され、プールを使用するパーミッションを付与されたユーザーには、そのプールから仮想マシンが割り当てられます。仮想マシンプールには、そのプール内の仮想マシンの一時的な特性が継承されます。ユーザーが以前プール内のどの仮想マシンを使用したかには関係なく仮想マシンが割り当てられるので、プールは、データの永続性を必要とする目的には適していません。仮想マシンプールは、ユーザーデータが中央ロケーションに保管されていて、そのデータにアクセスして使用する一手段として仮想マシンを使用する場合や、データの永続性が重要でない場合に最も適しています。プールを作成すると、仮想マシンも作成され、停止した状態でそのプールの中に追加されます。これらの仮想マシンは、ユーザーの要求で起動します。

7.2. テンプレート

テンプレートを作成するには、仮想マシンを作成してカスタマイズします。任意のパッケージをインストールして、カスタマイズされた設定を適用し、使用目的に応じて準備をすることにより、デプロイ後に必要となる変更を最小限に抑えます。オプションとして、仮想マシンからテンプレートを作成する前には一般化することを推奨しています。一般化はシステムのユーザー名やパスワード、タイムゾーンなど、デプロイ時に変更される情報を削除するのに使用します。一般化はカスタマイズされた設定には影響を及ぼしません。Red Hat Virtualization 環境における Windows および Linux ゲストの一般化については、『仮想マシン管理ガイド』「テンプレート」で詳しく説明しています。Red Hat Enterprise Linux ゲストの一般化には sys-unconfig を、Windows ゲストの一般化には sys-prep を使用します。

テンプレートのベースとなる仮想マシンを適切に設定し、また必要に応じて一般化を行い、停止した後に、管理者はその仮想マシンからテンプレートを作成することができます。仮想マシンからテンプレートを作成すると、特別に設定された仮想ディスクの読み取り専用コピーが作成されます。読み取り専用イメージは、そのテンプレートをベースに以降作成される全仮想マシンの補助イメージを形成します。つまり、テンプレートは、基本的には、関連する仮想ハードウェアが設定された、カスタマイズ済みの読み取り専用仮想ディスクということになります。テンプレートから作成した仮想マシン内のハードウェアは変更可能です。たとえば、1 ギガバイトの RAM を搭載したテンプレートから作成した仮想マシンの RAM を 2 ギガバイトにすることが可能です。ただし、テンプレートの仮想ディスクを変更することはできません。そのテンプレートをベースにした全仮想マシンが変更されてしまうことになるためです。

作成されたテンプレートは、複数の仮想マシンのベースとして使用することができます。テンプレートから仮想マシンを作成する際には、シン プロビジョニングメソッドまたは クローン プロビジョニングメソッドのいずれかを使用します。テンプレートからクローン作成される仮想マシンは、テンプレートベースイメージの完全な書き込み可能コピーを取得します。この場合、シンプロビジョニング作成メソッドによるスペース節約は犠牲となりますが、仮想マシンはテンプレートの存在に依存しなくなります。シンプロビジョニングメソッドを使用してテンプレートから作成した仮想マシンは、テンプレートの読み取り専用イメージをベースイメージとして使用するので、そのテンプレートおよびそのテンプレートから作成された全仮想マシンを同じストレージドメインに保管する必要があります。データへの変更および新たに生成されたデータは、copy-on-write イメージに保管されます。テンプレートをベースとする各仮想マシンは、同じ読み取り専用ベースイメージと、その仮想マシン固有の copy-on-write イメージを使用します。これにより、全く同じデータがストレージに保管される回数が制限されるので、ストレージの節約となります。また、読み取り専用イメージを頻繁に使用すると、アクセスされるデータがキャッシュされ、ネットパフォーマンスが向上します。

7.3. プール

仮想マシンプールにより、多数の同じ仮想マシンをデスクトップとして迅速にユーザーにプロビジョニングすることができます。プールから仮想マシンにアクセスするパーミッションを付与されているユーザーには、要求キュー内の位置に応じて使用可能な仮想マシンが提供されます。プール内の仮想マシンはデータを永続化させることはできません。プールから仮想マシンが割り当てられる際は毎回、ベース状態で割り当てられます。これは、ユーザーのデータが中央で保管されている場合に適しています。

仮想マシンプールは、テンプレートから作成されます。プール内の各仮想マシンは、同じ読み取り専用のバッキングイメージを使用し、一時的な copy-on-write イメージで変更されたデータおよび新規生成されたデータを保管します。プール内の仮想マシンは他の仮想マシンとは異なるため、ユーザーが生成/変更したデータを格納する copy-on-write 層はシャットダウン時に失われます。これは、仮想マシンプールには、プールをバッキングするテンプレートと、使用中に生成/変更されたデータ用のスペース用の容量を越えるストレージは必要ないことを意味します。仮想マシンプールは、各ユーザーに専用の仮想デスクトップを提供する場合のようにストレージコストをかけずに、タスクを処理するための演算能力をユーザーに提供する効率的な方法です。

例7.1 プールの使用例

技術サポートサービスを提供する某企業では、ヘルプデスクスタッフを 10 人雇用していますが、常時勤務しているのは 5 人のみです。各ヘルプデスクスタッフ 1 名につき 1 台、合計 10 台の仮想マシンを作成する代わりに、仮想マシン 5 台で構成されるプールを 1 つ作成することができます。ヘルプデスクスタッフは、シフト勤務の開始時に自分で仮想マシンを 1 台割り当て、終了時にはその仮想マシンをプールに返します。

第8章 仮想マシンのスナップショット

8.1. スナップショット

スナップショットは、管理者が特定の時点での仮想マシンのオペレーティングシステム/アプリケーション/データの復元ポイントを作成することができるストレージ機能です。スナップショットでは、仮想マシンのハードディスクイメージに現在存在するデータが COW ボリュームとして保存され、スナップショット取得時に存在していたデータに復元できます。スナップショットにより、現在の層の上に新規 COW 層が作成されます。スナップショットの取得後に実行された書き込み操作はすべて新規 COW 層に対して行われます。

仮想マシンのハードディスクイメージは単一または複数のボリュームからなるチェーンであることを理解しておくことが重要です。仮想マシンから見ると、これらのボリュームは単一のディスクイメージに見えます。仮想マシンは、そのディスクが実際には複数のボリュームから構成されていることは認識しません。

COW ボリュームと COW 層という用語は同じ意味で使われていますが、層の方がスナップショットの一時的な性質を明確に認識します。スナップショットを作成することにより、管理者がそのスナップショットの 作成後に、データに加えた変更に満足できなかった場合は、その変更の破棄が可能となります。スナップショットにより、多くのワードプロセッサーで使用されている 元に戻す 機能と同様の機能が提供されます。

注記

共有可能 と指定した仮想マシンハードディスクと 直接 LUN 接続をベースとする仮想マシンハードディスクのスナップショットは、ライブでもそれ以外でもサポートされません。

スナップショットには、以下に示す 3 つの主要な操作があります。

  • 作成: 仮想マシンの初回のスナップショットを作成する操作
  • プレビュー: スナップショットが作成された時点までシステムデータを復元するかどうかを判断するためにスナップショットをプレビューする操作
  • 削除: 必要がなくなった復元ポイントを削除する操作

スナップショットの操作に関するタスクベースの情報は、『Red Hat Virtualization 仮想マシン管理ガイド』「スナップショット」を参照してください。

8.2. Red Hat Virtualization でのライブスナップショット

共有可能 と指定した仮想マシンハードディスクと 直接 LUN 接続をベースとする仮想マシンハードディスクのスナップショットは、ライブでもそれ以外でもサポートされません。

クローン作成中または移行中でないその他の仮想マシンでは、実行中、一時停止中、または停止中にスナップショットを作成することができます。

仮想マシンのライブスナップショットが開始されると、Manager は、仮想マシンが使用する新しいボリュームを作成するよう SPM ホストに要求します。新しいボリュームが利用可能な状態になると、Manager は VDSM を使用して、仮想マシン書き込み操作のために新しいボリュームを使用して起動する必要がある仮想マシンが実行されているホストの libvirt および qemu と通信します。仮想マシンが新しいボリュームに書き込むことができる場合には、スナップショット操作は成功と見なされ、仮想マシンは以前のボリュームへの書き込みを停止します。仮想マシンが新しいボリュームに書き込むことができない場合には、スナップショット操作は失敗と見なされ、新しいボリュームが削除されます。

ライブスナップショットの開始から新しいボリュームの準備後まで、仮想マシンは現在のボリュームと新しいボリュームの両方にアクセスできる必要があります (両方のボリュームが読み書きアクセスで開きます)。

休止をサポートするゲストエージェントがインストールされた仮想マシンでは、スナップショット作成の前後でファイルシステムの整合性を維持できます。登録された Red Hat Enterprise Linux ゲストには qemu-guest-agent をインストールして、スナップショット前の休止を有効にすることができます。

スナップショットの取得時に、休止に対応したゲストエージェントが仮想マシンに存在する場合には、VDSM は libvirt を使用してエージェントと通信し、スナップショットを作成します。未処理の書き込みアクションが完了し、スナップショットの取得前にファイルシステムが凍結されます。スナップショットが完了して、libvirt により仮想マシンがディスク書き込みアクションのために新しいボリュームに切り替えられると、ファイルシステムの解凍が解除され、ディスクへの書き込みが再開されます。

休止が有効な状態ですべてのライブスナップショットが試行されます。互換ゲストエージェントが存在しないため、スナップショットコマンドが失敗した場合には、スナップショットは休止の使用フラグなしで再び開始されます。仮想マシンが休止ファイルシステムでスナップショット前の状態に戻された場合には、仮想マシンはクリーンに起動し、ファイルシステムチェックは必要ありません。休止なしファイルシステムを使用して以前のスナップショットに戻すには、起動時にファイルシステムチェックを行う必要があります。

8.3. スナップショットの作成

Red Hat Virtualization では、仮想マシンの最初のスナップショットは、既存ボリュームの形式を引き継ぎ QCOW2 または RAW のいずれかとなります。これがそれ以降のスナップショットとは異なる点です。仮想マシンの最初のスナップショットでは、既存のボリュームがベースイメージとして使用されます。それ以降のスナップショットは COW 層として追加され、以前のスナップショット以降イメージに格納されたデータに加えられた変更を追跡します。

図8.1「初回のスナップショット作成」に示したように、スナップショットを作成すると、仮想ディスクを構成するボリュームはそれ以降のすべてのスナップショットのベースイメージとして機能します。

図8.1 初回のスナップショット作成

991

最初のスナップショット後にスナップショットを取得すると、新しい COW ボリュームが作成されます (このボリュームには、スナップショットの取得後に作成または変更されたデータが格納されます)。新しい COW 層の初期状態では、COW メタデータのみが格納されます。スナップショットの取得後、仮想マシンの使用や動作により作成されるデータは新しい COW 層に書き込まれます。仮想マシンを使用して以前の COW 層にあるデータを変更する場合には、データは以前の層から読み込まれてから最新の層に書き込まれます。仮想マシンは、最新の層から古い層へと順番に、その仮想マシンに対して透過的に各 COW 層をチェックしてデータを検索します。

図8.2 追加スナップショットの作成

982

8.4. スナップショットのプレビュー

仮想ディスクの復元ポイントとなるスナップショットを選択する際には、それまでに作成した全スナップショットをプレビューすることができます。

管理者は、ゲスト別に提供されているスナップショットから、スナップショットボリュームを選択してその内容をプレビューすることができます。図8.3「スナップショットのプレビュー」に示したように、各スナップショットは COW ボリュームとして保存され、プレビューされる際には、プレビューしているスナップショットから、新たなプレビュー層がコピーされます。ゲストは実際のスナップショットボリュームではなく、このプレビューと対話を行います。

選択したスナップショットをプレビューした後には、そのプレビューをコミットして、ゲストのデータをスナップショットにキャプチャーされている状態に復元することができます。管理者がプレビューをコミットすると、ゲストはそのプレビュー層にアタッチされます。

スナップショットをプレビュー後、元に戻す を選択して表示したスナップショットのプレビュー層を破棄することができます。プレビュー層は破棄されますが、スナップショット自体を含む層は維持されます。

図8.3 スナップショットのプレビュー

1002

8.5. スナップショットの削除

個別のスナップショットが必要なくなった場合には、スナップショットを削除することができます。スナップショットを削除すると、仮想ディスクを特定の復元ポイントにリストアする能力が失われます。この操作によって、必ずしもスナップショットが消費したディスク領域の再利用や、スナップショット内のデータの削除が行われるわけではありません。このディスク領域は、削除したスナップショットのデータが後続のスナップショットにより上書きされた場合にのみ再利用されます。たとえば、5 つあるスナップショットのうち 3 番目に作成したスナップショットを削除すると、4 番目と 5 番目のスナップショットで使用できるように、3 番目のスナップショットで変更のないデータはディスク上に確保する必要があります。しかし、4 番目または 5 番目のスナップショットが 3 番目のスナップショットのデータを上書きした場合には、3 番目のスナップショットは重複してしまうため、このディスク領域は再利用することができます。スナップショットを削除すると、ディスク領域の再利用が可能であるだけでなく、仮想マシンのパフォーマンスも向上する場合があります。

図8.4 スナップショットの削除

993

スナップショットの削除は、非同期ブロックジョブとして処理されます。この際、VDSM が再起動された場合や仮想マシンが操作中にシャットダウンされた場合でもジョブのトラッキングができるように、VDSM は、仮想マシンのリカバリーファイルに操作の記録を保持します。この操作が一旦開始すると、操作が失敗したり中断されたりしても、削除されるスナップショットをプレビューしたり、復元ポイントとして使用したりすることはできません。アクティブなレイヤーを親レイヤーとマージする操作では、データがアクティブなレイヤーから親レイヤーにコピーされるプロセスと、ディスクへの書き込みがアクティブなレイヤーおよび親レイヤーの両方にミラーリングされるプロセスの 2 段階に、操作が分割されます。最終的に、削除されるスナップショットのデータが親スナップショットとマージされ、VDSM によりイメージチェーン全体で変更が同期された時点で、このジョブは完了とみなされます。

注記

削除に失敗した場合は、原因となる問題 (例: ホストの異常、ストレージデバイスへのアクセス不良、一時的なネットワーク障害) を解決してから再度削除を試みてください。

第9章 ハードウェアのドライバーとデバイス

9.1. 仮想ハードウェア

Red Hat Virtualization は、3 つの異なるタイプのシステムデバイスを仮想化ゲストに提示します。これらのハードウェアデバイスはすべて、仮想化ゲストに物理的に接続されたハードウェアデバイスのように表示されますが、デバイスドライバーの機能の仕方が異なります。

エミュレーションデバイス
エミュレーションデバイスは仮想デバイスとも呼ばれ、完全にソフトウェア内に存在します。エミュレーションデバイスドライバーとは、ホスト上で実行しているオペレーティングシステム (ソースデバイスを管理) とゲストで実行しているオペレーティングシステム間の変換層です。デバイスレベルにおけるエミュレーションデバイスとの指示のやりとりは、ハイパーバイザーによってインターセプトされて、変換されます。Linux カーネルで認識される、同じタイプのエミュレーションデバイスはいずれも、エミュレーションドライバーのバッキングソースデバイスとして使用可能です。
準仮想化デバイス
準仮想化デバイスには、ゲストオペレーティングシステムにデバイスドライバーをインストールして、ホストマシン上のハイパーバイザーと通信するためのインターフェースを提供する必要があります。このインターフェースを使用すると、ディスク I/O などの一般的に集中的なタスクを仮想化環境外で実行することができます。このような方法による仮想化固有のオーバーヘッド低減は、ゲストオペレーティングシステムのパフォーマンスを物理ハードウェア上で直接実行している場合のパフォーマンスに近づけることを目的としています。
物理共有デバイス
一部のハードウェアプラットフォームでは、仮想ゲストが直接ハードウェアデバイスやコンポーネントにアクセスすることができます。仮想化においてこのプロセスは、パススルーまたはデバイス割り当てとして知られています。パススルーにより、デバイスはゲストオペレーティングシステムに物理的にアタッチされているように表示され、動作します。

9.2. Red Hat Virtualization における不変のデバイスアドレス

仮想ハードウェアの PCI アドレスは ovirt-engine データベース内に永続的に割り当てられます。

PCI アドレスは QEMU により仮想マシンの作成時に割り当てられ、libvirt により VDSM に報告されます。それらのアドレスは VDSM によって Manager へ折り返し報告され、ovirt-engine データベースに保管されます。

仮想マシンを起動する際には、Manager はデータベースに保管されているデバイスアドレスを VDSM に送ります。VDSM はそのアドレスを libvirt に渡すと、仮想マシンの初回実行時に割り当てられた PCI デバイスアドレスを使用して仮想マシンが実行されます。

デバイスが仮想マシンから削除されると、その仮想マシンへの全参照 (不変の PCI アドレスを含む) も削除されます。削除されたデバイスの代わりにデバイスが追加される場合には、QEMU によりそのデバイスに割り当てられる PCI アドレスは、削除されたデバイスのアドレスとは異なる可能性が高くなります。

9.3. CPU (Central Processing Unit)

クラスター内の各ホストは、複数の仮想 CPU (vCPU) を持ちます。この仮想 CPU は順にホスト上で実行しているゲストに対して公開されます。クラスター内でホストによって公開される仮想 CPU はすべて、Red Hat Virtualization Manager で最初にクラスターを作成した際に選択したタイプになります。1 クラスター内で異なる CPU タイプを混在させることはできません。

使用できる各仮想 CPU タイプの特性は、同じ名前の物理 CPU に基づきます。ゲストオペレーティングシステムには、仮想 CPU と物理 CPU の区別はつきません。

注記

x2APIC のサポート:

Red Hat Enterprise Linux 7 ホストが提供する仮想 CPU モデルはすべて、x2APIC をサポートしています。これにより、ハードウェアの割り込み処理を向上させる Advanced Programmable Interrupt Controller (APIC) が提供されます。

9.4. システムデバイス

システムデバイスは、ゲストの稼働に極めて重要なので削除できません。また、ゲストにアタッチされるシステムデバイスには、空き PCI スロットも 1 つずつ必要となります。デフォルトのシステムデバイスは以下のとおりです。

  • ホストのブリッジ
  • ISA ブリッジおよび USB ブリッジ (USB ブリッジと ISA ブリッジは同じデバイス)
  • グラフィックカード (Cirrus または qxl いずれかのドライバーを使用)
  • メモリーバルーンデバイス

Intel Q35 ベースの仮想マシンで PCI Express および従来の PCI デバイスを使用する方法については、「Using PCI Express and Conventional PCI Devices with the Q35 Virtual Machine」を参照してください。

9.5. ネットワークデバイス

Red Hat Virtualization では、ゲストに対して 3 つの異なるタイプのネットワークインターフェースコントローラーを公開することができます。ゲストに公開するネットワークインターフェースコントローラーのタイプは、ゲストの作成時に選択されますが、Red Hat Virtualization Manager から変更することも可能です。

  • e1000 ネットワークインターフェースコントローラーは、仮想 Intel PRO/1000 (e1000) をゲストに公開します。
  • virtio ネットワークインターフェースコントローラーは、準仮想化ネットワークデバイスをゲストに公開します。
  • rtl8139 ネットワークインターフェースコントローラーは、仮想 Realtek Semiconductor Corp RTL8139 をゲストに公開します。

1 ゲストにつき複数のネットワークインターフェースコントローラーが許可されています。追加したコントローラー 1 つにつき、ゲスト上の空き PCI スロットが 1 つ必要となります。

9.6. グラフィックデバイス

2 つのエミュレーショングラフィックデバイスが提供されています。これらのデバイスは SPICE プロトコルまたは VNC で接続することができます。

  • ac97 は、Cirrus CLGD 5446 PCI VGA カードをエミューレーションします。
  • vga は、Bochs VESA 拡張機能 (ハードウェアレベルで、全非標準モードを含む) が付いたダミー VGA カードをエミュレーションします。

9.7. ストレージデバイス

ストレージデバイスとストレージプールは、ブロックデバイスドライバーを使用してストレージデバイスを仮想化ゲストにアタッチすることができます。ストレージドライバーはストレージデバイスではない点に注意してください。ドライバーは、バッキングストレージデバイス、ファイル、ストレージプールボリュームなどを仮想化ゲストにアタッチするのに使用します。サポートされている任意のタイプのストレージデバイス、ファイル、ストレージプールボリュームをバッキングストレージデバイスにすることができます。

  • IDE ドライバーは、エミュレーションブロックデバイスをゲストに公開します。エミュレーション IDE ドライバーを使用して、仮想 IDE ハードディスクおよび仮想 IDE CD-ROM ドライブの任意の組み合わせ (最大 4 つ) を各仮想化ゲストにアタッチすることができます。エミュレーション IDE ドライバーは、仮想 DVD-ROM ドライブの提供にも使用します。
  • VirtIO ドライバーは、準仮想化ブロックデバイスをゲストに公開します。準仮想化ブロックドライバーとは、仮想化ゲストにアタッチされたハイパーバイザーがサポートする全ストレージデバイス用のドライバーです (エミュレーションが必要なフロッピーディスクドライブは除く)。

9.8. サウンドデバイス

2 つのエミュレーションサウンドデバイスが使用可能です。

  • ac97 は、Intel 82801AA AC97 Audio 対応のサウンドカードをエミュレーションします。
  • es1370 は、ENSONIQ AudioPCI ES1370 サウンドカードをエミュレーションします。

9.9. シリアルドライバー

準仮想化シリアルドライバー (virtio-serial) は、バイトストリーム指向の文字ストリームドライバーです。準仮想化シリアルドライバーは、ネットワークが提供されていないもしくは使用できない場合に、ホストのユーザー領域とゲストのユーザー領域を連結するシンプルな通信インターフェースを提供します。

9.10. バルーンドライバー

バルーンドライバーにより、ゲストが必要とするメモリー容量をハイパーバイザーに示すことができます。また、ホストが効率的にメモリーをゲストに割り当てて、解放されたメモリーを他のゲストやプロセスに割り当てることが可能となります。

バルーンドライバーを使用しているゲストは、そのゲストの RAM のセクションを未使用としてマークすることができます (バルーン膨張)。ハイパーバイザーは、そのメモリーを解放して、他のホストのプロセスや同じホスト上の他のゲストに使用することができます。そのホストで再度メモリーの解放が必要となった際には、ハイパーバイザーはそのゲストに RAM を再割り当てすることができます (バルーン収縮)。

第10章 最小要件および技術的な制限事項

10.1. 最小要件およびサポート範囲

Red Hat Virtualization 環境には物理的および論理的な制限事項が複数適用されます。以下に記載する制限から外れる環境は、現在サポートされていません。

10.2. リソースの制限事項

ストレージドメインおよびホスト等のリソースには、特定の制限事項が適用されます。

表10.1 リソースの制限事項
項目制限

ストレージドメイン

1 つのデータセンターにつき少なくとも 2 つのストレージドメインをアタッチすることが推奨されます。

  • データストレージドメインは必須です。
  • ISO ストレージドメインは推奨です。

ホスト

Red Hat では、1 つの Red Hat Virtualization Manager につき最大 200 台のホストをサポートします。

10.3. クラスターの制限事項

クラスターとは、仮想マシンセットのリソースプールとして扱われる物理ホストのセットです。クラスター内のホストは、同じネットワークインフラストラクチャーとストレージを共有します。クラスターは移行に関するドメインで、仮想マシンをホストの間で移行することができます。安定性を確保するために、各クラスターには複数の制限事項が適用されます。

  • 管理対象のハイパーバイザーがすべてクラスター内にあること。
  • クラスター内の全管理対象ハイパーバイザーの CPU タイプが同じであること。Intel CPU と AMD CPU は、同一のクラスター内では共存できません。
注記

クラスターに関する詳細情報は、『管理ガイド』「クラスター」を参照してください。

10.4. ストレージドメインの制限事項

ストレージドメインは、仮想ディスクや ISO イメージの保管領域、および仮想マシンのインポート/エクスポート用ストレージを提供します。どのデータセンター内にも多数のストレージドメインを作成することができますが、各ストレージドメインには複数の制限事項および推奨事項が適用されます。

表10.2 ストレージドメインの制限事項
項目制限

ストレージタイプ

サポートされているストレージタイプ

  • Fibre Channel Protocol (FCP)
  • Internet Small Computer System Interface (iSCSI)
  • Network File System (NFS)
  • POSIX 準拠ファイルシステム (POSIX)
  • Red Hat Gluster Storage (GlusterFS)

Red Hat Virtualization 4.2 では、ファイルベースのストレージ (NFS、Posix、または GlusterFS) により、新規 ISO およびエクスポートストレージドメインを提供することができます。

論理ユニット番号 (LUN)

iSCSI または FCP で提供される各ストレージドメインに許可される LUN は 300 以下です。

論理ボリューム (LV)

Red Hat Virtualization では、論理ボリュームは仮想マシン、テンプレート、および仮想マシンのスナップショット用の仮想ディスクを指します。

Red Hat Virtualization では、1 つのブロックベースのストレージドメインにつき 1300 の論理ボリュームをサポートします。

論理ボリュームに関する詳しい情報は、「Recommended Sizes and Technical Limitations of RHEV Storage Domains」を参照してください。

注記

ストレージドメインに関する詳細情報は、『管理ガイド』「ストレージ」を参照してください。

10.5. Red Hat Virtualization Manager の制限事項

Red Hat Virtualization Manager サーバーは Red Hat Enterprise Linux 7 を実行している必要があります。ハードウェアに関するさまざまな追加要件も満たす必要があります。詳細については、『プランニングおよび前提条件ガイド』「Red Hat Virtualization Manager の要件」を参照してください。

10.6. ホストの要件

ホスト用ハードウェアの要件については、『プランニングおよび前提条件ガイド』「ホストの要件」を参照してください。

10.7. ゲストの要件とサポート範囲

ゲストに適用される要件および制限に関する詳しい情報は、「Red Hat Enterprise Linux technology capabilities and limits」および「Virtualization limits for Red Hat Enterprise Virtualization」を参照してください。

10.8. SPICE の制限事項

SPICE が現在サポートしている最大解像度は 2560 x 1600 ピクセルです。

10.9. その他の参考資料

以下にあげる追加資料は、Red Hat Virtualization ドキュメントスイートには含まれていませんが、Red Hat Virtualization 環境を管理するシステム管理者に役立つ情報が記載されています。これらの資料は、「Product Documentation for Red Hat Enterprise Linux 7」から入手することができます。

Red Hat Enterprise Linux システム管理者のガイド
Red Hat Enterprise Linux のデプロイ、設定、管理に関するガイド
Red Hat Enterprise Linux DM Multipath
Red Hat Enterprise Linux のデバイスマッパーマルチパス機能の使用方法に関するガイド
Red Hat Enterprise Linux インストールガイド
Red Hat Enterprise Linux のインストールに関するガイド
Red Hat Enterprise Linux ストレージ管理ガイド
Red Hat Enterprise Linux のストレージデバイスおよびファイルシステムの管理に関するガイド
Red Hat Enterprise Linux 仮想化の導入および管理ガイド
Red Hat Enterprise Linux の仮想化テクノロジーのインストール、設定、管理、およびトラブルシューティングに関するガイド

付録A 列挙値の変換

API は、Red Hat Virtualization クエリー言語を使用して検索クエリーを実行します。クエリー言語の詳細については、『Red Hat Virtualization 管理ポータルの概要』「検索」セクションに記載された完全な仕様を参照してください。

クエリー言語を使用する際、API の特定の列挙値には、異なる検索クエリーが必要なことに注意してください。以下の表には、これらの主要な列挙値の変換をまとめています。

表A.1 列挙値の変換
リソースタイプAPI 列挙タイプAPI 列挙値クエリー言語プロパティークエリ言語値

データセンター

data_center_states

not_operational

status

notoperational

ホスト

host_states

non_responsive

status

nonresponsive

install_failed

installfailed

preparing_for_maintenance

preparingformaintenance

non_operational

nonoperational

pending_approval

pendingapproval

仮想マシン

vm_states

powering_up

status

poweringup

powering_down

poweringdown

migrating

migratingfrom

migrating

migratingto

not_responding

notresponding

wait_for_launch

waitforlaunch

reboot_in_progress

rebootinprogress

saving_state

savingstate

restoring_state

restoringstate

付録B イベントコード

以下の表には、全イベントコードをまとめています。

表B.1 イベントコード
コード名前重大度メッセージ

0

UNASSIGNED

Info

 

1

VDC_START

Info

Starting oVirt Engine.

2

VDC_STOP

Info

Stopping oVirt Engine.

12

VDS_FAILURE

Error

Host ${VdsName} is non responsive.

13

VDS_DETECTED

Info

Status of host ${VdsName} was set to ${HostStatus}.

14

VDS_RECOVER

Info

Host ${VdsName} is rebooting.

15

VDS_MAINTENANCE

Normal

Host ${VdsName} was switched to Maintenance Mode.

16

VDS_ACTIVATE

Info

Activation of host ${VdsName} initiated by ${UserName}.

17

VDS_MAINTENANCE_FAILED

Error

Failed to switch Host ${VdsName} to Maintenance mode.

18

VDS_ACTIVATE_FAILED

Error

Failed to activate Host ${VdsName}.(User: ${UserName}).

19

VDS_RECOVER_FAILED

Error

Host ${VdsName} failed to recover.

20

USER_VDS_START

Info

Host ${VdsName} was started by ${UserName}.

21

USER_VDS_STOP

Info

Host ${VdsName} was stopped by ${UserName}.

22

IRS_FAILURE

Error

Failed to access Storage on Host ${VdsName}.

23

VDS_LOW_DISK_SPACE

Warning

Warning, Low disk space. Host ${VdsName} has less than ${DiskSpace} MB of free space left on: ${Disks}.

24

VDS_LOW_DISK_SPACE_ERROR

Error

Critical, Low disk space. Host ${VdsName} has less than ${DiskSpace} MB of free space left on: ${Disks}. Low disk space might cause an issue upgrading this host.

25

VDS_NO_SELINUX_ENFORCEMENT

Warning

Host ${VdsName} does not enforce SELinux. Current status: ${Mode}

26

IRS_DISK_SPACE_LOW

Warning

Warning, Low disk space. ${StorageDomainName} domain has ${DiskSpace} GB of free space.

27

VDS_STATUS_CHANGE_FAILED_DUE_TO_STOP_SPM_FAILURE

Warning

Failed to change status of host ${VdsName} due to a failure to stop the spm.

28

VDS_PROVISION

Warning

Installing OS on Host ${VdsName} using Hostgroup ${HostGroupName}.

29

USER_ADD_VM_TEMPLATE_SUCCESS

Info

Template ${VmTemplateName} was created successfully.

31

USER_VDC_LOGOUT

Info

User ${UserName} connected from '${SourceIP}' using session '${SessionID}' logged out.

32

USER_RUN_VM

Info

VM ${VmName} started on Host ${VdsName}

33

USER_STOP_VM

Info

VM ${VmName} powered off by ${UserName} (Host: ${VdsName})${OptionalReason}.

34

USER_ADD_VM

Info

VM ${VmName} was created by ${UserName}.

35

USER_UPDATE_VM

Info

VM ${VmName} configuration was updated by ${UserName}.

36

USER_ADD_VM_TEMPLATE_FAILURE

Error

Failed creating Template ${VmTemplateName}.

37

USER_ADD_VM_STARTED

Info

VM ${VmName} creation was initiated by ${UserName}.

38

USER_CHANGE_DISK_VM

Info

CD ${DiskName} was inserted to VM ${VmName} by ${UserName}.

39

USER_PAUSE_VM

Info

VM ${VmName} was suspended by ${UserName} (Host: ${VdsName}).

40

USER_RESUME_VM

Info

VM ${VmName} was resumed by ${UserName} (Host: ${VdsName}).

41

USER_VDS_RESTART

Info

Host ${VdsName} was restarted by ${UserName}.

42

USER_ADD_VDS

Info

Host ${VdsName} was added by ${UserName}.

43

USER_UPDATE_VDS

Info

Host ${VdsName} configuration was updated by ${UserName}.

44

USER_REMOVE_VDS

Info

Host ${VdsName} was removed by ${UserName}.

45

USER_CREATE_SNAPSHOT

Info

Snapshot '${SnapshotName}' creation for VM '${VmName}' was initiated by ${UserName}.

46

USER_TRY_BACK_TO_SNAPSHOT

Info

Snapshot-Preview ${SnapshotName} for VM ${VmName} was initiated by ${UserName}.

47

USER_RESTORE_FROM_SNAPSHOT

Info

VM ${VmName} restored from Snapshot by ${UserName}.

48

USER_ADD_VM_TEMPLATE

Info

Creation of Template ${VmTemplateName} from VM ${VmName} was initiated by ${UserName}.

49

USER_UPDATE_VM_TEMPLATE

Info

Template ${VmTemplateName} configuration was updated by ${UserName}.

50

USER_REMOVE_VM_TEMPLATE

Info

Removal of Template ${VmTemplateName} was initiated by ${UserName}.

51

USER_ADD_VM_TEMPLATE_FINISHED_SUCCESS

Info

Creation of Template ${VmTemplateName} from VM ${VmName} has been completed.

52

USER_ADD_VM_TEMPLATE_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to complete creation of Template ${VmTemplateName} from VM ${VmName}.

53

USER_ADD_VM_FINISHED_SUCCESS

Info

VM ${VmName} creation has been completed.

54

USER_FAILED_RUN_VM

Error

Failed to run VM ${VmName}${DueToError} (User: ${UserName}).

55

USER_FAILED_PAUSE_VM

Error

Failed to suspend VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

56

USER_FAILED_STOP_VM

Error

Failed to power off VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

57

USER_FAILED_ADD_VM

Error

Failed to create VM ${VmName} (User: ${UserName}).

58

USER_FAILED_UPDATE_VM

Error

Failed to update VM ${VmName} (User: ${UserName}).

59

USER_FAILED_REMOVE_VM

Error

``

60

USER_ADD_VM_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to complete VM ${VmName} creation.

61

VM_DOWN

Info

VM ${VmName} is down. ${ExitMessage}

62

VM_MIGRATION_START

Info

Migration started (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, Destination: ${DestinationVdsName}, User: ${UserName}). ${OptionalReason}

63

VM_MIGRATION_DONE

Info

Migration completed (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, Destination: ${DestinationVdsName}, Duration: ${Duration}, Total: ${TotalDuration}, Actual downtime: ${ActualDowntime})

64

VM_MIGRATION_ABORT

Error

Migration failed: ${MigrationError} (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}).

65

VM_MIGRATION_FAILED

Error

Migration failed${DueToMigrationError} (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}).

66

VM_FAILURE

Error

VM ${VmName} cannot be found on Host ${VdsName}.

67

VM_MIGRATION_START_SYSTEM_INITIATED

Info

Migration initiated by system (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, Destination: ${DestinationVdsName}, Reason: ${OptionalReason}).

68

USER_CREATE_SNAPSHOT_FINISHED_SUCCESS

Info

Snapshot '${SnapshotName}' creation for VM '${VmName}' has been completed.

69

USER_CREATE_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to complete snapshot '${SnapshotName}' creation for VM '${VmName}'.

70

USER_RUN_VM_AS_STATELESS_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to complete starting of VM ${VmName}.

71

USER_TRY_BACK_TO_SNAPSHOT_FINISH_SUCCESS

Info

Snapshot-Preview ${SnapshotName} for VM ${VmName} has been completed.

72

MERGE_SNAPSHOTS_ON_HOST

Info

Merging snapshots (${SourceSnapshot} into ${DestinationSnapshot}) of disk ${Disk} on host ${VDS}

73

USER_INITIATED_SHUTDOWN_VM

Info

VM shutdown initiated by ${UserName} on VM ${VmName} (Host: ${VdsName})${OptionalReason}.

74

USER_FAILED_SHUTDOWN_VM

Error

Failed to initiate shutdown on VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

75

VDS_SOFT_RECOVER

Info

Soft fencing on host ${VdsName} was successful.

76

USER_STOPPED_VM_INSTEAD_OF_SHUTDOWN

Info

VM ${VmName} was powered off ungracefully by ${UserName} (Host: ${VdsName})${OptionalReason}.

77

USER_FAILED_STOPPING_VM_INSTEAD_OF_SHUTDOWN

Error

Failed to power off VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

78

USER_ADD_DISK_TO_VM

Info

Add-Disk operation of ${DiskAlias} was initiated on VM ${VmName} by ${UserName}.

79

USER_FAILED_ADD_DISK_TO_VM

Error

Add-Disk operation failed on VM ${VmName} (User: ${UserName}).

80

USER_REMOVE_DISK_FROM_VM

Info

Disk was removed from VM ${VmName} by ${UserName}.

81

USER_FAILED_REMOVE_DISK_FROM_VM

Error

Failed to remove Disk from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

88

USER_UPDATE_VM_DISK

Info

VM ${VmName} ${DiskAlias} disk was updated by ${UserName}.

89

USER_FAILED_UPDATE_VM_DISK

Error

Failed to update VM ${VmName} disk ${DiskAlias} (User: ${UserName}).

90

VDS_FAILED_TO_GET_HOST_HARDWARE_INFO

Warning

Could not get hardware information for host ${VdsName}

94

USER_COMMIT_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_START

Info

Committing a Snapshot-Preview for VM ${VmName} was initialized by ${UserName}.

95

USER_COMMIT_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_SUCCESS

Info

Committing a Snapshot-Preview for VM ${VmName} has been completed.

96

USER_COMMIT_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_FAILURE

Error

Failed to commit Snapshot-Preview for VM ${VmName}.

97

USER_ADD_DISK_TO_VM_FINISHED_SUCCESS

Info

The disk ${DiskAlias} was successfully added to VM ${VmName}.

98

USER_ADD_DISK_TO_VM_FINISHED_FAILURE

Error

Add-Disk operation failed to complete on VM ${VmName}.

99

USER_TRY_BACK_TO_SNAPSHOT_FINISH_FAILURE

Error

Failed to complete Snapshot-Preview ${SnapshotName} for VM ${VmName}.

100

USER_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_SUCCESS

Info

VM ${VmName} restoring from Snapshot has been completed.

101

USER_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_FAILURE

Error

Failed to complete restoring from Snapshot of VM ${VmName}.

102

USER_FAILED_CHANGE_DISK_VM

Error

Failed to change disk in VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

103

USER_FAILED_RESUME_VM

Error

Failed to resume VM ${VmName} (Host: ${VdsName}, User: ${UserName}).

104

USER_FAILED_ADD_VDS

Error

Failed to add Host ${VdsName} (User: ${UserName}).

105

USER_FAILED_UPDATE_VDS

Error

Failed to update Host ${VdsName} (User: ${UserName}).

106

USER_FAILED_REMOVE_VDS

Error

Failed to remove Host ${VdsName} (User: ${UserName}).

107

USER_FAILED_VDS_RESTART

Error

Failed to restart Host ${VdsName}, (User: ${UserName}).

108

USER_FAILED_ADD_VM_TEMPLATE

Error

Failed to initiate creation of Template ${VmTemplateName} from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

109

USER_FAILED_UPDATE_VM_TEMPLATE

Error

Failed to update Template ${VmTemplateName} (User: ${UserName}).

110

USER_FAILED_REMOVE_VM_TEMPLATE

Error

Failed to initiate removal of Template ${VmTemplateName} (User: ${UserName}).

111

USER_STOP_SUSPENDED_VM

Info

Suspended VM ${VmName} has had its save state cleared by ${UserName}${OptionalReason}.

112

USER_STOP_SUSPENDED_VM_FAILED

Error

Failed to power off suspended VM ${VmName} (User: ${UserName}).

113

USER_REMOVE_VM_FINISHED

Info

VM ${VmName} was successfully removed.

114

USER_VDC_LOGIN_FAILED

Error

User ${UserName} connecting from '${SourceIP}' failed to log in.

115

USER_FAILED_TRY_BACK_TO_SNAPSHOT

Error

Failed to preview Snapshot ${SnapshotName} for VM ${VmName} (User: ${UserName}).

116

USER_FAILED_RESTORE_FROM_SNAPSHOT

Error

Failed to restore VM ${VmName} from Snapshot (User: ${UserName}).

117

USER_FAILED_CREATE_SNAPSHOT

Error

Failed to create Snapshot ${SnapshotName} for VM ${VmName} (User: ${UserName}).

118

USER_FAILED_VDS_START

Error

Failed to start Host ${VdsName}, (User: ${UserName}).

119

VM_DOWN_ERROR

Error

VM ${VmName} is down with error. ${ExitMessage}.

120

VM_MIGRATION_TO_SERVER_FAILED

Error

Migration failed${DueToMigrationError} (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, Destination: ${DestinationVdsName}).

121

SYSTEM_VDS_RESTART

Info

Host ${VdsName} was restarted by the engine.

122

SYSTEM_FAILED_VDS_RESTART

Error

A restart initiated by the engine to Host ${VdsName} has failed.

123

VDS_SLOW_STORAGE_RESPONSE_TIME

Warning

Slow storage response time on Host ${VdsName}.

124

VM_IMPORT

Info

Started VM import of ${ImportedVmName} (User: ${UserName})

125

VM_IMPORT_FAILED

Error

Failed to import VM ${ImportedVmName} (User: ${UserName})

126

VM_NOT_RESPONDING

Warning

VM ${VmName} is not responding.

127

VDS_RUN_IN_NO_KVM_MODE

Error

Host ${VdsName} running without virtualization hardware acceleration

128

VM_MIGRATION_TRYING_RERUN

Warning

Failed to migrate VM ${VmName} to Host ${DestinationVdsName}${DueToMigrationError}. Trying to migrate to another Host.

129

VM_CLEARED

Info

Unused

130

USER_SUSPEND_VM_FINISH_FAILURE_WILL_TRY_AGAIN

Error

Failed to complete suspending of VM ${VmName}, will try again.

131

USER_EXPORT_VM

Info

VM ${VmName} exported to ${ExportPath} by ${UserName}

132

USER_EXPORT_VM_FAILED

Error

Failed to export VM ${VmName} to ${ExportPath} (User: ${UserName})

133

USER_EXPORT_TEMPLATE

Info

Template ${VmTemplateName} exported to ${ExportPath} by ${UserName}

134

USER_EXPORT_TEMPLATE_FAILED

Error

Failed to export Template ${VmTemplateName} to ${ExportPath} (User: ${UserName})

135

TEMPLATE_IMPORT

Info

Started Template import of ${ImportedVmTemplateName} (User: ${UserName})

136

TEMPLATE_IMPORT_FAILED

Error

Failed to import Template ${ImportedVmTemplateName} (User: ${UserName})

137

USER_FAILED_VDS_STOP

Error

Failed to stop Host ${VdsName}, (User: ${UserName}).

138

VM_PAUSED_ENOSPC

Error

VM ${VmName} has been paused due to no Storage space error.

139

VM_PAUSED_ERROR

Error

VM ${VmName} has been paused due to unknown storage error.

140

VM_MIGRATION_FAILED_DURING_MOVE_TO_MAINTENANCE

Error

Migration failed${DueToMigrationError} while Host is in 'preparing for maintenance' state.\n Consider manual intervention\: stopping/migrating Vms as Host’s state will not\n turn to maintenance while VMs are still running on it.(VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, Destination: ${DestinationVdsName}).

141

VDS_VERSION_NOT_SUPPORTED_FOR_CLUSTER

Error

Host ${VdsName} is installed with VDSM version (${VdsSupportedVersions}) and cannot join cluster ${ClusterName} which is compatible with VDSM versions ${CompatibilityVersion}.

142

VM_SET_TO_UNKNOWN_STATUS

Warning

VM ${VmName} was set to the Unknown status.

143

VM_WAS_SET_DOWN_DUE_TO_HOST_REBOOT_OR_MANUAL_FENCE

Info

Vm ${VmName} was shut down due to ${VdsName} host reboot or manual fence

144

VM_IMPORT_INFO

Info

Value of field ${FieldName} of imported VM ${VmName} is ${FieldValue}. The field is reset to the default value

145

VM_PAUSED_EIO

Error

VM ${VmName} has been paused due to storage I/O problem.

146

VM_PAUSED_EPERM

Error

VM ${VmName} has been paused due to storage permissions problem.

147

VM_POWER_DOWN_FAILED

Warning

Shutdown of VM ${VmName} failed.

148

VM_MEMORY_UNDER_GUARANTEED_VALUE

Error

VM ${VmName} on host ${VdsName} was guaranteed ${MemGuaranteed} MB but currently has ${MemActual} MB

149

USER_ADD

Info

User '${NewUserName}' was added successfully to the system.

150

USER_INITIATED_RUN_VM

Info

Starting VM ${VmName} was initiated by ${UserName}.

151

USER_INITIATED_RUN_VM_FAILED

Warning

Failed to run VM ${VmName} on Host ${VdsName}.

152

USER_RUN_VM_ON_NON_DEFAULT_VDS

Warning

Guest ${VmName} started on Host ${VdsName}. (Default Host parameter was ignored - assigned Host was not available).

153

USER_STARTED_VM

Info

VM ${VmName} was started by ${UserName} (Host: ${VdsName}).

154

VDS_CLUSTER_VERSION_NOT_SUPPORTED

Error

Host ${VdsName} is compatible with versions (${VdsSupportedVersions}) and cannot join Cluster ${ClusterName} which is set to version ${CompatibilityVersion}.

155

VDS_ARCHITECTURE_NOT_SUPPORTED_FOR_CLUSTER

Error

Host ${VdsName} has architecture ${VdsArchitecture} and cannot join Cluster ${ClusterName} which has architecture ${ClusterArchitecture}.

156

CPU_TYPE_UNSUPPORTED_IN_THIS_CLUSTER_VERSION

Error

Host ${VdsName} moved to Non-Operational state as host CPU type is not supported in this cluster compatibility version or is not supported at all

157

USER_REBOOT_VM

Info

User ${UserName} initiated reboot of VM ${VmName}.

158

USER_FAILED_REBOOT_VM

Error

Failed to reboot VM ${VmName} (User: ${UserName}).

159

USER_FORCE_SELECTED_SPM

Info

Host ${VdsName} was force selected by ${UserName}

160

USER_ACCOUNT_DISABLED_OR_LOCKED

Error

User ${UserName} cannot login, as it got disabled or locked. Please contact the system administrator.

161

VM_CANCEL_MIGRATION

Info

Migration cancelled (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, User: ${UserName}).

162

VM_CANCEL_MIGRATION_FAILED

Error

Failed to cancel migration for VM: ${VmName}

163

VM_STATUS_RESTORED

Info

VM ${VmName} status was restored to ${VmStatus}.

164

VM_SET_TICKET

Info

User ${UserName} initiated console session for VM ${VmName}

165

VM_SET_TICKET_FAILED

Error

User ${UserName} failed to initiate a console session for VM ${VmName}

166

VM_MIGRATION_NO_VDS_TO_MIGRATE_TO

Warning

No available host was found to migrate VM ${VmName} to.

167

VM_CONSOLE_CONNECTED

Info

User ${UserName} is connected to VM ${VmName}.

168

VM_CONSOLE_DISCONNECTED

Info

User ${UserName} got disconnected from VM ${VmName}.

169

VM_FAILED_TO_PRESTART_IN_POOL

Warning

Cannot pre-start VM in pool '${VmPoolName}'. The system will continue trying.

170

USER_CREATE_LIVE_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE

Warning

Failed to create live snapshot '${SnapshotName}' for VM '${VmName}'. VM restart is recommended. Note that using the created snapshot might cause data inconsistency.

171

USER_RUN_VM_AS_STATELESS_WITH_DISKS_NOT_ALLOWING_SNAPSHOT

Warning

VM ${VmName} was run as stateless with one or more of disks that do not allow snapshots (User:${UserName}).

172

USER_REMOVE_VM_FINISHED_WITH_ILLEGAL_DISKS

Warning

VM ${VmName} has been removed, but the following disks could not be removed: ${DisksNames}. These disks will appear in the main disks tab in illegal state, please remove manually when possible.

173

USER_CREATE_LIVE_SNAPSHOT_NO_MEMORY_FAILURE

Error

Failed to save memory as part of Snapshot ${SnapshotName} for VM ${VmName} (User: ${UserName}).

174

VM_IMPORT_FROM_CONFIGURATION_EXECUTED_SUCCESSFULLY

Info

VM ${VmName} has been successfully imported from the given configuration.

175

VM_IMPORT_FROM_CONFIGURATION_ATTACH_DISKS_FAILED

Warning

VM ${VmName} has been imported from the given configuration but the following disk(s) failed to attach: ${DiskAliases}.

176

VM_BALLOON_DRIVER_ERROR

Error

The Balloon driver on VM ${VmName} on host ${VdsName} is requested but unavailable.

177

VM_BALLOON_DRIVER_UNCONTROLLED

Error

The Balloon device on VM ${VmName} on host ${VdsName} is inflated but the device cannot be controlled (guest agent is down).

178

VM_MEMORY_NOT_IN_RECOMMENDED_RANGE

Warning

VM ${VmName} was configured with ${VmMemInMb}MiB of memory while the recommended value range is ${VmMinMemInMb}MiB - ${VmMaxMemInMb}MiB

179

USER_INITIATED_RUN_VM_AND_PAUSE

Info

Starting in paused mode VM ${VmName} was initiated by ${UserName}.

180

TEMPLATE_IMPORT_FROM_CONFIGURATION_SUCCESS

Info

Template ${VmTemplateName} has been successfully imported from the given configuration.

181

TEMPLATE_IMPORT_FROM_CONFIGURATION_FAILED

Error

Failed to import Template ${VmTemplateName} from the given configuration.

182

USER_FAILED_ATTACH_USER_TO_VM

Error

Failed to attach User ${AdUserName} to VM ${VmName} (User: ${UserName}).

183

USER_ATTACH_TAG_TO_TEMPLATE

Info

Tag ${TagName} was attached to Templates(s) ${TemplatesNames} by ${UserName}.

184

USER_ATTACH_TAG_TO_TEMPLATE_FAILED

Error

Failed to attach Tag ${TagName} to Templates(s) ${TemplatesNames} (User: ${UserName}).

185

USER_DETACH_TEMPLATE_FROM_TAG

Info

Tag ${TagName} was detached from Template(s) ${TemplatesNames} by ${UserName}.

186

USER_DETACH_TEMPLATE_FROM_TAG_FAILED

Error

Failed to detach Tag ${TagName} from TEMPLATE(s) ${TemplatesNames} (User: ${UserName}).

187

VDS_STORAGE_CONNECTION_FAILED_BUT_LAST_VDS

Error

Failed to connect Host ${VdsName} to Data Center, due to connectivity errors with the Storage. Host ${VdsName} will remain in Up state (but inactive), as it is the last Host in the Data Center, to enable manual intervention by the Administrator.

188

VDS_STORAGES_CONNECTION_FAILED

Error

Failed to connect Host ${VdsName} to the Storage Domains ${failedStorageDomains}.

189

VDS_STORAGE_VDS_STATS_FAILED

Error

Host ${VdsName} reports about one of the Active Storage Domains as Problematic.

190

UPDATE_OVF_FOR_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Warning

Failed to update VMs/Templates OVF data for Storage Domain ${StorageDomainName} in Data Center ${StoragePoolName}.

191

CREATE_OVF_STORE_FOR_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Warning

Failed to create OVF store disk for Storage Domain ${StorageDomainName}.\n The Disk with the id ${DiskId} might be removed manually for automatic attempt to create new one. \n OVF updates won’t be attempted on the created disk.

192

CREATE_OVF_STORE_FOR_STORAGE_DOMAIN_INITIATE_FAILED

Warning

Failed to create OVF store disk for Storage Domain ${StorageDomainName}. \n OVF data won’t be updated meanwhile for that domain.

193

DELETE_OVF_STORE_FOR_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Warning

Failed to delete the OVF store disk for Storage Domain ${StorageDomainName}.\n In order to detach the domain please remove it manually or try to detach the domain again for another attempt.

194

VM_CANCEL_CONVERSION

Info

Conversion cancelled (VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}, User: ${UserName}).

195

VM_CANCEL_CONVERSION_FAILED

Error

Failed to cancel conversion for VM: ${VmName}

196

VM_RECOVERED_FROM_PAUSE_ERROR

Normal

VM ${VmName} has recovered from paused back to up.

197

SYSTEM_SSH_HOST_RESTART

Info

Host ${VdsName} was restarted using SSH by the engine.

198

SYSTEM_FAILED_SSH_HOST_RESTART

Error

A restart using SSH initiated by the engine to Host ${VdsName} has failed.

199

USER_UPDATE_OVF_STORE

Info

OVF_STORE for domain ${StorageDomainName} was updated by ${UserName}.

200

IMPORTEXPORT_GET_VMS_INFO_FAILED

Error

Failed to retrieve VM/Templates information from export domain ${StorageDomainName}

201

IRS_DISK_SPACE_LOW_ERROR

Error

Critical, Low disk space. ${StorageDomainName} domain has ${DiskSpace} GB of free space.

202

IMPORTEXPORT_GET_EXTERNAL_VMS_INFO_FAILED

Error

Failed to retrieve VMs information from external server ${URL}

204

IRS_HOSTED_ON_VDS

Info

Storage Pool Manager runs on Host ${VdsName} (Address: ${ServerIp}), Data Center ${StoragePoolName}.

205

PROVIDER_ADDED

Info

Provider ${ProviderName} was added. (User: ${UserName})

206

PROVIDER_ADDITION_FAILED

Error

Failed to add provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

207

PROVIDER_UPDATED

Info

Provider ${ProviderName} was updated. (User: ${UserName})

208

PROVIDER_UPDATE_FAILED

Error

Failed to update provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

209

PROVIDER_REMOVED

Info

Provider ${ProviderName} was removed. (User: ${UserName})

210

PROVIDER_REMOVAL_FAILED

Error

Failed to remove provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

213

PROVIDER_CERTIFICATE_IMPORTED

Info

Certificate for provider ${ProviderName} was imported. (User: ${UserName})

214

PROVIDER_CERTIFICATE_IMPORT_FAILED

Error

Failed importing Certificate for provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

215

PROVIDER_SYNCHRONIZED

Info

Networks of Provider ${ProviderName} were successfully synchronized.

216

PROVIDER_SYNCHRONIZED_FAILED

Error

Failed to synchronize networks of Provider ${ProviderName}.

250

USER_UPDATE_VM_CLUSTER_DEFAULT_HOST_CLEARED

Info

${VmName} cluster was updated by ${UserName}, Default host was reset to auto assign.

251

USER_REMOVE_VM_TEMPLATE_FINISHED

Info

Removal of Template ${VmTemplateName} has been completed.

252

SYSTEM_FAILED_UPDATE_VM

Error

Failed to Update VM ${VmName} that was initiated by system.

253

SYSTEM_UPDATE_VM

Info

VM ${VmName} configuration was updated by system.

254

VM_ALREADY_IN_REQUESTED_STATUS

Info

VM ${VmName} is already ${VmStatus}, ${Action} was skipped. User: ${UserName}.

302

USER_ADD_VM_POOL_WITH_VMS

Info

VM Pool ${VmPoolName} (containing ${VmsCount} VMs) was created by ${UserName}.

303

USER_ADD_VM_POOL_WITH_VMS_FAILED

Error

Failed to create VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

304

USER_REMOVE_VM_POOL

Info

VM Pool ${VmPoolName} was removed by ${UserName}.

305

USER_REMOVE_VM_POOL_FAILED

Error

Failed to remove VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

306

USER_ADD_VM_TO_POOL

Info

VM ${VmName} was added to VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

307

USER_ADD_VM_TO_POOL_FAILED

Error

Failed to add VM ${VmName} to VM Pool ${VmPoolName}(User: ${UserName}).

308

USER_REMOVE_VM_FROM_POOL

Info

VM ${VmName} was removed from VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

309

USER_REMOVE_VM_FROM_POOL_FAILED

Error

Failed to remove VM ${VmName} from VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

310

USER_ATTACH_USER_TO_POOL

Info

User ${AdUserName} was attached to VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

311

USER_ATTACH_USER_TO_POOL_FAILED

Error

Failed to attach User ${AdUserName} to VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

312

USER_DETACH_USER_FROM_POOL

Info

User ${AdUserName} was detached from VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

313

USER_DETACH_USER_FROM_POOL_FAILED

Error

Failed to detach User ${AdUserName} from VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

314

USER_UPDATE_VM_POOL

Info

VM Pool ${VmPoolName} configuration was updated by ${UserName}.

315

USER_UPDATE_VM_POOL_FAILED

Error

Failed to update VM Pool ${VmPoolName} configuration (User: ${UserName}).

316

USER_ATTACH_USER_TO_VM_FROM_POOL

Info

Attaching User ${AdUserName} to VM ${VmName} in VM Pool ${VmPoolName} was initiated by ${UserName}.

317

USER_ATTACH_USER_TO_VM_FROM_POOL_FAILED

Error

Failed to attach User ${AdUserName} to VM from VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

318

USER_ATTACH_USER_TO_VM_FROM_POOL_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${AdUserName} successfully attached to VM ${VmName} in VM Pool ${VmPoolName}.

319

USER_ATTACH_USER_TO_VM_FROM_POOL_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to attach user ${AdUserName} to VM ${VmName} in VM Pool ${VmPoolName}.

320

USER_ADD_VM_POOL_WITH_VMS_ADD_VDS_FAILED

Error

Pool ${VmPoolName} Created, but some Vms failed to create (User: ${UserName}).

321

USER_REMOVE_VM_POOL_INITIATED

Info

VM Pool ${VmPoolName} removal was initiated by ${UserName}.

325

USER_REMOVE_ADUSER

Info

User ${AdUserName} was removed by ${UserName}.

326

USER_FAILED_REMOVE_ADUSER

Error

Failed to remove User ${AdUserName} (User: ${UserName}).

327

USER_FAILED_ADD_ADUSER

Warning

Failed to add User '${NewUserName}' to the system.

342

USER_REMOVE_SNAPSHOT

Info

Snapshot '${SnapshotName}' deletion for VM '${VmName}' was initiated by ${UserName}.

343

USER_FAILED_REMOVE_SNAPSHOT

Error

Failed to remove Snapshot ${SnapshotName} for VM ${VmName} (User: ${UserName}).

344

USER_UPDATE_VM_POOL_WITH_VMS

Info

VM Pool ${VmPoolName} was updated by ${UserName}, ${VmsCount} VMs were added.

345

USER_UPDATE_VM_POOL_WITH_VMS_FAILED

Error

Failed to update VM Pool ${VmPoolName}(User: ${UserName}).

346

USER_PASSWORD_CHANGED

Info

Password changed successfully for ${UserName}

347

USER_PASSWORD_CHANGE_FAILED

Error

Failed to change password. (User: ${UserName})

348

USER_CLEAR_UNKNOWN_VMS

Info

All VMs' status on Non Responsive Host ${VdsName} were changed to 'Down' by ${UserName}

349

USER_FAILED_CLEAR_UNKNOWN_VMS

Error

Failed to clear VMs' status on Non Responsive Host ${VdsName}. (User: ${UserName}).

350

USER_ADD_BOOKMARK

Info

Bookmark ${BookmarkName} was added by ${UserName}.

351

USER_ADD_BOOKMARK_FAILED

Error

Failed to add bookmark: ${BookmarkName} (User: ${UserName}).

352

USER_UPDATE_BOOKMARK

Info

Bookmark ${BookmarkName} was updated by ${UserName}.

353

USER_UPDATE_BOOKMARK_FAILED

Error

Failed to update bookmark: ${BookmarkName} (User: ${UserName})

354

USER_REMOVE_BOOKMARK

Info

Bookmark ${BookmarkName} was removed by ${UserName}.

355

USER_REMOVE_BOOKMARK_FAILED

Error

Failed to remove bookmark ${BookmarkName} (User: ${UserName})

356

USER_REMOVE_SNAPSHOT_FINISHED_SUCCESS

Info

Snapshot '${SnapshotName}' deletion for VM '${VmName}' has been completed.

357

USER_REMOVE_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to delete snapshot '${SnapshotName}' for VM '${VmName}'.

358

USER_VM_POOL_MAX_SUBSEQUENT_FAILURES_REACHED

Warning

Not all VMs where successfully created in VM Pool ${VmPoolName}.

359

USER_REMOVE_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE_PARTIAL_SNAPSHOT

Warning

Due to partial snapshot removal, Snapshot '${SnapshotName}' of VM '${VmName}' now contains only the following disks: '${DiskAliases}'.

360

USER_DETACH_USER_FROM_VM

Info

User ${AdUserName} was detached from VM ${VmName} by ${UserName}.

361

USER_FAILED_DETACH_USER_FROM_VM

Error

Failed to detach User ${AdUserName} from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

362

USER_REMOVE_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE_BASE_IMAGE_NOT_FOUND

Error

Failed to merge images of snapshot '${SnapshotName}': base volume '${BaseVolumeId}' is missing. This may have been caused by a failed attempt to remove the parent snapshot; if this is the case, please retry deletion of the parent snapshot before deleting this one.

370

USER_EXTEND_DISK_SIZE_FAILURE

Error

Failed to extend size of the disk '${DiskAlias}' to ${NewSize} GB, User: ${UserName}.

371

USER_EXTEND_DISK_SIZE_SUCCESS

Info

Size of the disk '${DiskAlias}' was successfully updated to ${NewSize} GB by ${UserName}.

372

USER_EXTEND_DISK_SIZE_UPDATE_VM_FAILURE

Warning

Failed to update VM '${VmName}' with the new volume size. VM restart is recommended.

373

USER_REMOVE_DISK_SNAPSHOT

Info

Disk '${DiskAlias}' from Snapshot(s) '${Snapshots}' of VM '${VmName}' deletion was initiated by ${UserName}.

374

USER_FAILED_REMOVE_DISK_SNAPSHOT

Error

Failed to delete Disk '${DiskAlias}' from Snapshot(s) ${Snapshots} of VM ${VmName} (User: ${UserName}).

375

USER_REMOVE_DISK_SNAPSHOT_FINISHED_SUCCESS

Info

Disk '${DiskAlias}' from Snapshot(s) '${Snapshots}' of VM '${VmName}' deletion has been completed (User: ${UserName}).

376

USER_REMOVE_DISK_SNAPSHOT_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to complete deletion of Disk '${DiskAlias}' from snapshot(s) '${Snapshots}' of VM '${VmName}' (User: ${UserName}).

377

USER_EXTENDED_DISK_SIZE

Info

Extending disk '${DiskAlias}' to ${NewSize} GB was initiated by ${UserName}.

378

USER_REGISTER_DISK_FINISHED_SUCCESS

Info

Disk '${DiskAlias}' has been successfully registered as a floating disk.

379

USER_REGISTER_DISK_FINISHED_FAILURE

Error

Failed to register Disk '${DiskAlias}'.

380

USER_EXTEND_DISK_SIZE_UPDATE_HOST_FAILURE

Warning

Failed to refresh volume size on host '${VdsName}'. Please try the operation again.

381

USER_REGISTER_DISK_INITIATED

Info

Registering Disk '${DiskAlias}' has been initiated.

400

USER_ATTACH_VM_TO_AD_GROUP

Info

Group ${GroupName} was attached to VM ${VmName} by ${UserName}.

401

USER_ATTACH_VM_TO_AD_GROUP_FAILED

Error

Failed to attach Group ${GroupName} to VM ${VmName} (User: ${UserName}).

402

USER_DETACH_VM_TO_AD_GROUP

Info

Group ${GroupName} was detached from VM ${VmName} by ${UserName}.

403

USER_DETACH_VM_TO_AD_GROUP_FAILED

Error

Failed to detach Group ${GroupName} from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

404

USER_ATTACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP

Info

Group ${GroupName} was attached to VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

405

USER_ATTACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP_FAILED

Error

Failed to attach Group ${GroupName} to VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

406

USER_DETACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP

Info

Group ${GroupName} was detached from VM Pool ${VmPoolName} by ${UserName}.

407

USER_DETACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP_FAILED

Error

Failed to detach Group ${GroupName} from VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

408

USER_REMOVE_AD_GROUP

Info

Group ${GroupName} was removed by ${UserName}.

409

USER_REMOVE_AD_GROUP_FAILED

Error

Failed to remove group ${GroupName} (User: ${UserName}).

430

USER_UPDATE_TAG

Info

Tag ${TagName} configuration was updated by ${UserName}.

431

USER_UPDATE_TAG_FAILED

Error

Failed to update Tag ${TagName} (User: ${UserName}).

432

USER_ADD_TAG

Info

New Tag ${TagName} was created by ${UserName}.

433

USER_ADD_TAG_FAILED

Error

Failed to create Tag named ${TagName} (User: ${UserName}).

434

USER_REMOVE_TAG

Info

Tag ${TagName} was removed by ${UserName}.

435

USER_REMOVE_TAG_FAILED

Error

Failed to remove Tag ${TagName} (User: ${UserName}).

436

USER_ATTACH_TAG_TO_USER

Info

Tag ${TagName} was attached to User(s) ${AttachUsersNames} by ${UserName}.

437

USER_ATTACH_TAG_TO_USER_FAILED

Error

Failed to attach Tag ${TagName} to User(s) ${AttachUsersNames} (User: ${UserName}).

438

USER_ATTACH_TAG_TO_USER_GROUP

Info

Tag ${TagName} was attached to Group(s) ${AttachGroupsNames} by ${UserName}.

439

USER_ATTACH_TAG_TO_USER_GROUP_FAILED

Error

Failed to attach Group(s) ${AttachGroupsNames} to Tag ${TagName} (User: ${UserName}).

440

USER_ATTACH_TAG_TO_VM

Info

Tag ${TagName} was attached to VM(s) ${VmsNames} by ${UserName}.

441

USER_ATTACH_TAG_TO_VM_FAILED

Error

Failed to attach Tag ${TagName} to VM(s) ${VmsNames} (User: ${UserName}).

442

USER_ATTACH_TAG_TO_VDS

Info

Tag ${TagName} was attached to Host(s) ${VdsNames} by ${UserName}.

443

USER_ATTACH_TAG_TO_VDS_FAILED

Error

Failed to attach Tag ${TagName} to Host(s) ${VdsNames} (User: ${UserName}).

444

USER_DETACH_VDS_FROM_TAG

Info

Tag ${TagName} was detached from Host(s) ${VdsNames} by ${UserName}.

445

USER_DETACH_VDS_FROM_TAG_FAILED

Error

Failed to detach Tag ${TagName} from Host(s) ${VdsNames} (User: ${UserName}).

446

USER_DETACH_VM_FROM_TAG

Info

Tag ${TagName} was detached from VM(s) ${VmsNames} by ${UserName}.

447

USER_DETACH_VM_FROM_TAG_FAILED

Error

Failed to detach Tag ${TagName} from VM(s) ${VmsNames} (User: ${UserName}).

448

USER_DETACH_USER_FROM_TAG

Info

Tag ${TagName} detached from User(s) ${DetachUsersNames} by ${UserName}.

449

USER_DETACH_USER_FROM_TAG_FAILED

Error

Failed to detach Tag ${TagName} from User(s) ${DetachUsersNames} (User: ${UserName}).

450

USER_DETACH_USER_GROUP_FROM_TAG

Info

Tag ${TagName} was detached from Group(s) ${DetachGroupsNames} by ${UserName}.

451

USER_DETACH_USER_GROUP_FROM_TAG_FAILED

Error

Failed to detach Tag ${TagName} from Group(s) ${DetachGroupsNames} (User: ${UserName}).

452

USER_ATTACH_TAG_TO_USER_EXISTS

Warning

Tag ${TagName} already attached to User(s) ${AttachUsersNamesExists}.

453

USER_ATTACH_TAG_TO_USER_GROUP_EXISTS

Warning

Tag ${TagName} already attached to Group(s) ${AttachGroupsNamesExists}.

454

USER_ATTACH_TAG_TO_VM_EXISTS

Warning

Tag ${TagName} already attached to VM(s) ${VmsNamesExists}.

455

USER_ATTACH_TAG_TO_VDS_EXISTS

Warning

Tag ${TagName} already attached to Host(s) ${VdsNamesExists}.

456

USER_LOGGED_IN_VM

Info

User ${GuestUser} logged in to VM ${VmName}.

457

USER_LOGGED_OUT_VM

Info

User ${GuestUser} logged out from VM ${VmName}.

458

USER_LOCKED_VM

Info

User ${GuestUser} locked VM ${VmName}.

459

USER_UNLOCKED_VM

Info

User ${GuestUser} unlocked VM ${VmName}.

460

USER_ATTACH_TAG_TO_TEMPLATE_EXISTS

Warning

Tag ${TagName} already attached to Template(s) ${TemplatesNamesExists}.

467

UPDATE_TAGS_VM_DEFAULT_DISPLAY_TYPE

Info

Vm ${VmName} tag default display type was updated

468

UPDATE_TAGS_VM_DEFAULT_DISPLAY_TYPE_FAILED

Info

Failed to update Vm ${VmName} tag default display type

470

USER_ATTACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP_INTERNAL

Info

Group ${GroupName} was attached to VM Pool ${VmPoolName}.

471

USER_ATTACH_VM_POOL_TO_AD_GROUP_FAILED_INTERNAL

Error

Failed to attach Group ${GroupName} to VM Pool ${VmPoolName}.

472

USER_ATTACH_USER_TO_POOL_INTERNAL

Info

User ${AdUserName} was attached to VM Pool ${VmPoolName}.

473

USER_ATTACH_USER_TO_POOL_FAILED_INTERNAL

Error

Failed to attach User ${AdUserName} to VM Pool ${VmPoolName} (User: ${UserName}).

493

VDS_ALREADY_IN_REQUESTED_STATUS

Warning

Host ${HostName} is already ${AgentStatus}, Power Management ${Operation} operation skipped.

494

VDS_MANUAL_FENCE_STATUS

Info

Manual fence for host ${VdsName} was started.

495

VDS_MANUAL_FENCE_STATUS_FAILED

Error

Manual fence for host ${VdsName} failed.

496

VDS_FENCE_STATUS

Info

Host ${VdsName} power management was verified successfully.

497

VDS_FENCE_STATUS_FAILED

Error

Failed to verify Host ${VdsName} power management.

498

VDS_APPROVE

Info

Host ${VdsName} was successfully approved by user ${UserName}.

499

VDS_APPROVE_FAILED

Error

Failed to approve Host ${VdsName}.

500

VDS_FAILED_TO_RUN_VMS

Error

Host ${VdsName} will be switched to Error status for ${Time} minutes because it failed to run a VM.

501

USER_SUSPEND_VM

Info

Suspending VM ${VmName} was initiated by User ${UserName} (Host: ${VdsName}).

502

USER_FAILED_SUSPEND_VM

Error

Failed to suspend VM ${VmName} (Host: ${VdsName}).

503

USER_SUSPEND_VM_OK

Info

VM ${VmName} on Host ${VdsName} is suspended.

504

VDS_INSTALL

Info

Host ${VdsName} installed

505

VDS_INSTALL_FAILED

Error

Host ${VdsName} installation failed. ${FailedInstallMessage}.

506

VDS_INITIATED_RUN_VM

Info

Trying to restart VM ${VmName} on Host ${VdsName}

509

VDS_INSTALL_IN_PROGRESS

Info

Installing Host ${VdsName}. ${Message}.

510

VDS_INSTALL_IN_PROGRESS_WARNING

Warning

Host ${VdsName} installation in progress . ${Message}.

511

VDS_INSTALL_IN_PROGRESS_ERROR

Error

An error has occurred during installation of Host ${VdsName}: ${Message}.

512

USER_SUSPEND_VM_FINISH_SUCCESS

Info

Suspending VM ${VmName} has been completed.

513

VDS_RECOVER_FAILED_VMS_UNKNOWN

Error

Host ${VdsName} cannot be reached, VMs state on this host are marked as Unknown.

514

VDS_INITIALIZING

Warning

Host ${VdsName} is initializing. Message: ${ErrorMessage}

515

VDS_CPU_LOWER_THAN_CLUSTER

Warning

Host ${VdsName} moved to Non-Operational state as host does not meet the cluster’s minimum CPU level. Missing CPU features : ${CpuFlags}

516

VDS_CPU_RETRIEVE_FAILED

Warning

Failed to determine Host ${VdsName} CPU level - could not retrieve CPU flags.

517

VDS_SET_NONOPERATIONAL

Info

Host ${VdsName} moved to Non-Operational state.

518

VDS_SET_NONOPERATIONAL_FAILED

Error

Failed to move Host ${VdsName} to Non-Operational state.

519

VDS_SET_NONOPERATIONAL_NETWORK

Warning

Host ${VdsName} does not comply with the cluster ${ClusterName} networks, the following networks are missing on host: '${Networks}'

520

USER_ATTACH_USER_TO_VM

Info

User ${AdUserName} was attached to VM ${VmName} by ${UserName}.

521

USER_SUSPEND_VM_FINISH_FAILURE

Error

Failed to complete suspending of VM ${VmName}.

522

VDS_SET_NONOPERATIONAL_DOMAIN

Warning

Host ${VdsName} cannot access the Storage Domain(s) ${StorageDomainNames} attached to the Data Center ${StoragePoolName}. Setting Host state to Non-Operational.

523

VDS_SET_NONOPERATIONAL_DOMAIN_FAILED

Error

Host ${VdsName} cannot access the Storage Domain(s) ${StorageDomainNames} attached to the Data Center ${StoragePoolName}. Failed to set Host state to Non-Operational.

524

VDS_DOMAIN_DELAY_INTERVAL

Warning

Storage domain ${StorageDomainName} experienced a high latency of ${Delay} seconds from host ${VdsName}. This may cause performance and functional issues. Please consult your Storage Administrator.

525

VDS_INITIATED_RUN_AS_STATELESS_VM_NOT_YET_RUNNING

Info

Starting VM ${VmName} as stateless was initiated.

528

USER_EJECT_VM_DISK

Info

CD was ejected from VM ${VmName} by ${UserName}.

530

VDS_MANUAL_FENCE_FAILED_CALL_FENCE_SPM

Warning

Manual fence did not revoke the selected SPM (${VdsName}) since the master storage domain\n was not active or could not use another host for the fence operation.

531

VDS_LOW_MEM

Warning

Available memory of host ${HostName} [${AvailableMemory} MB] is under defined threshold [${Threshold} MB].

532

VDS_HIGH_MEM_USE

Warning

Used memory of host ${HostName} [${UsedMemory}%] exceeded defined threshold [${Threshold}%].

533

VDS_HIGH_NETWORK_USE

Warning

``

534

VDS_HIGH_CPU_USE

Warning

Used CPU of host ${HostName} [${UsedCpu}%] exceeded defined threshold [${Threshold}%].

535

VDS_HIGH_SWAP_USE

Warning

Used swap memory of host ${HostName} [${UsedSwap}%] exceeded defined threshold [${Threshold}%].

536

VDS_LOW_SWAP

Warning

Available swap memory of host ${HostName} [${AvailableSwapMemory} MB] is under defined threshold [${Threshold} MB].

537

VDS_INITIATED_RUN_VM_AS_STATELESS

Info

VM ${VmName} was restarted on Host ${VdsName} as stateless

538

USER_RUN_VM_AS_STATELESS

Info

VM ${VmName} started on Host ${VdsName} as stateless

539

VDS_AUTO_FENCE_STATUS

Info

Auto fence for host ${VdsName} was started.

540

VDS_AUTO_FENCE_STATUS_FAILED

Error

Auto fence for host ${VdsName} failed.

541

VDS_AUTO_FENCE_FAILED_CALL_FENCE_SPM

Warning

Auto fence did not revoke the selected SPM (${VdsName}) since the master storage domain\n was not active or could not use another host for the fence operation.

550

VDS_PACKAGES_IN_PROGRESS

Info

Package update Host ${VdsName}. ${Message}.

551

VDS_PACKAGES_IN_PROGRESS_WARNING

Warning

Host ${VdsName} update packages in progress . ${Message}.

552

VDS_PACKAGES_IN_PROGRESS_ERROR

Error

Failed to update packages Host ${VdsName}. ${Message}.

555

USER_MOVE_TAG

Info

Tag ${TagName} was moved from ${OldParnetTagName} to ${NewParentTagName} by ${UserName}.

556

USER_MOVE_TAG_FAILED

Error

Failed to move Tag ${TagName} from ${OldParnetTagName} to ${NewParentTagName} (User: ${UserName}).

560

VDS_ANSIBLE_INSTALL_STARTED

Info

Ansible host-deploy playbook execution has started on host ${VdsName}.

561

VDS_ANSIBLE_INSTALL_FINISHED

Info

Ansible host-deploy playbook execution has successfully finished on host ${VdsName}.

562

VDS_ANSIBLE_HOST_REMOVE_STARTED

Info

Ansible host-remove playbook execution started on host ${VdsName}.

563

VDS_ANSIBLE_HOST_REMOVE_FINISHED

Info

Ansible host-remove playbook execution has successfully finished on host ${VdsName}. For more details check log ${LogFile}

564

VDS_ANSIBLE_HOST_REMOVE_FAILED

Warning

Ansible host-remove playbook execution failed on host ${VdsName}. For more details please check log ${LogFile}

565

VDS_ANSIBLE_HOST_REMOVE_EXECUTION_FAILED

Info

Ansible host-remove playbook execution failed on host ${VdsName} with message: ${Message}

600

USER_VDS_MAINTENANCE

Info

Host ${VdsName} was switched to Maintenance mode by ${UserName} (Reason: ${Reason}).

601

CPU_FLAGS_NX_IS_MISSING

Warning

Host ${VdsName} is missing the NX cpu flag. This flag can be enabled via the host BIOS. Please set Disable Execute (XD) for an Intel host, or No Execute (NX) for AMD. Please make sure to completely power off the host for this change to take effect.

602

USER_VDS_MAINTENANCE_MIGRATION_FAILED

Warning

Host ${VdsName} cannot change into maintenance mode - not all Vms have been migrated successfully. Consider manual intervention: stopping/migrating Vms: ${failedVms} (User: ${UserName}).

603

VDS_SET_NONOPERATIONAL_IFACE_DOWN

Warning

Host ${VdsName} moved to Non-Operational state because interfaces which are down are needed by required networks in the current cluster: '${NicsWithNetworks}'.

604

VDS_TIME_DRIFT_ALERT

Warning

Host ${VdsName} has time-drift of ${Actual} seconds while maximum configured value is ${Max} seconds.

605

PROXY_HOST_SELECTION

Info

Host ${Proxy} from ${Origin} was chosen as a proxy to execute fencing on Host ${VdsName}.

606

HOST_REFRESHED_CAPABILITIES

Info

Successfully refreshed the capabilities of host ${VdsName}.

607

HOST_REFRESH_CAPABILITIES_FAILED

Error

Failed to refresh the capabilities of host ${VdsName}.

608

HOST_INTERFACE_HIGH_NETWORK_USE

Warning

Host ${HostName} has network interface which exceeded the defined threshold [${Threshold}%] (${InterfaceName}: transmit rate[${TransmitRate}%], receive rate [${ReceiveRate}%])

609

HOST_INTERFACE_STATE_UP

Normal

Interface ${InterfaceName} on host ${VdsName}, changed state to up

610

HOST_INTERFACE_STATE_DOWN

Warning

Interface ${InterfaceName} on host ${VdsName}, changed state to down

611

HOST_BOND_SLAVE_STATE_UP

Normal

Slave ${SlaveName} of bond ${BondName} on host ${VdsName}, changed state to up

612

HOST_BOND_SLAVE_STATE_DOWN

Warning

Slave ${SlaveName} of bond ${BondName} on host ${VdsName}, changed state to down

613

FENCE_KDUMP_LISTENER_IS_NOT_ALIVE

Error

Unable to determine if Kdump is in progress on host ${VdsName}, because fence_kdump listener is not running.

614

KDUMP_FLOW_DETECTED_ON_VDS

Info

Kdump flow is in progress on host ${VdsName}.

615

KDUMP_FLOW_NOT_DETECTED_ON_VDS

Info

Kdump flow is not in progress on host ${VdsName}.

616

KDUMP_FLOW_FINISHED_ON_VDS

Info

Kdump flow finished on host ${VdsName}.

617

KDUMP_DETECTION_NOT_CONFIGURED_ON_VDS

Warning

Kdump integration is enabled for host ${VdsName}, but kdump is not configured properly on host.

618

HOST_REGISTRATION_FAILED_INVALID_CLUSTER

Info

No default or valid cluster was found, Host ${VdsName} registration failed

619

HOST_PROTOCOL_INCOMPATIBLE_WITH_CLUSTER

Warning

Host ${VdsName} uses not compatible protocol during activation (xmlrpc instead of jsonrpc). Please examine installation logs and VDSM logs for failures and reinstall the host.

620

USER_VDS_MAINTENANCE_WITHOUT_REASON

Info

Host ${VdsName} was switched to Maintenance mode by ${UserName}.

650

USER_UNDO_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_START

Info

Undoing a Snapshot-Preview for VM ${VmName} was initialized by ${UserName}.

651

USER_UNDO_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_SUCCESS

Info

Undoing a Snapshot-Preview for VM ${VmName} has been completed.

652

USER_UNDO_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_FINISH_FAILURE

Error

Failed to undo Snapshot-Preview for VM ${VmName}.

700

DISK_ALIGNMENT_SCAN_START

Info

Starting alignment scan of disk '${DiskAlias}'.

701

DISK_ALIGNMENT_SCAN_FAILURE

Warning

Alignment scan of disk '${DiskAlias}' failed.

702

DISK_ALIGNMENT_SCAN_SUCCESS

Info

Alignment scan of disk '${DiskAlias}' is complete.

809

USER_ADD_CLUSTER

Info

Cluster ${ClusterName} was added by ${UserName}

810

USER_ADD_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to add Host cluster (User: ${UserName})

811

USER_UPDATE_CLUSTER

Info

Host cluster ${ClusterName} was updated by ${UserName}

812

USER_UPDATE_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to update Host cluster (User: ${UserName})

813

USER_REMOVE_CLUSTER

Info

Host cluster ${ClusterName} was removed by ${UserName}

814

USER_REMOVE_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to remove Host cluster (User: ${UserName})

815

USER_VDC_LOGOUT_FAILED

Error

Failed to log out user ${UserName} connected from '${SourceIP}' using session '${SessionID}'.

816

MAC_POOL_EMPTY

Warning

No MAC addresses left in the MAC Address Pool.

817

CERTIFICATE_FILE_NOT_FOUND

Error

Could not find oVirt Engine Certificate file.

818

RUN_VM_FAILED

Error

Cannot run VM ${VmName} on Host ${VdsName}. Error: ${ErrMsg}

819

VDS_REGISTER_ERROR_UPDATING_HOST

Error

Host registration failed - cannot update Host Name for Host ${VdsName2}. (Host: ${VdsName1})

820

VDS_REGISTER_ERROR_UPDATING_HOST_ALL_TAKEN

Error

Host registration failed - all available Host Names are taken. (Host: ${VdsName1})

821

VDS_REGISTER_HOST_IS_ACTIVE

Error

Host registration failed - cannot change Host Name of active Host ${VdsName2}. (Host: ${VdsName1})

822

VDS_REGISTER_ERROR_UPDATING_NAME

Error

Host registration failed - cannot update Host Name for Host ${VdsName2}. (Host: ${VdsName1})

823

VDS_REGISTER_ERROR_UPDATING_NAMES_ALL_TAKEN

Error

Host registration failed - all available Host Names are taken. (Host: ${VdsName1})

824

VDS_REGISTER_NAME_IS_ACTIVE

Error

Host registration failed - cannot change Host Name of active Host ${VdsName2}. (Host: ${VdsName1})

825

VDS_REGISTER_AUTO_APPROVE_PATTERN

Error

Host registration failed - auto approve pattern error. (Host: ${VdsName1})

826

VDS_REGISTER_FAILED

Error

Host registration failed. (Host: ${VdsName1})

827

VDS_REGISTER_EXISTING_VDS_UPDATE_FAILED

Error

Host registration failed - cannot update existing Host. (Host: ${VdsName1})

828

VDS_REGISTER_SUCCEEDED

Info

Host ${VdsName1} registered.

829

VM_MIGRATION_ON_CONNECT_CHECK_FAILED

Error

VM migration logic failed. (VM name: ${VmName})

830

VM_MIGRATION_ON_CONNECT_CHECK_SUCCEEDED

Info

Migration check failed to execute.

831

USER_VDC_SESSION_TERMINATED

Info

User ${UserName} forcibly logged out user ${TerminatedSessionUsername} connected from '${SourceIP}' using session '${SessionID}'.

832

USER_VDC_SESSION_TERMINATION_FAILED

Error

User ${UserName} failed to forcibly log out user ${TerminatedSessionUsername} connected from '${SourceIP}' using session '${SessionID}'.

833

MAC_ADDRESS_IS_IN_USE

Warning

Network Interface ${IfaceName} has MAC address ${MACAddr} which is in use.

834

VDS_REGISTER_EMPTY_ID

Warning

Host registration failed, empty host id (Host: ${VdsHostName})

835

SYSTEM_UPDATE_CLUSTER

Info

Host cluster ${ClusterName} was updated by system

836

SYSTEM_UPDATE_CLUSTER_FAILED

Info

Failed to update Host cluster by system

837

MAC_ADDRESSES_POOL_NOT_INITIALIZED

Warning

Mac Address Pool is not initialized. ${Message}

838

MAC_ADDRESS_IS_IN_USE_UNPLUG

Warning

Network Interface ${IfaceName} has MAC address ${MACAddr} which is in use, therefore it is being unplugged from VM ${VmName}.

839

HOST_AVAILABLE_UPDATES_FAILED

Error

Failed to check for available updates on host ${VdsName} with message '${Message}'.

840

HOST_UPGRADE_STARTED

Info

Host ${VdsName} upgrade was started (User: ${UserName}).

841

HOST_UPGRADE_FAILED

Error

Failed to upgrade Host ${VdsName} (User: ${UserName}).

842

HOST_UPGRADE_FINISHED

Info

Host ${VdsName} upgrade was completed successfully.

845

HOST_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE

Warning

Host ${VdsName} certification is about to expire at ${ExpirationDate}. Please renew the host’s certification.

846

ENGINE_CERTIFICATION_HAS_EXPIRED

Info

Engine’s certification has expired at ${ExpirationDate}. Please renew the engine’s certification.

847

ENGINE_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE

Warning

Engine’s certification is about to expire at ${ExpirationDate}. Please renew the engine’s certification.

848

ENGINE_CA_CERTIFICATION_HAS_EXPIRED

Info

Engine’s CA certification has expired at ${ExpirationDate}.

849

ENGINE_CA_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE

Warning

Engine’s CA certification is about to expire at ${ExpirationDate}.

850

USER_ADD_PERMISSION

Info

User/Group ${SubjectName}, Namespace ${Namespace}, Authorization provider: ${Authz} was granted permission for Role ${RoleName} on ${VdcObjectType} ${VdcObjectName}, by ${UserName}.

851

USER_ADD_PERMISSION_FAILED

Error

User ${UserName} failed to grant permission for Role ${RoleName} on ${VdcObjectType} ${VdcObjectName} to User/Group ${SubjectName}.

852

USER_REMOVE_PERMISSION

Info

User/Group ${SubjectName} Role ${RoleName} permission was removed from ${VdcObjectType} ${VdcObjectName} by ${UserName}

853

USER_REMOVE_PERMISSION_FAILED

Error

User ${UserName} failed to remove permission for Role ${RoleName} from ${VdcObjectType} ${VdcObjectName} to User/Group ${SubjectName}

854

USER_ADD_ROLE

Info

Role ${RoleName} granted to ${UserName}

855

USER_ADD_ROLE_FAILED

Error

Failed to grant role ${RoleName} (User ${UserName})

856

USER_UPDATE_ROLE

Info

${UserName} Role was updated to the ${RoleName} Role

857

USER_UPDATE_ROLE_FAILED

Error

Failed to update role ${RoleName} to ${UserName}

858

USER_REMOVE_ROLE

Info

Role ${RoleName} removed from ${UserName}

859

USER_REMOVE_ROLE_FAILED

Error

Failed to remove role ${RoleName} (User ${UserName})

860

USER_ATTACHED_ACTION_GROUP_TO_ROLE

Info

Action group ${ActionGroup} was attached to Role ${RoleName} by ${UserName}

861

USER_ATTACHED_ACTION_GROUP_TO_ROLE_FAILED

Error

Failed to attach Action group ${ActionGroup} to Role ${RoleName} (User: ${UserName})

862

USER_DETACHED_ACTION_GROUP_FROM_ROLE

Info

Action group ${ActionGroup} was detached from Role ${RoleName} by ${UserName}

863

USER_DETACHED_ACTION_GROUP_FROM_ROLE_FAILED

Error

Failed to attach Action group ${ActionGroup} to Role ${RoleName} by ${UserName}

864

USER_ADD_ROLE_WITH_ACTION_GROUP

Info

Role ${RoleName} was added by ${UserName}

865

USER_ADD_ROLE_WITH_ACTION_GROUP_FAILED

Error

Failed to add role ${RoleName}

866

USER_ADD_SYSTEM_PERMISSION

Info

User/Group ${SubjectName} was granted permission for Role ${RoleName} on ${VdcObjectType} by ${UserName}.

867

USER_ADD_SYSTEM_PERMISSION_FAILED

Error

User ${UserName} failed to grant permission for Role ${RoleName} on ${VdcObjectType} to User/Group ${SubjectName}.

868

USER_REMOVE_SYSTEM_PERMISSION

Info

User/Group ${SubjectName} Role ${RoleName} permission was removed from ${VdcObjectType} by ${UserName}

869

USER_REMOVE_SYSTEM_PERMISSION_FAILED

Error

User ${UserName} failed to remove permission for Role ${RoleName} from ${VdcObjectType} to User/Group ${SubjectName}

870

USER_ADD_PROFILE

Info

Profile created for ${UserName}

871

USER_ADD_PROFILE_FAILED

Error

Failed to create profile for ${UserName}

872

USER_UPDATE_PROFILE

Info

Updated profile for ${UserName}

873

USER_UPDATE_PROFILE_FAILED

Error

Failed to update profile for ${UserName}

874

USER_REMOVE_PROFILE

Info

Removed profile for ${UserName}

875

USER_REMOVE_PROFILE_FAILED

Error

Failed to remove profile for ${UserName}

876

HOST_CERTIFICATION_IS_INVALID

Error

Host ${VdsName} certification is invalid. The certification has no peer certificates.

877

HOST_CERTIFICATION_HAS_EXPIRED

Info

Host ${VdsName} certification has expired at ${ExpirationDate}. Please renew the host’s certification.

878

ENGINE_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE_ALERT

Info

Engine’s certification is about to expire at ${ExpirationDate}. Please renew the engine’s certification.

879

HOST_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE_ALERT

Info

Host ${VdsName} certification is about to expire at ${ExpirationDate}. Please renew the host’s certification.

880

HOST_CERTIFICATION_ENROLLMENT_STARTED

Normal

Enrolling certificate for host ${VdsName} was started (User: ${UserName}).

881

HOST_CERTIFICATION_ENROLLMENT_FINISHED

Normal

Enrolling certificate for host ${VdsName} was completed successfully (User: ${UserName}).

882

HOST_CERTIFICATION_ENROLLMENT_FAILED

Error

Failed to enroll certificate for host ${VdsName} (User: ${UserName}).

883

ENGINE_CA_CERTIFICATION_IS_ABOUT_TO_EXPIRE_ALERT

Info

Engine’s CA certification is about to expire at ${ExpirationDate}.

884

HOST_AVAILABLE_UPDATES_STARTED

Info

Started to check for available updates on host ${VdsName}.

885

HOST_AVAILABLE_UPDATES_FINISHED

Info

Check for available updates on host ${VdsName} was completed successfully with message '${Message}'.

886

HOST_AVAILABLE_UPDATES_PROCESS_IS_ALREADY_RUNNING

Warning

Failed to check for available updates on host ${VdsName}: Another process is already running.

887

HOST_AVAILABLE_UPDATES_SKIPPED_UNSUPPORTED_STATUS

Warning

Failed to check for available updates on host ${VdsName}: Unsupported host status.

890

HOST_UPGRADE_FINISHED_MANUAL_HA

Warning

Host ${VdsName} upgrade was completed successfully, but the Hosted Engine HA service may still be in maintenance mode. If necessary, please correct this manually.

900

AD_COMPUTER_ACCOUNT_SUCCEEDED

Info

Account creation successful.

901

AD_COMPUTER_ACCOUNT_FAILED

Error

Account creation failed.

918

USER_FORCE_REMOVE_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName} was forcibly removed by ${UserName}

919

USER_FORCE_REMOVE_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to forcibly remove Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

925

MAC_ADDRESS_IS_EXTERNAL

Warning

VM ${VmName} has MAC address(es) ${MACAddr}, which is/are out of its MAC pool definitions.

926

NETWORK_REMOVE_BOND

Info

Remove bond: ${BondName} for Host: ${VdsName} (User:${UserName}).

927

NETWORK_REMOVE_BOND_FAILED

Error

Failed to remove bond: ${BondName} for Host: ${VdsName} (User:${UserName}).

928

NETWORK_VDS_NETWORK_MATCH_CLUSTER

Info

Vds ${VdsName} network match to cluster ${ClusterName}

929

NETWORK_VDS_NETWORK_NOT_MATCH_CLUSTER

Error

Vds ${VdsName} network does not match to cluster ${ClusterName}

930

NETWORK_REMOVE_VM_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was removed from VM ${VmName}. (User: ${UserName})

931

NETWORK_REMOVE_VM_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to remove Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) from VM ${VmName}. (User: ${UserName})

932

NETWORK_ADD_VM_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was added to VM ${VmName}. (User: ${UserName})

933

NETWORK_ADD_VM_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to add Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) to VM ${VmName}. (User: ${UserName})

934

NETWORK_UPDATE_VM_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was updated for VM ${VmName}. ${LinkState} (User: ${UserName})

935

NETWORK_UPDATE_VM_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to update Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) for VM ${VmName}. (User: ${UserName})

936

NETWORK_ADD_TEMPLATE_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was added to Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

937

NETWORK_ADD_TEMPLATE_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to add Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) to Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

938

NETWORK_REMOVE_TEMPLATE_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was removed from Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

939

NETWORK_REMOVE_TEMPLATE_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to remove Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) from Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

940

NETWORK_UPDATE_TEMPLATE_INTERFACE

Info

Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was updated for Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

941

NETWORK_UPDATE_TEMPLATE_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to update Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) for Template ${VmTemplateName}. (User: ${UserName})

942

NETWORK_ADD_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was added to Data Center: ${StoragePoolName}

943

NETWORK_ADD_NETWORK_FAILED

Error

Failed to add Network ${NetworkName} to Data Center: ${StoragePoolName}

944

NETWORK_REMOVE_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was removed from Data Center: ${StoragePoolName}

945

NETWORK_REMOVE_NETWORK_FAILED

Error

Failed to remove Network ${NetworkName} from Data Center: ${StoragePoolName}

946

NETWORK_ATTACH_NETWORK_TO_CLUSTER

Info

Network ${NetworkName} attached to Cluster ${ClusterName}

947

NETWORK_ATTACH_NETWORK_TO_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to attach Network ${NetworkName} to Cluster ${ClusterName}

948

NETWORK_DETACH_NETWORK_TO_CLUSTER

Info

Network ${NetworkName} detached from Cluster ${ClusterName}

949

NETWORK_DETACH_NETWORK_TO_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to detach Network ${NetworkName} from Cluster ${ClusterName}

950

USER_ADD_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName}, Compatibility Version ${CompatibilityVersion} and Quota Type ${QuotaEnforcementType} was added by ${UserName}

951

USER_ADD_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to add Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

952

USER_UPDATE_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName} was updated by ${UserName}

953

USER_UPDATE_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to update Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

954

USER_REMOVE_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName} was removed by ${UserName}

955

USER_REMOVE_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to remove Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

956

USER_ADD_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was added by ${UserName}

957

USER_ADD_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to add Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

958

USER_UPDATE_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was updated by ${UserName}

959

USER_UPDATE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to update Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

960

USER_REMOVE_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was removed by ${UserName}

961

USER_REMOVE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to remove Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

962

USER_ATTACH_STORAGE_DOMAIN_TO_POOL

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was attached to Data Center ${StoragePoolName} by ${UserName}

963

USER_ATTACH_STORAGE_DOMAIN_TO_POOL_FAILED

Error

Failed to attach Storage Domain ${StorageDomainName} to Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

964

USER_DETACH_STORAGE_DOMAIN_FROM_POOL

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was detached from Data Center ${StoragePoolName} by ${UserName}

965

USER_DETACH_STORAGE_DOMAIN_FROM_POOL_FAILED

Error

Failed to detach Storage Domain ${StorageDomainName} from Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

966

USER_ACTIVATED_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) was activated by ${UserName}

967

USER_ACTIVATE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to activate Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) by ${UserName}

968

USER_DEACTIVATED_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) was deactivated and has moved to 'Preparing for maintenance' until it will no longer be accessed by any Host of the Data Center.

969

USER_DEACTIVATE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to deactivate Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}).

970

SYSTEM_DEACTIVATED_STORAGE_DOMAIN

Warning

Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) was deactivated by system because it’s not visible by any of the hosts.

971

SYSTEM_DEACTIVATE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to deactivate Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}).

972

USER_EXTENDED_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage ${StorageDomainName} has been extended by ${UserName}. Please wait for refresh.

973

USER_EXTENDED_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to extend Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

974

USER_REMOVE_VG

Info

Volume group ${VgId} was removed by ${UserName}.

975

USER_REMOVE_VG_FAILED

Error

Failed to remove Volume group ${VgId}. (User: UserName)

976

USER_ACTIVATE_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName} was activated. (User: ${UserName})

977

USER_ACTIVATE_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to activate Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

978

SYSTEM_FAILED_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS

Error

Failed to change Data Center ${StoragePoolName} status.

979

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_NO_HOST_FOR_SPM

Error

Fencing failed on Storage Pool Manager ${VdsName} for Data Center ${StoragePoolName}. Setting status to Non-Operational.

980

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_PROBLEMATIC

Warning

Invalid status on Data Center ${StoragePoolName}. Setting status to Non Responsive.

981

USER_FORCE_REMOVE_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} was forcibly removed by ${UserName}

982

USER_FORCE_REMOVE_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to forcibly remove Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

983

RECONSTRUCT_MASTER_FAILED_NO_MASTER

Warning

No valid Data Storage Domains are available in Data Center ${StoragePoolName} (please check your storage infrastructure).

984

RECONSTRUCT_MASTER_DONE

Info

Reconstruct Master Domain for Data Center ${StoragePoolName} completed.

985

RECONSTRUCT_MASTER_FAILED

Error

Failed to Reconstruct Master Domain for Data Center ${StoragePoolName}.

986

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_PROBLEMATIC_SEARCHING_NEW_SPM

Warning

Data Center is being initialized, please wait for initialization to complete.

987

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_PROBLEMATIC_WITH_ERROR

Warning

Invalid status on Data Center ${StoragePoolName}. Setting Data Center status to Non Responsive (On host ${VdsName}, Error: ${Error}).

988

USER_CONNECT_HOSTS_TO_LUN_FAILED

Error

Failed to connect Host ${VdsName} to device. (User: ${UserName})

989

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_PROBLEMATIC_FROM_NON_OPERATIONAL

Info

Try to recover Data Center ${StoragePoolName}. Setting status to Non Responsive.

990

SYSTEM_MASTER_DOMAIN_NOT_IN_SYNC

Warning

Sync Error on Master Domain between Host ${VdsName} and oVirt Engine. Domain: ${StorageDomainName} is marked as Master in oVirt Engine database but not on the Storage side. Please consult with Support on how to fix this issue.

991

RECOVERY_STORAGE_POOL

Info

Data Center ${StoragePoolName} was recovered by ${UserName}

992

RECOVERY_STORAGE_POOL_FAILED

Error

Failed to recover Data Center ${StoragePoolName} (User:${UserName})

993

SYSTEM_CHANGE_STORAGE_POOL_STATUS_RESET_IRS

Info

Data Center ${StoragePoolName} was reset. Setting status to Non Responsive (Elect new Storage Pool Manager).

994

CONNECT_STORAGE_SERVERS_FAILED

Warning

Failed to connect Host ${VdsName} to Storage Servers

995

CONNECT_STORAGE_POOL_FAILED

Warning

Failed to connect Host ${VdsName} to Storage Pool ${StoragePoolName}

996

STORAGE_DOMAIN_ERROR

Error

The error message for connection ${Connection} returned by VDSM was: ${ErrorMessage}

997

REFRESH_REPOSITORY_IMAGE_LIST_FAILED

Error

Refresh image list failed for domain(s): ${imageDomains}. Please check domain activity.

998

REFRESH_REPOSITORY_IMAGE_LIST_SUCCEEDED

Info

Refresh image list succeeded for domain(s): ${imageDomains}

999

STORAGE_ALERT_VG_METADATA_CRITICALLY_FULL

Error

The system has reached the 80% watermark on the VG metadata area size on ${StorageDomainName}.\nThis is due to a high number of Vdisks or large Vdisks size allocated on this specific VG.

1000

STORAGE_ALERT_SMALL_VG_METADATA

Warning

The allocated VG metadata area size is smaller than 50MB on ${StorageDomainName},\nwhich might limit its capacity (the number of Vdisks and/or their size).

1001

USER_RUN_VM_FAILURE_STATELESS_SNAPSHOT_LEFT

Error

Failed to start VM ${VmName}, because exist snapshot for stateless state. Snapshot will be deleted.

1002

USER_ATTACH_STORAGE_DOMAINS_TO_POOL

Info

Storage Domains were attached to Data Center ${StoragePoolName} by ${UserName}

1003

USER_ATTACH_STORAGE_DOMAINS_TO_POOL_FAILED

Error

Failed to attach Storage Domains to Data Center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

1004

STORAGE_DOMAIN_TASKS_ERROR

Warning

Storage Domain ${StorageDomainName} is down while there are tasks running on it. These tasks may fail.

1005

UPDATE_OVF_FOR_STORAGE_POOL_FAILED

Warning

Failed to update VMs/Templates OVF data in Data Center ${StoragePoolName}.

1006

UPGRADE_STORAGE_POOL_ENCOUNTERED_PROBLEMS

Warning

Data Center ${StoragePoolName} has encountered problems during upgrade process.

1007

REFRESH_REPOSITORY_IMAGE_LIST_INCOMPLETE

Warning

Refresh image list probably incomplete for domain ${imageDomain}, only ${imageListSize} images discovered.

1008

NUMBER_OF_LVS_ON_STORAGE_DOMAIN_EXCEEDED_THRESHOLD

Warning

The number of LVs on the domain ${storageDomainName} exceeded ${maxNumOfLVs}, you are approaching the limit where performance may degrade.

1009

USER_DEACTIVATE_STORAGE_DOMAIN_OVF_UPDATE_INCOMPLETE

Warning

Failed to deactivate Storage Domain ${StorageDomainName} as the engine was restarted during the operation, please retry. (Data Center ${StoragePoolName}).

1010

RELOAD_CONFIGURATIONS_SUCCESS

Info

System Configurations reloaded successfully.

1011

RELOAD_CONFIGURATIONS_FAILURE

Error

System Configurations failed to reload.

1012

NETWORK_ACTIVATE_VM_INTERFACE_SUCCESS

Info

Network Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was plugged to VM ${VmName}. (User: ${UserName})

1013

NETWORK_ACTIVATE_VM_INTERFACE_FAILURE

Error

Failed to plug Network Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) to VM ${VmName}. (User: ${UserName})

1014

NETWORK_DEACTIVATE_VM_INTERFACE_SUCCESS

Info

Network Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) was unplugged from VM ${VmName}. (User: ${UserName})

1015

NETWORK_DEACTIVATE_VM_INTERFACE_FAILURE

Error

Failed to unplug Network Interface ${InterfaceName} (${InterfaceType}) from VM ${VmName}. (User: ${UserName})

1016

UPDATE_FOR_OVF_STORES_FAILED

Warning

Failed to update OVF disks ${DisksIds}, OVF data isn’t updated on those OVF stores (Data Center ${DataCenterName}, Storage Domain ${StorageDomainName}).

1017

RETRIEVE_OVF_STORE_FAILED

Warning

Failed to retrieve VMs and Templates from the OVF disk of Storage Domain ${StorageDomainName}.

1018

OVF_STORE_DOES_NOT_EXISTS

Warning

This Data center compatibility version does not support importing a data domain with its entities (VMs and Templates). The imported domain will be imported without them.

1019

UPDATE_DESCRIPTION_FOR_DISK_FAILED

Error

Failed to update the meta data description of disk ${DiskName} (Data Center ${DataCenterName}, Storage Domain ${StorageDomainName}).

1020

UPDATE_DESCRIPTION_FOR_DISK_SKIPPED_SINCE_STORAGE_DOMAIN_NOT_ACTIVE

Warning

Not updating the metadata of Disk ${DiskName} (Data Center ${DataCenterName}. Since the Storage Domain ${StorageDomainName} is not in active.

1022

USER_REFRESH_LUN_STORAGE_DOMAIN

Info

Resize LUNs operation succeeded.

1023

USER_REFRESH_LUN_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to resize LUNs.

1024

USER_REFRESH_LUN_STORAGE_DIFFERENT_SIZE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to resize LUNs.\n Not all the hosts are seeing the same LUN size.

1025

VM_PAUSED

Info

VM ${VmName} has been paused.

1026

FAILED_TO_STORE_ENTIRE_DISK_FIELD_IN_DISK_DESCRIPTION_METADATA

Warning

Failed to store field ${DiskFieldName} as a part of ${DiskAlias}'s description metadata due to storage space limitations. The field ${DiskFieldName} will be truncated.

1027

FAILED_TO_STORE_ENTIRE_DISK_FIELD_AND_REST_OF_FIELDS_IN_DISK_DESCRIPTION_METADATA

Warning

Failed to store field ${DiskFieldName} as a part of ${DiskAlias}'s description metadata due to storage space limitations. The value will be truncated and the following fields will not be stored at all: ${DiskFieldsNames}.

1028

FAILED_TO_STORE_DISK_FIELDS_IN_DISK_DESCRIPTION_METADATA

Warning

Failed to store the following fields in the description metadata of disk ${DiskAlias} due to storage space limitations: ${DiskFieldsNames}.

1029

STORAGE_DOMAIN_MOVED_TO_MAINTENANCE

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) successfully moved to Maintenance as it’s no longer accessed by any Host of the Data Center.

1030

USER_DEACTIVATED_LAST_MASTER_STORAGE_DOMAIN

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} (Data Center ${StoragePoolName}) was deactivated.

1031

TRANSFER_IMAGE_INITIATED

Info

Image ${TransferType} with disk ${DiskAlias} was initiated by ${UserName}.

1032

TRANSFER_IMAGE_SUCCEEDED

Info

Image ${TransferType} with disk ${DiskAlias} succeeded.

1033

TRANSFER_IMAGE_CANCELLED

Info

Image ${TransferType} with disk ${DiskAlias} was cancelled.

1034

TRANSFER_IMAGE_FAILED

Error

Image ${TransferType} with disk ${DiskAlias} failed.

1035

TRANSFER_IMAGE_TEARDOWN_FAILED

Info

Failed to tear down image ${DiskAlias} after image transfer session.

1036

USER_SCAN_STORAGE_DOMAIN_FOR_UNREGISTERED_DISKS

Info

Storage Domain ${StorageDomainName} has finished to scan for unregistered disks by ${UserName}.

1037

USER_SCAN_STORAGE_DOMAIN_FOR_UNREGISTERED_DISKS_FAILED

Error

Storage Domain ${StorageDomainName} failed to scan for unregistered disks by ${UserName}.

1039

LUNS_BROKE_SD_PASS_DISCARD_SUPPORT

Warning

Luns with IDs: [${LunsIds}] were updated in the DB but caused the storage domain ${StorageDomainName} (ID ${storageDomainId}) to stop supporting passing discard from the guest to the underlying storage. Please configure these luns' discard support in the underlying storage or disable 'Enable Discard' for vm disks on this storage domain.

1040

DISKS_WITH_ILLEGAL_PASS_DISCARD_EXIST

Warning

Disks with IDs: [${DisksIds}] have their 'Enable Discard' on even though the underlying storage does not support it. Please configure the underlying storage to support discard or disable 'Enable Discard' for these disks.

1041

USER_REMOVE_DEVICE_FROM_STORAGE_DOMAIN_FAILED

Error

Failed to remove ${LunId} from Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

1042

USER_REMOVE_DEVICE_FROM_STORAGE_DOMAIN

Info

${LunId} was removed from Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

1043

USER_REMOVE_DEVICE_FROM_STORAGE_DOMAIN_STARTED

Info

Started to remove ${LunId} from Storage Domain ${StorageDomainName}. (User: ${UserName})

1044

ILLEGAL_STORAGE_DOMAIN_DISCARD_AFTER_DELETE

Warning

The storage domain with id ${storageDomainId} has its 'Discard After Delete' enabled even though the underlying storage does not support discard. Therefore, disks and snapshots on this storage domain will not be discarded before they are removed.

1045

LUNS_BROKE_SD_DISCARD_AFTER_DELETE_SUPPORT

Warning

Luns with IDs: [${LunsIds}] were updated in the DB but caused the storage domain ${StorageDomainName} (ID ${storageDomainId}) to stop supporting discard after delete. Please configure these luns' discard support in the underlying storage or disable 'Discard After Delete' for this storage domain.

1046

STORAGE_DOMAINS_COULD_NOT_BE_SYNCED

Info

Storage domains with IDs [${StorageDomainsIds}] could not be synchronized. To synchronize them, please move them to maintenance and then activate.

1048

DIRECT_LUNS_COULD_NOT_BE_SYNCED

Info

Direct LUN disks with IDs [${DirectLunDisksIds}] could not be synchronized because there was no active host in the data center. Please synchronize them to get their latest information from the storage.

1052

OVF_STORES_UPDATE_IGNORED

Normal

OVFs update was ignored - nothing to update for storage domain '${StorageDomainName}'

1060

UPLOAD_IMAGE_CLIENT_ERROR

Error

Unable to upload image to disk ${DiskId} due to a client error. Make sure the selected file is readable.

1061

UPLOAD_IMAGE_XHR_TIMEOUT_ERROR

Error

Unable to upload image to disk ${DiskId} due to a request timeout error. The upload bandwidth might be too slow. Please try to reduce the chunk size: 'engine-config -s UploadImageChunkSizeKB

1062

UPLOAD_IMAGE_NETWORK_ERROR

Error

Unable to upload image to disk ${DiskId} due to a network error. Make sure ovirt-imageio-proxy service is installed and configured, and ovirt-engine’s certificate is registered as a valid CA in the browser. The certificate can be fetched from https://<engine_url>/ovirt-engine/services/pki-resource?resource

1063

DOWNLOAD_IMAGE_NETWORK_ERROR

Error

Unable to download disk ${DiskId} due to a network error. Make sure ovirt-imageio-proxy service is installed and configured, and ovirt-engine’s certificate is registered as a valid CA in the browser. The certificate can be fetched from https://<engine_url>/ovirt-engine/services/pki-resource?resource

1064

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_TICKET_RENEW_FAILURE

Error

Transfer was paused by system. Reason: failure in transfer image ticket renewal.

1065

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_MISSING_TICKET

Error

Transfer was paused by system. Reason: missing transfer image ticket.

1067

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_MISSING_HOST

Error

Transfer was paused by system. Reason: Could not find a suitable host for image data transfer.

1068

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_FAILED_TO_CREATE_TICKET

Error

Transfer was paused by system. Reason: failed to create a signed image ticket.

1069

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_FAILED_TO_ADD_TICKET_TO_DAEMON

Error

Transfer was paused by system. Reason: failed to add image ticket to ovirt-imageio-daemon.

1070

TRANSFER_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_FAILED_TO_ADD_TICKET_TO_PROXY

Error

Transfer was paused by system. Reason: failed to add image ticket to ovirt-imageio-proxy.

1071

UPLOAD_IMAGE_PAUSED_BY_SYSTEM_TIMEOUT

Error

Upload was paused by system. Reason: timeout due to transfer inactivity.

1072

DOWNLOAD_IMAGE_CANCELED_TIMEOUT

Error

Download was canceled by system. Reason: timeout due to transfer inactivity.

1098

NETWORK_UPDATE_DISPLAY_FOR_HOST_WITH_ACTIVE_VM

Warning

Display Network was updated on Host ${VdsName} with active VMs attached. The change will be applied to those VMs after their next reboot. Running VMs might loose display connectivity until then.

1099

NETWORK_UPDATE_DISPLAY_FOR_CLUSTER_WITH_ACTIVE_VM

Warning

Display Network (${NetworkName}) was updated for Cluster ${ClusterName} with active VMs attached. The change will be applied to those VMs after their next reboot.

1100

NETWORK_UPDATE_DISPLAY_TO_CLUSTER

Info

Update Display Network (${NetworkName}) for Cluster ${ClusterName}. (User: ${UserName})

1101

NETWORK_UPDATE_DISPLAY_TO_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to update Display Network (${NetworkName}) for Cluster ${ClusterName}. (User: ${UserName})

1102

NETWORK_UPDATE_NETWORK_TO_VDS_INTERFACE

Info

Update Network ${NetworkName} in Host ${VdsName}. (User: ${UserName})

1103

NETWORK_UPDATE_NETWORK_TO_VDS_INTERFACE_FAILED

Error

Failed to update Network ${NetworkName} in Host ${VdsName}. (User: ${UserName})

1104

NETWORK_COMMINT_NETWORK_CHANGES

Info

Network changes were saved on host ${VdsName}

1105

NETWORK_COMMINT_NETWORK_CHANGES_FAILED

Error

Failed to commit network changes on ${VdsName}

1106

NETWORK_HOST_USING_WRONG_CLUSER_VLAN

Warning

${VdsName} is having wrong vlan id: ${VlanIdHost}, expected vlan id: ${VlanIdCluster}

1107

NETWORK_HOST_MISSING_CLUSER_VLAN

Warning

${VdsName} is missing vlan id: ${VlanIdCluster} that is expected by the cluster

1108

VDS_NETWORK_MTU_DIFFER_FROM_LOGICAL_NETWORK

Info

``

1109

BRIDGED_NETWORK_OVER_MULTIPLE_INTERFACES

Warning

Bridged network ${NetworkName} is attached to multiple interfaces: ${Interfaces} on Host ${VdsName}.

1110

VDS_NETWORKS_OUT_OF_SYNC

Warning

Host ${VdsName}'s following network(s) are not synchronized with their Logical Network configuration: ${Networks}.

1111

VM_MIGRATION_FAILED_DURING_MOVE_TO_MAINTENANCE_NO_DESTINATION_VDS

Error

Migration failed${DueToMigrationError} while Source Host is in 'preparing for maintenance' state.\n Consider manual intervention\: stopping/migrating Vms as Host’s state will not\n turn to maintenance while VMs are still running on it.(VM: ${VmName}, Source: ${VdsName}).

1112

NETWORK_UPDTAE_NETWORK_ON_CLUSTER

Info

Network ${NetworkName} on Cluster ${ClusterName} updated.

1113

NETWORK_UPDTAE_NETWORK_ON_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to update Network ${NetworkName} on Cluster ${ClusterName}.

1114

NETWORK_UPDATE_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was updated on Data Center: ${StoragePoolName}

1115

NETWORK_UPDATE_NETWORK_FAILED

Error

Failed to update Network ${NetworkName} on Data Center: ${StoragePoolName}

1116

NETWORK_UPDATE_VM_INTERFACE_LINK_UP

Info

Link State is UP.

1117

NETWORK_UPDATE_VM_INTERFACE_LINK_DOWN

Info

Link State is DOWN.

1118

INVALID_BOND_INTERFACE_FOR_MANAGEMENT_NETWORK_CONFIGURATION

Error

Failed to configure management network on host ${VdsName}. Host ${VdsName} has an invalid bond interface (${InterfaceName} contains less than 2 active slaves) for the management network configuration.

1119

VLAN_ID_MISMATCH_FOR_MANAGEMENT_NETWORK_CONFIGURATION

Error

Failed to configure management network on host ${VdsName}. Host ${VdsName} has an interface ${InterfaceName} for the management network configuration with VLAN-ID (${VlanId}), which is different from data-center definition (${MgmtVlanId}).

1120

SETUP_NETWORK_FAILED_FOR_MANAGEMENT_NETWORK_CONFIGURATION

Error

Failed to configure management network on host ${VdsName} due to setup networks failure.

1121

PERSIST_NETWORK_FAILED_FOR_MANAGEMENT_NETWORK

Warning

Failed to configure management network on host ${VdsName} due to failure in persisting the management network configuration.

1122

ADD_VNIC_PROFILE

Info

VM network interface profile ${VnicProfileName} was added to network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName}. (User: ${UserName})

1123

ADD_VNIC_PROFILE_FAILED

Error

Failed to add VM network interface profile ${VnicProfileName} to network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName} (User: ${UserName})

1124

UPDATE_VNIC_PROFILE

Info

VM network interface profile ${VnicProfileName} was updated for network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName}. (User: ${UserName})

1125

UPDATE_VNIC_PROFILE_FAILED

Error

Failed to update VM network interface profile ${VnicProfileName} for network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName}. (User: ${UserName})

1126

REMOVE_VNIC_PROFILE

Info

VM network interface profile ${VnicProfileName} was removed from network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName}. (User: ${UserName})

1127

REMOVE_VNIC_PROFILE_FAILED

Error

Failed to remove VM network interface profile ${VnicProfileName} from network ${NetworkName} in Data Center: ${DataCenterName}. (User: ${UserName})

1128

NETWORK_WITHOUT_INTERFACES

Warning

Network ${NetworkName} is not attached to any interface on host ${VdsName}.

1129

VNIC_PROFILE_UNSUPPORTED_FEATURES

Warning

VM ${VmName} has network interface ${NicName} which is using profile ${VnicProfile} with unsupported feature(s) '${UnsupportedFeatures}' by VM cluster ${ClusterName} (version ${CompatibilityVersion}).

1131

REMOVE_NETWORK_BY_LABEL_FAILED

Error

Network ${Network} cannot be removed from the following hosts: ${HostNames} in data-center ${StoragePoolName}.

1132

LABEL_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was labeled ${Label} in data-center ${StoragePoolName}.

1133

LABEL_NETWORK_FAILED

Error

Failed to label network ${NetworkName} with label ${Label} in data-center ${StoragePoolName}.

1134

UNLABEL_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was unlabeled in data-center ${StoragePoolName}.

1135

UNLABEL_NETWORK_FAILED

Error

Failed to unlabel network ${NetworkName} in data-center ${StoragePoolName}.

1136

LABEL_NIC

Info

Network interface card ${NicName} was labeled ${Label} on host ${VdsName}.

1137

LABEL_NIC_FAILED

Error

Failed to label network interface card ${NicName} with label ${Label} on host ${VdsName}.

1138

UNLABEL_NIC

Info

Label ${Label} was removed from network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1139

UNLABEL_NIC_FAILED

Error

Failed to remove label ${Label} from network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1140

SUBNET_REMOVED

Info

Subnet ${SubnetName} was removed from provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

1141

SUBNET_REMOVAL_FAILED

Error

Failed to remove subnet ${SubnetName} from provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

1142

SUBNET_ADDED

Info

Subnet ${SubnetName} was added on provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

1143

SUBNET_ADDITION_FAILED

Error

Failed to add subnet ${SubnetName} on provider ${ProviderName}. (User: ${UserName})

1144

CONFIGURE_NETWORK_BY_LABELS_WHEN_CHANGING_CLUSTER_FAILED

Error

Failed to configure networks on host ${VdsName} while changing its cluster.

1145

PERSIST_NETWORK_ON_HOST

Info

(${Sequence}/${Total}): Applying changes for network(s) ${NetworkNames} on host ${VdsName}. (User: ${UserName})

1146

PERSIST_NETWORK_ON_HOST_FINISHED

Info

(${Sequence}/${Total}): Successfully applied changes for network(s) ${NetworkNames} on host ${VdsName}. (User: ${UserName})

1147

PERSIST_NETWORK_ON_HOST_FAILED

Error

(${Sequence}/${Total}): Failed to apply changes for network(s) ${NetworkNames} on host ${VdsName}. (User: ${UserName})

1148

MULTI_UPDATE_NETWORK_NOT_POSSIBLE

Warning

Cannot apply network ${NetworkName} changes to hosts on unsupported data center ${StoragePoolName}. (User: ${UserName})

1149

REMOVE_PORT_FROM_EXTERNAL_PROVIDER_FAILED

Warning

Failed to remove vNIC ${NicName} from external network provider ${ProviderName}. The vNIC can be identified on the provider by device id ${NicId}.

1150

IMPORTEXPORT_EXPORT_VM

Info

Vm ${VmName} was exported successfully to ${StorageDomainName}

1151

IMPORTEXPORT_EXPORT_VM_FAILED

Error

Failed to export Vm ${VmName} to ${StorageDomainName}

1152

IMPORTEXPORT_IMPORT_VM

Info

Vm ${VmName} was imported successfully to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1153

IMPORTEXPORT_IMPORT_VM_FAILED

Error

Failed to import Vm ${VmName} to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1154

IMPORTEXPORT_REMOVE_TEMPLATE

Info

Template ${VmTemplateName} was removed from ${StorageDomainName}

1155

IMPORTEXPORT_REMOVE_TEMPLATE_FAILED

Error

Failed to remove Template ${VmTemplateName} from ${StorageDomainName}

1156

IMPORTEXPORT_EXPORT_TEMPLATE

Info

Template ${VmTemplateName} was exported successfully to ${StorageDomainName}

1157

IMPORTEXPORT_EXPORT_TEMPLATE_FAILED

Error

Failed to export Template ${VmTemplateName} to ${StorageDomainName}

1158

IMPORTEXPORT_IMPORT_TEMPLATE

Info

Template ${VmTemplateName} was imported successfully to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1159

IMPORTEXPORT_IMPORT_TEMPLATE_FAILED

Error

Failed to import Template ${VmTemplateName} to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1160

IMPORTEXPORT_REMOVE_VM

Info

Vm ${VmName} was removed from ${StorageDomainName}

1161

IMPORTEXPORT_REMOVE_VM_FAILED

Error

Failed to remove Vm ${VmName} remove from ${StorageDomainName}

1162

IMPORTEXPORT_STARTING_EXPORT_VM

Info

Starting export Vm ${VmName} to ${StorageDomainName}

1163

IMPORTEXPORT_STARTING_IMPORT_TEMPLATE

Info

Starting to import Template ${VmTemplateName} to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1164

IMPORTEXPORT_STARTING_EXPORT_TEMPLATE

Info

Starting to export Template ${VmTemplateName} to ${StorageDomainName}

1165

IMPORTEXPORT_STARTING_IMPORT_VM

Info

Starting to import Vm ${VmName} to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}

1166

IMPORTEXPORT_STARTING_REMOVE_TEMPLATE

Info

Starting to remove Template ${VmTemplateName} remove ${StorageDomainName}

1167

IMPORTEXPORT_STARTING_REMOVE_VM

Info

Starting to remove Vm ${VmName} remove from ${StorageDomainName}

1168

IMPORTEXPORT_FAILED_TO_IMPORT_VM

Warning

Failed to read VM '${ImportedVmName}' OVF, it may be corrupted. Underlying error message: ${ErrorMessage}

1169

IMPORTEXPORT_FAILED_TO_IMPORT_TEMPLATE

Warning

Failed to read Template '${Template}' OVF, it may be corrupted. Underlying error message: ${ErrorMessage}

1170

IMPORTEXPORT_IMPORT_TEMPLATE_INVALID_INTERFACES

Normal

While importing Template ${EntityName}, the Network/s ${Networks} were found to be Non-VM Networks or do not exist in Cluster. Network Name was not set in the Interface/s ${Interfaces}.

1171

USER_ACCOUNT_PASSWORD_EXPIRED

Error

User ${UserName} cannot login, as the user account password has expired. Please contact the system administrator.

1172

AUTH_FAILED_INVALID_CREDENTIALS

Error

User ${UserName} cannot login, please verify the username and password.

1173

AUTH_FAILED_CLOCK_SKEW_TOO_GREAT

Error

User ${UserName} cannot login, the engine clock is not synchronized with directory services. Please contact the system administrator.

1174

AUTH_FAILED_NO_KDCS_FOUND

Error

User ${UserName} cannot login, authentication domain cannot be found. Please contact the system administrator.

1175

AUTH_FAILED_DNS_ERROR

Error

User ${UserName} cannot login, there’s an error in DNS configuration. Please contact the system administrator.

1176

AUTH_FAILED_OTHER

Error

User ${UserName} cannot login, unknown kerberos error. Please contact the system administrator.

1177

AUTH_FAILED_DNS_COMMUNICATION_ERROR

Error

User ${UserName} cannot login, cannot lookup DNS for SRV records. Please contact the system administrator.

1178

AUTH_FAILED_CONNECTION_TIMED_OUT

Error

User ${UserName} cannot login, connection to LDAP server has timed out. Please contact the system administrator.

1179

AUTH_FAILED_WRONG_REALM

Error

User ${UserName} cannot login, please verify your domain name.

1180

AUTH_FAILED_CONNECTION_ERROR

Error

User ${UserName} cannot login, connection refused or some configuration problems exist. Possible DNS error. Please contact the system administrator.

1181

AUTH_FAILED_CANNOT_FIND_LDAP_SERVER_FOR_DOMAIN

Error

User ${UserName} cannot login, cannot find valid LDAP server for domain. Please contact the system administrator.

1182

AUTH_FAILED_NO_USER_INFORMATION_WAS_FOUND

Error

User ${UserName} cannot login, no user information was found. Please contact the system administrator.

1183

AUTH_FAILED_CLIENT_NOT_FOUND_IN_KERBEROS_DATABASE

Error

User ${UserName} cannot login, user was not found in domain. Please contact the system administrator.

1184

AUTH_FAILED_INTERNAL_KERBEROS_ERROR

Error

User ${UserName} cannot login, an internal error has ocurred in the Kerberos implementation of the JVM. Please contact the system administrator.

1185

USER_ACCOUNT_EXPIRED

Error

The account for ${UserName} got expired. Please contact the system administrator.

1186

IMPORTEXPORT_NO_PROXY_HOST_AVAILABLE_IN_DC

Error

No Host in Data Center '${StoragePoolName}' can serve as a proxy to retrieve remote VMs information (User: ${UserName}).

1187

IMPORTEXPORT_HOST_CANNOT_SERVE_AS_PROXY

Error

Host ${VdsName} cannot be used as a proxy to retrieve remote VMs information since it is not up (User: ${UserName}).

1188

IMPORTEXPORT_PARTIAL_VM_MISSING_ENTITIES

Warning

The following entities could not be verified and will not be part of the imported VM ${VmName}: '${MissingEntities}' (User: ${UserName}).

1189

IMPORTEXPORT_IMPORT_VM_FAILED_UPDATING_OVF

Error

Failed to import Vm ${VmName} to Data Center ${StoragePoolName}, Cluster ${ClusterName}, could not update VM data in export.

1190

USER_RESTORE_FROM_SNAPSHOT_START

Info

Restoring VM ${VmName} from snapshot started by user ${UserName}.

1191

VM_DISK_ALREADY_CHANGED

Info

CD ${DiskName} is already inserted to VM ${VmName}, disk change action was skipped. User: ${UserName}.

1192

VM_DISK_ALREADY_EJECTED

Info

CD is already ejected from VM ${VmName}, disk change action was skipped. User: ${UserName}.

1193

IMPORTEXPORT_STARTING_CONVERT_VM

Info

Starting to convert Vm ${VmName}

1194

IMPORTEXPORT_CONVERT_FAILED

Info

Failed to convert Vm ${VmName}

1195

IMPORTEXPORT_CANNOT_GET_OVF

Info

Failed to get the configuration of converted Vm ${VmName}

1196

IMPORTEXPORT_INVALID_OVF

Info

Failed to process the configuration of converted Vm ${VmName}

1197

IMPORTEXPORT_PARTIAL_TEMPLATE_MISSING_ENTITIES

Warning

The following entities could not be verified and will not be part of the imported Template ${VmTemplateName}: '${MissingEntities}' (User: ${UserName}).

1200

ENTITY_RENAMED

Info

${EntityType} ${OldEntityName} was renamed from ${OldEntityName} to ${NewEntityName} by ${UserName}.

1201

UPDATE_HOST_NIC_VFS_CONFIG

Info

The VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName} was updated.

1202

UPDATE_HOST_NIC_VFS_CONFIG_FAILED

Error

Failed to update the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1203

ADD_VFS_CONFIG_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was added to the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1204

ADD_VFS_CONFIG_NETWORK_FAILED

Info

Failed to add ${NetworkName} to the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1205

REMOVE_VFS_CONFIG_NETWORK

Info

Network ${NetworkName} was removed from the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1206

REMOVE_VFS_CONFIG_NETWORK_FAILED

Info

Failed to remove ${NetworkName} from the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1207

ADD_VFS_CONFIG_LABEL

Info

Label ${Label} was added to the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1208

ADD_VFS_CONFIG_LABEL_FAILED

Info

Failed to add ${Label} to the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1209

REMOVE_VFS_CONFIG_LABEL

Info

Label ${Label} was removed from the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1210

REMOVE_VFS_CONFIG_LABEL_FAILED

Info

Failed to remove ${Label} from the VFs configuration of network interface card ${NicName} on host ${VdsName}.

1211

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_STARTED

Info

Started to reduce Storage ${StorageDomainName} devices. (User: ${UserName}).

1212

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_FAILED_METADATA_DEVICES

Error

Failed to reduce Storage ${StorageDomainName}. The following devices contains the domain metadata ${deviceIds} and can’t be reduced from the domain. (User: ${UserName}).

1213

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_FAILED

Error

Failed to reduce Storage ${StorageDomainName}. (User: ${UserName}).

1214

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_SUCCEEDED

Info

Storage ${StorageDomainName} has been reduced. (User: ${UserName}).

1215

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_FAILED_NO_FREE_SPACE

Error

Can’t reduce Storage ${StorageDomainName}. There is not enough space on the destination devices of the storage domain. (User: ${UserName}).

1216

USER_REDUCE_DOMAIN_DEVICES_FAILED_TO_GET_DOMAIN_INFO

Error

Can’t reduce Storage ${StorageDomainName}. Failed to get the domain info. (User: ${UserName}).

1217

CANNOT_IMPORT_VM_WITH_LEASE_COMPAT_VERSION

Warning

The VM ${VmName} has a VM lease defined yet will be imported without it as the VM compatibility version does not support VM leases.

1218

CANNOT_IMPORT_VM_WITH_LEASE_STORAGE_DOMAIN

Warning

The VM ${VmName} has a VM lease defined yet will be imported without it as the Storage Domain for the lease does not exist or is not active.

1219

FAILED_DETERMINE_STORAGE_DOMAIN_METADATA_DEVICES

Error

Failed to determine the metadata devices of Storage Domain ${StorageDomainName}.

1220

HOT_PLUG_LEASE_FAILED

Error

Failed to hot plug lease to the VM ${VmName}. The VM is running without a VM lease.

1221

HOT_UNPLUG_LEASE_FAILED

Error

Failed to hot unplug lease to the VM ${VmName}.

1223

IMPORTEXPORT_STARTING_EXPORT_VM_TO_OVA

Info

Starting to export Vm ${VmName} as a Virtual Appliance

1224

IMPORTEXPORT_EXPORT_VM_TO_OVA

Info

Vm ${VmName} was exported successfully as a Virtual Appliance to path ${OvaPath} on Host ${VdsName}

1225

IMPORTEXPORT_EXPORT_VM_TO_OVA_FAILED

Error

Failed to export Vm ${VmName} as a Virtual Appliance to path ${OvaPath} on Host ${VdsName}

1300

NUMA_ADD_VM_NUMA_NODE_SUCCESS

Info

Add VM NUMA node successfully.

1301

NUMA_ADD_VM_NUMA_NODE_FAILED

Error

Add VM NUMA node failed.

1310

NUMA_UPDATE_VM_NUMA_NODE_SUCCESS

Info

Update VM NUMA node successfully.

1311

NUMA_UPDATE_VM_NUMA_NODE_FAILED

Error

Update VM NUMA node failed.

1320

NUMA_REMOVE_VM_NUMA_NODE_SUCCESS

Info

Remove VM NUMA node successfully.

1321

NUMA_REMOVE_VM_NUMA_NODE_FAILED

Error

Remove VM NUMA node failed.

1322

USER_ADD_VM_TEMPLATE_CREATE_TEMPLATE_FAILURE

Error

Failed to create Template ${VmTemplateName} or its disks from VM ${VmName}.

1323

USER_ADD_VM_TEMPLATE_ASSIGN_ILLEGAL_FAILURE

Error

Failed preparing Template ${VmTemplateName} for sealing (VM: ${VmName}).

1324

USER_ADD_VM_TEMPLATE_SEAL_FAILURE

Error

Failed to seal Template ${VmTemplateName} (VM: ${VmName}).

1325

USER_SPARSIFY_IMAGE_START

Info

Started to sparsify ${DiskAlias}

1326

USER_SPARSIFY_IMAGE_FINISH_SUCCESS

Info

${DiskAlias} sparsified successfully.

1327

USER_SPARSIFY_IMAGE_FINISH_FAILURE

Error

Failed to sparsify ${DiskAlias}.

1328

USER_AMEND_IMAGE_START

Info

Started to amend ${DiskAlias}

1329

USER_AMEND_IMAGE_FINISH_SUCCESS

Info

${DiskAlias} has been amended successfully.

1330

USER_AMEND_IMAGE_FINISH_FAILURE

Error

Failed to amend ${DiskAlias}.

1400

ENTITY_RENAMED_INTERNALLY

Info

${EntityType} ${OldEntityName} was renamed from ${OldEntityName} to ${NewEntityName}.

1402

USER_LOGIN_ON_BEHALF_FAILED

Error

Failed to execute login on behalf - ${LoginOnBehalfLogInfo}.

2000

USER_HOTPLUG_DISK

Info

VM ${VmName} disk ${DiskAlias} was plugged by ${UserName}.

2001

USER_FAILED_HOTPLUG_DISK

Error

Failed to plug disk ${DiskAlias} to VM ${VmName} (User: ${UserName}).

2002

USER_HOTUNPLUG_DISK

Info

VM ${VmName} disk ${DiskAlias} was unplugged by ${UserName}.

2003

USER_FAILED_HOTUNPLUG_DISK

Error

Failed to unplug disk ${DiskAlias} from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

2004

USER_COPIED_DISK

Info

User ${UserName} is copying disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2005

USER_FAILED_COPY_DISK

Error

User ${UserName} failed to copy disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2006

USER_COPIED_DISK_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${UserName} finished copying disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2007

USER_COPIED_DISK_FINISHED_FAILURE

Error

User ${UserName} finished with error copying disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2008

USER_MOVED_DISK

Info

User ${UserName} moving disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2009

USER_FAILED_MOVED_VM_DISK

Error

User ${UserName} failed to move disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2010

USER_MOVED_DISK_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${UserName} finished moving disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2011

USER_MOVED_DISK_FINISHED_FAILURE

Error

User ${UserName} have failed to move disk ${DiskAlias} to domain ${StorageDomainName}.

2012

USER_FINISHED_REMOVE_DISK_NO_DOMAIN

Info

Disk ${DiskAlias} was successfully removed (User ${UserName}).

2013

USER_FINISHED_FAILED_REMOVE_DISK_NO_DOMAIN

Warning

Failed to remove disk ${DiskAlias} (User ${UserName}).

2014

USER_FINISHED_REMOVE_DISK

Info

Disk ${DiskAlias} was successfully removed from domain ${StorageDomainName} (User ${UserName}).

2015

USER_FINISHED_FAILED_REMOVE_DISK

Warning

Failed to remove disk ${DiskAlias} from storage domain ${StorageDomainName} (User: ${UserName}).

2016

USER_ATTACH_DISK_TO_VM

Info

Disk ${DiskAlias} was successfully attached to VM ${VmName} by ${UserName}.

2017

USER_FAILED_ATTACH_DISK_TO_VM

Error

Failed to attach Disk ${DiskAlias} to VM ${VmName} (User: ${UserName}).

2018

USER_DETACH_DISK_FROM_VM

Info

Disk ${DiskAlias} was successfully detached from VM ${VmName} by ${UserName}.

2019

USER_FAILED_DETACH_DISK_FROM_VM

Error

Failed to detach Disk ${DiskAlias} from VM ${VmName} (User: ${UserName}).

2020

USER_ADD_DISK

Info

Add-Disk operation of '${DiskAlias}' was initiated by ${UserName}.

2021

USER_ADD_DISK_FINISHED_SUCCESS

Info

The disk '${DiskAlias}' was successfully added.

2022

USER_ADD_DISK_FINISHED_FAILURE

Error

Add-Disk operation failed to complete.

2023

USER_FAILED_ADD_DISK

Error

Add-Disk operation failed (User: ${UserName}).

2024

USER_RUN_UNLOCK_ENTITY_SCRIPT

Info

``

2025

USER_MOVE_IMAGE_GROUP_FAILED_TO_DELETE_SRC_IMAGE

Warning

Possible failure while deleting ${DiskAlias} from the source Storage Domain ${StorageDomainName} during the move operation. The Storage Domain may be manually cleaned-up from possible leftovers (User:${UserName}).

2026

USER_MOVE_IMAGE_GROUP_FAILED_TO_DELETE_DST_IMAGE

Warning

Possible failure while clearing possible leftovers of ${DiskAlias} from the target Storage Domain ${StorageDomainName} after the move operation failed to copy the image to it properly. The Storage Domain may be manually cleaned-up from possible leftovers (User:${UserName}).

2027

USER_IMPORT_IMAGE

Info

User ${UserName} importing image ${RepoImageName} to domain ${StorageDomainName}.

2028

USER_IMPORT_IMAGE_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${UserName} successfully imported image ${RepoImageName} to domain ${StorageDomainName}.

2029

USER_IMPORT_IMAGE_FINISHED_FAILURE

Error

User ${UserName} failed to import image ${RepoImageName} to domain ${StorageDomainName}.

2030

USER_EXPORT_IMAGE

Info

User ${UserName} exporting image ${RepoImageName} to domain ${DestinationStorageDomainName}.

2031

USER_EXPORT_IMAGE_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${UserName} successfully exported image ${RepoImageName} to domain ${DestinationStorageDomainName}.

2032

USER_EXPORT_IMAGE_FINISHED_FAILURE

Error

User ${UserName} failed to export image ${RepoImageName} to domain ${DestinationStorageDomainName}.

2033

HOT_SET_NUMBER_OF_CPUS

Info

Hotplug CPU: changed the number of CPUs on VM ${vmName} from ${previousNumberOfCpus} to ${numberOfCpus}

2034

FAILED_HOT_SET_NUMBER_OF_CPUS

Error

Failed to hot set number of CPUS to VM ${vmName}. Underlying error message: ${ErrorMessage}

2035

USER_ISCSI_BOND_HOST_RESTART_WARNING

Warning

The following Networks has been removed from the iSCSI bond ${IscsiBondName}: ${NetworkNames}. for those changes to take affect, the hosts must be moved to maintenance and activated again.

2036

ADD_DISK_INTERNAL

Info

Add-Disk operation of '${DiskAlias}' was initiated by the system.

2037

ADD_DISK_INTERNAL_FAILURE

Info

Add-Disk operation of '${DiskAlias}' failed to complete.

2038

USER_REMOVE_DISK_INITIATED

Info

Removal of Disk ${DiskAlias} from domain ${StorageDomainName} was initiated by ${UserName}.

2039

HOT_SET_MEMORY

Info

Hotset memory: changed the amount of memory on VM ${vmName} from ${previousMem} to ${newMem}

2040

FAILED_HOT_SET_MEMORY

Error

Failed to hot set memory to VM ${vmName}. Underlying error message: ${ErrorMessage}

2041

DISK_PREALLOCATION_FAILED

Error

``

2042

USER_FINISHED_REMOVE_DISK_ATTACHED_TO_VMS

Info

Disk ${DiskAlias} associated to the VMs ${VmNames} was successfully removed from domain ${StorageDomainName} (User ${UserName}).

2043

USER_FINISHED_REMOVE_DISK_ATTACHED_TO_VMS_NO_DOMAIN

Info

Disk ${DiskAlias} associated to the VMs ${VmNames} was successfully removed (User ${UserName}).

2044

USER_REMOVE_DISK_ATTACHED_TO_VMS_INITIATED

Info

Removal of Disk ${DiskAlias} associated to the VMs ${VmNames} from domain ${StorageDomainName} was initiated by ${UserName}.

2045

USER_COPY_IMAGE_GROUP_FAILED_TO_DELETE_DST_IMAGE

Warning

Possible failure while clearing possible leftovers of ${DiskAlias} from the target Storage Domain ${StorageDomainName} after the operation failed. The Storage Domain may be manually cleaned-up from possible leftovers (User:${UserName}).

2046

MEMORY_HOT_UNPLUG_SUCCESSFULLY_REQUESTED

Info

Hot unplug of memory device (${deviceId}) of size ${memoryDeviceSizeMb}MB was successfully requested on VM '${vmName}'. Physical memory guaranteed updated from ${oldMinMemoryMb}MB to ${newMinMemoryMb}MB}.

2047

MEMORY_HOT_UNPLUG_FAILED

Error

Failed to hot unplug memory device (${deviceId}) of size ${memoryDeviceSizeMb}MiB out of VM '${vmName}': ${errorMessage}

2048

FAILED_HOT_SET_MEMORY_NOT_DIVIDABLE

Error

Failed to hot plug memory to VM ${vmName}. Amount of added memory (${memoryAdded}MiB) is not dividable by ${requiredFactor}MiB.

2049

MEMORY_HOT_UNPLUG_SUCCESSFULLY_REQUESTED_PLUS_MEMORY_INFO

Info

Hot unplug of memory device (${deviceId}) of size ${memoryDeviceSizeMb}MiB was successfully requested on VM '${vmName}'. Defined Memory updated from ${oldMemoryMb}MiB to ${newMemoryMb}MiB. Physical memory guaranteed updated from ${oldMinMemoryMb}MiB to ${newMinMemoryMb}MiB.

2050

NO_MEMORY_DEVICE_TO_HOT_UNPLUG

Info

Defined memory can’t be decreased. There are no hot plugged memory devices on VM ${vmName}.

2051

NO_SUITABLE_MEMORY_DEVICE_TO_HOT_UNPLUG

Info

There is no memory device to hot unplug to satisfy request to decrement memory from ${oldMemoryMb}MiB to ${newMemoryMB}MiB on VM ${vmName}. Available memory devices (decremented memory sizes): ${memoryHotUnplugOptions}.

3000

USER_ADD_QUOTA

Info

Quota ${QuotaName} has been added by ${UserName}.

3001

USER_FAILED_ADD_QUOTA

Error

Failed to add Quota ${QuotaName}. The operation was initiated by ${UserName}.

3002

USER_UPDATE_QUOTA

Info

Quota ${QuotaName} has been updated by ${UserName}.

3003

USER_FAILED_UPDATE_QUOTA

Error

Failed to update Quota ${QuotaName}. The operation was initiated by ${UserName}..

3004

USER_DELETE_QUOTA

Info

Quota ${QuotaName} has been deleted by ${UserName}.

3005

USER_FAILED_DELETE_QUOTA

Error

Failed to delete Quota ${QuotaName}. The operation was initiated by ${UserName}..

3006

USER_EXCEEDED_QUOTA_CLUSTER_GRACE_LIMIT

Error

Cluster-Quota ${QuotaName} limit exceeded and operation was blocked. Utilization: ${Utilization}, Requested: ${Requested} - Please select a different quota or contact your administrator to extend the quota.

3007

USER_EXCEEDED_QUOTA_CLUSTER_LIMIT

Warning

Cluster-Quota ${QuotaName} limit exceeded and entered the grace zone. Utilization: ${Utilization} (It is advised to select a different quota or contact your administrator to extend the quota).

3008

USER_EXCEEDED_QUOTA_CLUSTER_THRESHOLD

Warning

Cluster-Quota ${QuotaName} is about to exceed. Utilization: ${Utilization}

3009

USER_EXCEEDED_QUOTA_STORAGE_GRACE_LIMIT

Error

Storage-Quota ${QuotaName} limit exceeded and operation was blocked. Utilization(used/requested): ${CurrentStorage}%/${Requested}% - Please select a different quota or contact your administrator to extend the quota.

3010

USER_EXCEEDED_QUOTA_STORAGE_LIMIT

Warning

Storage-Quota ${QuotaName} limit exceeded and entered the grace zone. Utilization: ${CurrentStorage}% (It is advised to select a different quota or contact your administrator to extend the quota).

3011

USER_EXCEEDED_QUOTA_STORAGE_THRESHOLD

Warning

Storage-Quota ${QuotaName} is about to exceed. Utilization: ${CurrentStorage}%

3012

QUOTA_STORAGE_RESIZE_LOWER_THEN_CONSUMPTION

Warning

Storage-Quota ${QuotaName}: the new size set for this quota is less than current disk utilization.

3013

MISSING_QUOTA_STORAGE_PARAMETERS_PERMISSIVE_MODE

Warning

Missing Quota for Disk, proceeding since in Permissive (Audit) mode.

3014

MISSING_QUOTA_CLUSTER_PARAMETERS_PERMISSIVE_MODE

Warning

Missing Quota for VM ${VmName}, proceeding since in Permissive (Audit) mode.

3015

USER_EXCEEDED_QUOTA_CLUSTER_GRACE_LIMIT_PERMISSIVE_MODE

Warning

Cluster-Quota ${QuotaName} limit exceeded, proceeding since in Permissive (Audit) mode. Utilization: ${Utilization}, Requested: ${Requested} - Please select a different quota or contact your administrator to extend the quota.

3016

USER_EXCEEDED_QUOTA_STORAGE_GRACE_LIMIT_PERMISSIVE_MODE

Warning

Storage-Quota ${QuotaName} limit exceeded, proceeding since in Permissive (Audit) mode. Utilization(used/requested): ${CurrentStorage}%/${Requested}% - Please select a different quota or contact your administrator to extend the quota.

3017

USER_IMPORT_IMAGE_AS_TEMPLATE

Info

User ${UserName} importing image ${RepoImageName} as template ${TemplateName} to domain ${StorageDomainName}.

3018

USER_IMPORT_IMAGE_AS_TEMPLATE_FINISHED_SUCCESS

Info

User ${UserName} successfully imported image ${RepoImageName} as template ${TemplateName} to domain ${StorageDomainName}.

3019

USER_IMPORT_IMAGE_AS_TEMPLATE_FINISHED_FAILURE

Error

User ${UserName} failed to import image ${RepoImageName} as template ${TemplateName} to domain ${StorageDomainName}.

4000

GLUSTER_VOLUME_CREATE

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} created on cluster ${clusterName}.

4001

GLUSTER_VOLUME_CREATE_FAILED

Error

Creation of Gluster Volume ${glusterVolumeName} failed on cluster ${clusterName}.

4002

GLUSTER_VOLUME_OPTION_ADDED

Info

Volume Option ${Key}

4003

GLUSTER_VOLUME_OPTION_SET_FAILED

Error

Volume Option ${Key}

4004

GLUSTER_VOLUME_START

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName} started.

4005

GLUSTER_VOLUME_START_FAILED

Error

Could not start Gluster Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4006

GLUSTER_VOLUME_STOP

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} stopped on cluster ${clusterName}.

4007

GLUSTER_VOLUME_STOP_FAILED

Error

Could not stop Gluster Volume ${glusterVolumeName} on cluster ${clusterName}.

4008

GLUSTER_VOLUME_OPTIONS_RESET

Info

Volume Option ${Key}

4009

GLUSTER_VOLUME_OPTIONS_RESET_FAILED

Error

Could not reset Gluster Volume ${glusterVolumeName} Options on cluster ${clusterName}.

4010

GLUSTER_VOLUME_DELETE

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} deleted on cluster ${clusterName}.

4011

GLUSTER_VOLUME_DELETE_FAILED

Error

Could not delete Gluster Volume ${glusterVolumeName} on cluster ${clusterName}.

4012

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_START

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} rebalance started on cluster ${clusterName}.

4013

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_START_FAILED

Error

Could not start Gluster Volume ${glusterVolumeName} rebalance on cluster ${clusterName}.

4014

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS

Info

Bricks removed from Gluster Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4015

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS_FAILED

Error

Could not remove bricks from Gluster Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4016

GLUSTER_VOLUME_REPLACE_BRICK_FAILED

Error

Replace Gluster Volume ${glusterVolumeName} Brick failed on cluster ${clusterName}

4017

GLUSTER_VOLUME_REPLACE_BRICK_START

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} Replace Brick started on cluster ${clusterName}.

4018

GLUSTER_VOLUME_REPLACE_BRICK_START_FAILED

Error

Could not start Gluster Volume ${glusterVolumeName} Replace Brick on cluster ${clusterName}.

4019

GLUSTER_VOLUME_ADD_BRICK

Info

${NoOfBricks} brick(s) added to volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4020

GLUSTER_VOLUME_ADD_BRICK_FAILED

Error

Failed to add bricks to the Gluster Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4021

GLUSTER_SERVER_REMOVE_FAILED

Error

Failed to remove host ${VdsName} from Cluster ${ClusterName}.

4022

GLUSTER_VOLUME_PROFILE_START

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} profiling started on cluster ${clusterName}.

4023

GLUSTER_VOLUME_PROFILE_START_FAILED

Error

Could not start profiling on gluster volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4024

GLUSTER_VOLUME_PROFILE_STOP

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} profiling stopped on cluster ${clusterName}.

4025

GLUSTER_VOLUME_PROFILE_STOP_FAILED

Error

Could not stop Profiling on gluster volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4026

GLUSTER_VOLUME_CREATED_FROM_CLI

Warning

Detected new volume ${glusterVolumeName} on cluster ${ClusterName}, and added it to engine DB.

4027

GLUSTER_VOLUME_DELETED_FROM_CLI

Info

Detected deletion of volume ${glusterVolumeName} on cluster ${ClusterName}, and deleted it from engine DB.

4028

GLUSTER_VOLUME_OPTION_SET_FROM_CLI

Warning

Detected new option ${key}

4029

GLUSTER_VOLUME_OPTION_RESET_FROM_CLI

Warning

Detected option ${key}

4030

GLUSTER_VOLUME_PROPERTIES_CHANGED_FROM_CLI

Warning

Detected changes in properties of volume ${glusterVolumeName} of cluster ${ClusterName}, and updated the same in engine DB.

4031

GLUSTER_VOLUME_BRICK_ADDED_FROM_CLI

Warning

Detected new brick ${brick} on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${ClusterName}, and added it to engine DB.

4032

GLUSTER_VOLUME_BRICK_REMOVED_FROM_CLI

Info

Detected brick ${brick} removed from Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${ClusterName}, and removed it from engine DB.

4033

GLUSTER_SERVER_REMOVED_FROM_CLI

Info

Detected server ${VdsName} removed from Cluster ${ClusterName}, and removed it from engine DB.

4034

GLUSTER_VOLUME_INFO_FAILED

Error

Failed to fetch gluster volume list from server ${VdsName}.

4035

GLUSTER_COMMAND_FAILED

Error

Gluster command [${Command}] failed on server ${Server}.

4038

GLUSTER_SERVER_REMOVE

Info

Host ${VdsName} removed from Cluster ${ClusterName}.

4039

GLUSTER_VOLUME_STARTED_FROM_CLI

Warning

Detected that Volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} was started, and updated engine DB with it’s new status.

4040

GLUSTER_VOLUME_STOPPED_FROM_CLI

Warning

Detected that Volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} was stopped, and updated engine DB with it’s new status.

4041

GLUSTER_VOLUME_OPTION_CHANGED_FROM_CLI

Info

Detected change in value of option ${key} from ${oldValue} to ${newValue} on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${ClusterName}, and updated it to engine DB.

4042

GLUSTER_HOOK_ENABLE

Info

Gluster Hook ${GlusterHookName} enabled on cluster ${ClusterName}.

4043

GLUSTER_HOOK_ENABLE_FAILED

Error

Failed to enable Gluster Hook ${GlusterHookName} on cluster ${ClusterName}. ${FailureMessage}

4044

GLUSTER_HOOK_ENABLE_PARTIAL

Warning

Gluster Hook ${GlusterHookName} enabled on some of the servers on cluster ${ClusterName}. ${FailureMessage}

4045

GLUSTER_HOOK_DISABLE

Info

Gluster Hook ${GlusterHookName} disabled on cluster ${ClusterName}.

4046

GLUSTER_HOOK_DISABLE_FAILED

Error

Failed to disable Gluster Hook ${GlusterHookName} on cluster ${ClusterName}. ${FailureMessage}

4047

GLUSTER_HOOK_DISABLE_PARTIAL

Warning

Gluster Hook ${GlusterHookName} disabled on some of the servers on cluster ${ClusterName}. ${FailureMessage}

4048

GLUSTER_HOOK_LIST_FAILED

Error

Failed to retrieve hook list from ${VdsName} of Cluster ${ClusterName}.

4049

GLUSTER_HOOK_CONFLICT_DETECTED

Warning

Detected conflict in hook ${HookName} of Cluster ${ClusterName}.

4050

GLUSTER_HOOK_DETECTED_NEW

Info

Detected new hook ${HookName} in Cluster ${ClusterName}.

4051

GLUSTER_HOOK_DETECTED_DELETE

Info

Detected removal of hook ${HookName} in Cluster ${ClusterName}.

4052

GLUSTER_VOLUME_OPTION_MODIFIED

Info

Volume Option ${Key} changed to ${Value} from ${oldvalue} on ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4053

GLUSTER_HOOK_GETCONTENT_FAILED

Error

Failed to read content of hook ${HookName} in Cluster ${ClusterName}.

4054

GLUSTER_SERVICES_LIST_FAILED

Error

Could not fetch statuses of services from server ${VdsName}. Updating statuses of all services on this server to UNKNOWN.

4055

GLUSTER_SERVICE_TYPE_ADDED_TO_CLUSTER

Info

Service type ${ServiceType} was not mapped to cluster ${ClusterName}. Mapped it now.

4056

GLUSTER_CLUSTER_SERVICE_STATUS_CHANGED

Info

Status of service type ${ServiceType} changed from ${OldStatus} to ${NewStatus} on cluster ${ClusterName}

4057

GLUSTER_SERVICE_ADDED_TO_SERVER

Info

Service ${ServiceName} was not mapped to server ${VdsName}. Mapped it now.

4058

GLUSTER_SERVER_SERVICE_STATUS_CHANGED

Info

Status of service ${ServiceName} on server ${VdsName} changed from ${OldStatus} to ${NewStatus}. Updating in engine now.

4059

GLUSTER_HOOK_UPDATED

Info

Gluster Hook ${GlusterHookName} updated on conflicting servers.

4060

GLUSTER_HOOK_UPDATE_FAILED

Error

Failed to update Gluster Hook ${GlusterHookName} on conflicting servers. ${FailureMessage}

4061

GLUSTER_HOOK_ADDED

Info

Gluster Hook ${GlusterHookName} added on conflicting servers.

4062

GLUSTER_HOOK_ADD_FAILED

Error

Failed to add Gluster Hook ${GlusterHookName} on conflicting servers. ${FailureMessage}

4063

GLUSTER_HOOK_REMOVED

Info

Gluster Hook ${GlusterHookName} removed from all servers in cluster ${ClusterName}.

4064

GLUSTER_HOOK_REMOVE_FAILED

Error

Failed to remove Gluster Hook ${GlusterHookName} from cluster ${ClusterName}. ${FailureMessage}

4065

GLUSTER_HOOK_REFRESH

Info

Refreshed gluster hooks in Cluster ${ClusterName}.

4066

GLUSTER_HOOK_REFRESH_FAILED

Error

Failed to refresh gluster hooks in Cluster ${ClusterName}.

4067

GLUSTER_SERVICE_STARTED

Info

${servicetype} service started on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4068

GLUSTER_SERVICE_START_FAILED

Error

Could not start ${servicetype} service on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4069

GLUSTER_SERVICE_STOPPED

Info

${servicetype} services stopped on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4070

GLUSTER_SERVICE_STOP_FAILED

Error

Could not stop ${servicetype} service on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4071

GLUSTER_SERVICES_LIST_NOT_FETCHED

Info

Could not fetch list of services from ${ServiceGroupType} named ${ServiceGroupName}.

4072

GLUSTER_SERVICE_RESTARTED

Info

${servicetype} service re-started on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4073

GLUSTER_SERVICE_RESTART_FAILED

Error

Could not re-start ${servicetype} service on host ${VdsName} of cluster ${ClusterName}.

4074

GLUSTER_VOLUME_OPTIONS_RESET_ALL

Info

All Volume Options reset on ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4075

GLUSTER_HOST_UUID_NOT_FOUND

Error

Could not find gluster uuid of server ${VdsName} on Cluster ${ClusterName}.

4076

GLUSTER_VOLUME_BRICK_ADDED

Info

Brick [${brickpath}] on host [${servername}] added to volume [${glusterVolumeName}] of cluster ${clusterName}

4077

GLUSTER_CLUSTER_SERVICE_STATUS_ADDED

Info

Status of service type ${ServiceType} set to ${NewStatus} on cluster ${ClusterName}

4078

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_STOP

Info

Gluster Volume ${glusterVolumeName} rebalance stopped of cluster ${clusterName}.

4079

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_STOP_FAILED

Error

Could not stop rebalance of gluster volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4080

START_REMOVING_GLUSTER_VOLUME_BRICKS

Info

Started removing bricks from Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4081

START_REMOVING_GLUSTER_VOLUME_BRICKS_FAILED

Error

Could not start remove bricks from Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4082

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS_STOP

Info

Stopped removing bricks from Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4083

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS_STOP_FAILED

Error

Failed to stop remove bricks from Volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4084

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS_COMMIT

Info

Gluster volume ${glusterVolumeName} remove bricks committed on cluster ${clusterName}. ${NoOfBricks} brick(s) removed from volume ${glusterVolumeName}.

4085

GLUSTER_VOLUME_REMOVE_BRICKS_COMMIT_FAILED

Error

Gluster volume ${glusterVolumeName} remove bricks could not be commited on cluster ${clusterName}

4086

GLUSTER_BRICK_STATUS_CHANGED

Warning

Detected change in status of brick ${brickpath} of volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName} from ${oldValue} to ${newValue} via ${source}.

4087

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_FINISHED

Info

${action} ${status} on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4088

GLUSTER_VOLUME_MIGRATE_BRICK_DATA_FINISHED

Info

${action} ${status} for brick(s) on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}. Please review to abort or commit.

4089

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_START_DETECTED_FROM_CLI

Info

Detected start of rebalance on volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} from CLI.

4090

START_REMOVING_GLUSTER_VOLUME_BRICKS_DETECTED_FROM_CLI

Info

Detected start of brick removal for bricks ${brick} on volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} from CLI.

4091

GLUSTER_VOLUME_REBALANCE_NOT_FOUND_FROM_CLI

Warning

Could not find information for rebalance on volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} from CLI. Marking it as unknown.

4092

REMOVE_GLUSTER_VOLUME_BRICKS_NOT_FOUND_FROM_CLI

Warning

Could not find information for remove brick on volume ${glusterVolumeName} of Cluster ${ClusterName} from CLI. Marking it as unknown.

4093

GLUSTER_VOLUME_DETAILS_REFRESH

Info

Refreshed details of the volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4094

GLUSTER_VOLUME_DETAILS_REFRESH_FAILED

Error

Failed to refresh the details of volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4095

GLUSTER_HOST_UUID_ALREADY_EXISTS

Error

Gluster UUID of host ${VdsName} on Cluster ${ClusterName} already exists.

4096

USER_FORCE_SELECTED_SPM_STOP_FAILED

Error

Failed to force select ${VdsName} as the SPM due to a failure to stop the current SPM.

4097

GLUSTER_GEOREP_SESSION_DELETED_FROM_CLI

Warning

Detected deletion of geo-replication session ${geoRepSessionKey} from volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4098

GLUSTER_GEOREP_SESSION_DETECTED_FROM_CLI

Warning

Detected new geo-replication session ${geoRepSessionKey} for volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}. Adding it to engine.

4099

GLUSTER_GEOREP_SESSION_REFRESH

Info

Refreshed geo-replication sessions for volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4100

GLUSTER_GEOREP_SESSION_REFRESH_FAILED

Error

Failed to refresh geo-replication sessions for volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}.

4101

GEOREP_SESSION_STOP

Info

Geo-replication session on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName} has been stopped.

4102

GEOREP_SESSION_STOP_FAILED

Error

Failed to stop geo-replication session on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4103

GEOREP_SESSION_DELETED

Info

Geo-replication session deleted on volume ${glusterVolumeName} of cluster ${clusterName}

4104