6.6.13. メッセージリスナー
					メッセージリスナーは、SB 対応メッセージの受信に必要な通信エンドポイントをカプセル化します。リスナーはサービスによって定義され、そのロールはキューを監視します。これらのキューに到着すると、メッセージを受信します。リスナーがメッセージを受信すると、ESB サーバーはアクション定義で指定された適切なアクションクラスを呼び出します。このクラスのメソッドはメッセージを処理します。つまり、リスナーは受信ルーターとして機能し、メッセージをアクションパイプラインに送信します。パイプラインのアクションによってメッセージが変更されると、リスナーは結果を replyTo エンドポイントに送信します。
				
					リスナーのさまざまなパラメーターを設定できます。たとえば、アクティブなワーカースレッドの数を設定できます。
				
					リスナーには、ESB 対応リスナーとゲートウェイリスナーの 2 種類があります。ゲートウェイリスナーは、さまざまな形式のデータ (ファイル内のオブジェクト、SQL テーブル、JMS メッセージなど) を受け入れるという点で、ESB 対応のリスナーとは異なります。次に、これらの形式から ESB メッセージング形式に変換します。対照的に、ESB 対応のリスナーは、
org.jboss.soa.esb.message.Message 形式のメッセージのみを受け入れることができます。各ゲートウェイリスナーには、対応する ESB リスナーが定義されている必要があります。
				
					ESB 対応のリスナーでは、RuntimeExceptions がロールバックをトリガーできます。対照的に、ゲートウェイリスナーでは、トランザクションは単純にメッセージを JBoss ESB に送信します。その後、メッセージは非同期的に処理されます。このようにして、メッセージの失敗はメッセージの受信から分離されます。