6.2. TPS 操作
明示的な操作
明示的な操作 はユーザーが呼び出す操作です。明示的な操作には、enroll
(op.enroll.*
)、format
(op.format.*
)、および pinReset
(op.pinReset.*
) が含まれます。
暗黙的な操作
暗黙的な操作 は、明示的な操作が処理されるときにトークンのポリシーまたはステータスが原因で発生する操作です。暗黙的な操作には、keyGen
(op.enroll.userKey.keyGen.*
)、renewal
(op.enroll.userKey.renewal.*
)、update.applet
(op.enroll.userKey.update.applet.*
)、キー更新 (op.enroll.userKey.update.symmetricKeys.*
) が含まれます。
暗黙的な操作の一部は、キーのタイプごとに制御されます。これには、
recovery
、serverKeygen
、および revocation
が含まれます。
次の TPS プロファイルの例では、サーバー側で生成されるユーザーキーを指定しています。
op.enroll.userKey.keyGen.encryption.serverKeygen.archive=true op.enroll.userKey.keyGen.encryption.serverKeygen.drm.conn=kra1 op.enroll.userKey.keyGen.encryption.serverKeygen.enable=true
さらに、次の例は、状態遷移中、キーが侵害されたトークンが失効理由
1
で認証を取り消す必要があることを TPS に通知します。
op.enroll.userKey.keyGen.encryption.recovery.keyCompromise.revokeCert=true op.enroll.userKey.keyGen.encryption.recovery.keyCompromise.revokeCert.reason=1
RFC 5280 に基づいて、失効可能な理由とそれらのコードは以下のように定義されます。
理由 | コード |
---|---|
指定なし | 0 |
keyCompromise | 1 |
CACompromise | 2 |
affiliationChanged | 3 |
superseded | 4 |
cessationOfOperation | 5 |
certificateHold | 6 |
removeFromCRL | 8 |
privilegeWithdrawn | 9 |
AACompromise | 10 |