第2章 ファイアウォールゾーンでの作業


ゾーンは、着信トラフィックをより透過的に管理する概念を表しています。ネットワークインターフェイスと送信元アドレスはゾーンに割り当てられます。各ゾーンは個別にファイアウォールルールを管理しますが、これにより、複雑なファイアウォール設定を定義してトラフィックに割り当てることができます。

2.1. デフォルトゾーンの変更

システム管理者は、設定ファイルのネットワークインターフェイスにゾーンを割り当てます。特定のゾーンに割り当てられないインターフェイスは、デフォルトゾーンに割り当てられます。firewalld サービスを再起動するたびに、firewalld は、デフォルトゾーンの設定を読み込み、それをアクティブにします。他のすべてのゾーンの設定は保存され、すぐに使用できます。

通常、ゾーンは NetworkManager により、NetworkManager 接続プロファイルの connection.zone 設定に従って、インターフェイスに割り当てられます。また、再起動後、NetworkManager はこれらのゾーンを "アクティブ化" するための割り当てを管理します。

前提条件

  • firewalld サービスが実行中である。

手順

  1. 現在のデフォルトゾーンを表示します。

    # firewall-cmd --get-default-zone
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. 新しいデフォルトゾーンを設定します。

    # firewall-cmd --set-default-zone <zone_name>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    注記

    この手順では、--permanent オプションを使用しなくても、設定は永続化します。

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