36.14. Ansible を使用して、IdM ユーザーが 2 つの証明書を使用して IdM クライアントにログインできるようにする


通常はパスワードを使用して IdM にログインする Identity Management (IdM) ユーザーが、スマートカードのみを使用して特定の IdM クライアントに認証されるようにする場合は、そのクライアントでそのユーザーの証明を要求する ID ビューを作成します。

この手順では、ansible-freeipa idoverrideuser モジュールを使用して以下を実行します。

  • idview_for_host01 という名前の ID ビューを host01 に適用します。
  • idview_for_host01 で、2 つの証明書を持つ idm_user のユーザー ID オーバーライドが存在することを確認します。

前提条件

  • 次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定している。

    • Ansible バージョン 2.15 以降を使用している。
    • freeipa.ansible_freeipa コレクションがインストールされている。
    • ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル が作成されている (この例の場合)。
    • secret.yml Ansible vault に ipaadmin_password が保存されており、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納しているファイルにアクセスできる (この例の場合)。
  • ターゲットノード (freeipa.ansible_freeipa モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。+
---
- name: Ensure both local user and IdM user have access to same files
  hosts: ipaserver
  become: false
  gather_facts: false

  tasks:
  - name: Ensure idview_for_host1 is applied to host01.idm.example.com
    ipaidview:
      ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
      name: *idview_for_host01*
      host: *host01.idm.example.com*

  - name: Ensure an IdM user is present in ID view with two certificates
    ipaidoverrideuser:
      ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
      idview: *idview_for_host01*
      anchor: *idm_user*
      certificate:
      - "{{ lookup('file', 'cert1.b64', rstrip=False) }}"
      - "{{ lookup('file', 'cert2.b64', rstrip=False) }}"
Copy to Clipboard Toggle word wrap

+ rstrip=False ディレクティブにより、検索されたファイルの末尾から空白が削除されるのを防ぎます。

+ .ファイルを保存します。

+ .Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。

+

$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory ensure-idmuser-present-in-idview-with-certificates.yml
Copy to Clipboard Toggle word wrap
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat