第4章 リソースの管理


ネットワーク優先度 cgroup リソースコントローラー

Red Hat Enterprise Linux 6.3 では、Network Priority (net_prio)リソースコントローラーが導入されています。これにより、さまざまな cgroups 内のアプリケーションの各ネットワークインターフェイスごとのネットワークトラフィックの優先度を動的に設定できます。詳細は、『リソース管理ガイド を参照してください』。

cgroups の OOM コントロールおよび通知 API

メモリーリソースコントローラーは、新規通知 API を使用する OOM (Out-of-Memory)通知機能を実装します。有効にすると( echo 1 > memory.oom_controlを実行して)、OOM が発生するとアプリケーションが eventfd 経由で通知されます。OOM 通知はルート cgroups では機能しないことに注意してください。

新しい numad パッケージ

numad パッケージは、NUMA 特性を監視する NUMA (Non-Uniform Memory Architecture)システムのデーモンを提供します。手動での静的 CPU ピニングとメモリー割り当ての代わりに、numad では動的な調整が行われ、メモリーレイテンシーを継続的に最小限に抑えることができます。このパッケージは、numad デーモンのクエリーを実行して、アプリケーションの最適な手動配置を行うために使用できるインターフェイスも提供します。numad パッケージはテクノロジープレビューとして導入されました。

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