5.7. 証明書プロファイルの設定パラメーター
証明書プロファイル設定パラメーターは、CA プロファイルディレクトリー /var/lib/pki/pki-tomcat/ca/profiles/ca
の profile_name ファイルに保存されます。プロファイルのパラメーター (defaults、inputs、outputs および constraints) はすべて、ポリシーセット 1 つで設定されます。証明書プロファイルのポリシーセットには policyset.policyName.policyNumber
という名前があります。たとえば、ポリシーセット serverCertSet
の場合、以下を実行します。
policyset.list=serverCertSet policyset.serverCertSet.list=1,2,3,4,5,6,7,8 policyset.serverCertSet.1.constraint.class_id=subjectNameConstraintImpl policyset.serverCertSet.1.constraint.name=Subject Name Constraint policyset.serverCertSet.1.constraint.params.pattern=CN=[^,]+,.+ policyset.serverCertSet.1.constraint.params.accept=true policyset.serverCertSet.1.default.class_id=subjectNameDefaultImpl policyset.serverCertSet.1.default.name=Subject Name Default policyset.serverCertSet.1.default.params.name=CN=$request.req_subject_name.cn$, OU=pki-ipa, O=IPA policyset.serverCertSet.2.constraint.class_id=validityConstraintImpl policyset.serverCertSet.2.constraint.name=Validity Constraint policyset.serverCertSet.2.constraint.params.range=740 policyset.serverCertSet.2.constraint.params.notBeforeCheck=false policyset.serverCertSet.2.constraint.params.notAfterCheck=false policyset.serverCertSet.2.default.class_id=validityDefaultImpl policyset.serverCertSet.2.default.name=Validity Default policyset.serverCertSet.2.default.params.range=731 policyset.serverCertSet.2.default.params.startTime=0
各ポリシーセットには、評価順で証明書プロファイルに設定されたポリシーのリスト (ポリシー ID 番号) が含まれます。サーバーは、受信するリクエストごとに各ポリシーセットを評価します。証明書要求を 1 つ受信すると、セット 1 つが評価され、その他のプロファイルセットは無視されます。デュアルキーペアが発行されると、最初の証明書要求に対して最初のポリシーセットが評価され、2 番目の証明書要求に対して 2 番目のセットが評価されます。デュアルキーペアを発行するときに、単一の証明書を発行する場合や 2 つ以上のセットを発行する場合は、複数のポリシーセットは必要ありません。
パラメーター | 説明 |
---|---|
desc |
end-entities ページに表示される証明書プロファイルの説明 (フリーテキスト)。例: |
enable |
プロファイルを有効にし、end-entities ページからアクセスできるようにします。例: |
auth.instance_id |
証明書要求の認証に使用する認証マネージャープラグインを設定します。自動登録では、認証に成功すると、CA は証明書をすぐに発行します。認証に失敗した場合や、認証プラグインが指定されていない場合には、エージェントにより手動で承認されるように、要求はキューに配置されます。例: |
authz.acl |
承認の制約を指定します。これは主に、グループ評価のアクセス制御リスト (ACL) を設定するために使用されます。たとえば、
ディレクトリーベースのユーザー証明書の更新では、このオプションを使用して、元の要求元と現在認証されているユーザーが同じであることを確認できます。エンティティーは、承認の評価前に認証を行う (バインドまたは基本的にはシステムにログイン) 必要があります。 |
name |
証明書プロファイルの名前。たとえば、 |
input.list |
証明書プロファイルが対応する入力を名前別に表示します。たとえば、 |
input.input_id.class_id |
入力 ID (input.list にリスト表示される入力の名前) 別に入力の java クラス名を示します。例: |
output.list |
証明書プロファイルの出力形式を名前別に表示します。例: |
output.output_id.class_id |
output.list に名前が付けられた出力形式の Java クラス名を指定します。例: |
policyset.list |
設定した証明書プロファイルルールをリスト表示します。デュアル証明書の場合には、1 セットのルールが署名鍵に、もう 1 つは暗号鍵に適用されます。単一の証明書は、証明書プロファイルルールのセットを 1 つだけ使用します。例: |
policyset.policyset_id.list |
評価順で証明書プロファイルに設定されたポリシーのリスト (ポリシー ID 番号) を表示します。例: |
policyset.policyset_id.policy_number.constraint.class_id | プロファイルルールにデフォルト設定された制約プラグインの java クラス名を指定します。例: policyset.serverCertSet.1.constraint.class_id=subjectNameConstraintImpl。 |
policyset.policyset_id.policy_number.constraint.name | 制約のユーザー定義の名前を指定します。例: policyset.serverCertSet.1.constraint.name=Subject Name Constraint |
policyset.policyset_id.policy_number.constraint.params.attribute | 制約で使用可能な属性値を指定します。設定可能な属性は、制約のタイプによって異なります。例: policyset.serverCertSet.1.constraint.params.pattern=CN=.* |
policyset.policyset_id.policy_number.default.class_id | プロファイルルールに、デフォルトセットの java クラス名を指定します。例: policyset.serverCertSet.1.default.class_id=userSubjectNameDefaultImpl |
policyset.policyset_id.policy_number.default.name | デフォルトのユーザー定義名を指定します。例: policyset.serverCertSet.1.default.name=Subject Name Default |
policyset.policyset_id.policy_number.default.params.attribute | デフォルトに使用可能な属性の値を指定します。設定可能な属性は、デフォルトのタイプによって異なります。例: policyset.serverCertSet.1.default.params.name=CN=(Name)$request.requestor_name$ |