4.4. RPM マクロ
rpm マクロ は、特定の組み込み機能が使用されている場合に、ステートメントのオプションの評価に基づいて、条件付きで割り当てられる直接的なテキスト置換です。したがって、RPM は、ユーザーに変わってテキストの置換を行うことができます。
たとえば、パッケージ化するソフトウェアの Version を %{version}
マクロで 1 回だけ定義し、このマクロを spec
ファイル全体で使用することができます。該当するすべてのテキストが、マクロで定義した Version に自動的に置き換えられます。
注記
見たことのないマクロが表示されている場合は、次のコマンドを使用してマクロを評価できます。
$ rpm --eval %{MACRO}
たとえば、%{_bindir}
マクロと %{_libexecdir}
マクロを評価するには、次のように入力します。
$ rpm --eval %{_bindir} /usr/bin $ rpm --eval %{_libexecdir} /usr/libexec
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