9.2. rpc.mountd サービスのセキュリティー保護


rpc.mountd デーモンは、NFS マウントプロトコルのサーバー側を実装します。NFS マウントプロトコルは、NFS バージョン 2 (RFC 1904) および NFS バージョン 3 (RFC 1813) で使用されます。

rpc.mountd サービスは、サーバーにファイアウォールルールを追加することでセキュリティー保護できます。すべてのネットワークへのアクセスを制限し、ファイアウォールルールを使用して特定の例外を定義できます。

前提条件

  • rpc.mountd パッケージがインストールされている。
  • Firewalld パッケージがインストールされ、サービスが実行されている。

手順

  1. 以下のように、サーバーにファイアウォールルールを追加します。

    • 192.168.0.0/24 ホストからの mountd 接続を許可します。

      # firewall-cmd --add-rich-rule 'rule family="ipv4" service name="mountd" source address="192.168.0.0/24" invert="True" drop'
    • ローカルホストからの mountd 接続を受け入れます。

      # firewall-cmd --permanent --add-rich-rule 'rule family="ipv4" source address="127.0.0.1" service name="mountd" accept'

      ファイアウォール設定を永続化するには、ファイアウォールルールを追加するときに --permanent オプションを使用します。

  2. ファイアウォールをリロードして、新しいルールを適用します。

    # firewall-cmd --reload

検証

  • ファイアウォールルールをリストします。

    # firewall-cmd --list-rich-rule
    rule family="ipv4" service name="mountd" source address="192.168.0.0/24" invert="True" drop
    rule family="ipv4" source address="127.0.0.1" service name="mountd" accept
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