3.2. リリースノート


この項では、Red Hat Satellite の注目すべき変更点や推奨プラクティスなどの今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。
BZ#1348135
Satellite 6.2 のアップグレード中に、ホストユニフィケーション機能の一部として、同じ名前のホストとコンテンツホストが異なる組織内で見つかった場合に、コンテンツホストは登録解除されます。これにより、コンテンツは Satellite から削除されます。結果的に、コンテンツホストがアップグレードプロセスで登録解除されると、コンテンツホストは Red Hat Subscription Manager (RHSM) 経由で Satellite と引き続き対話しようとすることがあるため、エラーが /var/log/foreman/production.log に記録されることがあります。

エラーには、以下のようなものがあります。

2016-06-20 04:02:30 [app] [E] RestClient::Unauthorized: Katello::Resources::Candlepin::Consumer: 401 Unauthorized {"displayMessage":"Invalid oauth unit or secret","requestUuid":"56562131-15b1-482b-86c3-a74da4b19491"} (GET /candlepin/consumers/c1d5c956-b9c5-4088-914b-fd5e0e828c32)

2016-06-20 04:22:23 [app] [E] RestClient::Gone: Katello::Resources::Candlepin::Consumer: 410 Gone {"displayMessage":"Unit c1d5c956-b9c5-4088-914b-fd5e0e828c32 has been deleted","requestUuid":"4d433cb8-e94a-49dc-9d2f-eebdc7066e55","deletedId":"c1d5c956-b9c5-4088-914b-fd5e0e828c32"} 

回避策

Satellite 6.2 のアップグレードを実行する前に、ユーザーは Satellite 6.1 Server でアップグレード前スクリプトを実行して、登録解除されるコンテンツホストの概要を取得します。スクリプトは以下のように実行できます。

foreman-rake katello:upgrade_check

アップグレードの前に、ユーザーはホストとコンテンツホストを更新して、それらが正しい組織に属するようにします。これがアップグレード前に行われない場合、ユーザーはアップグレードの完了後に Red Hat サブスクリプションマネージャーのコマンドラインツールを使用してこれらの各コンテンツホストを登録解除する必要があります。
BZ#1357158
Satellite 6.2 では、Docker のサポートが Docker v1 から v2 にアップグレードされました。この変更により、Docker のデータモデルは大幅に変更され、Docker イメージのサポートから Docker Manifests のサポートに移行しました。この重大な変更のため、すべての既存の Docker v1 リポジトリーは、アップグレード中に Satellite から削除されます。
BZ#1344215
Satellite 6.2 のアップグレード中に、ホストユニフィケーション機能の一部として、同じ名前のホストとコンテンツホストが異なる組織内で見つかった場合に、コンテンツホストは登録解除されます。これにより、コンテンツは Satellite から削除されます。結果的に、コンテンツホストがアップグレードプロセスで登録解除されると、コンテンツホストはエージェント経由で Satellite と引き続き対話しようとすることがあるため、エラーが /var/log/messages に記録されることがあります。

エラーには、以下のようなものがあります。

[Protocol] error Error on attach: Node not found: pulp.agent.737d5dde-2ec8-4b21-9933-3e7fa45cbf77 

回避策

Satellite 6.2 のアップグレードを実行する前に、ユーザーは Satellite 6.1 Server でアップグレード前スクリプトを実行して、登録解除されるコンテンツホストの概要を取得します。スクリプトは以下のように実行できます。

foreman-rake katello:upgrade_check

アップグレードの前に、ユーザーはホストとコンテンツホストを更新して、それらが正しい組織に属するようにします。これがアップグレード前に行われない場合、ユーザーはアップグレードの完了後に Red Hat サブスクリプションマネージャーのコマンドラインツールを使用してこれらの各コンテンツホストを登録解除する必要があります。
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