1.3. Builds 1.5 のリリースノート


Builds 1.5 は、OpenShift Container Platform 4.16、4.17、4.18、4.19 で利用できるようになりました。

1.3.1. 新機能

以下のセクションでは、Builds 1.5 の主な新機能を説明します。

  • この更新により、Builds for Red Hat OpenShift は Shipwright v0.16 コンポーネントをデプロイします。
  • この更新により、shp CLI でオプションの .spec.nodeSelector 値を使用して、ビルド実行 Pod を実行するノードを指定できるようになりました。
  • この更新により、shp CLI でオプションの --scheduler-name フラグを使用して、ビルド実行 Pod のスケジューリングに使用するスケジューラーを指定できるようになりました。
  • この更新により、Builds で次の 2 つの buildpacks ClusterBuildStrategy オプションが利用できるようになりました。

    • buildpacks ストラテジー
    • buildpacks-extender ストラテジー

      注記

      buildpacks-extender ストラテジーは、実験的な buildpacks extender ライフサイクルフェーズと互換性があります。このストラテジーは、たとえば Node.js をベースにするビルドに使用できます。ただし、extender フェーズでは、Quarkus やその他の Java ベースのビルドはサポートされません。このようなビルドの場合は、代わりに buildpacks ストラテジーを使用します。

      これらのストラテジーにより、新しい機能が導入され、Cloud Native Buildpacks (CNB) 0.12 仕様への準拠が強化されるほか、ClusterBuildStrategy buildpacks の全体的な安定性と使いやすさが向上します。

      重要

      Buildpacks はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行い、フィードバックを提供していただくことを目的としています。

      Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

  • この更新では、Git 履歴の深さを指定するための source.git.depth パラメーターが Build リソースに追加されました。デフォルト値は 1 です。この場合、履歴は複製されません。この方法は、Git リポジトリーを複製する最も速い方法であり、ビルドロジックが Git 履歴に依存しないすべてのケースに適しています。

    1 より大きい値を指定すると、指定の深さでクローンが作成されます。完全な Git 履歴クローンの場合は、depth を 0 に設定します。

    注記

    コミット SHA をリビジョンとして指定すると、このコミットがチェックアウトされる前に履歴がすべて常にクローンされます。

1.3.2. 修正された問題

次のリストは、Builds 1.5 で修正された問題を示しています。

  • この更新前は、ビルドコントローラーには CustomResourceDefinitions を変更する権限がありました。そのため、コントローラーに過剰な権限が付与され、軽微なセキュリティーリスクが発生しました。この更新により、問題が修正されました。この更新前は、Builds for Red Hat OpenShift Operator が ShipwrightBuild または SharedResource オブジェクトのリコンサイルに失敗しても、ビルドコントローラーのステータス更新が成功すると、コントローラーがリコンシリエーションのキューに再追加されませんでした。この更新により、問題が解決され、失敗後にコントローラーがリコンシリエーションのキューに正しく再追加されるようになりました。

1.3.3. 非推奨の機能

次のセクションでは、Builds 1.5 で廃止された機能を説明します。

  • この更新により、次のチャネルが非推奨になります。

    • builds-1.3

代わりに、builds-1.5 チャネルを使用してください。

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