2.3. Buildpacks
buildpacks
クラスタービルドストラテジーは、Dockerfile
を必要とせずに、Cloud Native Buildpacks (CNB) を使用してソースコードからコンテナーイメージをビルドしてプッシュします。設定の詳細は、Build
リソースのパラメーターにより提供されます。
buildpacks-extender
クラスタービルドストラテジーは、buildpacks
ストラテジーによって提供されるすべての機能に加えて、CNB のイメージ拡張機能をサポートしています。buildpacks-extender
を使用すると、ビルダーを変更したり、Dockerfile
を使用してイメージを実行したりできます。これは、システム依存関係をインストールしたり、標準の Buildpacks では処理できないセキュリティー設定を適用したりするのに役立ちます。Dockerfile
は拡張をサポートしている Buildpack によって提供されます。extender を使用するには、Build
リソースで cnb-extender-kind
パラメーターを設定します。
buildpacks
クラスタービルドストラテジーは、Quarkus および Go ベースのアプリケーションをサポートしています。一方、buildpacks-extender
クラスタービルドストラテジーは、Node.js および Python ベースのアプリケーションをサポートしています。
buildpacks
ストラテジーには次のパラメーターを設定できます。
名前 | 型 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|---|
| string | サポートされているプラットフォーム API バージョン | "0.12" |
| string | buildpacks を含むビルダーイメージ | "" |
| string | ライフサイクルフェーズの実行中に使用するイメージ | "buildpacksio/lifecycle:0.20.8" |
| string | ロギングレベル | "debug" |
| string | 使用する実行イメージへの参照 | "" |
| string | 永続的なアプリケーションキャッシュイメージの名前 | "" |
| string | ビルドするソースが配置されているソース入力内のサブパス | "" |
| array | ビルド時に設定する環境変数 | [] |
| string | プラットフォームディレクトリーの名前 | "empty-dir" |
| string | ビルダーイメージユーザーのユーザー ID | "1001" |
| string | ビルダーイメージユーザーのグループ ID | "1001" |
| string | ユーザーのホームディレクトリーへの絶対パス | "/tekton/home" |
| string | キャッシュの永続ボリューム要求の名前 | "ws-pvc" |
| string |
拡張するイメージの種類 ( | "" |
| string | 拡張されるレイヤーのディレクトリー。エクスポーターに -extended フラグとして渡されます。 | "/layers/extended" |