第2章 ビルドストラテジー
OpenShift Container Platform クラスターでは、厳選されたビルドストラテジーセットまたはクラスタービルドストラテジーを使用できます。Builds for Red Hat OpenShift は、使用するこれらのストラテジーを自動的にインストールします。このストラテジーの自動インストールにより、ビルドをすぐに開始できます。
ビルドは、以下のクラスタービルドストラテジーをサポートします。
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buildah: すべてのプラットフォームでサポートされています。 -
source-to-image: Linux/amd64 プラットフォームでサポートされています。 -
buildpacks: すべてのプラットフォームでサポートされています。 -
buildpacks-extender: すべてのプラットフォームでサポートされています。
2.1. Buildah リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
buildah クラスターのビルドストラテジーは、Dockerfile を使用してコンテナーイメージをビルドし、それをターゲットレジストリーにプッシュします。Build CR の spec.paramValues フィールドに Dockerfile を指定する必要があります。
Builds for Red Hat OpenShift Operator は buildah ストラテジーをクラスターレベルでインストールするため、クラスター内の異なる名前空間間で buildah ストラテジーを共有できます。
buildah ストラテジーに対して次のパラメーターを設定できます。
| 名前 | 型 | 説明 | デフォルト |
|---|---|---|---|
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| array | ビルド中に使用される Dockerfile で必要な引数のキーと値のペア | [] |
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| array | ブロックする必要があるレジストリーのリスト | [] |
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| array | セキュアでないレジストリーとその完全修飾ドメイン名 (FQDN) のリスト | [] |
|
| array | 短縮名のイメージを検索するためのレジストリーのリスト | ["registry.redhat.io", "quay.io"] |
|
| string | ビルド中に使用される Dockerfile のパス | "Dockerfile" |
|
| string |
| "vfs" |
|
| string | ビルドするターゲットステージを設定します。 | "" |
詳細は、ビルドストラテジーの設定 を参照してください。