第11章 ビジネスカレンダー
この章では、タスクとタイマーの期日を計算するために使用する Business Process Manager のカレンダー機能について説明します。
これは、基準日に期間を加算または減算することによって行われます。(基準日を省略した場合、デフォルトで現在の日付が使用されます。)
11.1. 期日 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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期日は、期間と基準日で構成されます。使用する式は次のとおりです。
duedate ::= [<basedate> +/-] <duration>
11.1.1. 期間 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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期間は、次の式を使用して、絶対時間または営業時間で指定されます。
duration ::= <quantity> [business] <unit>
上記の計算の
<quantity>
は、Double.parseDouble (quantity) で解析可能なテキストである必要があります。<unit>
は、秒、分、時、日、週、月、年のいずれかになります。オプションの business
フラグを追加すると、当該の期間で営業時間のみが考慮されます。(これがない場合、期間は絶対時間として解釈されます。)
11.1.2. 基準日 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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基準日は次のように計算されます。
basedate ::= <EL>
上記の式の
<EL>
は、Java Date
または Calendar
オブジェクトに解決される任意の Java Expression Language 式にすることができます。
警告
他のオブジェクトタイプの変数を参照しないでください。
JbpmException
エラーが発生します。
基準日は、単純なタイマーの duedate 属性、タスクリマインダー、タスク内のタイマーなど、多くの場所でサポートされています。しかし、これらの要素の repeat 属性ではサポートされていません。
11.1.3. 期日の例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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次の使用法はすべて有効です。
11.2. カレンダーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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org/jbpm/calendar/jbpm.business.calendar.properties
ファイルで営業時間を定義します。(この設定ファイルをカスタマイズするには、変更したコピーをクラスパスのルートに配置します。)
以下は、
jbpm.business.calendar.properties
にあるデフォルトの営業時間の仕様です。
11.3. 例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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次の例は、カレンダーのさまざまな使用方法を示しています。
この章では、ビジネスカレンダーの仕組みを説明しました。