5.2.2.2. 設計フェーズ
図5.3 Red Hat Migration Methodology: Design Phase

設計 フェーズでは、すべてのリスクを特定し、ストラテジーとターゲットアーキテクチャを定義し、テクノロジーを証明し、ビジネスケースを構築します。このフェーズは、以下の手順で構成されます。
- 評価
既存のインフラストラクチャー、アーキテクチャー、テクノロジー、およびアプリケーションを確認します。依存関係、知識、プロセス、ライフサイクルを特定します。必要なインフラストラクチャー、アーキテクチャー、テクノロジー、およびアプリケーションを定義します。可用性と潜在的なリスクを決定します。計画を作成し、大まかな見積もりを提供します。
Migration Toolkit for Applications Web コンソールまたは CLI を使用してアプリケーションを分析すると、依存関係、潜在的なリスク、および相対作業の判断に役立ちます。これらのツールの使用方法は、『Web コンソールガイド』および『CLI ガイド』を参照してください。
- 証明
- 特定された技術的リスク、たとえば、高リスクの項目や未知の努力による問題を解決して文書化します。新しいプラットフォームインフラストラクチャを構築して形成します。結果に基づいて見積もりを改良します。
- パイロット
変換を試行するための小規模のアプリケーションを選択します。必要に応じて、ターゲットプラットフォームのインフラストラクチャーを完成させます。プロセスが微調整され、ドキュメントを更新します。この関係は、移行実行の反復( デプロイ)フェーズ でスケーリングされます。
アプリケーション Eclipse プラグインの Migration Toolkit を使用して、コードの移行を加速します。Eclipse プラグインの使用方法の詳細は、『 Eclipse Plugin Guide』 を参照してください。
- 計画
- 前の手順の結果に基づいて、見積もりをより正確にし、プロジェクト計画を改善します。移行を完了するためにデプロイフェーズで使用 するロールアウトストラテジー を定義します。関連する テクノロジー支援コース を準備してスケジュールします。