付録A 参考資料


A.1. MTA コマンドライン引数

以下は、利用可能な MTA コマンドライン引数の詳細な説明です。

注記

スクリプトから実行した場合など、プロンプトを表示せずに MTA コマンドを実行するには、以下の引数を使用する必要があります。

  • --overwrite
  • --input
  • --target

例A.1 MTA CLI 引数

コマンド説明

--analyze-known-libraries

 

既知のオープンソースライブラリーを分析するフラグ。

--bulk

 

複数の分析コマンドを一括で実行するためのフラグ。これにより、静的なレポートが結合されます。

--context-lines

Integer

各インシデントの出力に追加するソースコードの行数を定義するフラグ (デフォルト: 100)。

-d--dependency-folders

String Array

依存関係のディレクトリーのフラグ。

--enable-default-rulesets

Boolean

分析でデフォルトのルールセットを実行するためのフラグ (デフォルト: true)。

-h--help

 

分析のヘルプを出力するフラグ

--http-proxy

String

Hyper Text Transfer Protocol (HTTP) プロキシー文字列 URL のフラグ

--https-proxy

String

Hypertext Transfer Protocol Secure (HTTPS) プロキシー文字列 URL のフラグ

--incident-selector

String

カスタム変数に基づきインシデントを選択するためのフラグ (例: !package=io.konveyor.demo.config-utils)

-i--input

String

アプリケーションのソースコードまたはバイナリーへのパスのフラグ。詳細は、入力の指定 を参照してください。

--jaeger-endpoint

String

トレースを収集するための jaeger エンドポイントのフラグ。

--json-output

 

分析と依存関係の出力を JSON として作成するためのフラグ。

-l--label-selector

String

指定されたラベルセレクター式に基づきルールを実行するためのフラグ。

--list-providers

 

サポートされている使用可能なプロバイダーをリスト表示するフラグ。

--list-sources

 

使用可能な移行ソースのルールをリスト表示するフラグ。

--list-targets

 

使用可能な移行ターゲットのルールをリスト表示するフラグ。

--maven-settings

string

使用するカスタム Maven 設定ファイルへのパスのフラグ

-m--mode

String

分析モードのフラグ。full (sourcedependencies の場合) または source-only のいずれか (デフォルトは full) である必要があります。

--no-proxy

String

プロキシーを通過させない URL のフラグ (プロキシーにのみ関連)

-o--output

String

分析出力のディレクトリーへのパスのフラグ。詳細は、出力ディレクトリーの指定 を参照してください。

--override-provider-settings

String

プロバイダー設定をオーバーライドするためのフラグ。分析 Pod はホストネットワーク上で実行され、プロバイダーは起動されません。

--overwrite

 

出力ディレクトリーを上書きするためのフラグ。この引数を指定せず、-output ディレクトリーが存在する場合は、内容を上書きするかどうかを選択するように求められます。

--provider

String Array

実行するプロバイダーを指定するためのフラグ。

--rules

String Array

ルールファイルを格納するファイル名またはディレクトリーを指定するためのフラグ。追加のルールがある場合は複数回使用します (例: --rules --rules …)。

--run-local

 

コンテナーを使用せずにローカルシステムで直接分析を実行するためのローカルフラグ (Java および Maven 用)

--skip-static-report

 

静的レポートを生成しないためのフラグ。

-s--source

String Array

分析で考慮するソーステクノロジーのフラグ。追加のソースがある場合は複数回使用します (例: --source --source …)。詳細は、ソーステクノロジーの設定 を参照してください。

-t--target

String Array

分析で考慮するターゲットテクノロジーのフラグ。追加のターゲットがある場合は複数回使用します (例: --target --target …)。詳細は、ターゲットテクノロジーの設定 を参照してください。

A.1.1. 入力の指定

分析する 1 つ以上のアプリケーションを含むファイルまたはディレクトリーへのパスのスペースで区切られたリスト。この引数は必須です。

使用方法

--input <INPUT_ARCHIVE_OR_DIRECTORY> [...]

--input 引数に指定された入力ファイルタイプがファイルであるかディクショナリーであるかに応じて、指定された追加の引数に応じて次のように評価されます。

ディレクトリー
  • --sourceMode: ディレクトリーは単一のアプリケーションとして評価されます。
ファイル
  • --sourceMode: ファイルは圧縮されたプロジェクトとして評価されます。

A.1.2. 出力ディレクトリーの指定

MTA が生成したレポート情報を出力するディレクトリーへのパスを指定します。

使用方法

--output <OUTPUT_REPORT_DIRECTORY>

  • 省略すると、レポートは <INPUT_ARCHIVE_OR_DIRECTORY>.report ディレクトリーに生成されます。
  • 出力ディレクトリーが存在する場合は次の質問が表示され、デフォルトの回答は N になります。

    Overwrite all contents of "/home/username/<OUTPUT_REPORT_DIRECTORY>" (anything already in the directory will be deleted)? [y,N]

ただし、--overwrite 引数を指定すると、MTA はディレクトリーの削除と再作成を続行します。詳細は、この引数の説明を参照してください。

A.1.3. ソーステクノロジーの設定

移行元の 1 つ以上のソーステクノロジー、サーバー、プラットフォーム、またはフレームワークのスペース区切りのリスト。この引数を --target 引数と組み合わせて使用することで、使用するルールセットを決定できます。--listSourceTechnologies 引数を使用して、利用可能なソースをリスト表示します。

使用方法

--source <SOURCE_1> <SOURCE_2>

--source 引数は、Maven バージョン範囲の構文 に続くバージョンサポートを提供するようになりました。これは、指定されたバージョンに一致するルールセットのみを実行するように MTA に指示します (例: --source eap:5)。

警告

JBoss EAP に移行する場合は、バージョン (例: eap:6) を指定してください。eap のみを指定すると、移行パスに関連しないものを含め、すべてのバージョンの JBoss EAP にルールセットが実行されます。

適切な JBoss EAP バージョンは、Migration Toolkit for Applications の概要サポートされる移行パス を参照してください。

A.1.4. ターゲットテクノロジーの設定

移行先の 1 つ以上のターゲットテクノロジー、サーバー、プラットフォーム、またはフレームワークのスペース区切りのリスト。この引数を --source 引数と組み合わせて使用することで、使用するルールセットを決定できます。このオプションを指定しないと、ターゲットを選択するように求められます。--listTargetTechnologies 引数を使用して、利用可能なターゲットをリスト表示します。

使用方法

--target <TARGET_1> <TARGET_2>

--target 引数は、Maven バージョン範囲の構文 に続くバージョンサポートを提供するようになりました。これは、指定されたバージョンに一致するルールセットのみを実行するように MTA に指示します (例: --target eap:7)。

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