第2章 スタートガイド
2.1. Maven プラグインの実行
Maven プラグインは、アプリケーションの pom.xml
ファイル内にプラグインへの参照を含めることによって実行します。アプリケーションがビルドされると、Maven プラグインが実行され、分析用のレポートが生成されます。
前提条件
Java Development Kit (JDK) がインストールされている。
MTR は次の JDK をサポートします。
- OpenJDK 11
- Oracle JDK 11
- 8 GB RAM。
-
macOS のインストール:
maxproc
の値が2048
以上である。 -
Maven
settings.xml
ファイルが Maven に JBoss EAP Maven リポジトリーを使用するように 設定されている。 OpenJDK 17 または Oracle JDK17 で Maven プラグインを実行するには、まず次のコマンドを実行してコマンドラインで MAVEN_OPTS を設定している。
export MAVEN_OPTS="--add-modules=java.se --add-opens java.base/java.lang=ALL-UNNAMED --add-opens java.base/java.util=ALL-UNNAMED --add-opens java.base/java.util.stream=ALL-UNNAMED"
手順
<plugin>
をアプリケーションのpom.xml
ファイルに追加します。[...] <plugin> <groupId>org.jboss.windup.plugin</groupId> <artifactId>mtr-maven-plugin</artifactId> <version>1.2.7.GA-redhat-00001</version> <executions> <execution> <id>run-windup</id> <phase>package</phase> <goals> <goal>windup</goal> </goals> </execution> </executions> <configuration> <target>eap:7</target> 1 </configuration> </plugin> [...]
- 1
- 移行先を指定します。設定内で少なくとも 1 つの移行ターゲットを指定する必要があります。
--add-modules=java.se
をMAVEN_OPTS
環境変数に追加します。export MAVEN_OPTS=--add-modules=java.se
プロジェクトをビルドします。
$ mvn clean install
生成されたレポートにアクセスできます。