3.2. 既知の問題
本セクションでは、既知の問題および軽減策を説明します。
移行した VM に QEMU ゲストエージェントがインストールされない
移行した VM に QEMU ゲストエージェントがインストールされませんでした。回避策: 移行後のフックで QEMU ゲストエージェントをインストールします。(BZ#2018062)
ネットワークマップが Destination network not found エラーを表示する
ネットワークマップが NotReady
状態のままで、NetworkMap
マニフェストが Destination network not found
エラーを表示する場合、その原因は欠落しているネットワーク接続定義になります。ネットワークマップを作成する前に、追加の宛先ネットワークごとに ネットワーク接続定義 を作成する必要があります。(BZ#1971259)
ウォームマイグレーションが、3 つ目の事前コピー時に停止する
ウォームマイグレーションでは、変更したブロック追跡スナップショットを使用して、事前コピー段階中にデータをコピーします。スナップショットは、デフォルトでは 1 時間間隔で作成されます。スナップショットが作成されると、そのコンテンツは宛先クラスターにコピーされます。ただし、3 つ目のスナップショットが作成されると、最初のスナップショットが削除され、ブロック追跡が失われます。(BZ#1969894)
この問題を軽減するには、以下のいずれかを実行できます。
- カットオーバー段階は、事前コピーの段階が開始してから 1 時間以内に開始し、内部のスナップショットが 1 つだけ作成されるようにします。
vm-import-controller-config
設定マップのスナップショットの間隔を720
分に増やします。$ oc patch configmap/vm-import-controller-config \ -n openshift-cnv -p '{"data": \ {"warmImport.intervalMinutes": "720"}}'