第4章 Migration Toolkit for Virtualization 2.0
仮想マシン (VM) を、VMware vSphere with the Migration Toolkit for Virtualization (MTV) から移行できます。
本リリースノートには、新機能および拡張機能、既知の問題、および技術的な変更点を説明します。
4.1. 新機能および機能拡張
本リリースでは、以下の機能および改善点が追加されました。
ウォーム移行
ウォーム移行では、仮想マシンの実行中に、事前コピー段階に仮想マシンデータの大半をコピーして、ダウンタイムを削減します。移行期間の段階で、仮想マシンは停止し、残りのデータがコピーされます。
移行の取り消し
移行中は、移行プラン全体または個々の仮想マシンをキャンセルできます。残りの仮想マシンを移行するために、キャンセルした移行プランを再起動できます。
移行ネットワーク
パフォーマンスを向上させるために、ソースおよびターゲットプロバイダーの移行ネットワークを選択できます。デフォルトでは、データは VMware 管理ネットワークおよび OpenShift Container Platform Pod ネットワークを使用してコピーされます。
検証サービス
検証サービスは、移行に影響を与える可能性のある問題についてソースを確認し、移行計画で懸念事項がある仮想マシンにフラグを付けます。
検証サービスはテクノロジープレビュー機能としてのみご利用いただけます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。