1.2. 新機能および機能拡張
Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.8 では、次の機能と拡張機能が導入されています。
MTV 2.8.0 では、VMware 仮想マシン (VM) の移行計画で次の属性にカスタム名を指定できます。
- ターゲット仮想マシンで PVC 名を生成するために使用される永続ボリューム要求 (PVC) 名テンプレート。
- ターゲット仮想マシンのボリュームインターフェイス名を生成するために使用されるボリューム名テンプレート。
- ターゲット仮想マシンのネットワークインターフェイス名を生成するために使用されるネットワーク名テンプレート。
- MTV 2.8.0 では、(RFC-1123) で説明されているように、仮想マシン名にピリオドを含めることができます。これにより、移行後の仮想マシン名に完全修飾ドメイン名を使用できるようになります。
- VMware および OVA のみ: MTV 2.8.1 では、CLI を使用して実行する移行のターゲット仮想マシンの名前を指定できます。入力する名前は一意であり、有効な Kubernetes サブドメインである必要があります。そうでない場合、移行が自動的に失敗します。
- CLI のみを使用した移行: MTV 2.8.1 では、移行計画を作成するときにネットワークのマッピングを回避できます。
- VMware のみ: デフォルトでは、すべての PVC の名前が一意になるように、MTV によってランダムに生成された 1 つ以上の英数字が PVC の名前に追加されます。MTV 2.8.2 では、MTV にそのような接尾辞を追加しないように指示できます。ただし、このオプションを選択した場合、生成された PVC 名が一意でなくなり、移行が失敗する可能性があります。