6.12. IBM Z または IBM& LinuxONE 環境での静的 IP を使用した NBDE の設定
IBM Z® または IBM® LinuxONE 環境で NBDE ディスク暗号化を有効にするには、追加の手順が必要です。このセクションで詳しく説明します。
前提条件
- 外部 Tang サーバーをセットアップした。手順は、Network-Bound Disk Encryption を参照してください。
-
butane
ユーティリティーをインストールした。 - Butane でマシン設定を作成する手順を確認した。
手順
コントロールプレーンとコンピュートノードの Butane 設定ファイルを作成します。
次のコントロールプレーンノードの Butane 設定の例では、ディスク暗号化用に
master-storage.bu
という名前のファイルを作成します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 暗号オプションは、FIPS モードが有効な場合にのみ必要です。FIPS が無効になっている場合は、エントリーを省略します。
- 2
- DASD タイプのディスクにインストールする場合は、
device:/dev/disk/by-label/root
に置き換えます。 - 3
- FIPS モードを有効または無効にするかどうか。デフォルトでは、FIPS モードは有効にされません。FIPS モードが有効にされている場合、OpenShift Container Platform が実行される Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンがデフォルトの Kubernetes 暗号スイートをバイパスし、代わりに RHCOS で提供される暗号モジュールを使用します。
次のコマンドを実行して、マシンを起動するためのカスタマイズされた initramfs ファイルを作成します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記最初のブートの前に、クラスター内の各ノードの initramfs をカスタマイズし、PXE カーネルパラメーターを追加する必要があります。
ignition.platform.id=metal
およびignition.firstboot
を含むパラメーターファイルを作成します。コントロールプレーンマシンのカーネルパラメーターファイルの例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- ブロックデバイスタイプを指定します。DASD タイプのディスクにインストールする場合は、
/dev/dasda
を指定します。FCP タイプのディスクにインストールする場合は、/dev/sda
を指定します。 - 2
- Ignition 設定ファイルの場所を指定します。
master.ign
またはworker.ign
を使用します。HTTP プロトコルおよび HTTPS プロトコルのみがサポートされます。 - 3
- 起動する
kernel
とinitramfs
のrootfs
アーティファクトの場所を指定します。HTTP プロトコルおよび HTTPS プロトコルのみがサポートされます。 - 4
- DASD タイプのディスクにインストールする場合は、
rd.dasd=0.0.xxxx
に置き換えて DASD デバイスを指定します。
注記パラメーターファイルのすべてのオプションを 1 行で記述し、改行文字がないことを確認します。