第2章 リリースノート


2.1. Red Hat OpenShift support for Windows Containers リリースノート

この WMCO リリースノートは、Windows コンピュートノードを OpenShift Container Platform クラスターで実行するためのバグ修正を提供します。

2.1.1. Red Hat Windows Machine Config Operator 10-19.0 のリリースノート

WMCO 10-19.0 のコンポーネントは、RHSA-2025:14048 でリリースされています。

2.1.1.1. 新機能および改善点

2.1.1.1.1. WMCO kubelet 設定の変更

このリリースでは、WMCO は KubeletConfig カスタムリソース (CR) に次の値を設定するようになりました。

  • 新しい Windows ノードの system-reserved パラメーターは、Kubernetes ドキュメント で推奨されているとおり、システムプロセス用にデフォルトで 2GiB のメモリーに設定されるようになりました。(WINC-1373)
  • 新しい Windows ノード上の enforceNodeAllocatable は、デフォルトで none に設定されるようになりました。以前は、既知の問題を回避するために、値は [] に設定されていました。どちらの設定でも、ノードに割り当て可能なリソース制限の適用が無効になります。(WINC-926)
  • evictionHard パラメーター imagefs.availablenodefs.available は、Kubernetes ドキュメント で推奨されているとおり、デフォルトでそれぞれ 15%10% に設定されるようになりました。(WINC-1374)

KubeletConfig オブジェクトは、クラスター内の各ノードで実行され、Pod 内のコンテナーが実行されていることを確認する kubelet サービスを設定します。

2.1.1.1.2. WMCO kubelet 設定の変更

非接続クラスターの場合、使用している Windows AMI に EC2LaunchV2 エージェントバージョン 2.0.2107 以降がインストールされている必要があります。以前は、EC2LaunchV2 エージェントの最小必要バージョンは 2.0.1643 でした。詳細は、AWS ドキュメントの Install the latest version of EC2Launch v2 を参照してください。

2.1.1.2. バグ修正

  • 以前は、ImageTagMirrorSet CR で optional_namespaces パラメーターを使用すると、Windows ノードが指定されたイメージをプルできず、イメージが見つからないというエラーが発生する可能性がありました。この修正により、optional_namespace パラメーターは期待どおりに動作するようになりました。(OCPBUGS-47696)
  • 以前は、ネットワークの不安定性のため、Windows Server 2019 ノードでは SSH サーバーが実行されていませんでした。その結果、そのノードに SSH 接続できませんでした。この修正により、WMCO は SSH サーバーノードの作成をインストールします。その結果、期待どおりに Windows ノードに SSH 接続できるようになります。(OCPBUGS-56131)
  • 以前は、Endpoint_IP 変数が解決されなかったため、Windows Instance Config Daemon (WICD) が Endpoint_IP エラーを繰り返し報告していました。この修正により、続行する前に Endpoint_IP が確実に作成されるように再試行が追加されます。その結果、エラーメッセージは報告されなくなります。(OCPBUGS-1721)

2.1.1.3. 既知の問題

  • 一部の Windows 2019 Bring-Your-Own-Host (BYOH) Window インスタンスは、4.19 にアップグレードした後に non-ready 状態となる可能性があります。Red Hat では、テスト環境以外で問題を再現することができず、アップグレード時には注意するようアドバイスしています。このような状況が発生した場合は、non-ready インスタンスを再起動してください。(OCPBUGS-47696)
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat